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スイーツバイキングに行くぞー!①

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「ちはるおねえちゃんおいしかった!」
「美味しかったねー。」
 夕食を食べ終わりユラとリビングで寛いでいるとエンハルトが部屋に来る。

「チハルおかえり。」
「ただいまー、あ、明日みんなで日本に行ってくるから。」
「あっちで何かするのか?」
「うん、スイーツバイキングに行ってくるよ。」
「アレか?アイトネ様が行ってたやつか。」
「それそれ。」
「ふむ・・・まぁそっちは安全と聞くし大丈夫か。」
「うん、ロイロは行く?」
「儂は辞めておくわ、甘いんじゃろ?」
「うん、激アマ、ルプは?」
「俺もこっちで留守番しとく、ビェリーとコンが行くなら万が一も無いだろ。」
「わっちにまかせろー。」
「僕も任せてください!」
 ビェリーとコンがそう言うと、エンハルトも笑顔になり頷く。

「ハルトも行く?」
「いや、やめとく。」
「そっか、私達4人とサフィー達4人、あとユラだね。」
「アイトネ様は呼ばないのか?」
「アイトネは先週行ったじゃん。」
『行くわよ!?』
「うわぁ!!!!」
『明日のお昼ね。』
「あ、うん、行くの?」
『勿論!』
「おっけー、それじゃ10人だね。」
『トモミ達は来ないの?』
「うん、来ないよねヨリ。」
 頼子に千春が聞くと、頼子が答える。

「土曜の夕方にコッチ行きたいって言ってたけど。」
「あ、ウチのママも言ってた。」
「うちもー。」
「今週も来るんだ。」
 ママさんズの予定を聞いて千春が問い返す。

「うん、何時か聞いてないけどLIMEするって言ってたよ。」
「まぁそれは構わないけど、バイキングは来ないみたいだからアイトネ入れて10人ね。」
『それじゃ準備出来たら声かけてね♪』
「声かけなくても来るでしょ。」
『多分ね~♪』
 そう言うとアイトネは帰って行った。

「アイトネ様自由過ぎでしょ。」
「問題が無ければ暇らしいからね。」
「あのバグの件は片付いたの?」
「うん、やっぱりバグだったらしいよ。」
「それじゃ封印解いたの?」
「うん、解いて秒殺したらしいよ。」
「流石神様。」
 それからお茶を飲みながら明日の予定を話す千春達、そしてお風呂に入り就寝する。

--------------------

「ユラ可愛い。」
「うん、めっちゃ可愛い。」
「ルカちゃんも可愛いな。」
「まだあっち寒いからいいけど暑くなったらこの格好無理だよね。」
 朝から千春達は、ユラとラルカを着せ替え人形にしながら話しをする。

「じゃーん!どうです?チハルさん!」
「うん、いい感じだね、でもモリーのジーンズ姿って違和感バリバリだねぇ。」
「可愛ければ良いんじゃん?あっち行けば普通だし。」
「でも日本人には見えないんだよねぇ。」
「そこはビェリーとコンが居るから大丈夫っしょ。」
「わっちとコンが認識阻害の術を掛けるけん、安心しー。」
 モリアンの着替えを見ていると、サフィーナとサリナも着替えて来た。

「・・・・モデルか!」
「あれだよね、鍛えてるせいかすっごいスタイル良いよね。」
「裏山ー。」
「そ、そうでしょうか。」
 サリナは照れながら答える。

「リリは隠れて行くでしょ。」
「えぇ!もちろん行くわ!」
「リリの料金は?」
「・・・食べる量ちょびっとだし、いんじゃね?」
 麗奈はちょっとだけ苦笑いしながら答える。

「あとはアイトネだね。」
『は~いお待たせ!』
「待ってないけどね、それじゃ行きますかぁ。」
 準備が終わり、千春が声を掛けると、ノックの音が聞こえる。

「ん?誰か来た。」
 サフィーナが扉に行き対応する。

「チハル様、オーレン公爵令嬢が挨拶に来られております。」
 サフィーナは対外対応で千春に伝える、そして千春はニヤリと笑う。

「サリナ、予備の服を1着用意して、サフィー中に入ってもらってー。」
 千春が言うとサフィーナはオーレン公爵令嬢を中に招き入れる。

「ご機嫌麗しく、チハル王女殿下。」
 カテーシーで挨拶をするフランシス。

「フランちゃんいらっしゃい、何か用事?」
「いえ、お父様の用事で登城致しましたので、ご挨拶にお伺い致しました。」
「そっか、今日何か用事ある?」
「いえ、用事が有るのはお父様だけですので、私はチハル様にご挨拶したいと付いて来ただけですので。」
「そっか、それじゃ夕方までちょっと時間貰っていい?」
「はい?それは全然構いませんが。」
「おっけ~♪モリー、サリナが寝室で準備してるから、フランちゃん連れて行って。」
「了解でっす!!!さ!フランシス様こちらに!」
「え?え?あ、はい?」
 公爵令嬢と言う立場を無視する様に、モリアンはフランシスの手を引き連れて行く。

「オッケー、11人になりました。」
「良いの?フランちゃん、あっちの事しってんの?」
「うん、一応異世界から来た事は言ってるしフランちゃんは大丈夫。」
 頼子が心配をするが、千春は笑いながら答える、そしてサフィーナがフランシスの翻訳魔道具を準備し、着替え終わったフランシスに付ける。

「よし!準備オッケー!皆行くよー。」
「どちらに行かれるのですか!?」
「私の所の世界、日本で美味しい物食べに行くの、楽しみにしててね。」
 皆は千春とアイトネに手を引かれ日本へ移動する、そしてのんびり歩きながら目的地へと足を向けた。
 



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