302 / 744
ブルーワグ国に行くぞぉー!
しおりを挟む
「はぁ・・・・きもちいい。」
千春は湯船につかり溜息を吐く。
「チハルおねえちゃんおふろひろーい!」
「ユラちゃんはしっちゃだめだよ!」
イーレンはユラに注意しながら湯船に足を入れる。
「凄いね、大浴場じゃん。」
「元帝国の皇帝用お風呂らしいよ。」
「えぇー、こんな贅沢なお風呂入ってたの?」
頼子が言うと、話を聞いた麗奈が説明する。
「チハル、シャンプー有難う。」
「いえ、予備もありますから。」
マルグリットは洗った髪の毛を纏めると湯船に浸かり千春の横に座る。
「チハル明日はどうするの?王国に戻る?」
「お母様はどうされます?モート国の街には行って無いですよね。」
「そうねぇ、立場的に私が行くと面倒なのよねぇ。」
『チハル、他の国にも行ってみる?』
「他の国?モート国の周り?」
『そ、モートが行ってたブルーワグ国はモートの名前を出せば国賓で招待されるわよ。』
「えぇ・・・それはそれでヤだなぁ。」
『メグ達はどうするの?』
「この国の用事は終わったから予定は無いのだけど・・・。」
マルグリット智美達をチラッと見るとアイトネに言う、智美はクスクスと笑いながら湯船に浸かりながら言う。
「私達の事は別に気にしなくて良いわよ?」
「そうそう、何処でも楽しめるし王国に戻っても、モート国で遊んでも、他の国に行くのも有ね、どれも楽しそう。」
美咲もニコニコしながら湯船に浸かる。
『それじゃチハル、また送るからブルーワグに行ってみない?』
「・・・その心は!」
『・・・新しいお菓子食べれるかな~?って・・・ダメ?』
「いや、食材あるか分かんないじゃん、まぁダメ元で行っても良いけど。」
「千春ー行こうぜー。」
頼子はユラ達と子供用プールくらいの湯船に手を突いて泳ぎながら言う。
「ウチもそれでいいよ~ん。」
「私もー。」
「うん、いんじゃなーい?チハルに任せるよ~ん。」
美桜、麗奈、日葵もぷかぷかと浮かびながら千春に伝える。
「はい、決定、行くなら明日だよね?今から行ったら迷惑だろうし。」
千春はそう言うと浴室の窓から見える暗闇を見ながら言う。
「そうと決まれば準備をしないといけないわね。」
「何の準備ですか?」
「竜騎士団とドラゴン達の食料調達、ルイーズに話をして、あとはブルーワグ国の大使にも伝えておかないとダメでしょうね、大人しくなったみたいだし?」
「何か有ったんですよね?」
「ちょっとね、もう問題は片付いているわ、それにアイさんから勧められて行くから何も無いわよ。」
「お母様・・・それフラグなんですけどぉ。」
「大丈夫よ、何か有ってもアイさんとモートさんが居るのよ?竜騎士団もいるし、騎士団長と副団長、それに私の部隊にサフィー達、アルデアまで居るわ、周辺諸国全部が攻めてきても無傷で全滅出来るわよ。」
「それはやめて頂きたいです、アハハハハ・・・。」
まったりとお風呂に浸かり、部屋に戻る千春達、マルグリットとママさんズはルイーズの所へ移動した。
「お母さん達まで行ったの?」
「うん、ヨリママにブツを渡したらお母様が連れてっちゃった。」
「・・・ブツ?」
「お・さ・け。」
「あーーーー、それじゃ朝まで帰って来なさそうだねぇ。」
「ま、あとは寝るだけだし、こっちもゆっくりしよ。」
そして千春達はのんびりした後就寝し、マルグリット達はやはり戻って来なかった。
------------------
『おはようチハル。』
「んぅぅ・・・あれ?アイトネ?私呼んだっけ?」
寝ぼけながらアイトネに起こされる千春はポヤポヤしたまま問いかける。
『んー可愛い。』
「やーめーてー、可愛いのはこっち。」
ルプに埋もれたまま寝ているユラとイーレンを指差し言うと、アイトネはニコニコしながら寝顔を見ていた。
「でー、こんな朝早くどうしたのぉ?」
『モートがあっちの国の王様に話を付けてくれてるから、いつでも行けるわよ。』
「それは有難い・・・ってまさか国賓扱い?」
『・・・そうね。』
「うげぇ、普通に街で買い物するだけだと思ったのに。」
