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町探索!
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コンコンコン
「はーい。」
「失礼します、準備が整いました。」
「はーい、それじゃ町に行こっか。」
「そうじゃの。」
待っている間にラフな格好に着替え終わりそれぞれドアを出る。
「それではご案内致します。」
執事が町を案内するらしく前を歩いていく、玄関を出ると護衛らしきメンバーが立っていた。
「あ!狼の!・・・・・なんか!」
「チハル狼の牙です。」
「それ!何でココに居るの?」
「チハル王女殿下!先日は有難う御座いました!」
「チハルでいいよー、右手はどう?えーっと、パ、パ、パー何だっけ?」
「パトリスです、紹介する前に帰られたので。」
「ガーランと申します。」
「サフィーが回復してた意識なかった人だ。」
「はい、御礼も言えず申し訳ありません。」
パトリスを運んで倒れていたガーランは頭を下げる。
「トリスです、アーチャーをやってます。」
次に自己紹介するのはギルマスに状況報告していた男だ。
「シャルルです、魔導士で攻撃と支援担当をしています。」
「ユーリンです、斥候担当です。」
2人の女性が自己紹介をする。
「護衛って狼の牙さん達がやるの?」
「はい、町長から依頼がありまして。」
「そっか、護衛って言っても町をふらつくだけだよ?」
「王女殿下が護衛無しでふらついたらダメですよー。」
明るく話すのはユーリンだ。
「そうですよ、ましてや女性ばかりじゃ無いですか。」
「そんな事ないよ?ルプおいでー。」
チハルが声を掛けるとユラを乗せたルプが玄関から出てくる。
「うわぁ!」
「なに?!」
「あ、私のペットで護衛。」
「紹介でペット言うなよ、一応こっちじゃ聖獣なんだろ?俺。」
「ルプ諦めよ、儂は諦めた。」
ロイロはルプの首元をポンポン叩きながら話す。
「ま、まぁ護衛の依頼を受けてる以上しっかり仕事はさせて貰いますので。」
「はーい、とりあえず食べ歩きしつつ探索しよう!」
「食べ歩きなら私達が案内出来ますわ。」
魔導士のシャルルがそう言うと、ユーリンも頷く。
「案内は執事さんがするんじゃ無いの?」
「えぇ、私もさせて頂きますが、食べ歩きでしたら狼の牙の方達の方が詳しいかと思いますのでお任せ致します。」
そう言って頭を下げる執事。
「それじゃお願いしまーす。」
「はーい、でも王都の様な味付けは無いですよ?」
シャルルがそう説明しながら先頭をシャルルとユーリン、千春達が真ん中、男性陣は後ろから付いてくる形で町中を歩く。
「この通りが食べ物の屋台や食堂が並んでる所ですね。」
案内された通りには良い匂いがしている、ルプの背中に乗るユラを見ると嬉しそうに匂いを嗅いでいた、
「おー!ソーセージの炙りかー、美味しそー。」
屋台で焼いている太めのソーセージを見て早速千春は買いに走る。
「お姉さんソーセージ5本ください!」
「あら、お姉さんだなんて嬉しい事言ってくれるじゃないか。」
ニコニコしながら焼きたてソーセージを葉っぱの包みで包みチハルに渡す。
「いくら?」
「水神様のお友達って噂の王女様でしょう?お金なんて貰えないわよ。」
「いや!それは悪いよ!」
「悪く無いさ、こんなに店が有るのにウチを選んでくれたんだ、遠慮なく食べておくれよ。」
笑顔で千春を言い包め、千春もありがとうと御礼を言うと皆んなに配る。
「んー!ジューシー!ココのソーセージハーブ入ってるね。」
「本当に美味しいですね、ルノアーさんが作らせてるソーセージと似てますけど、あれより美味しい気がします。」
「うむ、酒が欲しくなるのぅ。」
「はい!ルプ!あーん!」
ユラはルプに食べさせながら自分も齧り付いている。
「この町のソーセージって最近凄く美味しくなったらしいんですよね、話では王国の精肉屋がハーブ入りのソーセージを広めてるらしいですよ。」
ユーリンが千春に説明する。
「それってルノアーさんが作らせてる精肉加工のお店じゃない?」
「間違いなくそうでしょうね。」
「美味しい物が広まるって良いねー。」
「チハルがレシピを売れば大儲けでしたのに。」
「パンのレシピだけで充分だよ、いくらになってるか知らないけど。」
ソーセージをペロリと食べ終わり、他の店を見るとシチューの様なスープも有った。
「おー、もしかしてコレもアレかなぁ。」
「食べたら分かるんじゃないですか?」
試しにと、スープを頼む、ここでも無料だった。
「なんか申し訳ないなー。」
「水神様と王女殿下の名前が強すぎましたね、申し訳ありません。」
