49 / 744
異世界特製クリスマスケーキ!
しおりを挟む
「それじゃ行ってくるねー。」
「チハルおねえちゃんいってらっしゃい!」
「「いってらっしゃいませ。」」
ユラとサフィーナ、モリアンが送り出してくれた。
「さて、ケーキも出したし、あとはプレゼントも持ってっと。」
千春はクリスマスパーティーへ向かう、行先は向井頼子の家に決まった。
ピンポーン
『はーい。』
「藤井です、頼子さんいらっしゃいますか?」
『千春いらっしゃーい、ちょっとまってねー』
インターフォンから頼子の返事が来た。
「いらっしゃい!荷物持つね、どうぞ上がってー。」
「おじゃましまーす。」
「ミオとレナはもう少しかかるってさ。」
「おっけー、ケーキは台所?」
「うん、結構デカいな、高かったんじゃ無いの?」
「これね、料理人さんの知り合いが居て作ってもらったから高くないよ。」
「いやいや、逆に高いでしょソレ。」
「まぁ本職じゃないから良いんだよ、それより何処置く?冷蔵庫入る?」
台所は寒いから冷蔵庫じゃなくて良いと言う事でテーブルに置き頼子の部屋に行く。
「最近忙しそうだったけど大丈夫なの?」
「あー、そうだねぇ、色々やる事あってさ、落ち着いたから大丈夫だよ。」
ほぼ休みは異世界で過ごし、遊びのお誘いも断っていた為忙しいと思われていた、それから少しして美桜と麗奈も合流しクリスマスパーティーが始まった。
「「「「メリークリスマース!」」」」
パンパンパンパン!!
4人でクラッカーを鳴らしケーキを出す。
「うっは!凄いんだけどこのケーキ!」
「ほんとだ、この果物なに?オレンジ?モモ?」
「凄いね、4人で食べれないでしょこれ。」
頼子、美桜、麗奈はケーキを見て驚く。
「うん、ちょっと気合入ってるよね、適当に作ってって言ったんだけどね・・・」
千春が作ったケーキは王族で食べたが、千春のクリスマスケーキはルノアーに丸投げしていた、しかしルノアーは幾つかケーキを作り、その度侍女達に振る舞い出来を聞く、そして腕の上がった料理人はケーキに合う果物を選別し、千春のクリスマスケーキは腕に縒り(より)を掛け特製と言える程のケーキを作り上げた。
「それじゃ切るよー。」
頼子がナイフを入れ4等分にする。
「ヨリ、その半分で良いから、それでもデカいから。」
麗奈が流石に1ホールの4等分はデカすぎると8等分にする。。
「はーいミオとってー。」
「ほいほい。」
「よし!それじゃ食べよう!」
「「「「いただきまーす。」」」」
4人は一斉にフォークを入れ口に入れる。
「うっま!!」
「めっちゃうまい!」
「このフルーツ何?初めて食べたんだけど!」
「クリームヤバ!めっちゃ濃厚!」
千春、頼子、美桜、麗奈それぞれがケーキを絶賛する、美桜の食べたフルーツはこの世界には無い異世界の果物だった、生クリームも魔法でクリームにした特製で王国料理人達の全力で作ったケーキだ、そしてケーキを食べ、チキンに齧り付き、アニメ鑑賞をしながら朝まで遊びつくした。
--------------------
「・・・・朝だね。」
「・・・・ほんとだ、流石に朝まで遊ぶと眠いな。」
「・・・・太陽がまぶしいねぇ。」
「みんなおつかれぇ、気を付けて帰ってね。」
「「「またねー。」」」
3人は完徹で遊んだ為フラフラしながら家路についた。
「ただいまぁ。」
玄関を開け取りあえず声をかける、そしてクローゼットを開けもう一度言う。
「ただいまぁ。」
「おかえりなさいませ、チハル・・・どうしたの?」
「朝まで遊んで寝てないの。」
「あれからずっと遊んでたの?」
「うん、若気の至りです、眠い。」
「寝た方が良いわよ、そちらで寝ます?こちらで寝ます?」
「んーあっち寒いからこっちでねるよー。」
日本は真冬だが、異世界は夏、しかし千春の寝室は魔道具と魔石を使い快適な温度に保たれていた。
「寝室は準備してありますから、湯浴みはどうします?」
