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麗奈の兄!
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「おなかすいたー!」
美桜が叫びながら部屋に入って来る。
「パパさん達は?」
「もうすぐ来るよ。」
「どうだった?」
「身体強化は発動出来てたねー。」
「へぇ~、ご飯もう出来てるよ。」
「何つくったの?」
「ブラックホーンブルの牛丼、魔物肉食べてみたいかなって思ってさ。」
「良いねー。」
千春と美桜が話をしているとパパさん達が帰って来る。
「疲れたぁ・・・。」
「お腹空きましたね。」
「魔力を使うと腹が減るってのはどういう原理なんだ?」
パパさん達はそれぞれ呟きながら部屋に入る。
「お疲れ様でーす。」
声を掛けると千春は厨房に行きサリナ達へ指示をする、モリアンがご飯を、サリナは肉を盛り付けラルカとマクリが運ぶ。
「おぉ~美味しそうだ。」
「お代わりも有りますから沢山食べてください、この肉はブラックホーンブルって言う魔物肉です。」
「魔物!?」
「はい、めっちゃ美味しいですよ~♪」
パパさん達は手を合わせいただきますと言うとすぐに食べ始める。
「美味い!」
「コレは美味い!」
「美味しいですね。」
「でしょー、この肉ですき焼き作ってもらったら最高なんだよ。」
ニコニコと返す麗奈、するとノックが鳴りサフィーナが扉を開ける。
「あら、食事中だったの?」
「母さんこれ美味いぞ!」
「でしょうね、千春ちゃんが作ったんでしょ?」
「あぁ、この肉魔物だってよ。」
「こっちは畜産してる所も有るけどほとんどが魔物肉よ。」
「へぇ、そうなんだ。」
そう言うと勇はまた丼を食べ始める。
「私達は一度帰るけどあなたどうする?」
「ん、まだ色々試したいが今日はもう魔法禁止と言われたからな。」
「私達もです。」
パパさん3人は牛丼を食べながら答える。
「あら・・・あらあら。」
麗子はスマホを見ながら呟く。
「どうしたの?ママ。」
「お兄ちゃん帰って来てるわ、何処居るの?って。」
「げ、帰って来たの?」
「そうみたいね、どうしようかしら。」
「レナ、お兄ちゃん居たんだ。」
「うん、1人暮らししてるんだけど・・・なんでこのタイミングで帰って来るかな。」
「そう言えば今日帰って来るって言ってたよ。」
麗奈と麗子に和也が言う。
「どうするの?お兄ちゃんにも教える?」
「んー、お父さんもコッチに来るなら言っておいた方がいいのかなぁ。」
「千春ちゃん、兄ちゃんも連れて来て良いかい?」
和也は千春に問いかける。
「アイトネ、大丈夫?」
『大丈夫よ~♪』
「だそうです。」
「今から呼ぶか?」
「迷惑じゃ無ければ呼びましょうか。」
麗子は千春の了承を得ると藤井家の住所を教える、直ぐに返事が有り今から来ると連絡が入った。
「お兄ちゃんっていくつなの?」
「21だよ。」
「学生?」
「んにゃ、仕事してるー。」
「へぇ~、そう言えば兄弟誰か居る?」
後ろに居る青空達に声を掛ける千春。
「私ひとりっ子。」
「うちもー。」
「・・・おねえちゃんいる。」
日葵が申し訳なさそうに言う。
「ヒマリのおねえちゃんかー、家に居るの?」
「んにゃー、一人暮らしだから家に居ないね。」
「んー、そのうちヒマリのお父さんも呼ぶだろうし考えないとダメだね。」
「ほっといて良いじゃん。」
「イヤイヤぁダメっしょー。」
暫く話をしていると、到着したと連絡が入る。
「迎えにいってくるよ。」
「私も行く。」
麗奈と千春は2人で門を通り玄関を開けると、困った顔で立っている青年が居た。
