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緊急依頼、向かうはハース!
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「余裕じゃな。」
「そうですか、今からハース領まで行くとどれくらい掛かりますか?」
「儂一人か?」
「はい。」
「そうじゃな・・・3時間かからんな。」
「ハース領でシーサーペントが出たんです?」
「はい、海にクラーケンが出たのですが、それを狙いにシーサーペントの群れが集まったそうなんです。」
「それで、儂が退治すると言う訳か。」
「なんで私にも聞いたの?」
最初に千春とロイロにお願いと言われた為、千春は頭をかしげる。
「ロイロさんはチハル様の従者です、チハル様にもお聞きしなければと。」
「従者?家族みたいなもんだよねぇ?」
「チハルがどう思ってようが関係無いがな、儂はチハルと共にある。」
ポンと千春の頭に手をやるロイロ。
「まぁ行っても良いが退治するなら明日じゃぞ、今から行っても夜の海に潜ったシーサーペントの群れなんぞ倒せぬわ。」
「はい、倒せるのでしたら明日でも明後日でも構いません。」
「兵士とか冒険者ギルドは動いてないの?」
「動きました、しかし海ですから、どちらかと言うと漁師の方が戦力になるくらいですので。」
困った様にいうルーカス。
「千春、海行くの?」
「ロイロがね。」
頼子はニコニコしながら千春に聞く。
「泳げるのかな。」
「いや、クラーケンとシーサーペントいるから無理っしょ。」
美桜がワクワクしながら聞いてくる。
「水着あったかな。」
「いや、魔物いるから、ね?」
麗奈まで泳ぐ気でいる。
「チハル、3人は行く気みたいだぞ。」
話しを黙って聞いていたエンハルトが笑いながら千春に言う。
「・・・ロイロ、最新ゴンドラで行ったらどれくらいで着く?」
「んー、あのゴンドラなら4時間かからんと思うぞ、もちろんルプが手伝うの前提じゃ。」
「今19時・・・到着は23時か、ロイロ眠くない?」
「さっきまで寝てたからの、起きてろと言われれば3日は起きれるぞ。」
「そっか、ルプー大丈夫ー?」
「あぁ俺も寝てたからな、問題ないぞ。」
「コンとビェリーは?」
「ビェリーはココ。」
頼子が頭に指を差すとビェリーが姿を出す。
「コンは?」
「ここ。」
美桜が同じく頭を指差すとコンが姿を出す。
「ずっと居たのか、リリは?」
「ココ。」
麗奈の肩に乗って足をプラプラしながら姿を出す。
「皆姿消してたんかーい。」
「姿出してたらめんどくさいやろー、蛇を嫌がる夫人もおるやろ?」
「僕は抱き付かれるので消えてました。」
「私が姿見せたら大事になるでしょ~?」
「うん、消えてて正解だわ、それじゃ今から行ってあっちに泊まれるんです?」
「勿論です、今から魔導通信機を使い、ハースへ連絡を入れます。」
すくっと立ち上がる宰相。
「で?報酬は有るんじゃろ?」
「勿論です!この件は国王陛下からの指示でお伺いしましたので。」
「酒じゃろ?」
「俺も酒が良いな。」
「わっちもー。」
「僕もー。」
「私は仕事しないから報酬貰えないわ~。」
「いや、リリよ、お主しか出来ぬ仕事があるぞ。」
「え!?なになに!?」
「帰りはフェアリーリングで一瞬じゃろ。」
ロイロはニヤリと笑いながらリリに言う。
「それじゃ帰りは気にしなくて良い感じ?」
千春が聞くとルプが待ったを掛ける。
「千春、頼子達の親を向こうに送る必要が有るだろう、千春が居ないと送れないんじゃないか?」
「いや・・・そこは大丈夫、アイトネが居るから。」
『呼んだ~?』
「呼んでない、でも丁度いいや、今からハース領って言う海の街に行くから、明日ママさん達を日本に送ってもらっていい?」
『良いわよ♪トモミ達には色々お礼が溜まってるもの♪』
「ありがとう、アイトネ、コレは私からお礼、明日ヨロシクね。」