千春とアイトネが騒いでいると、他の皆も起きてきた。
「どうしたーん千春。」
「ん、まぁいっか、今日行く国の話してただけだよ。」
「そっかぁ・・・お母さん達帰って来た?」
「まだだよ、朝ごはんどうしよっか。」
「向こうの国で食べるの有り?」
「有りじゃん?」
頼子と千春は着替えを終わらせソファーに座る、暫くすると皆が起き、マルグリットが入って来た。
「おはようございますお母様。」
「おはようチハル、よく眠れたかしら?」
「はい、お母様二日酔いとか大丈夫ですか?」
「大丈夫よ、他国で無様な所なんて見せられないわ。」
フフフッと笑いながらソファーに座る、続けて智美達も入って来るが、皆元気だ。
「おはようヨリちゃん!」
「テンションたっか!」
「ミオちゃーんおはよ♪」
「・・・おはよ。」
「レナちゃんおはよう。」
「おはようママ。」
「で、お母様、モートさんが話付けてるらしいんで、いつでも移動していいそうです。」
「そうなの?それじゃもう行きましょうか、準備は出来てる?」
「はい、こっちは大丈夫です。」
ペット組のロイロ、ルプ、ビェリー、コン、リリはいつもの様に集まってゴロゴロしている。
「竜騎士団はー・・・。」
表に出ると、すでにズラリと並び準備は出来ていた。
「チハル王女殿下、こちらはいつでも大丈夫です。」
エーデルはマルグリットが居る手前、王女殿下対応で話してくる。
「それじゃ全員そろったのかな?」
「えぇ、大丈夫よ。」
『それじゃ行くわよー!』
アイトネが見まわし手を振ると、目の前に白亜の城がそびえ立つ、目線を下げると兵士達が膝を突く所だ、そして城を背に千春に向かって来る身なりの良い壮年の男が千春の前に来ると膝を突く。
「良くぞ御出で下さいました、女神アイトネ様、聖女様。」
首を下げながら挨拶をする男。
「・・・またこれかー!!!!」
「聖女ぱわ~♪」
「女神ぱわ~じゃね?」
「いや、モートさんっぽいしモートぱわ~?」
「どのみちこうなるのね。」
千春は思わず突っ込み、頼子達は相変わらず他人事の様に呟く、ママさんズはクスクスと笑い、侍女達はさも当然と言う顔で、竜騎士団達は綺麗に並んだままビシッと動かず圧だけを掛けていた。
「え~・・・お母様ぁ。」
「はいはい、私はマルグリット・アル・ジブラロール、頭を上げてくださいますか?聖女チハルは苦手なのよ。」
マルグリットが言うと、男は立ち上がり名乗る。
「私はファーグス・ジル・ブルーワグ、ブルーワグの王をしております、神モート様より御聞きしております、城の方へどうぞ。」
一国の王とは思えないほど丁重に声を掛け、城へ促すファーグス。
「さ、チハル行きますよ。」
「はーい・・・あれ?アイトネは?」
「手振りながら消えたよ。」
「チッ・・・逃げたか。」
「まぁ!聖女が舌打ちしましたわっ!」
頼子が笑いながら言うと、千春は舌打ちをする、それを美桜が揶揄う。
「チハル行きますよ。」
「はーいサフィーママ。」
既に先を歩くマルグリットを皆は追いかけ、城の中に入る事にした。
千春は湯船につかり溜息を吐く。
「チハルおねえちゃんおふろひろーい!」
「ユラちゃんはしっちゃだめだよ!」
イーレンはユラに注意しながら湯船に足を入れる。
「凄いね、大浴場じゃん。」
「元帝国の皇帝用お風呂らしいよ。」
「えぇー、こんな贅沢なお風呂入ってたの?」
頼子が言うと、話を聞いた麗奈が説明する。
「チハル、シャンプー有難う。」
「いえ、予備もありますから。」
マルグリットは洗った髪の毛を纏めると湯船に浸かり千春の横に座る。
「チハル明日はどうするの?王国に戻る?」
「お母様はどうされます?モート国の街には行って無いですよね。」
「そうねぇ、立場的に私が行くと面倒なのよねぇ。」
『チハル、他の国にも行ってみる?』
「他の国?モート国の周り?」
『そ、モートが行ってたブルーワグ国はモートの名前を出せば国賓で招待されるわよ。』
「えぇ・・・それはそれでヤだなぁ。」
『メグ達はどうするの?』
「この国の用事は終わったから予定は無いのだけど・・・。」
マルグリット智美達をチラッと見るとアイトネに言う、智美はクスクスと笑いながら湯船に浸かりながら言う。
