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ゴーレム処理!
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「美味しいわ!この赤いソースの酸味と甘さがたまらないわ。」
ママドラはニコニコしながら肉を頬張る。
「うむ、美味いのう、酒に合いそうじゃ。」
「ロイロ、ダンジョンでお酒はやめてよねー。」
「呑むとは言っとらんじゃろー、くれるなら呑むがの。」
ロイロは笑いながら食事を続ける、
「チハルさん、このぽーくちゃっぷも街で食べれるのかしら?」
「これは教えてないですね、ルノアーさんに教えたらもれなく街で食べれますけど。」
「是非教えてあげてね♪」
レフト、ライトも美味しそうに頬張り、イー、アル、サンもガツガツと聞こえそうな程に食べている。
「ルプ、奥にいる魔物って何か分かる?」
「魔物の気配は2つなんだが、ロイロ、魔力を感じたのは何体だ?」
肉を頬張るロイロにルプが問いかける。
「んー・・・8、いや9か?ビェリー、熱感知出来るか?」
「ここからじゃわからんね、もうちょい近寄りゃ分かるかもしれんけど。」
ロイロとビェリーが話をしているとリリが言う。
「ゴーレムじゃありません?」
「ゴーレムぅ?」
「えぇ、ダンジョンでマナの濃い所だと出て来ますわー。」
「リリ、ゴーレムってどうやって倒すの?」
麗奈がリリに聞く。
「さぁ?壊せば良いんじゃないのかしら?」
「ゴーレムは体の中にある魔石を壊すか、再生出来ないくらい破壊し続ければ倒せるわよ。」
ママドラがリリに教える。
「魔石の場所分かるの?」
「儂は分かるぞ。」
「私も分かるわね。」
ロイロとママドラが言うと、レフトとライトもウンウンと頷いている。
「ドラゴンは分かるんだ、ルプ達どうする?」
「壊せば良いんだろ?」
「まぁそだね、とりあえずロイロ達に倒して貰うって事で、見てから考えるかぁ。」
のんびり食事をし、片付けると皆は歩いて奥に入る。
「ふむ、ゴーレムで間違いないようじゃな。」
「そうやね、熱感知はないけん間違いなかろー。」
ロイロとビェリーが先頭を進んでいると、転がっている岩が動き出す。
「おー、ロックゴーレムって奴かな。」
「岩かー、魔法で壊せるかな。」
「動きは早くないな、一発打ち込んでみるか?」
「そうだね。」
「はーい!私やるー!」
「ウチもー!」
麗奈と美桜が千春と並び前に出る。
「ヨリもやる?」
「あ、私面白い事思いついた。」
「え?なになに?」
「千春がよくやる奴だよ。」
頼子はそう言うと、動き出したゴーレムに手をかざす。
「あー!」
それを見た千春が声を上げる。
「アイトネ様の言った事忘れてたわ、ダンジョンで影魔法めっちゃ使えるって言ってたじゃん。」
頼子は動き出し、こちらに向かって来たゴーレム3体を影に落とした。
「で、収納したゴーレムどうすんの?」
「こうする。」
頼子は上を見る、かなり高い天井を見上げ手をかざすと、ゴーレムが一体落下し地面と激突し砕ける。
「おー!」
「パチパチパチ!」
「あ、まだ動けるっぽい。」
ゴーレムは砕けた腕や体が集まり立ち上がる。
「それじゃ次ウチねー、ヨリ、残りも落として。」
「ほいよ。」
残り2体も落ちて砕けるが元に戻り立ち上がる。
「うりゃ!ブラストファイアー!」
「ハイドロボム!」
2人の魔法はゴーレムに着弾し砂煙を上げる。
「駄目だ、頑丈だわ。」
砕ける所もあるが、直ぐに元に戻るゴーレム。
『さて、儂の出番かの。』
ドラゴンの姿でロイロは歩いて行く、そしておもむろに殴る。
「殴るんかーい!」
思わず突っ込む千春、もう2体のゴーレムはママドラの尻尾で叩きつけられ壁に激突すると動きを止めた。
「流石ドラゴン、強いね。」
「こう言うのは質量が物を言うって感じ?」
そう言っていると、奥からさらに3体のゴーレムが現れる。
「あれ?岩じゃなく無い?」
「アレじゃん?アイアンゴーレム的な。」
「マジか、ロイロ大丈夫ー?」
ロイロはチラリと千春を見た後、アイアンゴーレムに尻尾を振り叩きつける。
「ふむ。」
アイアンゴーレムは数メートル飛ばされるがロイロの尻尾を耐えた。
「面倒じゃな、ダンジョンじゃなければ思いっきりやるんじゃが。」
「ロイロ、ダンジョンの外でやるなら捕獲しとくばい?」
「あー、そうだな、ビェリー頼む。」
ビェリーは影魔法でアイアンゴーレムを影に落とす。
「便利すぎますね、影魔法。」
「本当ですね。」
護衛に徹しているエーデルとホーキンは苦笑いしながら話しをする。
「エーデルさん、ゴーレム出たらどうやって倒すんですか?」
美桜はふと気になりエーデルに問いかける。
「動きは遅いですからね、動かなくなるまで切り刻みます。」
「え?切れるの?」
「切れますよ。」
エーデルは剣を抜くと、転がるロックゴーレムの残骸に近寄り剣を横殴りに振る。
シュッ!
