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夏祭り!③
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「ステルさんこっちですよー。」
「はい!ソラさん!」
「ソラはやーい!」
「ちょっと待ってー!ハチェットさんこっちです!」
青空、大愛、日葵は男性3人を引っ張り回し夜店を見て回る。
「人形焼き買おーっと。」
「美味しいよね。」
「美味しいけど、次の日食べたらたいして美味しく無いって言うね。」
「それな!」
「人形を焼くんですか?」
ステル・リヴィルは驚きながら問いかける。
「あははは、人形の形で焼いたお菓子だよ。」
「たこ焼き買おー。」
「丸いですね。」
「うん、この中にタコ入ってんの、トラディさんの分も買うね。」
トラディ・ショナルはたこ焼き屋の前で焼いているたこ焼きを見ながら呟く。
「ヨリ達の分も買う?」
「そだね、被ったら持って帰れば侍女さん達も食べれるし。」
「ミタマは何か食べたい物ある?」
青空に抱かれたミタマはキョロキョロしながら店を見る。
「イカ焼きとか?」
「イカはダメだよ、猫に食べさせたら。」
「そなの?」
「うん、消化に悪いしビタミン壊すらしいから。」
「そうなのにゃ?」
「そうなのにょ、他のにしょうね。」
「アレがいいにゃ!」
「・・・金魚じゃん、ダメだよ。」
「あ!あのくじ引きしたい!」
大愛はスマホでよくやっているゲームのぬいぐるみが景品になっている店に行く。
「コレ当たり入ってんの?」
「当たんないでしょ、当たったの見た事ないし。」
「おじさん一回!」
「あいよ。」
大愛はお金を払うとクジを引く。
「・・・うぉ!1等!?」
カランカランカラン!!
「大当たり!お嬢ちゃんどれにする?」
店主が一等の大きなぬいぐるみを指差す。
「これ!」
大愛は黄色い電気ネズミのぬいぐるみを指差す、それを受け取ると周りの子供達が次々とくじ引きを始める。
「やったね!」
「マジ当たるとは思わなかったわ。」
「私もくじ引きしよっかなぁ。」
青空はゲームが当たるくじ引きに行く。
「おじさん一回!」
「いらっしゃい!」
「これだ!」
青空は一枚取り、クジを捲る。
「2番?」
カランカランカランカラン!!、
「マジか!お嬢ちゃん!」
おじさんは奥から大きな箱を青空に渡す。
「2番の景品switchiiだ持ってけぇ!!」
「マ?」
「うっそん。」
青空はゲーム機を受け取り店を離れると、大愛を見る。
「ヤバくない?」
「ヤバいね。」
「私もやってみよー。」
日葵は千本くじと言われる紐がたくさん束ねてある店に行く。
「おばちゃん一回!」
「はーい、紐引いてねー。」
日葵は紐の束からどれにしようか選んでいる。
「ん?ミタマ何してんの?」
ミタマは青空に抱かれたまま、右手をクイクイッと動かしている。
「寄せてるにゃー。」
「何を?」
「運にゃー。」
「へ?」
「やったぁ!PS5だぁ!」
日葵はゲーム機を受け取りホクホク顔だ。
「ミタマもしかして皆んなの当てさせた?」
「手伝っただけにゃ。」
「インチキとかじゃないの?」
「違うにゃ、その場その時に運は発生するにゃ、その運を掴むのは本人次第にゃ。」
「その運を操作出来るの?」
「操作とは違うにゃぁー、当たりが幸運とは限らないにゃ。」
「当たったら幸運じゃん?」
「その人形盗まれたら不幸にゃ、当たらなかったら盗まれにゃいにゃ、足元見えなくてコケて怪我したら不幸にゃ、当たらなかったら良かったってなるにゃ?」
「この人形持ってたら不幸になるかもって事?」
「不幸を呼ばない程度の運を呼んだらソラ達はそれ当てたにゃ、大丈夫にゃ。」
興味なさそうにミタマは言うと、焼き鳥を見つめる。
「ソラ!焼き鳥にゃ!」
「焼き鳥ね~、ステルさん達も食べます?」
「いただきましょう、荷物持ちますよ。」
「ありがとうございます。」
青空が焼き鳥を買っていると、大愛がスマホを見ながら青空に伝える。
「ソラ、場所取れたって言うかウカ様の家で見るってさ。」
「え?ウカ様の家何処あんの?」
「・・・結界の中だってさ。」
「いや、答えになってないよ。」
「行ったらわかんじゃね?」
「そだね。」
青空達は荷物持ちと化した男性陣を連れ夜店を回り続けた。