「私達の事は別に気にしなくて良いわよ?」
「そうそう、何処でも楽しめるし王国に戻っても、モート国で遊んでも、他の国に行くのも有ね、どれも楽しそう。」
美咲もニコニコしながら湯船に浸かる。
『それじゃチハル、また送るからブルーワグに行ってみない?』
「・・・その心は!」
『・・・新しいお菓子食べれるかな~?って・・・ダメ?』
「いや、食材あるか分かんないじゃん、まぁダメ元で行っても良いけど。」
「千春ー行こうぜー。」
頼子はユラ達と子供用プールくらいの湯船に手を突いて泳ぎながら言う。
「ウチもそれでいいよ~ん。」
「私もー。」
「うん、いんじゃなーい?チハルに任せるよ~ん。」
美桜、麗奈、日葵もぷかぷかと浮かびながら千春に伝える。
「はい、決定、行くなら明日だよね?今から行ったら迷惑だろうし。」
千春はそう言うと浴室の窓から見える暗闇を見ながら言う。
「そうと決まれば準備をしないといけないわね。」
「何の準備ですか?」
「竜騎士団とドラゴン達の食料調達、ルイーズに話をして、あとはブルーワグ国の大使にも伝えておかないとダメでしょうね、大人しくなったみたいだし?」
「何か有ったんですよね?」
「ちょっとね、もう問題は片付いているわ、それにアイさんから勧められて行くから何も無いわよ。」
「お母様・・・それフラグなんですけどぉ。」
「大丈夫よ、何か有ってもアイさんとモートさんが居るのよ?竜騎士団もいるし、騎士団長と副団長、それに私の部隊にサフィー達、アルデアまで居るわ、周辺諸国全部が攻めてきても無傷で全滅出来るわよ。」
「それはやめて頂きたいです、アハハハハ・・・。」
まったりとお風呂に浸かり、部屋に戻る千春達、マルグリットとママさんズはルイーズの所へ移動した。
「お母さん達まで行ったの?」
「うん、ヨリママにブツを渡したらお母様が連れてっちゃった。」
「・・・ブツ?」
「お・さ・け。」
「あーーーー、それじゃ朝まで帰って来なさそうだねぇ。」
「ま、あとは寝るだけだし、こっちもゆっくりしよ。」
そして千春達はのんびりした後就寝し、マルグリット達はやはり戻って来なかった。
------------------
『おはようチハル。』
「んぅぅ・・・あれ?アイトネ?私呼んだっけ?」
寝ぼけながらアイトネに起こされる千春はポヤポヤしたまま問いかける。
『んー可愛い。』
「やーめーてー、可愛いのはこっち。」
ルプに埋もれたまま寝ているユラとイーレンを指差し言うと、アイトネはニコニコしながら寝顔を見ていた。
「でー、こんな朝早くどうしたのぉ?」
『モートがあっちの国の王様に話を付けてくれてるから、いつでも行けるわよ。』
「それは有難い・・・ってまさか国賓扱い?」
『・・・そうね。』
「うげぇ、普通に街で買い物するだけだと思ったのに。」
千春とアイトネが騒いでいると、他の皆も起きてきた。
「どうしたーん千春。」
「ん、まぁいっか、今日行く国の話してただけだよ。」
「そっかぁ・・・お母さん達帰って来た?」
「まだだよ、朝ごはんどうしよっか。」
「向こうの国で食べるの有り?」
「有りじゃん?」
頼子と千春は着替えを終わらせソファーに座る、暫くすると皆が起き、マルグリットが入って来た。
「おはようございますお母様。」
「おはようチハル、よく眠れたかしら?」
「はい、お母様二日酔いとか大丈夫ですか?」
「大丈夫よ、他国で無様な所なんて見せられないわ。」
フフフッと笑いながらソファーに座る、続けて智美達も入って来るが、皆元気だ。
「おはようヨリちゃん!」
「テンションたっか!」
「ミオちゃーんおはよ♪」
「・・・おはよ。」
「レナちゃんおはよう。」
「おはようママ。」
「で、お母様、モートさんが話付けてるらしいんで、いつでも移動していいそうです。」
「そうなの?それじゃもう行きましょうか、準備は出来てる?」
「はい、こっちは大丈夫です。」
ペット組のロイロ、ルプ、ビェリー、コン、リリはいつもの様に集まってゴロゴロしている。
「竜騎士団はー・・・。」