「あぁ~お風呂入った方が良いよねぇ、この時間にメグ様の浴室使うのも問題だよねー。」
「いえ、大丈夫ですよ、何時でも入れる様にしてありますから、ちょっと歩きますけどね。」
「んー、いいや、家でシャワー浴びて来るよ。」
そう言って扉を通ろうとした時スマホの通知が鳴る。
ピロン♪
「ん?」
「どうしました?」
「・・・・えぇぁぁあぁ!!!!」
いきなり千春が叫ぶ。
「どうしたんですか?!」
千春の叫び声で隣の部屋からモリアンが飛び出てきた。
「お・・・お父さんが帰ってくる。」
「はぁ、チハル驚かさないでください。」
「ほんとですよ!あ、チハルさんおかえりなさい。」
「あ、ただいまモリー、いや、待って、お父さん年末帰ってくる、どうしようこの扉。」
「どうもこうも、動かせないんですから諦めるんじゃなかったんですか?」
何事かと思ったが、父親が帰ってくると言う知らせと知り2人は安堵する、しかし千春はそれどころでは無かった。
「いやいや、こんな扉あったらヤバいっしょ、お父さんぶっ倒れるよ。」
「そうなんですか?チハルの御父上でしたら動揺しなさそうなイメージが有りますけど。」
「それは私も思いました、チハルさんも度胸ありますからねー。」
侍女2人の勝手なイメージで話をされてもと、千春も苦笑いになる。
「取りあえず三日後に帰ってくるからその後暫くこっちに来れないかもしんない、メグ様に伝えに行こう。」
「チハル、シャワー浴びて寝るんじゃ無かったの?」
「・・・目覚めたわ。」
「それじゃぁ取りあえず王妃殿下の所に行きますか?」
「うん、そうする、部屋に居るのかな?」
「そうですね、もう朝食は終わっていると思いますし行ってみましょうか?」
「そだね、行こう。」
3人はマルグリットの部屋に向かった。
「ただいま帰りました。」
「おかえりなさいチハルおねえちゃん!」
「おかえりチハル、どうしたの?疲れた顔しちゃって、昨日は遊び過ぎたのかしら?」
「いえ、単純に寝てないのと、あと私のお父さんが帰って来るのでその間こちらに来れないかもしれないかなーと報告に来ました。」
「寝て無いの!?」
「はい、朝までワイワイやってました。」
流石にマルグリットも苦笑する。
「それで、お父様が帰って来られたら来れないの?」
「あの扉を隠す予定なので。」
「何故?」
「何故って、異世界に繋がる扉とか見たらビックリしますよね。」
「えぇ、びっくりするでしょうね、でも隠す必要有るのかしら?」
「え?」
「そもそも何で隠す必要が有るのかしら、別に悪い事をしているわけでも無いでしょう?」
「・・・そうですね、なんで隠さないとって思ったんだろう。」
「びっくりするから隠すのも分かるけど、別に見つかっても良いじゃない、その時は紹介してくれるかしら?」
「はい、その時は紹介させてもらいます。」
なんとなく肩の荷が下りたような気がした千春はまた眠気が襲ってきた。
「チハル様、湯浴みしてから寝室に行きましょうか。」
眠そうにしている千春をサフィーナは気遣って声をかける。
「あら、湯浴みもしてなかったのね、エリーナ、チハルを湯浴みに連れて行って、終わったら私のベッドで寝させてあげて。」
「はい、それではチハル様。」
「はーい・・・・。」
そのまま千春は浴室に連れて行かれ途中から寝てしまった、侍女はそのまま千春の面倒を見てベッドまで運び寝させた。
「さてと、サフィーナは詳しい話は聞いてるのかしら?」
「はい王妃殿下、チハル様の御父上は3日後にお帰りになると言う事までは聞いております。」
「そう、チハルの事だからすぐ門の事は知られるでしょうね、チハルのお父様がこちらに来るかもしれません、急いで客室の準備をさせましょう、あ、そうだわ言葉もわからないのよね?翻訳の魔道具はまだ有るのかしら?」
「魔導士団の方に聞けば分かるかと思われますが、師団長のローレル様が不在で御座います。」
サフィーナはそう答え少し考える。
