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「チハル~♪」
「お?ミオ・・・ミオ?え?」
千春は走竜車の前で待っていると美桜に声を掛けられた、呼ばれた方を見るとセイレーン族が走って来る。
「え?え?」
「あ!ごめんごめーん!今幻術かけてもらってんのよ。」
「びっくりしたぁ!って事はやっぱりそっちにも居た?」
「めっちゃいた、コンの幻術とリリの姿消しで撒いたけどね、チハル達は大丈夫だったの?」
「うん、ロイロとビェリーが気配探って次々と行動不能にしてくれた。」
「そっかぁ、ソラ達大丈夫かな。」
美桜は心配そうに言う。
「サフィー、サリナに連絡取った?」
「はい、あちらにも居たそうですが・・・報告では問題無く対処し終わり買い物を続けると。」
「んじゃ大丈夫かー、でもやっぱり私達狙われてたんだねぇ。」
「そうですね、襲ってきた人数からしても昨日から準備していると考えて良いでしょう、組織的に動いていますね。」
サフィーナはそう言い、辺りを伺う。
「ロイロ、まだ居る?」
「んー、居ると思うが人も多いからのう、上手く隠れておるのかもしれんなぁ。」
「そうやね、こっちを見て来る視線はあるんやけど・・・このメンツやけん目立つんよね。」
ルプは大きな狼、そして珍しい種族ドラゴニュートに異国の騎士、それから風貌の違う千春達と視線を感じるのは仕方なかった。
「チハルー!」
「ソラ!大丈夫だった!?」
通りから青空、大愛、日葵が手を振りながら歩いてくる。
「うん、めっちゃ襲われたwww」
「えー、大丈夫?怪我無い?」
「大丈夫!全員動けなくしてやったから!」
「・・・・え?ソラが?」
「ダイアとヒマリもやったよー、でもやっぱりサリナさん達凄いわ。」
千春と青空が話しをしていると、サリナとサフィーナが話しを始める。
「大丈夫でしたか?」
「はい、途中から人数が倍に増えましたがソラ様達の機転で対応出来ました。」
「そう、今回は何とも言えないわね、ご苦労様でした。」
サフィーナは仕方ないと溜息を吐くとサリナを労う。
「で?チハルあれの原因と言うか犯人分かったの?」
「それが分かんないんだよ、今の所もう襲撃は無いし、もう終わったのかなーって思ってるんだけどさ。」
「そっか、買い物は?」
「うん!魚の卵の塩漬けはバッチリ買えた!」
「おー!そうだ私達はオソロのアクセと、ここでしか買えない果物大量に買ったよ。」
「へぇ楽しみだね、ミオ達は?」
「ふっふっふ!聞いて驚け!見て驚け!」
美桜はバッグから鰹節を取り出す。
「カーツーオーブーシー!」
美桜は某猫型なロボットのような言い方で取り出す。
「マ!?すごっ!え?どこに売ってた!?」
「乾物やさんで売ってたよ、取りあえず在庫が20本ちょっと有ったから買い占めておいたぜ。」
「ナイス!これは今後も欲しいね、タラの卵もあったから明太子も作り方教えて作ってもらいたいし。」
「こりゃ通うしかないね。」
「リリにフェアリーリングをどこか設置してもらおう。」
美桜と千春はウキウキで話す。
「もちろん構いませんわぁ~♪」
「お城のどこかに作りたいねぇ、壊されたくないし。」
千春はリリに言う。
「それじゃ皆買い物は終わった感じ?」
「ウチらは終わりー。」
「私達も一通り見て回ったし大丈夫だよ。」
そう言っていると周りがざわつく。
「あら、黒幕がお越しかしら。」
サフィーナは微笑みながら言う、ざわつく方を見ると露出の激しい女が歩いてくる、左右に体格の良い水夫の様な男が6人並んでいる。
「あんたら、うちの野郎どもを可愛がってくれたそうだね。」
「えぇ、可愛がってあげましたが、お礼は要りませんよ。」
サフィーナは女に向かって歩き、目の前に行くと丁寧に答える。
「へぇ、いい度胸してるわね、お前たちは何者なんだい?」
「言う必要は無いですわ、あなた達こそ誰かも分からない人を襲ったわけですか?」
「そりぁアタイらは海賊だからねぇ、それが仕事さぁ。」
さも当たり前の様に言う女、そして水夫達は身構える。
「仕事ですか、それでは私も仕事をさせて頂きましょう。」
サフィーナは今にも飛び掛かってきそうな男達を睨む。
「お前たち!遠慮は要らないよ!やっちまいな!・・・・え?」
左右に居た男たちは女が振り返ると消えていた。
「さて、あなた1人ですけれど?」
「何しやがった!」
「さぁ?手の内をさらす必要も無いので。」