「お兄ちゃんいらっしゃい。」
「お、レナ、父さんと母さんは?」
「いるよー。」
「何してるんだ?」
「・・・お茶してる。」
「はぁ、俺帰って来るって言ってたよな?」
「お父さんが言い忘れてたみたい。」
「お兄さん立ち話もアレなんで中にどうぞ。」
「いや、顔見せに来ただけなんだが・・・。」
「まぁまぁお兄ちゃんついて来て。」
「おい!ちょ・・・。」
麗奈は兄の手を引っ張ると玄関に入れる。
「・・・いねぇじゃん。」
「こっちだよ、あとコレ付けて、あ、靴持ってきてね。」
麗奈は翻訳魔道具を手首に付け兄に言う。
「へ?中庭とかでも有るのか?」
「いいから。」
千春は苦笑いしながらクローゼットの前に行くとれなの手を握る。
「いくよー。」
「ほーい。」
「おい!!!!なんだこれは!!!!」
クローゼットの奥に広がる空間、その部屋を見て驚く兄は足を止める。
「ちょ!引っ張らないで!こっち来てってば!」
グイグイとひっぱり兄をクローゼットに引っ張り入れる。
「・・・なんだこれ?」
「異世界だよー。」
「・・・お前頭おかしくなったか?」
「うっさい、来たらわかるって。」
麗奈は後ろに周り背中を押す、千春は笑いながら扉を開き応接間に入る。
「いらっしゃいませ。」
サフィーナは微笑み挨拶をする。
「お、来たな。」
「お兄ちゃんおかえりー。」
「父さん!母さん!なにこれ!?」
「まぁ説明無しで来たらそうなるよなぁ。」
「説明有ってもこうなりましたからね。」
オロオロしている兄を見ながらパパさんズは呟く。
「お兄様こちらへ。」
パパさんズはテーブルに移動し、ソファーに矢代家の面々が座る。
「何ここ。」
「異世界だってば。」
「・・・そんなわけないだろ、アニメの見過ぎだお前。」
「それじゃ何だと思うわけ?」
「・・・分からないから聞いてんだが。」
兄はそう言うと麗子と和也を見る、2人は溜息を吐くと説明を始めた。
---------------
「・・・夢見てんのかなぁ。」
「現実逃避始めたよ。」
「信じれると思うか?」
「思わないよね、ホッペタつねってあげようか?」
麗奈はそう言うと兄のほっぺを摘まむ。
「やめろって。」
「で、今言った通り私とお母さんはこっちで週末楽しんでま~す。」
「それでお前は騎士団の男と婚約してると。」
「そ。」
「バカじゃね?信じれるかそんなもの。」
「別に良いよ信じなくてもね。」
「父さんもコッチに居るわけ?」
「いや、今日初めて来た。」
「マジかよ。」
「お前もこっちに来るか?」
「は?来るわけねぇだろ、俺は日本でしか生きていけないからな、テレビも何にも無いんだろ?」
「スマホ使えるよ?」
「スマホだけ使えても遊べねぇだろ、それに仕事もあるし友達とも遊べねぇじゃん。」
兄は溜息を吐く。
「お茶どうぞ。」
ラルカが兄にお茶を出すと、兄は動きが止まる。
「・・・う・・・ウサ耳だと?」
「あ、兎の獣人ラルカちゃんだよ。」
「・・・かわいい。」
「へ?」
「えっと、ラルカさん!?」
「はいぃ!?」
「自分!和己(かずみ)と言います!!」
「あ、ラルカですぅ。」
ラルカはニコッと微笑み返し後ろに下がる。
「レナ・・・あの子彼氏いたりするのか?(ボソッ)」
「・・・は?知らない。」
「ココに住んでるの?(ボソッ)」
「そだよ、チハルの侍女だもん。」
「くっ・・・。」
「チハルー!ラルカちゃんって彼氏いんのー?」
「おい!レナ!!!!」
「いないと思うよ?ラルカ彼氏いる?」
「いませーん。」
「居ないんだって、良かったねお兄ちゃん。」
「・・・てめぇ。」
兄の和己は顔を手で覆う。
