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クルメール国へれっつごー!
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「サフィー、クルメール国って何処にあるの?」
「ハース領をさらに北に行くと有ります、順調にいけば馬車で1か月程の距離で、王国からは一番近い国ですね。」
「だそうです!」
「なに?場所知らないのに行くって話しになってたの?」
行くと言いながら場所を知らない千春に、頼子が突っ込む。
「それで、何しに行くん?観光?」
麗奈が千春に問いかける。
「えっと、ダンジョンのモンスターが凄い湧いて出てくるから、ジブラロールに応援要請が来てて、ママドラさんが行くよって話しなのね、それに便乗して行こうかと。」
「なんじゃそりゃ!遊びじゃないじゃん!」
「終わったら遊べるよ?」
「そりゃそうだろうけど、私達魔物退治とか無理くね?」
「ママドラさん達がやってくれるってさ、ロイロ達もやる?」
「んー、母がやるならダンジョンごと潰せるじゃろ、過剰戦力も良い所じゃろ。」
「いや、逆にダンジョン潰さない様に私達が行くって名目もあるのよ。」
「あぁ、そういう話か、まぁ問題ないじゃろ。」
「と、言う訳でーママドラさん達の準備と、お父様から書状が来るまでに準備しまーす。」
千春は厨房に行くと、出した食材や調味料をアイテムボックスに入れる。
「チハル、こちらは準備終わりましたよ。」
「はやっ!!!」
サフィーナが千春に言うと、驚きながら答える。
「チハルはいきなり言いますからね、常にお出かけ出来る準備はしていますから。」
「あー、うん、いつもありがとう。」
笑いながら千春は答える。
「チハルーおっけー、どうやって行くの?」
「えーっと、リリ、クルメール国までのフェアリーリングってある?」
「あるかも知れないけど、私は知らないわよ?」
「そっか、ハースまで飛んでもらって、そこからロイロ便かなぁ。」
「それで構わんじゃろ、時間的にハースから5時間ほどか。」
「んー、ハースまでの時間が短縮されるからそれくらいかな?」
ロイロと話しをしていると、ママドラ達が千春の部屋に入ってくる。
「チハルさん、お待たせしたかしら?」
「いえ、こっちも準備してたので、移動手段を今確認してました。」
「チハルさん達は何人居るの?」
「えーっと、私、ヨリ、ミオ、レナ、サフィー、モリー、サリナ、ルカ、あとはルプか、9人です。」
「そう、それじゃ私達に乗れば良いわね。」
「え?ゴンドラで乗れば全員乗れますけど。」
「それじゃ速度出ないでしょう?私達に乗ればもっと早いわよ。」
「そうじゃな、ゴンドラは何か有れば使えばいいじゃろ。」
「えーっとそれじゃぁ・・・。」
ロイロ:千春、ルプ
ママドラ:サフィーナ、ヨリ
レフト:ミオ
ライト:レナ
イー:モリアン
アル:サリナ
サン:ラルカ
「はい!これで行きまーす。」
「そうじゃな。」
誰が誰に乗るか話しをしていると、宰相が千春の部屋に来る。
「チハル様、こちらが書状です。」
「うわぁ豪華。」
「国の書状ですから、こういう物ですよ。」
「はい、それじゃ確かに受け取りました、ちなみに誰に渡したら良いんですか?」
「クルメール国の国王、シャグリール陛下にお渡しください。」
「シャグリール陛下ですね、了解です・・・って王城に入るんです?」
「はい、いきなりダンジョンアタックは辞めてくださいね。」
「うっ・・・はい。」
「そのつもりでした?」
目が泳ぐ千春にルーカスは微笑みながら問いかける。
「・・・いえ?そんなぁ、いきなり行きませんよぉ?」
「はっはっは、まぁこのメンツです、問題なく対処出来ると思いますが、要請に対して行うと言う事を話ししておかなければ成りません、よろしくお願いしますぞ。」
「はい、わかりました。」
「あと、エーデルとホーキンを連れて行って下さい。」
「はい?エーデルさんとホーキンさんです?」
