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お茶会有るってさ!
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「たっだいまぁ!」
「おっじゃましま~す!」
「チハル、宿題すんの?」
「えー明日でよくねー?」
「ビェリー君荷物よろー。」
「はぁ~ひっさしぶり~♪」
「ちょっと!ソラ!止まんないで!」
千春達は全員で門を通り応接間になだれ込む。
「お帰りなさいチハル。」
「ただいまサフィー・・・ルプなにしてんの。」
千春を見ると、ルプを枕にルクレツィアが寝ていた。
「・・・なつかれた。」
「ほぇ~、体調どう?大丈夫そう?」
「問題無いみたいだ、千春回復しすぎたんじゃねぇか?」
「えー半端に回復するより全快の方が良いじゃん。」
クッションに寝転ぶルプに、くっついて寝るルクレツィアを見ながら話をする千春。
「この人が呪いの人?」
「そう、狼の獣人だって。」
頼子は荷物をビェリーから受け取り、テーブルに置くと千春に聞く。
「ほー、ルプ、モテモテやん?」
「ルプさんにも春がきましたかー。」
「てめぇら楽しんでんだろ。」
「そりゃ楽しいやろ、ルプのそんな姿みたら笑うやん。」
ビェリーとコンは楽しそうに話をするが、ルプはまた溜息を吐く。
「宿題終わらせるよ!」
「ぎゃーまじかー!」
「サクッとやろうぜ~。」
千春がノートを広げ声を掛ける、イヤイヤながらも美桜や大愛も座り宿題を始める。
「んー・・・ルプさまぁ。」
「起きたか、千春が帰って来たぞ。」
「!、チハルちゃん様!」
「ちゃん様・・・あ、おはようございます、どうです?調子は。」
「はい、凄く調子いいです。」
「あの、普通に話してもらって大丈夫ですよ、あと様付けないでもらえたらありがたいです。」
あははは、と笑いながら千春は言う。
「あのぉーチハルちゃん?」
「なんですー?」
「ルプ様とお付き合いさせて下さい!」
ルクレツィアはちょこんと正座しながら千春に言う。
「・・・いいよ?」
「おい!千春!?」
「良いじゃんルプ、お腹に寝させるくらいだし、嫌いじゃ無いんでしょ?」
「・・・。」
ぷぃっと明後日の方向を向くルプ、ルクレツィアは嬉しそうだ。
「でも条件が有ります!」
「はい!何でしょうか。」
「私とユラもモフモフします!私達がいない時はルクレツィアさん、いる時は私達と言う事で。」
「はい!」
ルクレツィアは嬉しそうに返事をしていると、ノックが鳴り扉が開く、するとエンハルトが入って来た。
「おかえりチハル。」
「ハルトただいまー。」
「今日は週末か。」
宿題をしている頼子達を見ながら微笑むエンハルト、そしてモフモフしているルクレツィアを見る。
「貴女がルクレツィアさんですか。」
「はじめまして、メグの息子?」
「あぁ・・・何しているのです?」
千春を見ながらエンハルトは問いかける。
「ルクレツィアさんはルプの奥さんになるんだよ。」
「・・・そうか。」
「あれ?驚かないね。」
「チハル関係で驚くのはやめたからな。」
「なんか失礼だなぁ。」
「ほら、勉強中なんだろ?」
「あ!そうだった!」
また宿題を始める千春、ルクレツィアは両手を顔に当て、「奥さん・・奥さん・・」とプルプル震えていた。
「勉強の邪魔してはいかんな、また後で。」
「あーい。」
エンハルトは微笑み退室する。
-----------------
「終わり!」
「ヨリはやっ!」
それぞれ宿題を終わらせ、のんびりしながら明日の予定を考えていると、マルグリットが千春の部屋に入ってくる。