-----------------
「・・・・・・ぷはぁ!こっちのエールは美味しいわね。」
アルデアはビールを飲みながら肉串を頬張る。
「良い飲みっぷりだな。」
「酒は美味しく呑めれば良いんじゃ、作法なんぞ祭りには不要じゃろ。」
ロイロもそう言うとビールを飲む。
「あまり呑みすぎると千春にどやされるぞ?」
「ビールくらいで酔わんわ。」
「そうね、コレくらいなら酔わないわよ。」
「まぁ俺は食えれば良いけどな。」
ルプは牛バラを食べながら呆れるように呟く。
「そろそろ集まるようね。」
「時間か?」
「チハルちゃんがスマホを見ながら話をしてるわ。」
「何事もなかったか?」
「レナちゃんが絡まれてたけれどホーキンさんが助けてたわ。」
「ほう?絡んだバカに罰を与えんといかんのう。」
「大丈夫よ、眷属の狼出して追い回してあげたから。」
ケラケラと笑いながらアルデアは言う。
「それじゃぁ私達も行きましょうか。」
アルデアはビールを影に入れ立ち上がる。
「よく術を使えるのぅ。」
「ヴァンパイアの保有魔力舐めないでよね、あなた達は大気中の魔力に頼り過ぎなのよ。」
「確かにのぅ~。」
「まぁ良いじゃねぇか、あっちじゃロイロは無敵だろ?」
「無敵では無いが敵はおらんのぅ。」
「あら、私とやってみる?」
「負けるつもりは無いが無傷とは行かんじゃろ、無駄な事はせんわ。」
「やめてくれよ、お前らがやりあったらジブラロールが消滅するだろ。」
ルプも立ち上がり声を掛ける。
「それじゃ合流するか。」
「そうじゃな、その花火とやらを見ながら呑み直すかのぅ。」
「そうね、行きましょうか。」
「ま~だ呑むのかよ。」
3人はそう言うと店を出る、そしてアルデアに連れられ千春達と合流した。
-------------
「ユラちゃんそれ遊び方わかる?」
「みずふうせん?こう!」
頼子に言われ、ユラはポンポンとゴムを伸ばし水風船をポヨンポヨンと手で叩く。
「おー上手じゃん。」
「ヨリおねえさま、私もできます!」
「おー上手だねぇー、綿菓子はまだ食べてないの?」
袋のまま嬉しそうに綿菓子を持つルペタとシャテルに言うと笑顔で返される。
「はなびをみながら食べるの!」
「わたしもー!」
「イーナちゃん・・・食べてるじゃん。」
「がまんできなかったのです・・・おいしいのです。」
「美味しいよね綿菓子。」
「おいしいのです!」
「お、来た!ロイロ~♪」
「集まったのか?」
「まーだー、スマホ無いのに良く分かったね。」
「アルデアが聞いておるじゃろ。」
「あ、そっか。」
千春はロイロに聞き納得する、間を開けずに美桜と麗奈も合流する。
「やほ~。」
「ミオ、3人で手繋いで親子みたい。」
「お!?親子!?」
「ん?どうしたん?」
「ミオさんお店のおじさんに奥さんって言われてました。」
「ちょっ!コン!」
「良いじゃないですか、そのうち家族になるんですから。」
「・・・エーデルさんが良いならいいんですけどぉ~。」
照れながらもニヤニヤが止まらない美桜を放置し、千春は麗奈とホーキンを見る。
「・・・うん、何も言うまい。」
「何よ。」
「なんで恋人繋ぎしてんのかなぁ~って思ってね?」
「!?」
「はいはい、よかったですね~♪」
「ヨリ、ドウオモイマス?」
「インジャナイッスカー?(棒読)」
「ソウッスネー(棒読)」
千春と頼子はカラ笑いしながら青空達を待つ、青空達はすぐに合流するが、男性陣の荷物の量にビックリする。
「どうしたのそれ。」
「んー色々あって色々手に入れた。」
「ビェリー君荷物お願い!」
「あいよ~。」
ビェリーはステル、トラディ、ハチェットが持つ荷物を全部影に入れる。
「ビェリー殿有難うございます。」
ハチェットは子供姿のビェリーに頭を下げる。
「よかとよ、でも荷物いっぱいやったねぇ。」
「あははは、そうですね。」
「食べ物もいっぱい買ったからたらふく食べれるよ!」
「えーウチも買ったよ。」
「私も買って来たけど?」
「え、ビェリーに結構収納してもらったけど?」
「「「「「・・・・」」」」」
「良いじゃん、食べれなかったらモリー達にあげよ、部隊の子も食べるだろうし。」
「せやな!それじゃウカ様の所に行くから付いて来てー。」
「ほーい。」
「あいよー。」
