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夜会が終わった!
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「チハル王女殿下。」
「はぃぃ!」
のんびりしていると執事に声をかけられた。
「マルグリット様がお呼びです。」
「お母様が?」
マルグリットを見ると笑顔で千春を見ている、千春はテコテコと歩いて行く。
「お呼びですか?」
「えぇ。」
そう言って一緒にいた夫人達に千春を紹介する、そしてやはり髪の話しになった。
「ありがとうチハル、後は好きなように楽しんで大丈夫よ。」
「はい。」
夫人達から解放されエンハルトの所に戻ると美桜、麗奈も戻ってきた。
「はぁぁ緊張したぁ!」
「私も・・・。」
「お母様達、綺麗だったねー。」
「うん、ウチのお母さんと歳変わんないんだって。」
「え?!歳聞いたの?!」
「うん、気になるじゃん?」
心配になりエンハルトを見ると、肩をすくめ笑っている。
「まぁ身内になるんだ、大丈夫だろ。」
「はぁぁ、ミオ、夫人に歳聞いたらヤバいらしいよ、あと人に言ったら命が危険でヤバいらしいから気を付けてね。」
「マ?」
「マ。」
話しをしながら食事を楽しんでいると音楽が奏でられ雰囲気が変わる、そして中央に人が数人集まるとダンスが始まった。
「この曲が終わったら次踊るか。」
「踊らなきゃダメ?」
「ダメでは無いが、主催者の立場が有るからな、一回は踊った方が良いな。」
「うー、しゃーない、踊るかぁ。」
「ヨリさん、私達も行きますか。」
「そうだね、一緒の方が安心するかも。」
「んじゃウチも便乗しよう、良いよね?エーデルさん。」
「勿論です。」
「ホーキンさん私たちも?」
「そうしましょう。」
千春達は何故か円陣を組み、手を重ね気合いを入れる。
「何だそれは。」
「よくバレーボールとかで気合い入れる時にすんの。」
「がんばるぞー!」
「おー!」
エンハルトは不思議な物を見る様に千春達を見るが、顔は微笑んでいた。
「よし、いくぞ。」
「はーい。」
皆はエスコートされながら中央へ行く、そしてダンスが始まる。
「右、左、右、ターン、左、右、左、ターン。」
「上手いぞ、でも口に出さずに出来ないか?」
エンハルトは必死な千春を見ながら踊る。
「・・・・・ターン、・・・・・左、ターン。」
やはり口に出る千春。
「あぅ。」
「ヨリさん大丈夫ですよ、力抜いて。」
「ミオさん上手ですね。」
「へっへー、楽しいかも。」
千春と頼子とは違い美桜はエーデルを見ながら踊る余裕があった。
「えっと、こっち、右・・・んぁぁ。」
「レナ様練習だと思って気楽に踊りましょう。」
「は、はい。」
そしてダンスが終わると、盛大な拍手が千春達を迎える。
「うぉ??」
「あー!緊張した!」
「えぇー楽しかったよー?」
「ヤバい頭真っ白になった。」
中央から離れため息をつく千春、そしてマルグリット達が側に来る。
「良かったわよチハル。」
「ありがとうございます。」
「髪がサラサラ流れるのが良かったわ、宣伝効果抜群ね。」
「お母さん髪じゃなくて踊り褒めてよー。」
美桜は文句を言いながら戯れ合う。
「チハルのお仕事はおしまいね、疲れた?」
「少し、でも楽しかったです。」
「良かったわ、エンハルト後は任せたわね。」
「はい、わかりました。」
そう言ってマルグリットはママさんズとまた貴族女性の所へ向かう。
「チハルどうする?戻るか?」
「そだね、お仕事終了なら戻ろうかな、ヨリ達はどうする?」
「もちろん!」
「「「戻るよ!!」」」