千春はアイテムボックスからチョコレートケーキを取り出しアイトネに渡す。
『チハル好き!』
「はいはい、それじゃ0時前には到着したいし、30分で準備するよ!」
「あいよ!」
「水着無いよ!」
「いや、泳げないでしょ、魔物居るし。」
「退治したら泳げるじゃん?」
「チハル予備ないの?」
「あるけど・・・チッ。」
千春は美桜の胸を見ながら舌打ちする。
「チハルお下品ですわー♪」
「ミオ、何でお嬢言葉・・・まぁいいや、ちょっとレナとミオ、私の部屋に来て。」
日本の部屋に戻り衣装ケースから水着を引っ張り出し試着させる。
「ヨリは水着持ってる?」
「もっちろん、収納便利よねー。」
「私達もアイテムボックスバッグ貰ったけどこっちで使えないから、使い勝手悪いんだよねー。」
麗奈が呟くと美桜もウンウンと頷く、そして水着は大丈夫と言う事を確認するとまた王国に戻る。
「よし!準備オッケー!」
「チハル、こっちも準備出来たぞ。」
エンハルトが肩で息を切らしながら部屋に入ってきた。
「・・・ハルトも行くの?」
「行くに決まってるだろ。」
「・・・なんでアリンとエーデルさん、ホーキンさんまで居るの?」
「護衛に決まってるだろ。」
「護衛いる?」
「いるだろ。」
千春はサフィーナを見る。
「必要ですよ、モリアンももうすぐ来ます。」
「お待たせしましたーーーーーーーーー!!!!」
急いで服を着替えただけのモリアンが扉を開け入ってくる。
「その侍女服にその化粧と髪型は似合わないね。」
「時間が無いって言われたんですもん!」
はいはいと聞きながし、千春達4人、侍女3人、男性陣4人、そしてペット枠で急いでゴンドラに向かう、ゴンドラは既に準備されていた。
「チハル王女殿下、準備は出来ております。」
「有難うございます、さぁ!のりこめー!」
ロイロ監修の最新ゴンドラに乗り込むといつもの様にロイロがドラゴンに変身しゴンドラの上に乗る。
『さぁ!行くぞー!』
「おっけー!レッツゴー!」
バタバタと行くことになったハース領へ、ロイロは大きく羽ばたき飛び立った。
「そうですか、今からハース領まで行くとどれくらい掛かりますか?」
「儂一人か?」
「はい。」
「そうじゃな・・・3時間かからんな。」
「ハース領でシーサーペントが出たんです?」
「はい、海にクラーケンが出たのですが、それを狙いにシーサーペントの群れが集まったそうなんです。」
「それで、儂が退治すると言う訳か。」
「なんで私にも聞いたの?」
最初に千春とロイロにお願いと言われた為、千春は頭をかしげる。
「ロイロさんはチハル様の従者です、チハル様にもお聞きしなければと。」
「従者?家族みたいなもんだよねぇ?」
「チハルがどう思ってようが関係無いがな、儂はチハルと共にある。」
ポンと千春の頭に手をやるロイロ。
「まぁ行っても良いが退治するなら明日じゃぞ、今から行っても夜の海に潜ったシーサーペントの群れなんぞ倒せぬわ。」
「はい、倒せるのでしたら明日でも明後日でも構いません。」
「兵士とか冒険者ギルドは動いてないの?」
「動きました、しかし海ですから、どちらかと言うと漁師の方が戦力になるくらいですので。」
困った様にいうルーカス。
「千春、海行くの?」
「ロイロがね。」
頼子はニコニコしながら千春に聞く。
「泳げるのかな。」
「いや、クラーケンとシーサーペントいるから無理っしょ。」
美桜がワクワクしながら聞いてくる。
「水着あったかな。」
「いや、魔物いるから、ね?」
麗奈まで泳ぐ気でいる。
「チハル、3人は行く気みたいだぞ。」
話しを黙って聞いていたエンハルトが笑いながら千春に言う。
「・・・ロイロ、最新ゴンドラで行ったらどれくらいで着く?」
「んー、あのゴンドラなら4時間かからんと思うぞ、もちろんルプが手伝うの前提じゃ。」
「今19時・・・到着は23時か、ロイロ眠くない?」
「さっきまで寝てたからの、起きてろと言われれば3日は起きれるぞ。」
「そっか、ルプー大丈夫ー?」