空気を切る様な音がすると、ロックゴーレムは半分に分かれる。
「凄!」
「えー!何で岩切れるの!?」
「この剣はミスリルですからね、アイアンゴーレムでも切れますよ。」
エーデルは剣を鞘に納めながら答える。
「ホーキンさんも出来るんです?」
笑みを浮かべ、エーデルを見ていたホーキンに麗奈が問いかける。
「はい、自分の剣もミスリルですから。」
「ミスリルだと切れるんですね。」
「いえ、角度と速度、技量が無ければ弾かれますし、最悪ミスリルでも折れますよ。」
「へぇ、流石団長クラスはすごいね。」
ゴーレムの処理が終わり、皆は奥に進む、もう一度ゴーレムが現れたが、ビェリーがサクッと影に落とす。
「ロイロ、あと何体?」
「奥に魔物が2体おるな。」
「何が居るのかなぁ。」
「魔力量だけを見るなら結構大物っぽいぞ。」
「腕が鳴るな、そろそろ俺も見せ場が欲しいぞ?」
「僕もです!」
ルプとコンは戦いたくてウズウズしながら言う、そして30階層最奥と思われるエリアに入ると、真紅の大蜘蛛がたたずんでいた。
ママドラはニコニコしながら肉を頬張る。
「うむ、美味いのう、酒に合いそうじゃ。」
「ロイロ、ダンジョンでお酒はやめてよねー。」
「呑むとは言っとらんじゃろー、くれるなら呑むがの。」
ロイロは笑いながら食事を続ける、
「チハルさん、このぽーくちゃっぷも街で食べれるのかしら?」
「これは教えてないですね、ルノアーさんに教えたらもれなく街で食べれますけど。」
「是非教えてあげてね♪」
レフト、ライトも美味しそうに頬張り、イー、アル、サンもガツガツと聞こえそうな程に食べている。
「ルプ、奥にいる魔物って何か分かる?」
「魔物の気配は2つなんだが、ロイロ、魔力を感じたのは何体だ?」
肉を頬張るロイロにルプが問いかける。
「んー・・・8、いや9か?ビェリー、熱感知出来るか?」
「ここからじゃわからんね、もうちょい近寄りゃ分かるかもしれんけど。」
ロイロとビェリーが話をしているとリリが言う。
「ゴーレムじゃありません?」
「ゴーレムぅ?」
「えぇ、ダンジョンでマナの濃い所だと出て来ますわー。」
「リリ、ゴーレムってどうやって倒すの?」
麗奈がリリに聞く。
「さぁ?壊せば良いんじゃないのかしら?」
「ゴーレムは体の中にある魔石を壊すか、再生出来ないくらい破壊し続ければ倒せるわよ。」
ママドラがリリに教える。
「魔石の場所分かるの?」
「儂は分かるぞ。」
「私も分かるわね。」
ロイロとママドラが言うと、レフトとライトもウンウンと頷いている。
「ドラゴンは分かるんだ、ルプ達どうする?」
「壊せば良いんだろ?」
「まぁそだね、とりあえずロイロ達に倒して貰うって事で、見てから考えるかぁ。」
のんびり食事をし、片付けると皆は歩いて奥に入る。
「ふむ、ゴーレムで間違いないようじゃな。」
「そうやね、熱感知はないけん間違いなかろー。」
ロイロとビェリーが先頭を進んでいると、転がっている岩が動き出す。
「おー、ロックゴーレムって奴かな。」
「岩かー、魔法で壊せるかな。」
「動きは早くないな、一発打ち込んでみるか?」
「そうだね。」
「はーい!私やるー!」
「ウチもー!」
麗奈と美桜が千春と並び前に出る。
「ヨリもやる?」
「あ、私面白い事思いついた。」
「え?なになに?」
「千春がよくやる奴だよ。」
頼子はそう言うと、動き出したゴーレムに手をかざす。
「あー!」
それを見た千春が声を上げる。