「はっはっは!よし、それじゃぁ戻ろう、エーデル、ホーキンご苦労だった。」
「自分も楽しめました、有難うございます。」
エーデルは美桜を見ると微笑む。
「私も楽しかったです、レナ様宜しければまた宜しくお願い致します。」
「あ、はい!」
千春達とエンハルト、サフィーナはエーデル、ホーキンと別れ部屋に戻る。
「ん?」
「どうしたの?」
先頭を歩くエンハルトが足を止める。
「いや、部屋の前に誰か居るな。」
「宰相様ですね。」
「よく見えるなサフィー。」
エンハルトはサフィーナの言葉を信じ、そのまま部屋の前に居る宰相の所まで歩く。
「ルーカスどうしたんだ?」
「殿下、その、チハル様とロイロさんにお願いと言いますか・・。」
口ごもりながらも困った顔をする宰相、千春は頭を傾げとりあえず中へと宰相を招き入れる。
「ルプーただいま!」
千春はいつもの様にルプにダイブして抱き着く。
「チハル、ドレスに皺が付きますよ、取りあえず着替えましょう。」
「はーい、ルプ、ロイロは?」
「寝室で寝てるんじゃないか?」
「そっか、それじゃ着替えてきますので、ルーカスさん待っててもらえますか?」
「勿論です、急がなくても大丈夫ですので。」
ルーカスに言われ千春達は寝室の方へ行きいつもの異世界用ラフな格好へ着替える。
「ロイロー、ろーいーろー。」
「んー・・・おわったのかぁー。」
大あくびをしながら起きるロイロ。
「また床で寝てるー。」
「ベッドは柔らかすぎるんじゃぁぁ。」
「まぁいいや、宰相のルーカスさんがお願いあるからって来てるんだけど、良い?」
「なんじゃろな、構わんぞ。」
千春達とロイロは着替えて応接間に戻る。
「お待たせしました!」
「いえいえ、申し訳ありません、夜会の後でお疲れの所を。」
「それで?儂とチハルにお願いとな?」
「はい、ロイロさん、シーサーペントの群れを倒せますか?」
ルーカスは至極真面目な顔をし、ロイロと千春を見ながら聞いてきた。
「はぃぃ!」
のんびりしていると執事に声をかけられた。
「マルグリット様がお呼びです。」
「お母様が?」
マルグリットを見ると笑顔で千春を見ている、千春はテコテコと歩いて行く。
「お呼びですか?」
「えぇ。」
そう言って一緒にいた夫人達に千春を紹介する、そしてやはり髪の話しになった。
「ありがとうチハル、後は好きなように楽しんで大丈夫よ。」
「はい。」
夫人達から解放されエンハルトの所に戻ると美桜、麗奈も戻ってきた。
「はぁぁ緊張したぁ!」
「私も・・・。」
「お母様達、綺麗だったねー。」
「うん、ウチのお母さんと歳変わんないんだって。」
「え?!歳聞いたの?!」
「うん、気になるじゃん?」
心配になりエンハルトを見ると、肩をすくめ笑っている。
「まぁ身内になるんだ、大丈夫だろ。」
「はぁぁ、ミオ、夫人に歳聞いたらヤバいらしいよ、あと人に言ったら命が危険でヤバいらしいから気を付けてね。」
「マ?」
「マ。」
話しをしながら食事を楽しんでいると音楽が奏でられ雰囲気が変わる、そして中央に人が数人集まるとダンスが始まった。
「この曲が終わったら次踊るか。」
「踊らなきゃダメ?」
「ダメでは無いが、主催者の立場が有るからな、一回は踊った方が良いな。」
「うー、しゃーない、踊るかぁ。」
「ヨリさん、私達も行きますか。」
「そうだね、一緒の方が安心するかも。」
「んじゃウチも便乗しよう、良いよね?エーデルさん。」
「勿論です。」
「ホーキンさん私たちも?」
「そうしましょう。」
千春達は何故か円陣を組み、手を重ね気合いを入れる。
「何だそれは。」
「よくバレーボールとかで気合い入れる時にすんの。」
「がんばるぞー!」
「おー!」