表に出ると、すでにズラリと並び準備は出来ていた。
「チハル王女殿下、こちらはいつでも大丈夫です。」
エーデルはマルグリットが居る手前、王女殿下対応で話してくる。
「それじゃ全員そろったのかな?」
「えぇ、大丈夫よ。」
『それじゃ行くわよー!』
アイトネが見まわし手を振ると、目の前に白亜の城がそびえ立つ、目線を下げると兵士達が膝を突く所だ、そして城を背に千春に向かって来る身なりの良い壮年の男が千春の前に来ると膝を突く。
「良くぞ御出で下さいました、女神アイトネ様、聖女様。」
首を下げながら挨拶をする男。
「・・・またこれかー!!!!」
「聖女ぱわ~♪」
「女神ぱわ~じゃね?」
「いや、モートさんっぽいしモートぱわ~?」
「どのみちこうなるのね。」
千春は思わず突っ込み、頼子達は相変わらず他人事の様に呟く、ママさんズはクスクスと笑い、侍女達はさも当然と言う顔で、竜騎士団達は綺麗に並んだままビシッと動かず圧だけを掛けていた。
「え~・・・お母様ぁ。」
「はいはい、私はマルグリット・アル・ジブラロール、頭を上げてくださいますか?聖女チハルは苦手なのよ。」
マルグリットが言うと、男は立ち上がり名乗る。
「私はファーグス・ジル・ブルーワグ、ブルーワグの王をしております、神モート様より御聞きしております、城の方へどうぞ。」
一国の王とは思えないほど丁重に声を掛け、城へ促すファーグス。
「さ、チハル行きますよ。」
「はーい・・・あれ?アイトネは?」
「手振りながら消えたよ。」
「チッ・・・逃げたか。」
「まぁ!聖女が舌打ちしましたわっ!」
頼子が笑いながら言うと、千春は舌打ちをする、それを美桜が揶揄う。
「チハル行きますよ。」
「はーいサフィーママ。」
既に先を歩くマルグリットを皆は追いかけ、城の中に入る事にした。
323
お気に入りに追加
2,592
あなたにおすすめの小説
幸子ばあさんの異世界ご飯
雨夜りょう
ファンタジー
「幸子さん、異世界に行ってはくれませんか」
伏見幸子、享年88歳。家族に見守られ天寿を全うしたはずだったのに、目の前の男は突然異世界に行けというではないか。
食文化を発展させてほしいと懇願され、幸子は異世界に行くことを決意する。
転生王女は現代知識で無双する
紫苑
ファンタジー
普通に働き、生活していた28歳。
突然異世界に転生してしまった。
定番になった異世界転生のお話。
仲良し家族に愛されながら転生を隠しもせず前世で培ったアニメチート魔法や知識で色んな事に首を突っ込んでいく王女レイチェル。
見た目は子供、頭脳は大人。
現代日本ってあらゆる事が自由で、教育水準は高いし平和だったんだと実感しながら頑張って生きていくそんなお話です。
魔法、亜人、奴隷、農業、畜産業など色んな話が出てきます。
伏線回収は後の方になるので最初はわからない事が多いと思いますが、ぜひ最後まで読んでくださると嬉しいです。
読んでくれる皆さまに心から感謝です。
【完結】『飯炊き女』と呼ばれている騎士団の寮母ですが、実は最高位の聖女です
葉桜鹿乃
恋愛
ルーシーが『飯炊き女』と、呼ばれてそろそろ3年が経とうとしている。
王宮内に兵舎がある王立騎士団【鷹の爪】の寮母を担っているルーシー。
孤児院の出で、働き口を探してここに配置された事になっているが、実はこの国の最も高貴な存在とされる『金剛の聖女』である。
王宮という国で一番安全な場所で、更には周囲に常に複数人の騎士が控えている場所に、本人と王族、宰相が話し合って所属することになったものの、存在を秘する為に扱いは『飯炊き女』である。
働くのは苦では無いし、顔を隠すための不細工な丸眼鏡にソバカスと眉を太くする化粧、粗末な服。これを襲いに来るような輩は男所帯の騎士団にも居ないし、聖女の力で存在感を常に薄めるようにしている。
何故このような擬態をしているかというと、隣国から聖女を狙って何者かが間者として侵入していると言われているためだ。
隣国は既に瘴気で汚れた土地が多くなり、作物もまともに育たないと聞いて、ルーシーはしばらく隣国に行ってもいいと思っているのだが、長く冷戦状態にある隣国に行かせるのは命が危ないのでは、と躊躇いを見せる国王たちをルーシーは説得する教養もなく……。