サフィーが想定外の所で千春の地位が広まった事に謝罪する。
「身分明かして無くても水神様の背中に乗って来た時点で多分同じ事だったと思うし、コレはコレで楽しもう。」
サフィーにニッコリと微笑みシチューを食べる。
「うん、やっぱコレもルノアーさん直伝だわ。」
「美味しいですもんね、ルノアーさんのシチュー。」
みんなの分も貰いシチューを食べていると隣りのお店から店長らしき人がパンを持って来た。
「王女殿下、こちらをどうぞ。」
「あ、ありがとう御座います。」
「コレも王都で広めたパンですよね。」
「へい!商業ギルドでレシピを買いまして、売れ行きは言うまでも無く、このレシピは王女殿下の発案とお聞きしてますわい。」
千春はパンを1つ取り半分に割ると焼きたての良い匂いが広がる、そして一口食べてみる。
「うまぁ!サフィー、はい、食べて見て。」
「頂きますね。」
もう半分をサフィーナは受け取り一口ちぎって食べる。
「美味しい!」
「ねー!王都のパンより美味しいんだけど!」
「そう言って貰えると嬉しいですな!」
「王都のパンと何が違うの?」
「レシピにあった材料にライ麦や木の実を細かく粉にして混ぜてるんですわ。」
「その香りかー!凄いね!最近出したばかりなのに。」
「この町は山の幸も豊富なんですわー、色々試してますんでいくらでも食べてくだせえ!」
「ありがとう御座います。」
持って来たパンをユラとロイロに渡し、ルプにも食べさせる、皆んなウマウマと食べる。
「狼の牙さん達も食べたら?」
「いや、私たちは護衛なので。」
シャルルは遠慮がちに千春へ答えるが。
「護衛対象が食べて良いって言うんだから良いよね?サフィー。」
「はい、問題無いですよ」
「ね?タダだよ?」
千春たちが食べているのを見て生唾を飲み込む所を見ていた千春は少し食べ辛いなーと思っていたので少し強引に食べさせる事にした。
「美味しー!」
「前はこんなに美味しい料理なかったわよね。」
「あぁ、前回来た時はあっても塩焼きとかだった。」
狼の牙も美味しそうに食べている、
「シャルルさん達食べてなかったの?」
「えぇ、話には聞いていたんだけど・・・昼過ぎてこの町に着いて、冒険者ギルドに着いたら町長さんが慌てて入って来て護衛をしてくれって言われたから。」
「町長さんごめんー・・・・・。」
謝りつつもパンをパクパク食べながら次の通りに向かう、
「この通りは肉や野菜、奥に行くと加工品が売ってるわ、その先は金物とか家具屋さん、衣類ね。」
「へぇ、色々売ってるねー。」
見渡すと野菜や木の実、果物なんかも売っている。
「あ!茸発見!」
「ルノアーさんが見せてくれた茸は有りませんね。」
サフィーナも軽く見渡すが香味茸は見当たらない。
「何かお探しですか?」
執事が千春に聞いてくる。
「はい、この香味茸ってのを探しに来たんですよ。」
千春はアイテムボックスから香味茸を出す。
「持って来てたんですね。」
「うん、ルノアーさんが持ってけって、料理方法知らないからってくれた。」
「その茸は兎族の出してるお店で見ますね。」
そう言うと執事が案内してくれる。
「こちらですね。」
「どれどれー?」
耳をピコピコ揺らしながら店番をする兎耳の少女がルプを見て固まっている。
「こんにちはー、すみませんこの茸有ります?」
「は、は、は、はいぃ!」
「大丈夫だよ、怖く無いから。」
「はぃぃ!」
「あははは、で?ある?」
「こ、こちらですか?」
見せて来たのは箱に入った松茸だ。
「おーそれそれ!でも少ないね。」
「はい!木の実みたいに袋に入れると潰れちゃうのでいっぱい持って来れないんですぅ!」
声を上擦らせ答える兎耳の少女。
「そっかー、取れる場所は知ってるの?」
「はい、でも沢山生えてる奥の方は最近強い魔物が居るらしくて入れないので、近場のまばらに生えてる所しか行けませんよ?」
「おぉーフラグ立ってんねー。」
「フラグとは何じゃ?」
「あー、そりゃー言うと本当に起こる現象、お約束って奴だぞロイロ。」
「ルプよく知ってるね?」
「近所の子供が置いて行った漫画に載ってたのを読んだからな。」
「漫画読むんかーい。」
ウサ耳ちゃんは千春達の会話を呆然と聞いている。
「よし!松茸狩りついでに討伐しよう!」
「ちょっと待って王女様!魔物が何かも分からないし、冒険者ギルドに依頼書いてるかも知れないよ!確認した方が良いんじゃ無い?!」
「あーそっか、冒険者ギルドって近いの?」
「近いけど・・・・。」
「れっつごー!」
「嘘でしょ。」
ユーリンが呆れた様に呟き、渋々案内を始める。
「王女殿下の行動力凄いな・・・・」
「凄いですねぇ。」