「あぁ俺も寝てたからな、問題ないぞ。」
「コンとビェリーは?」
「ビェリーはココ。」
頼子が頭に指を差すとビェリーが姿を出す。
「コンは?」
「ここ。」
美桜が同じく頭を指差すとコンが姿を出す。
「ずっと居たのか、リリは?」
「ココ。」
麗奈の肩に乗って足をプラプラしながら姿を出す。
「皆姿消してたんかーい。」
「姿出してたらめんどくさいやろー、蛇を嫌がる夫人もおるやろ?」
「僕は抱き付かれるので消えてました。」
「私が姿見せたら大事になるでしょ~?」
「うん、消えてて正解だわ、それじゃ今から行ってあっちに泊まれるんです?」
「勿論です、今から魔導通信機を使い、ハースへ連絡を入れます。」
すくっと立ち上がる宰相。
「で?報酬は有るんじゃろ?」
「勿論です!この件は国王陛下からの指示でお伺いしましたので。」
「酒じゃろ?」
「俺も酒が良いな。」
「わっちもー。」
「僕もー。」
「私は仕事しないから報酬貰えないわ~。」
「いや、リリよ、お主しか出来ぬ仕事があるぞ。」
「え!?なになに!?」
「帰りはフェアリーリングで一瞬じゃろ。」
ロイロはニヤリと笑いながらリリに言う。
「それじゃ帰りは気にしなくて良い感じ?」
千春が聞くとルプが待ったを掛ける。
「千春、頼子達の親を向こうに送る必要が有るだろう、千春が居ないと送れないんじゃないか?」
「いや・・・そこは大丈夫、アイトネが居るから。」
『呼んだ~?』
「呼んでない、でも丁度いいや、今からハース領って言う海の街に行くから、明日ママさん達を日本に送ってもらっていい?」
『良いわよ♪トモミ達には色々お礼が溜まってるもの♪』
「ありがとう、アイトネ、コレは私からお礼、明日ヨロシクね。」
千春はアイテムボックスからチョコレートケーキを取り出しアイトネに渡す。
『チハル好き!』
「はいはい、それじゃ0時前には到着したいし、30分で準備するよ!」
「あいよ!」
「水着無いよ!」
「いや、泳げないでしょ、魔物居るし。」
「退治したら泳げるじゃん?」
「チハル予備ないの?」
「あるけど・・・チッ。」
千春は美桜の胸を見ながら舌打ちする。
「チハルお下品ですわー♪」
「ミオ、何でお嬢言葉・・・まぁいいや、ちょっとレナとミオ、私の部屋に来て。」
日本の部屋に戻り衣装ケースから水着を引っ張り出し試着させる。
「ヨリは水着持ってる?」
「もっちろん、収納便利よねー。」
「私達もアイテムボックスバッグ貰ったけどこっちで使えないから、使い勝手悪いんだよねー。」
麗奈が呟くと美桜もウンウンと頷く、そして水着は大丈夫と言う事を確認するとまた王国に戻る。
「よし!準備オッケー!」
「チハル、こっちも準備出来たぞ。」
エンハルトが肩で息を切らしながら部屋に入ってきた。
「・・・ハルトも行くの?」
「行くに決まってるだろ。」
「・・・なんでアリンとエーデルさん、ホーキンさんまで居るの?」
「護衛に決まってるだろ。」
「護衛いる?」
「いるだろ。」
千春はサフィーナを見る。
「必要ですよ、モリアンももうすぐ来ます。」
「お待たせしましたーーーーーーーーー!!!!」
急いで服を着替えただけのモリアンが扉を開け入ってくる。
「その侍女服にその化粧と髪型は似合わないね。」
「時間が無いって言われたんですもん!」
はいはいと聞きながし、千春達4人、侍女3人、男性陣4人、そしてペット枠で急いでゴンドラに向かう、ゴンドラは既に準備されていた。
「チハル王女殿下、準備は出来ております。」
「有難うございます、さぁ!のりこめー!」
ロイロ監修の最新ゴンドラに乗り込むといつもの様にロイロがドラゴンに変身しゴンドラの上に乗る。
『さぁ!行くぞー!』
「おっけー!レッツゴー!」
バタバタと行くことになったハース領へ、ロイロは大きく羽ばたき飛び立った。
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