異世界日帰りごはん 料理で王国の胃袋を掴みます!

ちっき

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ブルーワグ国に行くぞぉー!

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「はぁ・・・・きもちいい。」
 千春は湯船につかり溜息を吐く。

「チハルおねえちゃんおふろひろーい!」
「ユラちゃんはしっちゃだめだよ!」
 イーレンはユラに注意しながら湯船に足を入れる。

「凄いね、大浴場じゃん。」
「元帝国の皇帝用お風呂らしいよ。」
「えぇー、こんな贅沢なお風呂入ってたの?」
 頼子が言うと、話を聞いた麗奈が説明する。

「チハル、シャンプー有難う。」
「いえ、予備もありますから。」
 マルグリットは洗った髪の毛を纏めると湯船に浸かり千春の横に座る。

「チハル明日はどうするの?王国に戻る?」
「お母様はどうされます?モート国の街には行って無いですよね。」
「そうねぇ、立場的に私が行くと面倒なのよねぇ。」
『チハル、他の国にも行ってみる?』
「他の国?モート国の周り?」
『そ、モートが行ってたブルーワグ国はモートの名前を出せば国賓で招待されるわよ。』
「えぇ・・・それはそれでヤだなぁ。」
『メグ達はどうするの?』
「この国の用事は終わったから予定は無いのだけど・・・。」
 マルグリット智美達をチラッと見るとアイトネに言う、智美はクスクスと笑いながら湯船に浸かりながら言う。

「私達の事は別に気にしなくて良いわよ?」
「そうそう、何処でも楽しめるし王国に戻っても、モート国で遊んでも、他の国に行くのも有ね、どれも楽しそう。」
 美咲もニコニコしながら湯船に浸かる。

『それじゃチハル、また送るからブルーワグに行ってみない?』
「・・・その心は!」
『・・・新しいお菓子食べれるかな~?って・・・ダメ?』
「いや、食材あるか分かんないじゃん、まぁダメ元で行っても良いけど。」
「千春ー行こうぜー。」
 頼子はユラ達と子供用プールくらいの湯船に手を突いて泳ぎながら言う。

「ウチもそれでいいよ~ん。」
「私もー。」
「うん、いんじゃなーい?チハルに任せるよ~ん。」
 美桜、麗奈、日葵もぷかぷかと浮かびながら千春に伝える。

「はい、決定、行くなら明日だよね?今から行ったら迷惑だろうし。」
 千春はそう言うと浴室の窓から見える暗闇を見ながら言う。

「そうと決まれば準備をしないといけないわね。」
「何の準備ですか?」
「竜騎士団とドラゴン達の食料調達、ルイーズに話をして、あとはブルーワグ国の大使にも伝えておかないとダメでしょうね、大人しくなったみたいだし?」
「何か有ったんですよね?」
「ちょっとね、もう問題は片付いているわ、それにアイさんから勧められて行くから何も無いわよ。」
「お母様・・・それフラグなんですけどぉ。」
「大丈夫よ、何か有ってもアイさんとモートさんが居るのよ?竜騎士団もいるし、騎士団長と副団長、それに私の部隊にサフィー達、アルデアまで居るわ、周辺諸国全部が攻めてきても無傷で全滅出来るわよ。」
「それはやめて頂きたいです、アハハハハ・・・。」
 まったりとお風呂に浸かり、部屋に戻る千春達、マルグリットとママさんズはルイーズの所へ移動した。

「お母さん達まで行ったの?」
「うん、ヨリママにブツを渡したらお母様が連れてっちゃった。」
「・・・ブツ?」
「お・さ・け。」
「あーーーー、それじゃ朝まで帰って来なさそうだねぇ。」
「ま、あとは寝るだけだし、こっちもゆっくりしよ。」
 そして千春達はのんびりした後就寝し、マルグリット達はやはり戻って来なかった。


