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ザルグルの街だってさ!
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「そろそろ日が暮れるね。」
ドライアドに中間地点まで送って貰い、そこからロイロがゴンドラを運び飛び続けていた。
「ロイローあとどれくらいかかるー?」
『まだしばらく掛かるぞー。』
「一度降りてご飯にする?」
千春は窓から顔を戻し、皆に問いかける。
「そうですね、ロイロも休憩させてあげたいですね。」
サフィーナも頷く。
『チハルー街が見えるぞ、寄るか?』
「え?街?」
窓から顔を出すが見えない、千春はエーデルを見る。
「エーデルさんここら辺の街って何て街?」
「既に国境を超えています、方向が正しければジャシール国に入っているはずです、その領地かと。」
「私達が行っても大丈夫?」
「冒険者として入れば問題は無いですな。」
「ジブラロール王女で入ったら?」
「身元確認から始まり、入国理由やら何かと有るでしょう、確認取れれば領主邸に招かれると思われます。」
「うん!冒険者一択!ロイロー目立たない所に降りて街行こー!」
『了解じゃぁ!』
千春の目でも見える距離になりロイロは低空飛行で街に近づく、コンとビェリーの認識阻害、視覚阻害、ルプの遮音結界でギリギリまで近づくと、ロイロは着陸する。
「お疲れ様ロイロ!」
「なんて事はないわ。」
ロイロはそう言うが、ふぅ、と一息吐く。
「それじゃ残りは明日で、今日はココでご飯を食べてから王国戻る?」
「この街で泊まんないの?」
「どっちゃでも良いよ。」
「私は違う国の街で泊まるのも有りかな、旅行みたいだし。」
千春が聞くと、3人はそれぞれ思う事を言う。
「リリ、フェアリーリングは作れる?」
「出来ればもっと隠れた所に作りたいわねー、この街に来る事は無いと思いますけどぉー?」
「んー、そだねぇ、無駄に作るのも面倒か、それじゃとりあえず街に行こう!」
エーデルを先頭にモリアン、サリナ、千春達を挟みサフィーナ、ラルカ、殿をホーキンが歩く。
「門見えた!」
千春は嬉しそうに門を指差す。
「それでは並びましょう。」
馬車が数台並び、冒険者もチラホラと見える最後尾へ並ぶ、程なく順番が来ると門番が声を掛けてくる。
「冒険者か、冒険者証を。」
「「「「はい!」」」」
千春達は何故か嬉しそうに見せる。
「・・・ふむ、ジブラロール王国支部か、遠くから来たな、ザルグルの街は初めてか?」
「はい!初めてです!」
「その大きな狼は?」
「私のペットです!ね!ルプ!」
「ワフォン!」
「懐いてるな、ペットが問題を起こせば飼い主の責任になる、気をつけろよ。」
「はーい!」
「・・・要らん世話かもしれんが、貴族には近づくなよ。」
「え?」
「よし、入ってよし。」
「あ、はい、ありがとう!」
不安そうな顔から笑顔になった門番に挨拶をすると、千春達は街へ足を踏み入れる。
「なんだろ。」
「王国ではあまり有りませんが、横暴な貴族が管理する領地もあります、ココはその手の様ですね。」
「あー、そう言う事?」
「とりあえず宿は確保したい所ですね。」
「サフィー何処に有るかわかるの?」
「いえ、こう言う所では、冒険者向けに門前宿が有りますが・・・あまりお勧めは出来ませんね、商業エリアに行けば商人向けの宿も有るでしょう、行ってみましょうか。」
サフィーナが先頭になり通りを歩いて行くと、程なく店や露天が並ぶ通りに入る、するとサフィーナは、千春達に待つ様に言うと店に入りすぐに出てきた。
「さぁ行きましょうか。」
「場所聞いたの?」
「えぇ、商業ギルドの場所を確認しました。」
「宿じゃなく?」
「えぇ、初見で良い宿なんてわかりませんからね。」
クスクスと笑いながら千春に答える、そして商業ギルドにまたサフィーナは一人で入り、程なく出てきた。
「良い宿を聞いてきました、部屋を取りましょう。」
「サフィーちゃんすごいな、出来る女って感じ。」