「でも連れは皆当たり前の様に動いてるな。」
「「「すげえな。」」」
男3人はそう呟くと後ろから付いて行った。
「はーい。」
「失礼します、準備が整いました。」
「はーい、それじゃ町に行こっか。」
「そうじゃの。」
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「それではご案内致します。」
執事が町を案内するらしく前を歩いていく、玄関を出ると護衛らしきメンバーが立っていた。
「あ!狼の!・・・・・なんか!」
「チハル狼の牙です。」
「それ!何でココに居るの?」
「チハル王女殿下!先日は有難う御座いました!」
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「ガーランと申します。」
「サフィーが回復してた意識なかった人だ。」
「はい、御礼も言えず申し訳ありません。」
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次に自己紹介するのはギルマスに状況報告していた男だ。
「シャルルです、魔導士で攻撃と支援担当をしています。」
「ユーリンです、斥候担当です。」
2人の女性が自己紹介をする。
「護衛って狼の牙さん達がやるの?」
「はい、町長から依頼がありまして。」
「そっか、護衛って言っても町をふらつくだけだよ?」
「王女殿下が護衛無しでふらついたらダメですよー。」
明るく話すのはユーリンだ。
「そうですよ、ましてや女性ばかりじゃ無いですか。」
「そんな事ないよ?ルプおいでー。」
チハルが声を掛けるとユラを乗せたルプが玄関から出てくる。
「うわぁ!」
「なに?!」
「あ、私のペットで護衛。」
「紹介でペット言うなよ、一応こっちじゃ聖獣なんだろ?俺。」
「ルプ諦めよ、儂は諦めた。」
ロイロはルプの首元をポンポン叩きながら話す。
「ま、まぁ護衛の依頼を受けてる以上しっかり仕事はさせて貰いますので。」
「はーい、とりあえず食べ歩きしつつ探索しよう!」
「食べ歩きなら私達が案内出来ますわ。」
魔導士のシャルルがそう言うと、ユーリンも頷く。
「案内は執事さんがするんじゃ無いの?」
「えぇ、私もさせて頂きますが、食べ歩きでしたら狼の牙の方達の方が詳しいかと思いますのでお任せ致します。」
そう言って頭を下げる執事。
「それじゃお願いしまーす。」
「はーい、でも王都の様な味付けは無いですよ?」
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「おー!ソーセージの炙りかー、美味しそー。」
屋台で焼いている太めのソーセージを見て早速千春は買いに走る。
「お姉さんソーセージ5本ください!」
「あら、お姉さんだなんて嬉しい事言ってくれるじゃないか。」
ニコニコしながら焼きたてソーセージを葉っぱの包みで包みチハルに渡す。
「いくら?」
「水神様のお友達って噂の王女様でしょう?お金なんて貰えないわよ。」
「いや!それは悪いよ!」
「悪く無いさ、こんなに店が有るのにウチを選んでくれたんだ、遠慮なく食べておくれよ。」
笑顔で千春を言い包め、千春もありがとうと御礼を言うと皆んなに配る。
「んー!ジューシー!ココのソーセージハーブ入ってるね。」
「本当に美味しいですね、ルノアーさんが作らせてるソーセージと似てますけど、あれより美味しい気がします。」
「うむ、酒が欲しくなるのぅ。」
「はい!ルプ!あーん!」
ユラはルプに食べさせながら自分も齧り付いている。
「この町のソーセージって最近凄く美味しくなったらしいんですよね、話では王国の精肉屋がハーブ入りのソーセージを広めてるらしいですよ。」
ユーリンが千春に説明する。
「それってルノアーさんが作らせてる精肉加工のお店じゃない?」
「間違いなくそうでしょうね。」
「美味しい物が広まるって良いねー。」
「チハルがレシピを売れば大儲けでしたのに。」
「パンのレシピだけで充分だよ、いくらになってるか知らないけど。」
ソーセージをペロリと食べ終わり、他の店を見るとシチューの様なスープも有った。
「おー、もしかしてコレもアレかなぁ。」
「食べたら分かるんじゃないですか?」
試しにと、スープを頼む、ここでも無料だった。
「なんか申し訳ないなー。」
「水神様と王女殿下の名前が強すぎましたね、申し訳ありません。」
サフィーが想定外の所で千春の地位が広まった事に謝罪する。
「身分明かして無くても水神様の背中に乗って来た時点で多分同じ事だったと思うし、コレはコレで楽しもう。」
サフィーにニッコリと微笑みシチューを食べる。