「アイトネ様の言った事忘れてたわ、ダンジョンで影魔法めっちゃ使えるって言ってたじゃん。」
頼子は動き出し、こちらに向かって来たゴーレム3体を影に落とした。
「で、収納したゴーレムどうすんの?」
「こうする。」
頼子は上を見る、かなり高い天井を見上げ手をかざすと、ゴーレムが一体落下し地面と激突し砕ける。
「おー!」
「パチパチパチ!」
「あ、まだ動けるっぽい。」
ゴーレムは砕けた腕や体が集まり立ち上がる。
「それじゃ次ウチねー、ヨリ、残りも落として。」
「ほいよ。」
残り2体も落ちて砕けるが元に戻り立ち上がる。
「うりゃ!ブラストファイアー!」
「ハイドロボム!」
2人の魔法はゴーレムに着弾し砂煙を上げる。
「駄目だ、頑丈だわ。」
砕ける所もあるが、直ぐに元に戻るゴーレム。
『さて、儂の出番かの。』
ドラゴンの姿でロイロは歩いて行く、そしておもむろに殴る。
「殴るんかーい!」
思わず突っ込む千春、もう2体のゴーレムはママドラの尻尾で叩きつけられ壁に激突すると動きを止めた。
「流石ドラゴン、強いね。」
「こう言うのは質量が物を言うって感じ?」
そう言っていると、奥からさらに3体のゴーレムが現れる。
「あれ?岩じゃなく無い?」
「アレじゃん?アイアンゴーレム的な。」
「マジか、ロイロ大丈夫ー?」
ロイロはチラリと千春を見た後、アイアンゴーレムに尻尾を振り叩きつける。
「ふむ。」
アイアンゴーレムは数メートル飛ばされるがロイロの尻尾を耐えた。
「面倒じゃな、ダンジョンじゃなければ思いっきりやるんじゃが。」
「ロイロ、ダンジョンの外でやるなら捕獲しとくばい?」
「あー、そうだな、ビェリー頼む。」
ビェリーは影魔法でアイアンゴーレムを影に落とす。
「便利すぎますね、影魔法。」
「本当ですね。」
護衛に徹しているエーデルとホーキンは苦笑いしながら話しをする。
「エーデルさん、ゴーレム出たらどうやって倒すんですか?」
美桜はふと気になりエーデルに問いかける。
「動きは遅いですからね、動かなくなるまで切り刻みます。」
「え?切れるの?」
「切れますよ。」
エーデルは剣を抜くと、転がるロックゴーレムの残骸に近寄り剣を横殴りに振る。
シュッ!
空気を切る様な音がすると、ロックゴーレムは半分に分かれる。
「凄!」
「えー!何で岩切れるの!?」
「この剣はミスリルですからね、アイアンゴーレムでも切れますよ。」
エーデルは剣を鞘に納めながら答える。
「ホーキンさんも出来るんです?」
笑みを浮かべ、エーデルを見ていたホーキンに麗奈が問いかける。
「はい、自分の剣もミスリルですから。」
「ミスリルだと切れるんですね。」
「いえ、角度と速度、技量が無ければ弾かれますし、最悪ミスリルでも折れますよ。」
「へぇ、流石団長クラスはすごいね。」
ゴーレムの処理が終わり、皆は奥に進む、もう一度ゴーレムが現れたが、ビェリーがサクッと影に落とす。
「ロイロ、あと何体?」
「奥に魔物が2体おるな。」
「何が居るのかなぁ。」
「魔力量だけを見るなら結構大物っぽいぞ。」
「腕が鳴るな、そろそろ俺も見せ場が欲しいぞ?」
「僕もです!」
ルプとコンは戦いたくてウズウズしながら言う、そして30階層最奥と思われるエリアに入ると、真紅の大蜘蛛がたたずんでいた。
応援ありがとうございます!
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