「お兄ちゃん日本を選ぶ?ラルカちゃん選ぶ?」
「・・・てめぇ・・・あ。」
「なに?」
「ラルカちゃん日本に行けないのか?」
「行けるよ?」
「ソレだ!」
閃いた!と言わんばかりに嬉しそうに和己は言う。
「お兄ちゃん、ラルカちゃんにも選ぶ権利あるからね?」
「わかってるよ・・・(ボソッ)」
兄妹2人でボソボソと話す、千春はラルカを呼ぶ。
「ラルカ、レナ兄どう?」
「かっこいいですねぇ。」
「お、脈あり?」
「お付き合いですかぁ?」
「そ、どう?」
「でもチハル様の侍女ですからぁ、お付き合いはぁ出来ないですね。」
「私が許可したら?」
「・・・良いのですか?」
「良いよ?アイトネ、お兄ちゃん良い人?」
『真面目な子ねぇ、ラルカを泣かせる様な事はしないと思うわよ?』
「女神様のお墨付きなら私は許可するよー?」
「でも今会ったばかりなのでぇ。」
ラルカもウサ耳をピコピコしながらまんざらでもないようだ。
「レナのお兄ちゃん!お友達からどうですかー?」
「え!?あ!はい!」
千春が言うと和己は立ち上がり返事をする。
「それじゃ私達は一度帰るから、お兄ちゃんはデートでもしてきたら?」
「へ?」
麗子と和也が立ち上がる。
「さて、俺達も一度帰るか、千春ちゃん、また来ても良いか?」
「もちろんです、でもお出かけする事もあるので連絡お願いしますね。」
「もちろん連絡させてもらうよ・・・ってココ携帯繋がるんだな。」
「あははは。」
ママさんパパさんズは皆立ち上がる、千春は皆を日本に送り届け異世界に戻る。
「はい!お疲れ!」
「千春もお疲れ、ご飯ありがとうね。」
頼子が千春を労うと、皆もお礼を言う。
「それじゃラルカ、今日の仕事終わっていいからお兄さんと街にデート行っといで。」
「ほぇ!?」
「え!?」
2人は驚いて千春を見る。
「ほら、さっさと行っといでー。」
JK達は2人を追い出しのんびりとお昼を過ごした。
美桜が叫びながら部屋に入って来る。
「パパさん達は?」
「もうすぐ来るよ。」
「どうだった?」
「身体強化は発動出来てたねー。」
「へぇ~、ご飯もう出来てるよ。」
「何つくったの?」
「ブラックホーンブルの牛丼、魔物肉食べてみたいかなって思ってさ。」
「良いねー。」
千春と美桜が話をしているとパパさん達が帰って来る。
「疲れたぁ・・・。」
「お腹空きましたね。」
「魔力を使うと腹が減るってのはどういう原理なんだ?」
パパさん達はそれぞれ呟きながら部屋に入る。
「お疲れ様でーす。」
声を掛けると千春は厨房に行きサリナ達へ指示をする、モリアンがご飯を、サリナは肉を盛り付けラルカとマクリが運ぶ。
「おぉ~美味しそうだ。」
「お代わりも有りますから沢山食べてください、この肉はブラックホーンブルって言う魔物肉です。」
「魔物!?」
「はい、めっちゃ美味しいですよ~♪」
パパさん達は手を合わせいただきますと言うとすぐに食べ始める。
「美味い!」
「コレは美味い!」
「美味しいですね。」
「でしょー、この肉ですき焼き作ってもらったら最高なんだよ。」
ニコニコと返す麗奈、するとノックが鳴りサフィーナが扉を開ける。
「あら、食事中だったの?」
「母さんこれ美味いぞ!」
「でしょうね、千春ちゃんが作ったんでしょ?」
「あぁ、この肉魔物だってよ。」
「こっちは畜産してる所も有るけどほとんどが魔物肉よ。」
「へぇ、そうなんだ。」
そう言うと勇はまた丼を食べ始める。
「私達は一度帰るけどあなたどうする?」
「ん、まだ色々試したいが今日はもう魔法禁止と言われたからな。」
「私達もです。」
パパさん3人は牛丼を食べながら答える。
「あら・・・あらあら。」