「えぇ、対外的にエーデルが居た方が良いのですよ。」
「了解しましたー、良かったねミオ、レナ。」
「ふぇ!?」
「んじゃミオとエーデルさんはレフトに、レナとホーキンさんはライトに乗せてもらおう。」
「え!?私ホーキンさんと!?」
「よかったねぇレナ。」
「違いますー、そういうのじゃありません-。」
麗奈は揶揄う美桜に言う。
「はーいそれじゃこういう感じでお願いしまーす。」
ロイロ:千春、ルプ
ママドラ:サフィーナ、ヨリ
レフト:ミオ、エーデル
ライト:レナ、ホーキン
イー:モリアン
アル:サリナ
サン:ラルカ
「チハル様お待たせしました!」
「エーデルさんホーキンさん、よろしくー。」
「本来なら軍を動かす事態ですから、私とホーキンだけで済むのです、こちらがお礼を言わなければ。」
「良いの良いの、どうせ暇だったし、それじゃ早速行きますかー。」
千春は皆を促し庭のフェアリーリングに向かう。
「へぇ、これがフェアリーリングなのね。」
「ママドラさんは初めてです?」
「えぇ、飛べば済みますからね。」
「そりゃそうだ、それじゃハース領から先はサフィーの案内になるので、先頭を飛んでもらって良いですか?」
「勿論よ♪」
総勢18人とペット枠達はフェアリーリングに入る。
「リリ大人数だけど大丈夫?」
「片道だけでしょー?大丈夫よー。」
「オッケー、それじゃレッツゴー!」
リリはいつもの様に魔力を込めると、ハース領の海辺に到着する。
「それじゃぁ皆、いくわよ。」
ママドラが言うと皆がドラゴンに変化する。
「おおぉぉぅ!全員ドラゴンになると迫力あんねぇ。」
「えーっと、誰が誰だろ。」
「分かるようにリボンでも付けとく?」
「レフちゃんとライちゃんはリボンでイーアルサンはスカーフでいんじゃない?」
頼子は影から色違いの布を出し、ドラゴンに巻いて行く。
『チハル、それじゃ行くぞ?』
「うん、ママドラさんよろしく。」
『えぇ、任せてちょうだい、サフィーちゃん道案内よろしくね。』
そう言うとドラゴンは一斉に翼を広げ大きく羽ばたく。
「クルメール国にれっつごー!!!」
「ハース領をさらに北に行くと有ります、順調にいけば馬車で1か月程の距離で、王国からは一番近い国ですね。」
「だそうです!」
「なに?場所知らないのに行くって話しになってたの?」
行くと言いながら場所を知らない千春に、頼子が突っ込む。
「それで、何しに行くん?観光?」
麗奈が千春に問いかける。
「えっと、ダンジョンのモンスターが凄い湧いて出てくるから、ジブラロールに応援要請が来てて、ママドラさんが行くよって話しなのね、それに便乗して行こうかと。」
「なんじゃそりゃ!遊びじゃないじゃん!」
「終わったら遊べるよ?」
「そりゃそうだろうけど、私達魔物退治とか無理くね?」
「ママドラさん達がやってくれるってさ、ロイロ達もやる?」
「んー、母がやるならダンジョンごと潰せるじゃろ、過剰戦力も良い所じゃろ。」
「いや、逆にダンジョン潰さない様に私達が行くって名目もあるのよ。」
「あぁ、そういう話か、まぁ問題ないじゃろ。」
「と、言う訳でーママドラさん達の準備と、お父様から書状が来るまでに準備しまーす。」
千春は厨房に行くと、出した食材や調味料をアイテムボックスに入れる。
「チハル、こちらは準備終わりましたよ。」
「はやっ!!!」
サフィーナが千春に言うと、驚きながら答える。
「チハルはいきなり言いますからね、常にお出かけ出来る準備はしていますから。」
「あー、うん、いつもありがとう。」
笑いながら千春は答える。
「チハルーおっけー、どうやって行くの?」
「えーっと、リリ、クルメール国までのフェアリーリングってある?」
「あるかも知れないけど、私は知らないわよ?」
「そっか、ハースまで飛んでもらって、そこからロイロ便かなぁ。」
「それで構わんじゃろ、時間的にハースから5時間ほどか。」
「んー、ハースまでの時間が短縮されるからそれくらいかな?」