「おかえりなさいチハル。」
「チハルおねぇちゃんおかえりなさい!」
「ユラただいまー、どうされました?お母様。」
抱き付くユラを受け止めながら問いかける。
「チハル明日の午後時間あるかしら?」
「はい、今考えていた所なので、何か有りました?」
「オーレン公爵のお茶会が有るの、良かったら出て欲しいのだけれど。」
「えっと、フランちゃんの所ですよね?」
「えぇ、今回は幾つかの公子、公女が集まるの、それで・・・。」
マルグリットはチラリと目線を変え、青空と大愛を見る。
「ヨリ達もです?」
「いえ、ソラとダイアね。」
そう言われ、千春は何となく察して話を続ける。
「と、言う事は王国お墨付きの貴族の方々なんですね。」
「察しがいいわね、その通りよ。」
「あ、ヒマリは?」
「ハチェットが居るでしょう?」
マルグリットの言葉に反応する青空と大愛。
「ヒマリ?どう言う事?」
「ハチェットって誰?聞いてないんだが??」
「・・・いや、ほら、まだそう言うアレじゃなくてね?」
「アレって何さ。」
「おー?抜け駆けかぁ?」
「待って!ちょ!?ヨリ!助けて!」
ヒマリは大愛と青空に両腕を掴まれソファーの所に拉致され追及が始まる。
「あははは、何処でお茶会をするんですか?」
「オーレン公爵の王都邸よ、チハル達は王宮から馬車を出すから。」
「それは良いんですけれど、マナーとか分からないですよ?」
「チハルくらい分かっていれば問題ないわ、ソラとダイアは今から教えるわ。」
「今から!?」
「お茶会のマナーだけよ、すぐ覚えるわ、それにドレスの仕上げもするから2人は今日私が預かるわね。」
そう言うとマルグリットは侍女達に目配せする、侍女はヒマリに追及中の2人を囲む。
「え?」
「なに?!」
「ソラ、ダイア、明日お茶会行くから。」
「うん、それは聞こえた。」
「んで、ドレスとか準備するのとマナーを教えてもらってきてね。」
「うっそぉん。」
「そこで彼氏候補ゲット出来るかもよ。」
「マ?」
「どう言う事?」
「詳しい事はお母様が教えてくれるよ、がんばれー。」
2人は彼氏候補と聞き、ニヤッと笑い立ち上がる、そして侍女達と部屋を出る。
「で、ルクレツィア、何してるの貴女。」
「ルプ様と愛を育んでるの。」
「チハル、許可したの?」
「しましたよ?」
マルグリットは大きくため息を吐く。
「ルクレツィア。」
「なに?」
「そう言う事なら貴女王宮に住むつもりなのよね?」
「そうなるかしら?」
「そう・・・。」
マルグリットは、ルクレツィアの襟首を掴む。
「分かったわ、それじゃぁ貴女に爵位と仕事をあげるわ。」
「ちょっと!そんな簡単に爵位貰えるわけないでしょ!」
「私を誰だと思っているの?それに仕事もしないで王宮に住めると思わない事!」
「何させるつもり?!」
「貴女腐っても白銀級の冒険者でしょう、いくらでも仕事あるわよ。」
「腐ってもって!」
「昨日まで足腐ってたでしょう。」
「朽ちてたし呪いでしょ!」
「うるさい!ごく潰しは王宮に要らないわ、行くわよ!」
「やぁぁルプ様ぁぁ!」
マルグリットは襟首を掴んだまま引き摺り部屋を出て行った。
「何だったの?」
美桜と麗奈はポカンとした顔で千春に言う。
「ん、気にしたら負け、私とダイア、ソラは予定入ったから、皆んなは自由にしてくれる?」
「おっけー。」
「りょー。」
「分かった。」
頼子、美桜、麗奈は手を挙げ返事をする、
「あんた達どうせデートでしょ、私は何しよかなー。」
日葵はジト目で頼子達を見て呟く。
「ヒマリおねぇちゃん、あしたはルペタちゃんとお兄さまくるよ?」
「え!マ?」
「ま!」