エンハルトは不思議な物を見る様に千春達を見るが、顔は微笑んでいた。
「よし、いくぞ。」
「はーい。」
皆はエスコートされながら中央へ行く、そしてダンスが始まる。
「右、左、右、ターン、左、右、左、ターン。」
「上手いぞ、でも口に出さずに出来ないか?」
エンハルトは必死な千春を見ながら踊る。
「・・・・・ターン、・・・・・左、ターン。」
やはり口に出る千春。
「あぅ。」
「ヨリさん大丈夫ですよ、力抜いて。」
「ミオさん上手ですね。」
「へっへー、楽しいかも。」
千春と頼子とは違い美桜はエーデルを見ながら踊る余裕があった。
「えっと、こっち、右・・・んぁぁ。」
「レナ様練習だと思って気楽に踊りましょう。」
「は、はい。」
そしてダンスが終わると、盛大な拍手が千春達を迎える。
「うぉ??」
「あー!緊張した!」
「えぇー楽しかったよー?」
「ヤバい頭真っ白になった。」
中央から離れため息をつく千春、そしてマルグリット達が側に来る。
「良かったわよチハル。」
「ありがとうございます。」
「髪がサラサラ流れるのが良かったわ、宣伝効果抜群ね。」
「お母さん髪じゃなくて踊り褒めてよー。」
美桜は文句を言いながら戯れ合う。
「チハルのお仕事はおしまいね、疲れた?」
「少し、でも楽しかったです。」
「良かったわ、エンハルト後は任せたわね。」
「はい、わかりました。」
そう言ってマルグリットはママさんズとまた貴族女性の所へ向かう。
「チハルどうする?戻るか?」
「そだね、お仕事終了なら戻ろうかな、ヨリ達はどうする?」
「もちろん!」
「「「戻るよ!!」」」
「はっはっは!よし、それじゃぁ戻ろう、エーデル、ホーキンご苦労だった。」
「自分も楽しめました、有難うございます。」
エーデルは美桜を見ると微笑む。
「私も楽しかったです、レナ様宜しければまた宜しくお願い致します。」
「あ、はい!」
千春達とエンハルト、サフィーナはエーデル、ホーキンと別れ部屋に戻る。
「ん?」
「どうしたの?」
先頭を歩くエンハルトが足を止める。
「いや、部屋の前に誰か居るな。」
「宰相様ですね。」
「よく見えるなサフィー。」
エンハルトはサフィーナの言葉を信じ、そのまま部屋の前に居る宰相の所まで歩く。
「ルーカスどうしたんだ?」
「殿下、その、チハル様とロイロさんにお願いと言いますか・・。」
口ごもりながらも困った顔をする宰相、千春は頭を傾げとりあえず中へと宰相を招き入れる。
「ルプーただいま!」
千春はいつもの様にルプにダイブして抱き着く。
「チハル、ドレスに皺が付きますよ、取りあえず着替えましょう。」
「はーい、ルプ、ロイロは?」
「寝室で寝てるんじゃないか?」
「そっか、それじゃ着替えてきますので、ルーカスさん待っててもらえますか?」
「勿論です、急がなくても大丈夫ですので。」
ルーカスに言われ千春達は寝室の方へ行きいつもの異世界用ラフな格好へ着替える。
「ロイロー、ろーいーろー。」
「んー・・・おわったのかぁー。」
大あくびをしながら起きるロイロ。
「また床で寝てるー。」
「ベッドは柔らかすぎるんじゃぁぁ。」
「まぁいいや、宰相のルーカスさんがお願いあるからって来てるんだけど、良い?」
「なんじゃろな、構わんぞ。」
千春達とロイロは着替えて応接間に戻る。
「お待たせしました!」
「いえいえ、申し訳ありません、夜会の後でお疲れの所を。」
「それで?儂とチハルにお願いとな?」
「はい、ロイロさん、シーサーペントの群れを倒せますか?」
ルーカスは至極真面目な顔をし、ロイロと千春を見ながら聞いてきた。
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