サフィーナはクスクスと笑い女を煽る、その瞬間女は片刃で反りの入った剣を振り下ろす、サフィーナはその剣を手のひらで受ける。
「は!?お前なにを!?」
「別に?あなたの剣を受けただけですが何か?」
女はすぐに剣を引き横に一閃するが、サフィーナは服にすらかすらせず半歩引き避ける。
「まだぁ!!!」
素早い剣技で女は剣を振り回すがサフィーナには当たらない、そしてサフィーナは剣の腹を手のひらで叩くと剣が折れた。
「ふざけるな!ありえない!!!なんだお前は!!!!」
「あなたに教える名前は有りません。」
そう言うとサフィーナは貫き手で喉の下を突く、女はそのまま倒れてしまった。
「サフィー!大丈夫?」
「大丈夫ですよチハル。」
「手!手!!!!剣受けてたじゃん!!!怪我してない!?」
「あ、これですか?」
サフィーナはそう言うと手のひらを見せる、手のひらにはロイロの鱗が有った。
「あ・・・ロイロの鱗?」
「えぇ、エーデルさんがミスリルの剣で切っても傷しか付けれなかった物です。」
「あぁぁびっくりしたぁ、もう!無茶しないでよ・・・はぁ。」
「それチハルが言います?」
「うっ・・・あ、はい、ごめんなさい。」
「さて、黒幕も倒しましたしお城に戻りましょうか。」
いつもの笑顔で言うサフィーナは皆を促す。
「サフィーちゃんって凄いんだね・・・。」
美桜は身体強化で動体視力も高くなっていたがそれでも目は追いついていなかった。
「それはそうですよー、私だと1万回やっても1万回負けますもーん。」
モリアンはヤレヤレと言わんばかりに答える。
「流石チハル部隊の総帥ですなぁ。」
頼子も笑いながら言う。
「千春、この女ちょっと回復してやらんと呼吸止まってるぞ。」
ルプはうつ伏せて倒れている女を前足でフミフミしながら言う
「へ!?サフィー手加減は!?」
「・・・・しましたけど、思った以上に弱い人ですねぇ。」
アラアラとサフィーナは苦笑いする。
「・・・ヒール!」
「・・・げふっ・・げふぉ・・・。」
「お、蘇生した。」
「では捕獲しますね。」
サフィーナはそう言うとアイテムボックスに落とす。
「さ、帰りましょう♪」
「はーいサフィーママ。」
一部始終を見ていた青空達や竜騎士、そしてドラゴン達もサフィーナには逆らってはいけないと思いながら城に戻った。
「お?ミオ・・・ミオ?え?」
千春は走竜車の前で待っていると美桜に声を掛けられた、呼ばれた方を見るとセイレーン族が走って来る。
「え?え?」
「あ!ごめんごめーん!今幻術かけてもらってんのよ。」
「びっくりしたぁ!って事はやっぱりそっちにも居た?」
「めっちゃいた、コンの幻術とリリの姿消しで撒いたけどね、チハル達は大丈夫だったの?」
「うん、ロイロとビェリーが気配探って次々と行動不能にしてくれた。」
「そっかぁ、ソラ達大丈夫かな。」
美桜は心配そうに言う。
「サフィー、サリナに連絡取った?」
「はい、あちらにも居たそうですが・・・報告では問題無く対処し終わり買い物を続けると。」
「んじゃ大丈夫かー、でもやっぱり私達狙われてたんだねぇ。」
「そうですね、襲ってきた人数からしても昨日から準備していると考えて良いでしょう、組織的に動いていますね。」
サフィーナはそう言い、辺りを伺う。
「ロイロ、まだ居る?」
「んー、居ると思うが人も多いからのう、上手く隠れておるのかもしれんなぁ。」
「そうやね、こっちを見て来る視線はあるんやけど・・・このメンツやけん目立つんよね。」
ルプは大きな狼、そして珍しい種族ドラゴニュートに異国の騎士、それから風貌の違う千春達と視線を感じるのは仕方なかった。
「チハルー!」
「ソラ!大丈夫だった!?」
通りから青空、大愛、日葵が手を振りながら歩いてくる。
「うん、めっちゃ襲われたwww」
「えー、大丈夫?怪我無い?」
「大丈夫!全員動けなくしてやったから!」
「・・・・え?ソラが?」
「ダイアとヒマリもやったよー、でもやっぱりサリナさん達凄いわ。」
千春と青空が話しをしていると、サリナとサフィーナが話しを始める。
「大丈夫でしたか?」
「はい、途中から人数が倍に増えましたがソラ様達の機転で対応出来ました。」
「そう、今回は何とも言えないわね、ご苦労様でした。」
サフィーナは仕方ないと溜息を吐くとサリナを労う。
「で?チハルあれの原因と言うか犯人分かったの?」
「それが分かんないんだよ、今の所もう襲撃は無いし、もう終わったのかなーって思ってるんだけどさ。」
「そっか、買い物は?」
「うん!魚の卵の塩漬けはバッチリ買えた!」