ロイロと話しをしていると、ママドラ達が千春の部屋に入ってくる。
「チハルさん、お待たせしたかしら?」
「いえ、こっちも準備してたので、移動手段を今確認してました。」
「チハルさん達は何人居るの?」
「えーっと、私、ヨリ、ミオ、レナ、サフィー、モリー、サリナ、ルカ、あとはルプか、9人です。」
「そう、それじゃ私達に乗れば良いわね。」
「え?ゴンドラで乗れば全員乗れますけど。」
「それじゃ速度出ないでしょう?私達に乗ればもっと早いわよ。」
「そうじゃな、ゴンドラは何か有れば使えばいいじゃろ。」
「えーっとそれじゃぁ・・・。」
ロイロ:千春、ルプ
ママドラ:サフィーナ、ヨリ
レフト:ミオ
ライト:レナ
イー:モリアン
アル:サリナ
サン:ラルカ
「はい!これで行きまーす。」
「そうじゃな。」
誰が誰に乗るか話しをしていると、宰相が千春の部屋に来る。
「チハル様、こちらが書状です。」
「うわぁ豪華。」
「国の書状ですから、こういう物ですよ。」
「はい、それじゃ確かに受け取りました、ちなみに誰に渡したら良いんですか?」
「クルメール国の国王、シャグリール陛下にお渡しください。」
「シャグリール陛下ですね、了解です・・・って王城に入るんです?」
「はい、いきなりダンジョンアタックは辞めてくださいね。」
「うっ・・・はい。」
「そのつもりでした?」
目が泳ぐ千春にルーカスは微笑みながら問いかける。
「・・・いえ?そんなぁ、いきなり行きませんよぉ?」
「はっはっは、まぁこのメンツです、問題なく対処出来ると思いますが、要請に対して行うと言う事を話ししておかなければ成りません、よろしくお願いしますぞ。」
「はい、わかりました。」
「あと、エーデルとホーキンを連れて行って下さい。」
「はい?エーデルさんとホーキンさんです?」
「えぇ、対外的にエーデルが居た方が良いのですよ。」
「了解しましたー、良かったねミオ、レナ。」
「ふぇ!?」
「んじゃミオとエーデルさんはレフトに、レナとホーキンさんはライトに乗せてもらおう。」
「え!?私ホーキンさんと!?」
「よかったねぇレナ。」
「違いますー、そういうのじゃありません-。」
麗奈は揶揄う美桜に言う。
「はーいそれじゃこういう感じでお願いしまーす。」
ロイロ:千春、ルプ
ママドラ:サフィーナ、ヨリ
レフト:ミオ、エーデル
ライト:レナ、ホーキン
イー:モリアン
アル:サリナ
サン:ラルカ
「チハル様お待たせしました!」
「エーデルさんホーキンさん、よろしくー。」
「本来なら軍を動かす事態ですから、私とホーキンだけで済むのです、こちらがお礼を言わなければ。」
「良いの良いの、どうせ暇だったし、それじゃ早速行きますかー。」
千春は皆を促し庭のフェアリーリングに向かう。
「へぇ、これがフェアリーリングなのね。」
「ママドラさんは初めてです?」
「えぇ、飛べば済みますからね。」
「そりゃそうだ、それじゃハース領から先はサフィーの案内になるので、先頭を飛んでもらって良いですか?」
「勿論よ♪」
総勢18人とペット枠達はフェアリーリングに入る。
「リリ大人数だけど大丈夫?」
「片道だけでしょー?大丈夫よー。」
「オッケー、それじゃレッツゴー!」
リリはいつもの様に魔力を込めると、ハース領の海辺に到着する。
「それじゃぁ皆、いくわよ。」
ママドラが言うと皆がドラゴンに変化する。
「おおぉぉぅ!全員ドラゴンになると迫力あんねぇ。」
「えーっと、誰が誰だろ。」
「分かるようにリボンでも付けとく?」
「レフちゃんとライちゃんはリボンでイーアルサンはスカーフでいんじゃない?」
頼子は影から色違いの布を出し、ドラゴンに巻いて行く。
『チハル、それじゃ行くぞ?』
「うん、ママドラさんよろしく。」
『えぇ、任せてちょうだい、サフィーちゃん道案内よろしくね。』
そう言うとドラゴンは一斉に翼を広げ大きく羽ばたく。
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