------------------


『おはようチハル。』
「んぅぅ・・・あれ?アイトネ?私呼んだっけ?」
 寝ぼけながらアイトネに起こされる千春はポヤポヤしたまま問いかける。

『んー可愛い。』
「やーめーてー、可愛いのはこっち。」
 ルプに埋もれたまま寝ているユラとイーレンを指差し言うと、アイトネはニコニコしながら寝顔を見ていた。

「でー、こんな朝早くどうしたのぉ?」
『モートがあっちの国の王様に話を付けてくれてるから、いつでも行けるわよ。』
「それは有難い・・・ってまさか国賓扱い?」
『・・・そうね。』
「うげぇ、普通に街で買い物するだけだと思ったのに。」 
 千春とアイトネが騒いでいると、他の皆も起きてきた。

「どうしたーん千春。」
「ん、まぁいっか、今日行く国の話してただけだよ。」
「そっかぁ・・・お母さん達帰って来た?」
「まだだよ、朝ごはんどうしよっか。」
「向こうの国で食べるの有り?」
「有りじゃん?」
 頼子と千春は着替えを終わらせソファーに座る、暫くすると皆が起き、マルグリットが入って来た。

「おはようございますお母様。」
「おはようチハル、よく眠れたかしら?」
「はい、お母様二日酔いとか大丈夫ですか?」
「大丈夫よ、他国で無様な所なんて見せられないわ。」
 フフフッと笑いながらソファーに座る、続けて智美達も入って来るが、皆元気だ。

「おはようヨリちゃん!」
「テンションたっか!」
「ミオちゃーんおはよ♪」
「・・・おはよ。」
「レナちゃんおはよう。」
「おはようママ。」
「で、お母様、モートさんが話付けてるらしいんで、いつでも移動していいそうです。」
「そうなの?それじゃもう行きましょうか、準備は出来てる?」
「はい、こっちは大丈夫です。」
 ペット組のロイロ、ルプ、ビェリー、コン、リリはいつもの様に集まってゴロゴロしている。

「竜騎士団はー・・・。」
 表に出ると、すでにズラリと並び準備は出来ていた。

「チハル王女殿下、こちらはいつでも大丈夫です。」
 エーデルはマルグリットが居る手前、王女殿下対応で話してくる。

「それじゃ全員そろったのかな?」
「えぇ、大丈夫よ。」
『それじゃ行くわよー!』
 アイトネが見まわし手を振ると、目の前に白亜の城がそびえ立つ、目線を下げると兵士達が膝を突く所だ、そして城を背に千春に向かって来る身なりの良い壮年の男が千春の前に来ると膝を突く。

「良くぞ御出で下さいました、女神アイトネ様、聖女様。」
 首を下げながら挨拶をする男。

「・・・またこれかー!!!!」
「聖女ぱわ~♪」
「女神ぱわ~じゃね?」
「いや、モートさんっぽいしモートぱわ~?」
「どのみちこうなるのね。」
 千春は思わず突っ込み、頼子達は相変わらず他人事の様に呟く、ママさんズはクスクスと笑い、侍女達はさも当然と言う顔で、竜騎士団達は綺麗に並んだままビシッと動かず圧だけを掛けていた。

「え~・・・お母様ぁ。」
「はいはい、私はマルグリット・アル・ジブラロール、頭を上げてくださいますか?聖女チハルは苦手なのよ。」
 マルグリットが言うと、男は立ち上がり名乗る。

「私はファーグス・ジル・ブルーワグ、ブルーワグの王をしております、神モート様より御聞きしております、城の方へどうぞ。」
 一国の王とは思えないほど丁重に声を掛け、城へ促すファーグス。

「さ、チハル行きますよ。」
「はーい・・・あれ?アイトネは?」
「手振りながら消えたよ。」
「チッ・・・逃げたか。」
「まぁ!聖女が舌打ちしましたわっ!」
 頼子が笑いながら言うと、千春は舌打ちをする、それを美桜が揶揄う。

「チハル行きますよ。」
「はーいサフィーママ。」
 既に先を歩くマルグリットを皆は追いかけ、城の中に入る事にした。









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