「王妃殿下、私が魔導士団の方へ確認してまいります、もし無ければ外交庁の方でしたら有るかも知れません。」
「そうね、それでは魔道具の方はサフィーナお願いするわね、アルベル、セバスを呼んでくれる?」
「はい。」
マルグリットの付き人アルベルは執事長のセバスを呼びに行く。
「王妃殿下お呼びでしょうか。」
直ぐにセバスはマルグリットの自室へ来る。
「3日後にチハルのお父様がこの国へ来るかもしれません、客室の方を準備しておいて。」
「はっ。」
「あと準備しないといけない事は~。」
「チハルおねえちゃんのお父さん?」
「そうよー、ユラの事も紹介しないといけないわねぇ。」
「うん!」
そして千春が知らない所で千春の父のジブラロール王国へ来る準備が着々と整っていった。
「チハルおねえちゃんいってらっしゃい!」
「「いってらっしゃいませ。」」
ユラとサフィーナ、モリアンが送り出してくれた。
「さて、ケーキも出したし、あとはプレゼントも持ってっと。」
千春はクリスマスパーティーへ向かう、行先は向井頼子の家に決まった。
ピンポーン
『はーい。』
「藤井です、頼子さんいらっしゃいますか?」
『千春いらっしゃーい、ちょっとまってねー』
インターフォンから頼子の返事が来た。
「いらっしゃい!荷物持つね、どうぞ上がってー。」
「おじゃましまーす。」
「ミオとレナはもう少しかかるってさ。」
「おっけー、ケーキは台所?」
「うん、結構デカいな、高かったんじゃ無いの?」
「これね、料理人さんの知り合いが居て作ってもらったから高くないよ。」
「いやいや、逆に高いでしょソレ。」
「まぁ本職じゃないから良いんだよ、それより何処置く?冷蔵庫入る?」
台所は寒いから冷蔵庫じゃなくて良いと言う事でテーブルに置き頼子の部屋に行く。
「最近忙しそうだったけど大丈夫なの?」
「あー、そうだねぇ、色々やる事あってさ、落ち着いたから大丈夫だよ。」
ほぼ休みは異世界で過ごし、遊びのお誘いも断っていた為忙しいと思われていた、それから少しして美桜と麗奈も合流しクリスマスパーティーが始まった。
「「「「メリークリスマース!」」」」
パンパンパンパン!!
4人でクラッカーを鳴らしケーキを出す。
「うっは!凄いんだけどこのケーキ!」
「ほんとだ、この果物なに?オレンジ?モモ?」
「凄いね、4人で食べれないでしょこれ。」
頼子、美桜、麗奈はケーキを見て驚く。
「うん、ちょっと気合入ってるよね、適当に作ってって言ったんだけどね・・・」
千春が作ったケーキは王族で食べたが、千春のクリスマスケーキはルノアーに丸投げしていた、しかしルノアーは幾つかケーキを作り、その度侍女達に振る舞い出来を聞く、そして腕の上がった料理人はケーキに合う果物を選別し、千春のクリスマスケーキは腕に縒り(より)を掛け特製と言える程のケーキを作り上げた。
「それじゃ切るよー。」
頼子がナイフを入れ4等分にする。
「ヨリ、その半分で良いから、それでもデカいから。」
麗奈が流石に1ホールの4等分はデカすぎると8等分にする。。
「はーいミオとってー。」
「ほいほい。」
「よし!それじゃ食べよう!」
「「「「いただきまーす。」」」」
4人は一斉にフォークを入れ口に入れる。
「うっま!!」
「めっちゃうまい!」
「このフルーツ何?初めて食べたんだけど!」
「クリームヤバ!めっちゃ濃厚!」
千春、頼子、美桜、麗奈それぞれがケーキを絶賛する、美桜の食べたフルーツはこの世界には無い異世界の果物だった、生クリームも魔法でクリームにした特製で王国料理人達の全力で作ったケーキだ、そしてケーキを食べ、チキンに齧り付き、アニメ鑑賞をしながら朝まで遊びつくした。
--------------------
「・・・・朝だね。」
「・・・・ほんとだ、流石に朝まで遊ぶと眠いな。」
「・・・・太陽がまぶしいねぇ。」
「みんなおつかれぇ、気を付けて帰ってね。」
「「「またねー。」」」