皆はゾロゾロと頼子の後に続き、林の中へ入って行った。
「はい!ソラさん!」
「ソラはやーい!」
「ちょっと待ってー!ハチェットさんこっちです!」
青空、大愛、日葵は男性3人を引っ張り回し夜店を見て回る。
「人形焼き買おーっと。」
「美味しいよね。」
「美味しいけど、次の日食べたらたいして美味しく無いって言うね。」
「それな!」
「人形を焼くんですか?」
ステル・リヴィルは驚きながら問いかける。
「あははは、人形の形で焼いたお菓子だよ。」
「たこ焼き買おー。」
「丸いですね。」
「うん、この中にタコ入ってんの、トラディさんの分も買うね。」
トラディ・ショナルはたこ焼き屋の前で焼いているたこ焼きを見ながら呟く。
「ヨリ達の分も買う?」
「そだね、被ったら持って帰れば侍女さん達も食べれるし。」
「ミタマは何か食べたい物ある?」
青空に抱かれたミタマはキョロキョロしながら店を見る。
「イカ焼きとか?」
「イカはダメだよ、猫に食べさせたら。」
「そなの?」
「うん、消化に悪いしビタミン壊すらしいから。」
「そうなのにゃ?」
「そうなのにょ、他のにしょうね。」
「アレがいいにゃ!」
「・・・金魚じゃん、ダメだよ。」
「あ!あのくじ引きしたい!」
大愛はスマホでよくやっているゲームのぬいぐるみが景品になっている店に行く。
「コレ当たり入ってんの?」
「当たんないでしょ、当たったの見た事ないし。」
「おじさん一回!」
「あいよ。」
大愛はお金を払うとクジを引く。
「・・・うぉ!1等!?」
カランカランカラン!!
「大当たり!お嬢ちゃんどれにする?」
店主が一等の大きなぬいぐるみを指差す。
「これ!」
大愛は黄色い電気ネズミのぬいぐるみを指差す、それを受け取ると周りの子供達が次々とくじ引きを始める。
「やったね!」
「マジ当たるとは思わなかったわ。」
「私もくじ引きしよっかなぁ。」
青空はゲームが当たるくじ引きに行く。
「おじさん一回!」
「いらっしゃい!」
「これだ!」
青空は一枚取り、クジを捲る。
「2番?」
カランカランカランカラン!!、
「マジか!お嬢ちゃん!」
おじさんは奥から大きな箱を青空に渡す。
「2番の景品switchiiだ持ってけぇ!!」
「マ?」
「うっそん。」
青空はゲーム機を受け取り店を離れると、大愛を見る。
「ヤバくない?」
「ヤバいね。」
「私もやってみよー。」
日葵は千本くじと言われる紐がたくさん束ねてある店に行く。
「おばちゃん一回!」
「はーい、紐引いてねー。」
日葵は紐の束からどれにしようか選んでいる。
「ん?ミタマ何してんの?」
ミタマは青空に抱かれたまま、右手をクイクイッと動かしている。
「寄せてるにゃー。」
「何を?」
「運にゃー。」
「へ?」
「やったぁ!PS5だぁ!」
日葵はゲーム機を受け取りホクホク顔だ。
「ミタマもしかして皆んなの当てさせた?」
「手伝っただけにゃ。」
「インチキとかじゃないの?」
「違うにゃ、その場その時に運は発生するにゃ、その運を掴むのは本人次第にゃ。」
「その運を操作出来るの?」
「操作とは違うにゃぁー、当たりが幸運とは限らないにゃ。」
「当たったら幸運じゃん?」
「その人形盗まれたら不幸にゃ、当たらなかったら盗まれにゃいにゃ、足元見えなくてコケて怪我したら不幸にゃ、当たらなかったら良かったってなるにゃ?」
「この人形持ってたら不幸になるかもって事?」
「不幸を呼ばない程度の運を呼んだらソラ達はそれ当てたにゃ、大丈夫にゃ。」
興味なさそうにミタマは言うと、焼き鳥を見つめる。
「ソラ!焼き鳥にゃ!」
「焼き鳥ね~、ステルさん達も食べます?」
「いただきましょう、荷物持ちますよ。」
「ありがとうございます。」
青空が焼き鳥を買っていると、大愛がスマホを見ながら青空に伝える。
「ソラ、場所取れたって言うかウカ様の家で見るってさ。」
「え?ウカ様の家何処あんの?」
「・・・結界の中だってさ。」
「いや、答えになってないよ。」
「行ったらわかんじゃね?」
「そだね。」
青空達は荷物持ちと化した男性陣を連れ夜店を回り続けた。
-----------------
「・・・・・・ぷはぁ!こっちのエールは美味しいわね。」
アルデアはビールを飲みながら肉串を頬張る。
「良い飲みっぷりだな。」