「でしょぉ、もうサフィーが居なかったら私この世界で上手く生活できてないよぉ。」
「オロオロするチハルが目に浮かぶわぁ。」
頼子が言うと、千春は泣きを入れ、美桜は笑いながら言う。
「はい、ココですね。」
「ふおぉ!?ここ!?」
「うわぁ高そう!」
「・・・良いですな、警備も見えますね。」
高級そうな建物を見て千春と頼子は声を上げる、エーデルは警備面に目が行くようで、合格を出していた。
「あ!ルプは部屋入れる!?」
「厩舎が有りますよ?」
「えー!それはやだ!ルプ、狼男になっといて!」
「せめて獣人と言えよ。」
ルプは千春に言われ狼の獣人に変化する。
「それでは受付してきますね。」
サフィーナは建物に入ると、受付をし、すぐに戻る。
「お待たせしました、それでは食事に行きましょうか。」
「ほいよー、何食べる!?」
「食事の場所も聞いています、ギルドマスターのおすすめですので間違いは無いでしょう。」
「ギルドマスターぁ!?」
「はい。」
「え?商業ギルドの?」
「そうですよ?」
「良くそんな初めての街で、ギルドマスターとサクッと話しできたねサフィー。」
「フフフ、チハルとお出かけするんです、色々と準備はしてますよ。」
意味ありげな発言をしながら微笑むサフィーナ、そしてサフィーナの案内で来たお店は外から見ても分かるほど豪華だった。
「・・・絶対高いよねココ。」
「うん、どう見ても冒険者が来る店じゃないってのは私でも分かるよ。」
美桜と麗奈は店を見上げ口を開けている。
「さぁこちらですよ。」
店に入ると店員が声を掛けてくる。
「いらっしゃいませ、ご予約はされておられますでしょうか。」
「いえ、これを。」
サフィーナは紙を店員に見せると、店員は頭を下げ皆を案内する。
「サフィー、今の何?(ぼそっ)」
「ギルドマスターの紹介状です。」
「凄いね。」
「えぇ流石ギルドマスターの紹介状ですね、何も言わなくても入れました。」
「いや、サフィーが・・・いや、まぁいいや有難う♪」
お礼を言うとサフィーナはニコリと微笑む、そして全員が座れる広いテーブルに案内され、皆は席に着いた。
ドライアドに中間地点まで送って貰い、そこからロイロがゴンドラを運び飛び続けていた。
「ロイローあとどれくらいかかるー?」
『まだしばらく掛かるぞー。』
「一度降りてご飯にする?」
千春は窓から顔を戻し、皆に問いかける。
「そうですね、ロイロも休憩させてあげたいですね。」
サフィーナも頷く。
『チハルー街が見えるぞ、寄るか?』
「え?街?」
窓から顔を出すが見えない、千春はエーデルを見る。
「エーデルさんここら辺の街って何て街?」
「既に国境を超えています、方向が正しければジャシール国に入っているはずです、その領地かと。」
「私達が行っても大丈夫?」
「冒険者として入れば問題は無いですな。」
「ジブラロール王女で入ったら?」
「身元確認から始まり、入国理由やら何かと有るでしょう、確認取れれば領主邸に招かれると思われます。」
「うん!冒険者一択!ロイロー目立たない所に降りて街行こー!」
『了解じゃぁ!』
千春の目でも見える距離になりロイロは低空飛行で街に近づく、コンとビェリーの認識阻害、視覚阻害、ルプの遮音結界でギリギリまで近づくと、ロイロは着陸する。
「お疲れ様ロイロ!」
「なんて事はないわ。」
ロイロはそう言うが、ふぅ、と一息吐く。
「それじゃ残りは明日で、今日はココでご飯を食べてから王国戻る?」
「この街で泊まんないの?」
「どっちゃでも良いよ。」
「私は違う国の街で泊まるのも有りかな、旅行みたいだし。」
千春が聞くと、3人はそれぞれ思う事を言う。
「リリ、フェアリーリングは作れる?」
「出来ればもっと隠れた所に作りたいわねー、この街に来る事は無いと思いますけどぉー?」
「んー、そだねぇ、無駄に作るのも面倒か、それじゃとりあえず街に行こう!」
エーデルを先頭にモリアン、サリナ、千春達を挟みサフィーナ、ラルカ、殿をホーキンが歩く。
「門見えた!」
千春は嬉しそうに門を指差す。
「それでは並びましょう。」