「おー!そうだ私達はオソロのアクセと、ここでしか買えない果物大量に買ったよ。」
「へぇ楽しみだね、ミオ達は?」
「ふっふっふ!聞いて驚け!見て驚け!」
美桜はバッグから鰹節を取り出す。
「カーツーオーブーシー!」
美桜は某猫型なロボットのような言い方で取り出す。
「マ!?すごっ!え?どこに売ってた!?」
「乾物やさんで売ってたよ、取りあえず在庫が20本ちょっと有ったから買い占めておいたぜ。」
「ナイス!これは今後も欲しいね、タラの卵もあったから明太子も作り方教えて作ってもらいたいし。」
「こりゃ通うしかないね。」
「リリにフェアリーリングをどこか設置してもらおう。」
美桜と千春はウキウキで話す。
「もちろん構いませんわぁ~♪」
「お城のどこかに作りたいねぇ、壊されたくないし。」
千春はリリに言う。
「それじゃ皆買い物は終わった感じ?」
「ウチらは終わりー。」
「私達も一通り見て回ったし大丈夫だよ。」
そう言っていると周りがざわつく。
「あら、黒幕がお越しかしら。」
サフィーナは微笑みながら言う、ざわつく方を見ると露出の激しい女が歩いてくる、左右に体格の良い水夫の様な男が6人並んでいる。
「あんたら、うちの野郎どもを可愛がってくれたそうだね。」
「えぇ、可愛がってあげましたが、お礼は要りませんよ。」
サフィーナは女に向かって歩き、目の前に行くと丁寧に答える。
「へぇ、いい度胸してるわね、お前たちは何者なんだい?」
「言う必要は無いですわ、あなた達こそ誰かも分からない人を襲ったわけですか?」
「そりぁアタイらは海賊だからねぇ、それが仕事さぁ。」
さも当たり前の様に言う女、そして水夫達は身構える。
「仕事ですか、それでは私も仕事をさせて頂きましょう。」
サフィーナは今にも飛び掛かってきそうな男達を睨む。
「お前たち!遠慮は要らないよ!やっちまいな!・・・・え?」
左右に居た男たちは女が振り返ると消えていた。
「さて、あなた1人ですけれど?」
「何しやがった!」
「さぁ?手の内をさらす必要も無いので。」
サフィーナはクスクスと笑い女を煽る、その瞬間女は片刃で反りの入った剣を振り下ろす、サフィーナはその剣を手のひらで受ける。
「は!?お前なにを!?」
「別に?あなたの剣を受けただけですが何か?」
女はすぐに剣を引き横に一閃するが、サフィーナは服にすらかすらせず半歩引き避ける。
「まだぁ!!!」
素早い剣技で女は剣を振り回すがサフィーナには当たらない、そしてサフィーナは剣の腹を手のひらで叩くと剣が折れた。
「ふざけるな!ありえない!!!なんだお前は!!!!」
「あなたに教える名前は有りません。」
そう言うとサフィーナは貫き手で喉の下を突く、女はそのまま倒れてしまった。
「サフィー!大丈夫?」
「大丈夫ですよチハル。」
「手!手!!!!剣受けてたじゃん!!!怪我してない!?」
「あ、これですか?」
サフィーナはそう言うと手のひらを見せる、手のひらにはロイロの鱗が有った。
「あ・・・ロイロの鱗?」
「えぇ、エーデルさんがミスリルの剣で切っても傷しか付けれなかった物です。」
「あぁぁびっくりしたぁ、もう!無茶しないでよ・・・はぁ。」
「それチハルが言います?」
「うっ・・・あ、はい、ごめんなさい。」
「さて、黒幕も倒しましたしお城に戻りましょうか。」
いつもの笑顔で言うサフィーナは皆を促す。
「サフィーちゃんって凄いんだね・・・。」
美桜は身体強化で動体視力も高くなっていたがそれでも目は追いついていなかった。
「それはそうですよー、私だと1万回やっても1万回負けますもーん。」
モリアンはヤレヤレと言わんばかりに答える。
「流石チハル部隊の総帥ですなぁ。」
頼子も笑いながら言う。
「千春、この女ちょっと回復してやらんと呼吸止まってるぞ。」
ルプはうつ伏せて倒れている女を前足でフミフミしながら言う
「へ!?サフィー手加減は!?」
「・・・・しましたけど、思った以上に弱い人ですねぇ。」
アラアラとサフィーナは苦笑いする。
「・・・ヒール!」
「・・・げふっ・・げふぉ・・・。」
「お、蘇生した。」
「では捕獲しますね。」
サフィーナはそう言うとアイテムボックスに落とす。
「さ、帰りましょう♪」
「はーいサフィーママ。」
一部始終を見ていた青空達や竜騎士、そしてドラゴン達もサフィーナには逆らってはいけないと思いながら城に戻った。
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