「酒は美味しく呑めれば良いんじゃ、作法なんぞ祭りには不要じゃろ。」
ロイロもそう言うとビールを飲む。
「あまり呑みすぎると千春にどやされるぞ?」
「ビールくらいで酔わんわ。」
「そうね、コレくらいなら酔わないわよ。」
「まぁ俺は食えれば良いけどな。」
ルプは牛バラを食べながら呆れるように呟く。
「そろそろ集まるようね。」
「時間か?」
「チハルちゃんがスマホを見ながら話をしてるわ。」
「何事もなかったか?」
「レナちゃんが絡まれてたけれどホーキンさんが助けてたわ。」
「ほう?絡んだバカに罰を与えんといかんのう。」
「大丈夫よ、眷属の狼出して追い回してあげたから。」
ケラケラと笑いながらアルデアは言う。
「それじゃぁ私達も行きましょうか。」
アルデアはビールを影に入れ立ち上がる。
「よく術を使えるのぅ。」
「ヴァンパイアの保有魔力舐めないでよね、あなた達は大気中の魔力に頼り過ぎなのよ。」
「確かにのぅ~。」
「まぁ良いじゃねぇか、あっちじゃロイロは無敵だろ?」
「無敵では無いが敵はおらんのぅ。」
「あら、私とやってみる?」
「負けるつもりは無いが無傷とは行かんじゃろ、無駄な事はせんわ。」
「やめてくれよ、お前らがやりあったらジブラロールが消滅するだろ。」
ルプも立ち上がり声を掛ける。
「それじゃ合流するか。」
「そうじゃな、その花火とやらを見ながら呑み直すかのぅ。」
「そうね、行きましょうか。」
「ま~だ呑むのかよ。」
3人はそう言うと店を出る、そしてアルデアに連れられ千春達と合流した。
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「ユラちゃんそれ遊び方わかる?」
「みずふうせん?こう!」
頼子に言われ、ユラはポンポンとゴムを伸ばし水風船をポヨンポヨンと手で叩く。
「おー上手じゃん。」
「ヨリおねえさま、私もできます!」
「おー上手だねぇー、綿菓子はまだ食べてないの?」
袋のまま嬉しそうに綿菓子を持つルペタとシャテルに言うと笑顔で返される。
「はなびをみながら食べるの!」
「わたしもー!」
「イーナちゃん・・・食べてるじゃん。」
「がまんできなかったのです・・・おいしいのです。」
「美味しいよね綿菓子。」
「おいしいのです!」
「お、来た!ロイロ~♪」
「集まったのか?」
「まーだー、スマホ無いのに良く分かったね。」
「アルデアが聞いておるじゃろ。」
「あ、そっか。」
千春はロイロに聞き納得する、間を開けずに美桜と麗奈も合流する。
「やほ~。」
「ミオ、3人で手繋いで親子みたい。」
「お!?親子!?」
「ん?どうしたん?」
「ミオさんお店のおじさんに奥さんって言われてました。」
「ちょっ!コン!」
「良いじゃないですか、そのうち家族になるんですから。」
「・・・エーデルさんが良いならいいんですけどぉ~。」
照れながらもニヤニヤが止まらない美桜を放置し、千春は麗奈とホーキンを見る。
「・・・うん、何も言うまい。」
「何よ。」
「なんで恋人繋ぎしてんのかなぁ~って思ってね?」
「!?」
「はいはい、よかったですね~♪」
「ヨリ、ドウオモイマス?」
「インジャナイッスカー?(棒読)」
「ソウッスネー(棒読)」
千春と頼子はカラ笑いしながら青空達を待つ、青空達はすぐに合流するが、男性陣の荷物の量にビックリする。
「どうしたのそれ。」
「んー色々あって色々手に入れた。」
「ビェリー君荷物お願い!」
「あいよ~。」
ビェリーはステル、トラディ、ハチェットが持つ荷物を全部影に入れる。
「ビェリー殿有難うございます。」
ハチェットは子供姿のビェリーに頭を下げる。
「よかとよ、でも荷物いっぱいやったねぇ。」
「あははは、そうですね。」
「食べ物もいっぱい買ったからたらふく食べれるよ!」
「えーウチも買ったよ。」
「私も買って来たけど?」
「え、ビェリーに結構収納してもらったけど?」
「「「「「・・・・」」」」」
「良いじゃん、食べれなかったらモリー達にあげよ、部隊の子も食べるだろうし。」
「せやな!それじゃウカ様の所に行くから付いて来てー。」
「ほーい。」
「あいよー。」
皆はゾロゾロと頼子の後に続き、林の中へ入って行った。
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