麗子はスマホを見ながら呟く。
「どうしたの?ママ。」
「お兄ちゃん帰って来てるわ、何処居るの?って。」
「げ、帰って来たの?」
「そうみたいね、どうしようかしら。」
「レナ、お兄ちゃん居たんだ。」
「うん、1人暮らししてるんだけど・・・なんでこのタイミングで帰って来るかな。」
「そう言えば今日帰って来るって言ってたよ。」
麗奈と麗子に和也が言う。
「どうするの?お兄ちゃんにも教える?」
「んー、お父さんもコッチに来るなら言っておいた方がいいのかなぁ。」
「千春ちゃん、兄ちゃんも連れて来て良いかい?」
和也は千春に問いかける。
「アイトネ、大丈夫?」
『大丈夫よ~♪』
「だそうです。」
「今から呼ぶか?」
「迷惑じゃ無ければ呼びましょうか。」
麗子は千春の了承を得ると藤井家の住所を教える、直ぐに返事が有り今から来ると連絡が入った。
「お兄ちゃんっていくつなの?」
「21だよ。」
「学生?」
「んにゃ、仕事してるー。」
「へぇ~、そう言えば兄弟誰か居る?」
後ろに居る青空達に声を掛ける千春。
「私ひとりっ子。」
「うちもー。」
「・・・おねえちゃんいる。」
日葵が申し訳なさそうに言う。
「ヒマリのおねえちゃんかー、家に居るの?」
「んにゃー、一人暮らしだから家に居ないね。」
「んー、そのうちヒマリのお父さんも呼ぶだろうし考えないとダメだね。」
「ほっといて良いじゃん。」
「イヤイヤぁダメっしょー。」
暫く話をしていると、到着したと連絡が入る。
「迎えにいってくるよ。」
「私も行く。」
麗奈と千春は2人で門を通り玄関を開けると、困った顔で立っている青年が居た。
「お兄ちゃんいらっしゃい。」
「お、レナ、父さんと母さんは?」
「いるよー。」
「何してるんだ?」
「・・・お茶してる。」
「はぁ、俺帰って来るって言ってたよな?」
「お父さんが言い忘れてたみたい。」
「お兄さん立ち話もアレなんで中にどうぞ。」
「いや、顔見せに来ただけなんだが・・・。」
「まぁまぁお兄ちゃんついて来て。」
「おい!ちょ・・・。」
麗奈は兄の手を引っ張ると玄関に入れる。
「・・・いねぇじゃん。」
「こっちだよ、あとコレ付けて、あ、靴持ってきてね。」
麗奈は翻訳魔道具を手首に付け兄に言う。
「へ?中庭とかでも有るのか?」
「いいから。」
千春は苦笑いしながらクローゼットの前に行くとれなの手を握る。
「いくよー。」
「ほーい。」
「おい!!!!なんだこれは!!!!」
クローゼットの奥に広がる空間、その部屋を見て驚く兄は足を止める。
「ちょ!引っ張らないで!こっち来てってば!」
グイグイとひっぱり兄をクローゼットに引っ張り入れる。
「・・・なんだこれ?」
「異世界だよー。」
「・・・お前頭おかしくなったか?」
「うっさい、来たらわかるって。」
麗奈は後ろに周り背中を押す、千春は笑いながら扉を開き応接間に入る。
「いらっしゃいませ。」
サフィーナは微笑み挨拶をする。
「お、来たな。」
「お兄ちゃんおかえりー。」
「父さん!母さん!なにこれ!?」
「まぁ説明無しで来たらそうなるよなぁ。」
「説明有ってもこうなりましたからね。」
オロオロしている兄を見ながらパパさんズは呟く。
「お兄様こちらへ。」
パパさんズはテーブルに移動し、ソファーに矢代家の面々が座る。
「何ここ。」
「異世界だってば。」
「・・・そんなわけないだろ、アニメの見過ぎだお前。」
「それじゃ何だと思うわけ?」
「・・・分からないから聞いてんだが。」
兄はそう言うと麗子と和也を見る、2人は溜息を吐くと説明を始めた。
---------------
「・・・夢見てんのかなぁ。」
「現実逃避始めたよ。」