そんな折、ある日の月夜に、明日の雨を予見して変装をせずに水汲みをしている時に「見つけた」と言われて振り向いたそこにいたのは、騎士団の中でもルーシーに優しい一人の騎士だった。
※感想の取り扱いは近況ボードを参照してください。
※小説家になろう様でも掲載予定です。
転生少女の異世界のんびり生活 ~飯屋の娘は、おいしいごはんを食べてほしい~
明里 和樹
ファンタジー
日本人として生きた記憶を持つ、とあるご飯屋さんの娘デリシャ。この中世ヨーロッパ風ファンタジーな異世界で、なんとかおいしいごはんを作ろうとがんばる、そんな彼女のほのぼのとした日常のお話。
婚約破棄されたら魔法が解けました
かな
恋愛
「クロエ・ベネット。お前との婚約は破棄する。」
それは学園の卒業パーティーでの出来事だった。……やっぱり、ダメだったんだ。周りがザワザワと騒ぎ出す中、ただ1人『クロエ・ベネット』だけは冷静に事実を受け止めていた。乙女ゲームの世界に転生してから10年。国外追放を回避する為に、そして后妃となる為に努力し続けて来たその時間が無駄になった瞬間だった。そんな彼女に追い打ちをかけるかのように、王太子であるエドワード・ホワイトは聖女を新たな婚約者とすることを発表した。その後はトントン拍子にことが運び、冤罪をかけられ、ゲームのシナリオ通り国外追放になった。そして、魔物に襲われて死ぬ。……そんな運命を辿るはずだった。
「こんなことなら、転生なんてしたくなかった。元の世界に戻りたい……」
あろうことか、最後の願いとしてそう思った瞬間に、全身が光り出したのだ。そして気がつくと、なんと前世の姿に戻っていた!しかもそれを第二王子であるアルベルトに見られていて……。
「……まさかこんなことになるなんてね。……それでどうする?あの2人復讐でもしちゃう?今の君なら、それができるよ。」
死を覚悟した絶望から転生特典を得た主人公の大逆転溺愛ラブストーリー!
※最初の5話は毎日18時に投稿、それ以降は毎週土曜日の18時に投稿する予定です
あなた方はよく「平民のくせに」とおっしゃいますが…誰がいつ平民だと言ったのですか?
水姫
ファンタジー
頭の足りない王子とその婚約者はよく「これだから平民は…」「平民のくせに…」とおっしゃられるのですが…
私が平民だとどこで知ったのですか?
大聖女の姉と大聖者の兄の元に生まれた良くも悪くも普通の姫君、二人の絞りカスだと影で嘲笑されていたが実は一番神に祝福された存在だと発覚する。
下菊みこと
ファンタジー
絞りカスと言われて傷付き続けた姫君、それでも姉と兄が好きらしい。
ティモールとマルタは父王に詰め寄られる。結界と祝福が弱まっていると。しかしそれは当然だった。本当に神から愛されているのは、大聖女のマルタでも大聖者のティモールでもなく、平凡な妹リリィなのだから。
小説家になろう様でも投稿しています。
聖女としてきたはずが要らないと言われてしまったため、異世界でふわふわパンを焼こうと思います!
伊桜らな
ファンタジー
家業パン屋さんで働くメルは、パンが大好き。
いきなり聖女召喚の儀やらで異世界に呼ばれちゃったのに「いらない」と言われて追い出されてしまう。どうすればいいか分からなかったとき、公爵家当主に拾われ公爵家にお世話になる。
衣食住は確保できたって思ったのに、パンが美味しくないしめちゃくちゃ硬い!!
パン好きなメルは、厨房を使いふわふわパン作りを始める。
*表紙画は月兎なつめ様に描いて頂きました。*
ー(*)のマークはRシーンがあります。ー
少しだけ展開を変えました。申し訳ありません。
ホットランキング 1位(2021.10.17)
ファンタジーランキング1位(2021.10.17)
小説ランキング 1位(2021.10.17)
ありがとうございます。読んでくださる皆様に感謝です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる