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討伐&救出作戦!③
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「ロイロ、こいつシーサーペントか?」
『特殊個体だと思ったんじゃが・・・。』
2回目の統率が取れた群れは、現れたと同時に水球を吐き出したが、ロイロとルプは難なく反撃し殲滅した、そして3回目に出てきたシーサーペントを見ながらルプが聞いてくる。
「頭が5匹、ヤマタノオロチじゃあるまいし、なんだコイツは。」
『形はヒドラなんじゃが、明らかにシーサーペントじゃな、それに1匹で5匹分の気配を持っとる。』
「どのみち倒すのには変わらないだろ、同じように雷撃打つか。」
『そうじゃな、これで終わるじゃろ。』
ロイロとルプは同時に雷撃を打つ、そして5つ頭のシーサーペントと取り巻きの5匹に電撃を当てると、次々と倒れていくシーサーペント、しかし5つ頭のシーサーペントは耐えきった。
「おいおい、まだ元気だぞあいつ。」
『だが効いてはおるの。』
様子を見ていると5つ頭はロイロに向かって水をレーザーの様に吐き出した。
「うぉっ!!!!」
『おっと、コイツは結構危ないのぅ。』
結界を張っていたロイロは新たに結界を上書きする。
『ふむ、ルプ、少し時間を稼げるか?』
「おう、任せとけ。」
ルプはロイロから飛び降りると空中を駆け巡り、5つ頭の周りをけん制しながら風魔法を飛ばす。
「魔法抵抗が高けぇな。」
風魔法をぶつけるが、鱗に傷が少し入る程度でダメージは少ない、そして5つ頭の3つがルプに向かって魔法を使った。
「魔法使えるのかよ!」
魔力を貯めるのが分かったルプはすぐに移動すると、5つ頭の前から津波が発生しルプを飲み込もうとする。
「ちっ!」
すぐに空中を蹴り、上空へジャンプすると、追いかける様に2つの頭が水のレーザーを打つ。
「効かねえよ!」
結界を斜めに張り、水のレーザーを逸らすと、ルプは雷撃を打ち反撃する。
『ルプ!待たせたな!準備が出来たぞ!』
「おう!ちょっと待ってくれ!」
ロイロの声を聞き、ルプは竜巻を起こし海水を巻き上げ5つ頭の視線から逃げる。
「こいつは凄いな。」
ルプはロイロの上を見ると真っ黒に染まった雲が渦を巻きながら発生している。
『雷雲を呼んだ、雷撃を打つと雷が纏めて落ちてくる、気を付けるんじゃぞ。』
「了解。」
『行くぞ。』
ロイロが掛け声を掛けると、魔力を練る、ルプも同じく魔力を溜め同時に打ち出す。
ドドドドドドドドゥ!!!!!!
着弾と同時に雷雲から大量の雷が5つ頭に落ちる、そして雷が止まると5つ頭は煙を上げながら海に浮かんだ。
---------------------
「ナラーシャ様!津波がこちらへ向かっています!」
戦士団の一人が海を見ながらナラーシャに報告する。
「魔導部隊!津波を抑えろ!」
港の海の上に立つナラーシャは、魔法が使える戦士達に指令を出す。
「ナラーシャ、大丈夫か?」
エンハルトは海を見ながらナラーシャへ問いかける。
「あれくらいでしたら大丈夫です、沖に有るうちに抑えれば被害は出ません。」
エンハルトとナラーシャが話しをしていると島の方の上空が黒く染まる。
「なんだあれは。」
「魔力で出来た雲の様ですね、魔物が出したとは思えませんが。」
「あんな事が出来るのはロイロだろうな。」
「ロイロとはあのドラゴン様ですよね。」
「そうだ、魔法もかなりの使い手だ。」
そして島の方が連続して光る、港から見ても分かるほどに稲妻が海に落ちている。
「・・・・凄いな。」
「なんですかアレ、魔法ですよね?」
エンハルトが驚き、ナラーシャは半信半疑な状態で光を見つめる、そして遅れてやってくる爆音、エンハルトとナラーシャ、そして戦士達は口が開いたまま島の方を見つめていた。
---------------------
「うわぁぁぁ!こわあああ!!!」
「なに!?雷!?」
「こっち落ちないよね!?」
「大丈夫やろ、ロイロの魔法やん。」
「そうですね、こっちまで魔力が溜まってません、落ちる事は無いですよ。」
千春達がビビり散らかすが、ビェリーとコンが平然と空を見上げ答える。
「静かになった・・・終わった?」
「アレで終わらんかったら大概やね。」
「見に行く?」
「やめときー、終わったらロイロが来るやろー。」
「そだね、私が行っても邪魔だろうし。」
千春はビェリーに止められ、引き続きサフィーナの手伝いをする、しばらくするとロイロが飛んで来た。
『チハル終わったぞ!』
「おつかれー!凄かったね、こっちまで音聞こえたよ。」
『なかなか手ごわい奴じゃった、ちと、ビェリー借りても良いか?』
「んー?わっちか?」
「あぁ、シーサーペントを回収したいからな。」
「了解やー、ヨリ、ちょっと行ってくるけん。」
「はーい、気を付けてねー。」
「俺はビェリーと代わってこっちを護衛しよう。」
ビェリーがロイロの上に乗り、ルプが千春の横に来る、ロイロはビェリーを連れてまた島の反対へ飛んで行った。
「それじゃ、戻ってくるまでご飯作るかな!」
「千春ココで作るの?」
「台所無いじゃん。」
「それが有るんだなー。」
千春はアイテムボックスから簡易キッチンと、ルノアーから借りっぱなしのバーベキューコンロを出す。
「ヨリ、火起こしヨロ!」
「おっけー!」
「レナ、肉に串刺して並べて行って!」
「りょ~♪」
「ミオ、並べた肉串にタレ付けて焼いてー!」
「あいよ~♪」
そして手際良く千春はサフィーナと一緒に肉をどんどん切っていく、切った肉はモリアンが頼子に渡す、流れ作業を行い、次々と肉が焼かれていく。
「サリナ、船員さん達に配ってー。」
「分かりました。」
千春達はロイロとビェリーが返ってくるまで肉を焼きまくった。
『特殊個体だと思ったんじゃが・・・。』
2回目の統率が取れた群れは、現れたと同時に水球を吐き出したが、ロイロとルプは難なく反撃し殲滅した、そして3回目に出てきたシーサーペントを見ながらルプが聞いてくる。
「頭が5匹、ヤマタノオロチじゃあるまいし、なんだコイツは。」
『形はヒドラなんじゃが、明らかにシーサーペントじゃな、それに1匹で5匹分の気配を持っとる。』
「どのみち倒すのには変わらないだろ、同じように雷撃打つか。」
『そうじゃな、これで終わるじゃろ。』
ロイロとルプは同時に雷撃を打つ、そして5つ頭のシーサーペントと取り巻きの5匹に電撃を当てると、次々と倒れていくシーサーペント、しかし5つ頭のシーサーペントは耐えきった。
「おいおい、まだ元気だぞあいつ。」
『だが効いてはおるの。』
様子を見ていると5つ頭はロイロに向かって水をレーザーの様に吐き出した。
「うぉっ!!!!」
『おっと、コイツは結構危ないのぅ。』
結界を張っていたロイロは新たに結界を上書きする。
『ふむ、ルプ、少し時間を稼げるか?』
「おう、任せとけ。」
ルプはロイロから飛び降りると空中を駆け巡り、5つ頭の周りをけん制しながら風魔法を飛ばす。
「魔法抵抗が高けぇな。」
風魔法をぶつけるが、鱗に傷が少し入る程度でダメージは少ない、そして5つ頭の3つがルプに向かって魔法を使った。
「魔法使えるのかよ!」
魔力を貯めるのが分かったルプはすぐに移動すると、5つ頭の前から津波が発生しルプを飲み込もうとする。
「ちっ!」
すぐに空中を蹴り、上空へジャンプすると、追いかける様に2つの頭が水のレーザーを打つ。
「効かねえよ!」
結界を斜めに張り、水のレーザーを逸らすと、ルプは雷撃を打ち反撃する。
『ルプ!待たせたな!準備が出来たぞ!』
「おう!ちょっと待ってくれ!」
ロイロの声を聞き、ルプは竜巻を起こし海水を巻き上げ5つ頭の視線から逃げる。
「こいつは凄いな。」
ルプはロイロの上を見ると真っ黒に染まった雲が渦を巻きながら発生している。
『雷雲を呼んだ、雷撃を打つと雷が纏めて落ちてくる、気を付けるんじゃぞ。』
「了解。」
『行くぞ。』
ロイロが掛け声を掛けると、魔力を練る、ルプも同じく魔力を溜め同時に打ち出す。
ドドドドドドドドゥ!!!!!!