3人は完徹で遊んだ為フラフラしながら家路についた。
「ただいまぁ。」
玄関を開け取りあえず声をかける、そしてクローゼットを開けもう一度言う。
「ただいまぁ。」
「おかえりなさいませ、チハル・・・どうしたの?」
「朝まで遊んで寝てないの。」
「あれからずっと遊んでたの?」
「うん、若気の至りです、眠い。」
「寝た方が良いわよ、そちらで寝ます?こちらで寝ます?」
「んーあっち寒いからこっちでねるよー。」
日本は真冬だが、異世界は夏、しかし千春の寝室は魔道具と魔石を使い快適な温度に保たれていた。
「寝室は準備してありますから、湯浴みはどうします?」
「あぁ~お風呂入った方が良いよねぇ、この時間にメグ様の浴室使うのも問題だよねー。」
「いえ、大丈夫ですよ、何時でも入れる様にしてありますから、ちょっと歩きますけどね。」
「んー、いいや、家でシャワー浴びて来るよ。」
そう言って扉を通ろうとした時スマホの通知が鳴る。
ピロン♪
「ん?」
「どうしました?」
「・・・・えぇぁぁあぁ!!!!」
いきなり千春が叫ぶ。
「どうしたんですか?!」
千春の叫び声で隣の部屋からモリアンが飛び出てきた。
「お・・・お父さんが帰ってくる。」
「はぁ、チハル驚かさないでください。」
「ほんとですよ!あ、チハルさんおかえりなさい。」
「あ、ただいまモリー、いや、待って、お父さん年末帰ってくる、どうしようこの扉。」
「どうもこうも、動かせないんですから諦めるんじゃなかったんですか?」
何事かと思ったが、父親が帰ってくると言う知らせと知り2人は安堵する、しかし千春はそれどころでは無かった。
「いやいや、こんな扉あったらヤバいっしょ、お父さんぶっ倒れるよ。」
「そうなんですか?チハルの御父上でしたら動揺しなさそうなイメージが有りますけど。」
「それは私も思いました、チハルさんも度胸ありますからねー。」
侍女2人の勝手なイメージで話をされてもと、千春も苦笑いになる。
「取りあえず三日後に帰ってくるからその後暫くこっちに来れないかもしんない、メグ様に伝えに行こう。」
「チハル、シャワー浴びて寝るんじゃ無かったの?」
「・・・目覚めたわ。」
「それじゃぁ取りあえず王妃殿下の所に行きますか?」
「うん、そうする、部屋に居るのかな?」
「そうですね、もう朝食は終わっていると思いますし行ってみましょうか?」
「そだね、行こう。」
3人はマルグリットの部屋に向かった。
「ただいま帰りました。」
「おかえりなさいチハルおねえちゃん!」
「おかえりチハル、どうしたの?疲れた顔しちゃって、昨日は遊び過ぎたのかしら?」
「いえ、単純に寝てないのと、あと私のお父さんが帰って来るのでその間こちらに来れないかもしれないかなーと報告に来ました。」
「寝て無いの!?」
「はい、朝までワイワイやってました。」
流石にマルグリットも苦笑する。
「それで、お父様が帰って来られたら来れないの?」
「あの扉を隠す予定なので。」
「何故?」
「何故って、異世界に繋がる扉とか見たらビックリしますよね。」
「えぇ、びっくりするでしょうね、でも隠す必要有るのかしら?」
「え?」
「そもそも何で隠す必要が有るのかしら、別に悪い事をしているわけでも無いでしょう?」
「・・・そうですね、なんで隠さないとって思ったんだろう。」
「びっくりするから隠すのも分かるけど、別に見つかっても良いじゃない、その時は紹介してくれるかしら?」
「はい、その時は紹介させてもらいます。」
なんとなく肩の荷が下りたような気がした千春はまた眠気が襲ってきた。
「チハル様、湯浴みしてから寝室に行きましょうか。」
眠そうにしている千春をサフィーナは気遣って声をかける。
「あら、湯浴みもしてなかったのね、エリーナ、チハルを湯浴みに連れて行って、終わったら私のベッドで寝させてあげて。」
「はい、それではチハル様。」
「はーい・・・・。」
そのまま千春は浴室に連れて行かれ途中から寝てしまった、侍女はそのまま千春の面倒を見てベッドまで運び寝させた。
「さてと、サフィーナは詳しい話は聞いてるのかしら?」
「はい王妃殿下、チハル様の御父上は3日後にお帰りになると言う事までは聞いております。」
「そう、チハルの事だからすぐ門の事は知られるでしょうね、チハルのお父様がこちらに来るかもしれません、急いで客室の準備をさせましょう、あ、そうだわ言葉もわからないのよね?翻訳の魔道具はまだ有るのかしら?」
「魔導士団の方に聞けば分かるかと思われますが、師団長のローレル様が不在で御座います。」
サフィーナはそう答え少し考える。
「王妃殿下、私が魔導士団の方へ確認してまいります、もし無ければ外交庁の方でしたら有るかも知れません。」
「そうね、それでは魔道具の方はサフィーナお願いするわね、アルベル、セバスを呼んでくれる?」
「はい。」
マルグリットの付き人アルベルは執事長のセバスを呼びに行く。
「王妃殿下お呼びでしょうか。」
直ぐにセバスはマルグリットの自室へ来る。
「3日後にチハルのお父様がこの国へ来るかもしれません、客室の方を準備しておいて。」
「はっ。」
「あと準備しないといけない事は~。」
「チハルおねえちゃんのお父さん?」
「そうよー、ユラの事も紹介しないといけないわねぇ。」
「うん!」
そして千春が知らない所で千春の父のジブラロール王国へ来る準備が着々と整っていった。
430
お気に入りに追加
2,592
あなたにおすすめの小説
幸子ばあさんの異世界ご飯
雨夜りょう
ファンタジー
「幸子さん、異世界に行ってはくれませんか」
伏見幸子、享年88歳。家族に見守られ天寿を全うしたはずだったのに、目の前の男は突然異世界に行けというではないか。
食文化を発展させてほしいと懇願され、幸子は異世界に行くことを決意する。
転生王女は現代知識で無双する
紫苑
ファンタジー
普通に働き、生活していた28歳。
突然異世界に転生してしまった。
定番になった異世界転生のお話。
仲良し家族に愛されながら転生を隠しもせず前世で培ったアニメチート魔法や知識で色んな事に首を突っ込んでいく王女レイチェル。
見た目は子供、頭脳は大人。
現代日本ってあらゆる事が自由で、教育水準は高いし平和だったんだと実感しながら頑張って生きていくそんなお話です。
魔法、亜人、奴隷、農業、畜産業など色んな話が出てきます。
伏線回収は後の方になるので最初はわからない事が多いと思いますが、ぜひ最後まで読んでくださると嬉しいです。
読んでくれる皆さまに心から感謝です。
【完結】『飯炊き女』と呼ばれている騎士団の寮母ですが、実は最高位の聖女です
葉桜鹿乃
恋愛
ルーシーが『飯炊き女』と、呼ばれてそろそろ3年が経とうとしている。
王宮内に兵舎がある王立騎士団【鷹の爪】の寮母を担っているルーシー。
孤児院の出で、働き口を探してここに配置された事になっているが、実はこの国の最も高貴な存在とされる『金剛の聖女』である。
王宮という国で一番安全な場所で、更には周囲に常に複数人の騎士が控えている場所に、本人と王族、宰相が話し合って所属することになったものの、存在を秘する為に扱いは『飯炊き女』である。
働くのは苦では無いし、顔を隠すための不細工な丸眼鏡にソバカスと眉を太くする化粧、粗末な服。これを襲いに来るような輩は男所帯の騎士団にも居ないし、聖女の力で存在感を常に薄めるようにしている。
何故このような擬態をしているかというと、隣国から聖女を狙って何者かが間者として侵入していると言われているためだ。
隣国は既に瘴気で汚れた土地が多くなり、作物もまともに育たないと聞いて、ルーシーはしばらく隣国に行ってもいいと思っているのだが、長く冷戦状態にある隣国に行かせるのは命が危ないのでは、と躊躇いを見せる国王たちをルーシーは説得する教養もなく……。