ユラと日葵はハイタッチしながら喜ぶ、そして皆の予定が埋まり、まったりした夜を過ごした。
「おっじゃましま~す!」
「チハル、宿題すんの?」
「えー明日でよくねー?」
「ビェリー君荷物よろー。」
「はぁ~ひっさしぶり~♪」
「ちょっと!ソラ!止まんないで!」
千春達は全員で門を通り応接間になだれ込む。
「お帰りなさいチハル。」
「ただいまサフィー・・・ルプなにしてんの。」
千春を見ると、ルプを枕にルクレツィアが寝ていた。
「・・・なつかれた。」
「ほぇ~、体調どう?大丈夫そう?」
「問題無いみたいだ、千春回復しすぎたんじゃねぇか?」
「えー半端に回復するより全快の方が良いじゃん。」
クッションに寝転ぶルプに、くっついて寝るルクレツィアを見ながら話をする千春。
「この人が呪いの人?」
「そう、狼の獣人だって。」
頼子は荷物をビェリーから受け取り、テーブルに置くと千春に聞く。
「ほー、ルプ、モテモテやん?」
「ルプさんにも春がきましたかー。」
「てめぇら楽しんでんだろ。」
「そりゃ楽しいやろ、ルプのそんな姿みたら笑うやん。」
ビェリーとコンは楽しそうに話をするが、ルプはまた溜息を吐く。
「宿題終わらせるよ!」
「ぎゃーまじかー!」
「サクッとやろうぜ~。」
千春がノートを広げ声を掛ける、イヤイヤながらも美桜や大愛も座り宿題を始める。
「んー・・・ルプさまぁ。」
「起きたか、千春が帰って来たぞ。」
「!、チハルちゃん様!」
「ちゃん様・・・あ、おはようございます、どうです?調子は。」
「はい、凄く調子いいです。」
「あの、普通に話してもらって大丈夫ですよ、あと様付けないでもらえたらありがたいです。」
あははは、と笑いながら千春は言う。
「あのぉーチハルちゃん?」
「なんですー?」
「ルプ様とお付き合いさせて下さい!」
ルクレツィアはちょこんと正座しながら千春に言う。
「・・・いいよ?」
「おい!千春!?」
「良いじゃんルプ、お腹に寝させるくらいだし、嫌いじゃ無いんでしょ?」
「・・・。」
ぷぃっと明後日の方向を向くルプ、ルクレツィアは嬉しそうだ。
「でも条件が有ります!」
「はい!何でしょうか。」
「私とユラもモフモフします!私達がいない時はルクレツィアさん、いる時は私達と言う事で。」
「はい!」
ルクレツィアは嬉しそうに返事をしていると、ノックが鳴り扉が開く、するとエンハルトが入って来た。
「おかえりチハル。」
「ハルトただいまー。」
「今日は週末か。」
宿題をしている頼子達を見ながら微笑むエンハルト、そしてモフモフしているルクレツィアを見る。
「貴女がルクレツィアさんですか。」
「はじめまして、メグの息子?」
「あぁ・・・何しているのです?」
千春を見ながらエンハルトは問いかける。
「ルクレツィアさんはルプの奥さんになるんだよ。」
「・・・そうか。」
「あれ?驚かないね。」
「チハル関係で驚くのはやめたからな。」
「なんか失礼だなぁ。」
「ほら、勉強中なんだろ?」
「あ!そうだった!」
また宿題を始める千春、ルクレツィアは両手を顔に当て、「奥さん・・奥さん・・」とプルプル震えていた。
「勉強の邪魔してはいかんな、また後で。」
「あーい。」
エンハルトは微笑み退室する。
-----------------
「終わり!」
「ヨリはやっ!」
それぞれ宿題を終わらせ、のんびりしながら明日の予定を考えていると、マルグリットが千春の部屋に入ってくる。
「おかえりなさいチハル。」
「チハルおねぇちゃんおかえりなさい!」
「ユラただいまー、どうされました?お母様。」
抱き付くユラを受け止めながら問いかける。
「チハル明日の午後時間あるかしら?」
「はい、今考えていた所なので、何か有りました?」
「オーレン公爵のお茶会が有るの、良かったら出て欲しいのだけれど。」
「えっと、フランちゃんの所ですよね?」
「えぇ、今回は幾つかの公子、公女が集まるの、それで・・・。」
マルグリットはチラリと目線を変え、青空と大愛を見る。
「ヨリ達もです?」
「いえ、ソラとダイアね。」
そう言われ、千春は何となく察して話を続ける。
「と、言う事は王国お墨付きの貴族の方々なんですね。」
「察しがいいわね、その通りよ。」
「あ、ヒマリは?」
「ハチェットが居るでしょう?」
マルグリットの言葉に反応する青空と大愛。
「ヒマリ?どう言う事?」
「ハチェットって誰?聞いてないんだが??」
「・・・いや、ほら、まだそう言うアレじゃなくてね?」
「アレって何さ。」
「おー?抜け駆けかぁ?」
「待って!ちょ!?ヨリ!助けて!」
ヒマリは大愛と青空に両腕を掴まれソファーの所に拉致され追及が始まる。
「あははは、何処でお茶会をするんですか?」
「オーレン公爵の王都邸よ、チハル達は王宮から馬車を出すから。」
「それは良いんですけれど、マナーとか分からないですよ?」
「チハルくらい分かっていれば問題ないわ、ソラとダイアは今から教えるわ。」
「今から!?」
「お茶会のマナーだけよ、すぐ覚えるわ、それにドレスの仕上げもするから2人は今日私が預かるわね。」
そう言うとマルグリットは侍女達に目配せする、侍女はヒマリに追及中の2人を囲む。
「え?」
「なに?!」
「ソラ、ダイア、明日お茶会行くから。」
「うん、それは聞こえた。」
「んで、ドレスとか準備するのとマナーを教えてもらってきてね。」
「うっそぉん。」
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「マ?」
「どう言う事?」
「詳しい事はお母様が教えてくれるよ、がんばれー。」
2人は彼氏候補と聞き、ニヤッと笑い立ち上がる、そして侍女達と部屋を出る。
「で、ルクレツィア、何してるの貴女。」
「ルプ様と愛を育んでるの。」
「チハル、許可したの?」
「しましたよ?」
マルグリットは大きくため息を吐く。
「ルクレツィア。」
「なに?」
「そう言う事なら貴女王宮に住むつもりなのよね?」
「そうなるかしら?」
「そう・・・。」
マルグリットは、ルクレツィアの襟首を掴む。
「分かったわ、それじゃぁ貴女に爵位と仕事をあげるわ。」
「ちょっと!そんな簡単に爵位貰えるわけないでしょ!」
「私を誰だと思っているの?それに仕事もしないで王宮に住めると思わない事!」
「何させるつもり?!」
「貴女腐っても白銀級の冒険者でしょう、いくらでも仕事あるわよ。」
「腐ってもって!」
「昨日まで足腐ってたでしょう。」
「朽ちてたし呪いでしょ!」
「うるさい!ごく潰しは王宮に要らないわ、行くわよ!」
「やぁぁルプ様ぁぁ!」
マルグリットは襟首を掴んだまま引き摺り部屋を出て行った。
「何だったの?」
美桜と麗奈はポカンとした顔で千春に言う。
「ん、気にしたら負け、私とダイア、ソラは予定入ったから、皆んなは自由にしてくれる?」
「おっけー。」
「りょー。」
「分かった。」
頼子、美桜、麗奈は手を挙げ返事をする、
「あんた達どうせデートでしょ、私は何しよかなー。」
日葵はジト目で頼子達を見て呟く。
「ヒマリおねぇちゃん、あしたはルペタちゃんとお兄さまくるよ?」
「え!マ?」
「ま!」
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