「うん、やっぱコレもルノアーさん直伝だわ。」
「美味しいですもんね、ルノアーさんのシチュー。」
みんなの分も貰いシチューを食べていると隣りのお店から店長らしき人がパンを持って来た。
「王女殿下、こちらをどうぞ。」
「あ、ありがとう御座います。」
「コレも王都で広めたパンですよね。」
「へい!商業ギルドでレシピを買いまして、売れ行きは言うまでも無く、このレシピは王女殿下の発案とお聞きしてますわい。」
千春はパンを1つ取り半分に割ると焼きたての良い匂いが広がる、そして一口食べてみる。
「うまぁ!サフィー、はい、食べて見て。」
「頂きますね。」
もう半分をサフィーナは受け取り一口ちぎって食べる。
「美味しい!」
「ねー!王都のパンより美味しいんだけど!」
「そう言って貰えると嬉しいですな!」
「王都のパンと何が違うの?」
「レシピにあった材料にライ麦や木の実を細かく粉にして混ぜてるんですわ。」
「その香りかー!凄いね!最近出したばかりなのに。」
「この町は山の幸も豊富なんですわー、色々試してますんでいくらでも食べてくだせえ!」
「ありがとう御座います。」
持って来たパンをユラとロイロに渡し、ルプにも食べさせる、皆んなウマウマと食べる。
「狼の牙さん達も食べたら?」
「いや、私たちは護衛なので。」
シャルルは遠慮がちに千春へ答えるが。
「護衛対象が食べて良いって言うんだから良いよね?サフィー。」
「はい、問題無いですよ」
「ね?タダだよ?」
千春たちが食べているのを見て生唾を飲み込む所を見ていた千春は少し食べ辛いなーと思っていたので少し強引に食べさせる事にした。
「美味しー!」
「前はこんなに美味しい料理なかったわよね。」
「あぁ、前回来た時はあっても塩焼きとかだった。」
狼の牙も美味しそうに食べている、
「シャルルさん達食べてなかったの?」
「えぇ、話には聞いていたんだけど・・・昼過ぎてこの町に着いて、冒険者ギルドに着いたら町長さんが慌てて入って来て護衛をしてくれって言われたから。」
「町長さんごめんー・・・・・。」
謝りつつもパンをパクパク食べながら次の通りに向かう、
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「へぇ、色々売ってるねー。」
見渡すと野菜や木の実、果物なんかも売っている。
「あ!茸発見!」
「ルノアーさんが見せてくれた茸は有りませんね。」
サフィーナも軽く見渡すが香味茸は見当たらない。
「何かお探しですか?」
執事が千春に聞いてくる。
「はい、この香味茸ってのを探しに来たんですよ。」
千春はアイテムボックスから香味茸を出す。
「持って来てたんですね。」
「うん、ルノアーさんが持ってけって、料理方法知らないからってくれた。」
「その茸は兎族の出してるお店で見ますね。」
そう言うと執事が案内してくれる。
「こちらですね。」
「どれどれー?」
耳をピコピコ揺らしながら店番をする兎耳の少女がルプを見て固まっている。
「こんにちはー、すみませんこの茸有ります?」
「は、は、は、はいぃ!」
「大丈夫だよ、怖く無いから。」
「はぃぃ!」
「あははは、で?ある?」
「こ、こちらですか?」
見せて来たのは箱に入った松茸だ。
「おーそれそれ!でも少ないね。」
「はい!木の実みたいに袋に入れると潰れちゃうのでいっぱい持って来れないんですぅ!」
声を上擦らせ答える兎耳の少女。
「そっかー、取れる場所は知ってるの?」
「はい、でも沢山生えてる奥の方は最近強い魔物が居るらしくて入れないので、近場のまばらに生えてる所しか行けませんよ?」
「おぉーフラグ立ってんねー。」
「フラグとは何じゃ?」
「あー、そりゃー言うと本当に起こる現象、お約束って奴だぞロイロ。」
「ルプよく知ってるね?」
「近所の子供が置いて行った漫画に載ってたのを読んだからな。」
「漫画読むんかーい。」
ウサ耳ちゃんは千春達の会話を呆然と聞いている。
「よし!松茸狩りついでに討伐しよう!」
「ちょっと待って王女様!魔物が何かも分からないし、冒険者ギルドに依頼書いてるかも知れないよ!確認した方が良いんじゃ無い?!」
「あーそっか、冒険者ギルドって近いの?」
「近いけど・・・・。」
「れっつごー!」
「嘘でしょ。」
ユーリンが呆れた様に呟き、渋々案内を始める。
「王女殿下の行動力凄いな・・・・」
「凄いですねぇ。」
「でも連れは皆当たり前の様に動いてるな。」
「「「すげえな。」」」
男3人はそう呟くと後ろから付いて行った。
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