着弾と同時に雷雲から大量の雷が5つ頭に落ちる、そして雷が止まると5つ頭は煙を上げながら海に浮かんだ。
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「ナラーシャ様!津波がこちらへ向かっています!」
戦士団の一人が海を見ながらナラーシャに報告する。
「魔導部隊!津波を抑えろ!」
港の海の上に立つナラーシャは、魔法が使える戦士達に指令を出す。
「ナラーシャ、大丈夫か?」
エンハルトは海を見ながらナラーシャへ問いかける。
「あれくらいでしたら大丈夫です、沖に有るうちに抑えれば被害は出ません。」
エンハルトとナラーシャが話しをしていると島の方の上空が黒く染まる。
「なんだあれは。」
「魔力で出来た雲の様ですね、魔物が出したとは思えませんが。」
「あんな事が出来るのはロイロだろうな。」
「ロイロとはあのドラゴン様ですよね。」
「そうだ、魔法もかなりの使い手だ。」
そして島の方が連続して光る、港から見ても分かるほどに稲妻が海に落ちている。
「・・・・凄いな。」
「なんですかアレ、魔法ですよね?」
エンハルトが驚き、ナラーシャは半信半疑な状態で光を見つめる、そして遅れてやってくる爆音、エンハルトとナラーシャ、そして戦士達は口が開いたまま島の方を見つめていた。
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「うわぁぁぁ!こわあああ!!!」
「なに!?雷!?」
「こっち落ちないよね!?」
「大丈夫やろ、ロイロの魔法やん。」
「そうですね、こっちまで魔力が溜まってません、落ちる事は無いですよ。」
千春達がビビり散らかすが、ビェリーとコンが平然と空を見上げ答える。
「静かになった・・・終わった?」
「アレで終わらんかったら大概やね。」
「見に行く?」
「やめときー、終わったらロイロが来るやろー。」
「そだね、私が行っても邪魔だろうし。」
千春はビェリーに止められ、引き続きサフィーナの手伝いをする、しばらくするとロイロが飛んで来た。
『チハル終わったぞ!』
「おつかれー!凄かったね、こっちまで音聞こえたよ。」
『なかなか手ごわい奴じゃった、ちと、ビェリー借りても良いか?』
「んー?わっちか?」
「あぁ、シーサーペントを回収したいからな。」
「了解やー、ヨリ、ちょっと行ってくるけん。」
「はーい、気を付けてねー。」
「俺はビェリーと代わってこっちを護衛しよう。」
ビェリーがロイロの上に乗り、ルプが千春の横に来る、ロイロはビェリーを連れてまた島の反対へ飛んで行った。
「それじゃ、戻ってくるまでご飯作るかな!」
「千春ココで作るの?」
「台所無いじゃん。」
「それが有るんだなー。」
千春はアイテムボックスから簡易キッチンと、ルノアーから借りっぱなしのバーベキューコンロを出す。
「ヨリ、火起こしヨロ!」
「おっけー!」
「レナ、肉に串刺して並べて行って!」
「りょ~♪」
「ミオ、並べた肉串にタレ付けて焼いてー!」
「あいよ~♪」
そして手際良く千春はサフィーナと一緒に肉をどんどん切っていく、切った肉はモリアンが頼子に渡す、流れ作業を行い、次々と肉が焼かれていく。
「サリナ、船員さん達に配ってー。」
「分かりました。」
千春達はロイロとビェリーが返ってくるまで肉を焼きまくった。
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