そんな折、ある日の月夜に、明日の雨を予見して変装をせずに水汲みをしている時に「見つけた」と言われて振り向いたそこにいたのは、騎士団の中でもルーシーに優しい一人の騎士だった。
※感想の取り扱いは近況ボードを参照してください。
※小説家になろう様でも掲載予定です。
転生少女の異世界のんびり生活 ~飯屋の娘は、おいしいごはんを食べてほしい~
明里 和樹
ファンタジー
日本人として生きた記憶を持つ、とあるご飯屋さんの娘デリシャ。この中世ヨーロッパ風ファンタジーな異世界で、なんとかおいしいごはんを作ろうとがんばる、そんな彼女のほのぼのとした日常のお話。
婚約破棄されたら魔法が解けました
かな
恋愛
「クロエ・ベネット。お前との婚約は破棄する。」
それは学園の卒業パーティーでの出来事だった。……やっぱり、ダメだったんだ。周りがザワザワと騒ぎ出す中、ただ1人『クロエ・ベネット』だけは冷静に事実を受け止めていた。乙女ゲームの世界に転生してから10年。国外追放を回避する為に、そして后妃となる為に努力し続けて来たその時間が無駄になった瞬間だった。そんな彼女に追い打ちをかけるかのように、王太子であるエドワード・ホワイトは聖女を新たな婚約者とすることを発表した。その後はトントン拍子にことが運び、冤罪をかけられ、ゲームのシナリオ通り国外追放になった。そして、魔物に襲われて死ぬ。……そんな運命を辿るはずだった。
「こんなことなら、転生なんてしたくなかった。元の世界に戻りたい……」
あろうことか、最後の願いとしてそう思った瞬間に、全身が光り出したのだ。そして気がつくと、なんと前世の姿に戻っていた!しかもそれを第二王子であるアルベルトに見られていて……。
「……まさかこんなことになるなんてね。……それでどうする?あの2人復讐でもしちゃう?今の君なら、それができるよ。」
死を覚悟した絶望から転生特典を得た主人公の大逆転溺愛ラブストーリー!
※最初の5話は毎日18時に投稿、それ以降は毎週土曜日の18時に投稿する予定です
あなた方はよく「平民のくせに」とおっしゃいますが…誰がいつ平民だと言ったのですか?
水姫
ファンタジー
頭の足りない王子とその婚約者はよく「これだから平民は…」「平民のくせに…」とおっしゃられるのですが…
私が平民だとどこで知ったのですか?
大聖女の姉と大聖者の兄の元に生まれた良くも悪くも普通の姫君、二人の絞りカスだと影で嘲笑されていたが実は一番神に祝福された存在だと発覚する。
下菊みこと
ファンタジー
絞りカスと言われて傷付き続けた姫君、それでも姉と兄が好きらしい。
ティモールとマルタは父王に詰め寄られる。結界と祝福が弱まっていると。しかしそれは当然だった。本当に神から愛されているのは、大聖女のマルタでも大聖者のティモールでもなく、平凡な妹リリィなのだから。
小説家になろう様でも投稿しています。
聖女としてきたはずが要らないと言われてしまったため、異世界でふわふわパンを焼こうと思います!
伊桜らな
ファンタジー
家業パン屋さんで働くメルは、パンが大好き。
いきなり聖女召喚の儀やらで異世界に呼ばれちゃったのに「いらない」と言われて追い出されてしまう。どうすればいいか分からなかったとき、公爵家当主に拾われ公爵家にお世話になる。
衣食住は確保できたって思ったのに、パンが美味しくないしめちゃくちゃ硬い!!
パン好きなメルは、厨房を使いふわふわパン作りを始める。
*表紙画は月兎なつめ様に描いて頂きました。*
ー(*)のマークはRシーンがあります。ー
少しだけ展開を変えました。申し訳ありません。
ホットランキング 1位(2021.10.17)
ファンタジーランキング1位(2021.10.17)
小説ランキング 1位(2021.10.17)
ありがとうございます。読んでくださる皆様に感謝です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる