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ローストビーフとスペアリブに炭火焼き鳥!
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「ルノアーさんきたよ~ん。」
「チハルさんいらっしゃい!」
「魔物肉ある?」
「あぁ、今日はコカトリスも入ってるぞ。」
「ミノタウロスとオークは?」
「もう常備だな、いつも発注掛けてるからいつでも有るぞ。」
「了解、それじゃミノタウロスはローストビーフに、オークは煮豚にするかなぁ。」
肉の冷蔵庫へ行くと大量の肉があった。
「おおお!スペアリブあんじゃん!」
「あぁ塩焼きにすると酒のつまみになるからな、結構人気あるんだ。」
「へぇ、これ使っていい?」
「良いけど王族に出すんだろう?結構固いぞ?」
「スペアリブの美味しい料理を教えてあげましょう、それじゃ骨付き肉を食べやすいサイズに切ってもらって、あとは漬け込むからニンニクと生姜、エールと醤油、蜂蜜を準備してもらっていい?あ、エールは残り物でも良いよ。」
「エールを使うのか?」
「そ、あとは同時進行でローストビーフも作るから人借りても良い?」
「おう、ちょっと待っててくれ。」
ルノアーは直ぐに数人連れて来る。
「それじゃローストビーフの方教えるねー、先ずはこのサイズに切り分けた赤身の塊にフォークで刺しまくります、そんで塩と胡椒と油を混ぜた物を塗りこみまーす。」
ブスブスとフォークを刺し調味料を塗りたくる。
「このまま20分ほど放置するのでその間にスペアリブを作ろう、こっちは肉にニンニクと生姜と塩をすり込みます、そんでバットに入れてエールと醤油、蜂蜜を入れて漬け込んでね。」
「どっちも最初に調味料をすり込んだり漬け込むんだな。」
「そ、これが下拵え、前はこういう事やって無かったよね。」
「あぁ最近はこう言う料理を教えてもらって色々やっているが、肉や料理で使い方が変わるんだな。」
「うん、豚肉・・オークは肉の臭みが有るから生姜やニンニクが合うの、逆に牛肉は肉の旨味を出す為に胡椒と塩が多いね、一概には言えないんだけど基本って感じで。」
肉によって違う調味料を説明するとエールの事を聞かれる。
「ふむふむ、エールは何で使うんだ?酒臭くなるんじゃないか?」
「大丈夫匂いは飛ぶから、アルコールと炭酸・・・酒精っていうのかなこっちは、あとシュワシュワするのが炭酸って言うんだけどこの2つが肉を柔らかくするの、まぁ食べたら分かるよ。」
「そうか、分かったそれじゃその作業を進めよう、漬け込む時間は?」
「スペアリブの方は30分くらいは漬け込んで、その後はオーブンで焼くだけ、漬け込んだ汁はトロミが出るまで煮込めばソースになるから捨てないでね。」
「分った、スペアリブの方は大丈夫だな、それじゃ有るだけ作るぞ。」
そう言ってルノアーは有るだけのスペアリブを全部指示する。
「いや、流石に多くないかな?あの量は。」
「大丈夫だすぐハケる、問題無い。」
「それじゃローストビーフの方に行きますか。」
ちょうど最初に下拵えした肉がいい感じになっている。
「おっけーそれじゃ肉をこの糸でぐるぐる巻きにしまーす。」
アイテムボックスからタコ糸を出しぐるぐる巻く。
「これに似たような糸ってある?」
「あぁ有るな、調理場には無いが、ちょっと取ってこらせるから説明を進めてくれ。」
「ほいほい、それじゃこうやってぐるぐる~っと巻いて焼きます!」
「これは何で糸を巻くんだ?」
「焼き崩れを防ぐためだよ。」
「ほう、こんな塊で焼くことは無いからな、中まで焼けるのか?」
「いやーこれは中まで焼かない料理なの。」
「生なのか?」
「まぁ半生。」
「これをフライパンで焼きます。」
表面を全体的に焼いて焼き色を付ける。
「こんな感じで焼き色が付いてきたらオーブンで30分くらい焼きます、オーブンの温度を120度くらいに出来る?」
「あぁ出来るが弱く無いか?」
「強くしたら焼けちゃうじゃん。」
「焼くんだろう?」
「まぁそういう料理だからそれで良いんだよ、出来たらビックリするよ。」
「分った、それで終わりか?」
「うん、肉はね、大事なソースを次は作るよー、ルノアーさん何味がいい?」
「色々あるのか?」
「そうだね、醤油ベースのわさび醤油、生姜ベース、赤ワインソース、玉ねぎソース。」
「よし全部作ろう!」
「マジか、まぁこんだけ人が居れば待ってる間に作れるか。」
そう言って千春は各ソースの作り方を教える、もちろん全部は覚えていないのでスマホのレシピ写真を見ながら説明した。
「おっけー、それじゃローストビーフとスペアリブは大丈夫っと。」
「チハルお疲れ様。」
「んーあとはお酒の肴を作りたいなぁ。」
「魚?」
「あー魚じゃなくおつまみ的な物ね、お酒飲まないからな~、居酒屋だと揚げ物か・・焼き鳥!」
「鳥を焼けばいいのか?」
ルノアーは焼き鳥と聞いて焼くだけならすぐ作ると言い出す。
「ちがうんだにゃー。」
「違うんですね、にゃー。」
クスクス笑うサフィーナに千春も笑みを溢す。
「ルノアーさん串ってある?」
「串か、たしか倉庫にあるぞ、ちょっと待っててくれ。」
倉庫に入り少しすると箱を持ってきた。
「コレで良いか?」
持ってきたのはバーベキュー用の金属な串がいっぱい入った箱だった。
「でかいな・・・でもこれでも良いか、それじゃこれにコカトリスの肉を一口サイズにぶっ刺して焼こう。」
「分ったそれなら直ぐに出来る。」
「ちょっとまって!タレ焼きと塩焼きにしたいの、炭火焼に出来れば良かったんだけどオーブンだもんね。」
「炭火?あるぞ?」
「あるんかい!」
「そこから外に出ると炭火用の屋外コンロがある。」
「あー煙出るもんね。」
「そうなんだ、あまり使わないが整備はしてあるからいつでも使える。」
「それじゃ炭火の準備をしてもらって、あとはタレを作るね。」
醤油と砂糖、蜂蜜と白ワインを混ぜ合わせ甘じょっぱいタレを作る。
「このタレを付けて焼いて付けて焼いてと何度か繰り返すだけで終わり。」
「それだけか、よし試しに何本か焼かせよう。」
すぐに担当が決められ炭に火が入る。
「よーしあとは焼けるのを待つだけだね、そろそろローストビーフも粗熱取れる頃だね。」
ローストビーフが置いてある所に移動し様子を見る。
「おーいい感じだね、ちょっと切ってみるね。」
ナイフで薄く切るとうっすらと赤身が残る肉が見える。
「うん、もうちょっと赤くても良いけどこっちはこれ位の方が忌避感ないかも・・・『鑑定』」
「チハルなんで鑑定するのかしら?」
「一応魔物肉だし牛と違ってしっかり焼かないと食べれないとかだと困るからね、でも問題無いね。」
何枚かに切り1つを箸で掴みソースを上からかける、チハルが選んだのは赤ワインソースだ。
「・・・うっまぁ、前自分で作ったのと全然違う、サフィーあーんして。」
そう言うと一つまた掴みソースを掛け口に入れる。
「・・・・これは、凄いですね、貴族でもこんな美味しい物食べた事無いと思います。」
「だよねー、あっちでもこんなに美味しいローストビーフ食べた事無いわ。」
「チハルさん、俺もいいか?」
「いいよー。」
千春はまた数枚切り分ける、後ろでスタンバイしている料理人の分も切り分けておく。
「はい、召し上がれ。」
「それじゃぁ、・・・・・・!??!??」
「「「「・・・・・・」」」」
全員何も言わず真剣に味わっていた。
「どう?」
「これは凄いな、味も食感も食べた後の後味も。」
「でしょー、それじゃコレを王族の夕食に出してね。」
「了解した、あとはスペアリブの方だが、あっちも焼けてるようだな。」
オーブンを見ると良い具合に焼けていた、ルノアーは肉を取り出しソースを掛ける。
「一本もらうねー。」
一本取ってナイフで軽く骨を削ぎ落し一口サイズに切る、そしてサフィーの口に入れ自分も食べる。
「うみゃぁ・・・」
「柔らかいですね、この筋の部分まで柔らかく食べれるなんて凄いです。」
「これはもういつもの骨付き肉とは別物だな、もう前の塩焼きは食べれん。」
サフィーナもルノアーも大絶賛だ。
「それじゃ今焼いたやつは料理人さん達の試食で、あとは時間調節して王族の食卓に持って行ってくれる?」
「了解した、肉は今日仕入れたばかりで大量にあるからな、食堂でも出すとしよう、これは皆に食べてもらいたいからな。」
「それじゃローストビーフはパンに挟んで出すと良いよ、玉ねぎとトマト、レタスあたりを一緒に挟んで、ソースはマヨネーズとマスタード、それにソースはお好みで。」
「聞いただけで美味そうだな!おいお前ら早目の夕食を取るぞ。」
「「「「了解です!」」」」
料理人達は食べる気満々だ、それを見た千春とサフィーナは笑いながら後は任せましたと厨房を出た。
「焼き鳥は良かったんですか?」
「うん、コカトリスは食べた事あるし炭火焼も想像つくから、それに失敗はしないでしょ。」
「私は食べてみたかったわー。」
「珍しいねモリー見たいな事言うなんて。」
「あのローストビーフとスペアリブを食べたら焼き鳥も食べたくなりますよ。」
「モリーには言わないでおこう、今言うとすぐに食堂に行きそうだよね。」
「えぇ食堂に行ってからの楽しみと言う事にしましょう。」
クスクスと笑いながらも2人の目は真剣だった。
「チハルさんいらっしゃい!」
「魔物肉ある?」
「あぁ、今日はコカトリスも入ってるぞ。」
「ミノタウロスとオークは?」
「もう常備だな、いつも発注掛けてるからいつでも有るぞ。」
「了解、それじゃミノタウロスはローストビーフに、オークは煮豚にするかなぁ。」
肉の冷蔵庫へ行くと大量の肉があった。
「おおお!スペアリブあんじゃん!」
「あぁ塩焼きにすると酒のつまみになるからな、結構人気あるんだ。」
「へぇ、これ使っていい?」
「良いけど王族に出すんだろう?結構固いぞ?」
「スペアリブの美味しい料理を教えてあげましょう、それじゃ骨付き肉を食べやすいサイズに切ってもらって、あとは漬け込むからニンニクと生姜、エールと醤油、蜂蜜を準備してもらっていい?あ、エールは残り物でも良いよ。」
「エールを使うのか?」
「そ、あとは同時進行でローストビーフも作るから人借りても良い?」
「おう、ちょっと待っててくれ。」
ルノアーは直ぐに数人連れて来る。
「それじゃローストビーフの方教えるねー、先ずはこのサイズに切り分けた赤身の塊にフォークで刺しまくります、そんで塩と胡椒と油を混ぜた物を塗りこみまーす。」
ブスブスとフォークを刺し調味料を塗りたくる。
「このまま20分ほど放置するのでその間にスペアリブを作ろう、こっちは肉にニンニクと生姜と塩をすり込みます、そんでバットに入れてエールと醤油、蜂蜜を入れて漬け込んでね。」
「どっちも最初に調味料をすり込んだり漬け込むんだな。」
「そ、これが下拵え、前はこういう事やって無かったよね。」
「あぁ最近はこう言う料理を教えてもらって色々やっているが、肉や料理で使い方が変わるんだな。」
「うん、豚肉・・オークは肉の臭みが有るから生姜やニンニクが合うの、逆に牛肉は肉の旨味を出す為に胡椒と塩が多いね、一概には言えないんだけど基本って感じで。」
肉によって違う調味料を説明するとエールの事を聞かれる。
「ふむふむ、エールは何で使うんだ?酒臭くなるんじゃないか?」
「大丈夫匂いは飛ぶから、アルコールと炭酸・・・酒精っていうのかなこっちは、あとシュワシュワするのが炭酸って言うんだけどこの2つが肉を柔らかくするの、まぁ食べたら分かるよ。」
「そうか、分かったそれじゃその作業を進めよう、漬け込む時間は?」
「スペアリブの方は30分くらいは漬け込んで、その後はオーブンで焼くだけ、漬け込んだ汁はトロミが出るまで煮込めばソースになるから捨てないでね。」
「分った、スペアリブの方は大丈夫だな、それじゃ有るだけ作るぞ。」
そう言ってルノアーは有るだけのスペアリブを全部指示する。
「いや、流石に多くないかな?あの量は。」
「大丈夫だすぐハケる、問題無い。」
「それじゃローストビーフの方に行きますか。」
ちょうど最初に下拵えした肉がいい感じになっている。
「おっけーそれじゃ肉をこの糸でぐるぐる巻きにしまーす。」
アイテムボックスからタコ糸を出しぐるぐる巻く。
「これに似たような糸ってある?」
「あぁ有るな、調理場には無いが、ちょっと取ってこらせるから説明を進めてくれ。」
「ほいほい、それじゃこうやってぐるぐる~っと巻いて焼きます!」
「これは何で糸を巻くんだ?」
「焼き崩れを防ぐためだよ。」
「ほう、こんな塊で焼くことは無いからな、中まで焼けるのか?」
「いやーこれは中まで焼かない料理なの。」
「生なのか?」
「まぁ半生。」
「これをフライパンで焼きます。」
表面を全体的に焼いて焼き色を付ける。
「こんな感じで焼き色が付いてきたらオーブンで30分くらい焼きます、オーブンの温度を120度くらいに出来る?」
「あぁ出来るが弱く無いか?」
「強くしたら焼けちゃうじゃん。」
「焼くんだろう?」
「まぁそういう料理だからそれで良いんだよ、出来たらビックリするよ。」
「分った、それで終わりか?」
「うん、肉はね、大事なソースを次は作るよー、ルノアーさん何味がいい?」
「色々あるのか?」
「そうだね、醤油ベースのわさび醤油、生姜ベース、赤ワインソース、玉ねぎソース。」
「よし全部作ろう!」
「マジか、まぁこんだけ人が居れば待ってる間に作れるか。」
そう言って千春は各ソースの作り方を教える、もちろん全部は覚えていないのでスマホのレシピ写真を見ながら説明した。
「おっけー、それじゃローストビーフとスペアリブは大丈夫っと。」
「チハルお疲れ様。」
「んーあとはお酒の肴を作りたいなぁ。」
「魚?」
「あー魚じゃなくおつまみ的な物ね、お酒飲まないからな~、居酒屋だと揚げ物か・・焼き鳥!」
「鳥を焼けばいいのか?」
ルノアーは焼き鳥と聞いて焼くだけならすぐ作ると言い出す。
「ちがうんだにゃー。」
「違うんですね、にゃー。」
クスクス笑うサフィーナに千春も笑みを溢す。
「ルノアーさん串ってある?」
「串か、たしか倉庫にあるぞ、ちょっと待っててくれ。」
倉庫に入り少しすると箱を持ってきた。
「コレで良いか?」
持ってきたのはバーベキュー用の金属な串がいっぱい入った箱だった。
「でかいな・・・でもこれでも良いか、それじゃこれにコカトリスの肉を一口サイズにぶっ刺して焼こう。」
「分ったそれなら直ぐに出来る。」
「ちょっとまって!タレ焼きと塩焼きにしたいの、炭火焼に出来れば良かったんだけどオーブンだもんね。」
「炭火?あるぞ?」
「あるんかい!」
「そこから外に出ると炭火用の屋外コンロがある。」
「あー煙出るもんね。」
「そうなんだ、あまり使わないが整備はしてあるからいつでも使える。」
「それじゃ炭火の準備をしてもらって、あとはタレを作るね。」
醤油と砂糖、蜂蜜と白ワインを混ぜ合わせ甘じょっぱいタレを作る。
「このタレを付けて焼いて付けて焼いてと何度か繰り返すだけで終わり。」
「それだけか、よし試しに何本か焼かせよう。」
すぐに担当が決められ炭に火が入る。
「よーしあとは焼けるのを待つだけだね、そろそろローストビーフも粗熱取れる頃だね。」
ローストビーフが置いてある所に移動し様子を見る。
「おーいい感じだね、ちょっと切ってみるね。」
ナイフで薄く切るとうっすらと赤身が残る肉が見える。
「うん、もうちょっと赤くても良いけどこっちはこれ位の方が忌避感ないかも・・・『鑑定』」
「チハルなんで鑑定するのかしら?」
「一応魔物肉だし牛と違ってしっかり焼かないと食べれないとかだと困るからね、でも問題無いね。」
何枚かに切り1つを箸で掴みソースを上からかける、チハルが選んだのは赤ワインソースだ。
「・・・うっまぁ、前自分で作ったのと全然違う、サフィーあーんして。」
そう言うと一つまた掴みソースを掛け口に入れる。
「・・・・これは、凄いですね、貴族でもこんな美味しい物食べた事無いと思います。」
「だよねー、あっちでもこんなに美味しいローストビーフ食べた事無いわ。」
「チハルさん、俺もいいか?」
「いいよー。」
千春はまた数枚切り分ける、後ろでスタンバイしている料理人の分も切り分けておく。
「はい、召し上がれ。」
「それじゃぁ、・・・・・・!??!??」
「「「「・・・・・・」」」」
全員何も言わず真剣に味わっていた。
「どう?」
「これは凄いな、味も食感も食べた後の後味も。」
「でしょー、それじゃコレを王族の夕食に出してね。」
「了解した、あとはスペアリブの方だが、あっちも焼けてるようだな。」
オーブンを見ると良い具合に焼けていた、ルノアーは肉を取り出しソースを掛ける。
「一本もらうねー。」
一本取ってナイフで軽く骨を削ぎ落し一口サイズに切る、そしてサフィーの口に入れ自分も食べる。
「うみゃぁ・・・」
「柔らかいですね、この筋の部分まで柔らかく食べれるなんて凄いです。」
「これはもういつもの骨付き肉とは別物だな、もう前の塩焼きは食べれん。」
サフィーナもルノアーも大絶賛だ。
「それじゃ今焼いたやつは料理人さん達の試食で、あとは時間調節して王族の食卓に持って行ってくれる?」
「了解した、肉は今日仕入れたばかりで大量にあるからな、食堂でも出すとしよう、これは皆に食べてもらいたいからな。」
「それじゃローストビーフはパンに挟んで出すと良いよ、玉ねぎとトマト、レタスあたりを一緒に挟んで、ソースはマヨネーズとマスタード、それにソースはお好みで。」
「聞いただけで美味そうだな!おいお前ら早目の夕食を取るぞ。」
「「「「了解です!」」」」
料理人達は食べる気満々だ、それを見た千春とサフィーナは笑いながら後は任せましたと厨房を出た。
「焼き鳥は良かったんですか?」
「うん、コカトリスは食べた事あるし炭火焼も想像つくから、それに失敗はしないでしょ。」
「私は食べてみたかったわー。」
「珍しいねモリー見たいな事言うなんて。」
「あのローストビーフとスペアリブを食べたら焼き鳥も食べたくなりますよ。」
「モリーには言わないでおこう、今言うとすぐに食堂に行きそうだよね。」
「えぇ食堂に行ってからの楽しみと言う事にしましょう。」
クスクスと笑いながらも2人の目は真剣だった。
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