「信じれると思うか?」
「思わないよね、ホッペタつねってあげようか?」
麗奈はそう言うと兄のほっぺを摘まむ。
「やめろって。」
「で、今言った通り私とお母さんはこっちで週末楽しんでま~す。」
「それでお前は騎士団の男と婚約してると。」
「そ。」
「バカじゃね?信じれるかそんなもの。」
「別に良いよ信じなくてもね。」
「父さんもコッチに居るわけ?」
「いや、今日初めて来た。」
「マジかよ。」
「お前もこっちに来るか?」
「は?来るわけねぇだろ、俺は日本でしか生きていけないからな、テレビも何にも無いんだろ?」
「スマホ使えるよ?」
「スマホだけ使えても遊べねぇだろ、それに仕事もあるし友達とも遊べねぇじゃん。」
兄は溜息を吐く。
「お茶どうぞ。」
ラルカが兄にお茶を出すと、兄は動きが止まる。
「・・・う・・・ウサ耳だと?」
「あ、兎の獣人ラルカちゃんだよ。」
「・・・かわいい。」
「へ?」
「えっと、ラルカさん!?」
「はいぃ!?」
「自分!和己(かずみ)と言います!!」
「あ、ラルカですぅ。」
ラルカはニコッと微笑み返し後ろに下がる。
「レナ・・・あの子彼氏いたりするのか?(ボソッ)」
「・・・は?知らない。」
「ココに住んでるの?(ボソッ)」
「そだよ、チハルの侍女だもん。」
「くっ・・・。」
「チハルー!ラルカちゃんって彼氏いんのー?」
「おい!レナ!!!!」
「いないと思うよ?ラルカ彼氏いる?」
「いませーん。」
「居ないんだって、良かったねお兄ちゃん。」
「・・・てめぇ。」
兄の和己は顔を手で覆う。
「お兄ちゃん日本を選ぶ?ラルカちゃん選ぶ?」
「・・・てめぇ・・・あ。」
「なに?」
「ラルカちゃん日本に行けないのか?」
「行けるよ?」
「ソレだ!」
閃いた!と言わんばかりに嬉しそうに和己は言う。
「お兄ちゃん、ラルカちゃんにも選ぶ権利あるからね?」
「わかってるよ・・・(ボソッ)」
兄妹2人でボソボソと話す、千春はラルカを呼ぶ。
「ラルカ、レナ兄どう?」
「かっこいいですねぇ。」
「お、脈あり?」
「お付き合いですかぁ?」
「そ、どう?」
「でもチハル様の侍女ですからぁ、お付き合いはぁ出来ないですね。」
「私が許可したら?」
「・・・良いのですか?」
「良いよ?アイトネ、お兄ちゃん良い人?」
『真面目な子ねぇ、ラルカを泣かせる様な事はしないと思うわよ?』
「女神様のお墨付きなら私は許可するよー?」
「でも今会ったばかりなのでぇ。」
ラルカもウサ耳をピコピコしながらまんざらでもないようだ。
「レナのお兄ちゃん!お友達からどうですかー?」
「え!?あ!はい!」
千春が言うと和己は立ち上がり返事をする。
「それじゃ私達は一度帰るから、お兄ちゃんはデートでもしてきたら?」
「へ?」
麗子と和也が立ち上がる。
「さて、俺達も一度帰るか、千春ちゃん、また来ても良いか?」
「もちろんです、でもお出かけする事もあるので連絡お願いしますね。」
「もちろん連絡させてもらうよ・・・ってココ携帯繋がるんだな。」
「あははは。」
ママさんパパさんズは皆立ち上がる、千春は皆を日本に送り届け異世界に戻る。
「はい!お疲れ!」
「千春もお疲れ、ご飯ありがとうね。」
頼子が千春を労うと、皆もお礼を言う。
「それじゃラルカ、今日の仕事終わっていいからお兄さんと街にデート行っといで。」
「ほぇ!?」
「え!?」
2人は驚いて千春を見る。
「ほら、さっさと行っといでー。」
JK達は2人を追い出しのんびりとお昼を過ごした。
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