馬車が数台並び、冒険者もチラホラと見える最後尾へ並ぶ、程なく順番が来ると門番が声を掛けてくる。
「冒険者か、冒険者証を。」
「「「「はい!」」」」
千春達は何故か嬉しそうに見せる。
「・・・ふむ、ジブラロール王国支部か、遠くから来たな、ザルグルの街は初めてか?」
「はい!初めてです!」
「その大きな狼は?」
「私のペットです!ね!ルプ!」
「ワフォン!」
「懐いてるな、ペットが問題を起こせば飼い主の責任になる、気をつけろよ。」
「はーい!」
「・・・要らん世話かもしれんが、貴族には近づくなよ。」
「え?」
「よし、入ってよし。」
「あ、はい、ありがとう!」
不安そうな顔から笑顔になった門番に挨拶をすると、千春達は街へ足を踏み入れる。
「なんだろ。」
「王国ではあまり有りませんが、横暴な貴族が管理する領地もあります、ココはその手の様ですね。」
「あー、そう言う事?」
「とりあえず宿は確保したい所ですね。」
「サフィー何処に有るかわかるの?」
「いえ、こう言う所では、冒険者向けに門前宿が有りますが・・・あまりお勧めは出来ませんね、商業エリアに行けば商人向けの宿も有るでしょう、行ってみましょうか。」
サフィーナが先頭になり通りを歩いて行くと、程なく店や露天が並ぶ通りに入る、するとサフィーナは、千春達に待つ様に言うと店に入りすぐに出てきた。
「さぁ行きましょうか。」
「場所聞いたの?」
「えぇ、商業ギルドの場所を確認しました。」
「宿じゃなく?」
「えぇ、初見で良い宿なんてわかりませんからね。」
クスクスと笑いながら千春に答える、そして商業ギルドにまたサフィーナは一人で入り、程なく出てきた。
「良い宿を聞いてきました、部屋を取りましょう。」
「サフィーちゃんすごいな、出来る女って感じ。」
「でしょぉ、もうサフィーが居なかったら私この世界で上手く生活できてないよぉ。」
「オロオロするチハルが目に浮かぶわぁ。」
頼子が言うと、千春は泣きを入れ、美桜は笑いながら言う。
「はい、ココですね。」
「ふおぉ!?ここ!?」
「うわぁ高そう!」
「・・・良いですな、警備も見えますね。」
高級そうな建物を見て千春と頼子は声を上げる、エーデルは警備面に目が行くようで、合格を出していた。
「あ!ルプは部屋入れる!?」
「厩舎が有りますよ?」
「えー!それはやだ!ルプ、狼男になっといて!」
「せめて獣人と言えよ。」
ルプは千春に言われ狼の獣人に変化する。
「それでは受付してきますね。」
サフィーナは建物に入ると、受付をし、すぐに戻る。
「お待たせしました、それでは食事に行きましょうか。」
「ほいよー、何食べる!?」
「食事の場所も聞いています、ギルドマスターのおすすめですので間違いは無いでしょう。」
「ギルドマスターぁ!?」
「はい。」
「え?商業ギルドの?」
「そうですよ?」
「良くそんな初めての街で、ギルドマスターとサクッと話しできたねサフィー。」
「フフフ、チハルとお出かけするんです、色々と準備はしてますよ。」
意味ありげな発言をしながら微笑むサフィーナ、そしてサフィーナの案内で来たお店は外から見ても分かるほど豪華だった。
「・・・絶対高いよねココ。」
「うん、どう見ても冒険者が来る店じゃないってのは私でも分かるよ。」
美桜と麗奈は店を見上げ口を開けている。
「さぁこちらですよ。」
店に入ると店員が声を掛けてくる。
「いらっしゃいませ、ご予約はされておられますでしょうか。」
「いえ、これを。」
サフィーナは紙を店員に見せると、店員は頭を下げ皆を案内する。
「サフィー、今の何?(ぼそっ)」
「ギルドマスターの紹介状です。」
「凄いね。」
「えぇ流石ギルドマスターの紹介状ですね、何も言わなくても入れました。」
「いや、サフィーが・・・いや、まぁいいや有難う♪」
お礼を言うとサフィーナはニコリと微笑む、そして全員が座れる広いテーブルに案内され、皆は席に着いた。
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