465 / 490
女装と復讐 -完結編-
page.454
しおりを挟む
午後は結局…それを遊びと呼んでいいのか解らないけど《詩織は金魚と久しぶりに過ごしたい》以外に遊ぶことなんて無かったけど…。
『金魚。このゲーム機で何か遊んでみて』
…詩織がPS4の何かゲームを見たいって言うから…。
『リアルな戦闘機ゲームでもいい?』
『空飛んで敵をバンバン撃つやつだよね?リアルなの?見てみたい』
詩織はこういうゲームは、ほとんど見たことがないらしく…どうせすぐ《詰まらない》とか《3D酔いしちゃった》とか言うんだろう…って思ったら…。
『右!金魚、敵右からいっぱい来たよ!!だから右だってば!』
『うん。だから今旋回して敵の後ろ取るから…ちょっと待って』
『…ほんとに凄いリアルだね…夕空に紅く染まった雲と海がキラキラしてて…凄く綺麗。ずっと見てられる…』
『うん。今はフリーフライトモードだけどね…だから敵出ないんだけど。詩織も操作してみる?』
『うぅん…しない。金魚がやってるの、もう少し見てたい』
…結構、ただ見てただけだけど、なんだかんだ楽しんでくれたみたい…かな。
そのあとは、パソコンでまたフリーの脱出ゲームをやって、また《カラフル》を見てた…。
今もまだ増え続けてる《金魚と詩織ちゃん、瀬ヶ池に戻ってきて…》の書き込みを見て、詩織はまた泣きそうになってた…。
…時間は早く過ぎて…午後5時32分…。
『詩織、夕ご飯どうする?外に食べに行く?』
パソコンで一緒にYouTubeで、癒し系な仔猫や仔犬の動画を観てた僕と詩織。
『ごめん。6時まで待ってほしいな…』
…??
少し経って…午後5時53分。
《♪コン、コココンコン、コンコン…》
…なに?この定番リズミカルなノック音は…?
こんな時間に、誰だろう…?
《♪コン、コココン…》
『はいはいはーい、今開けるからー。ちょっと待っててー』
えっ?そう言いながら、詩織が玄関へと急ぐ…?
『はーい♪待ってましたー♪』
詩織が勝手に玄関扉を開けると、雪崩れ込むように…!
『おう!お邪魔するぜー』
『信吾くーん、お久しぶりー』
『金魚、元気に寂しくしてたか…?』
『私もお邪魔しまーす!』
えっ、えっ?…えっ!?
秋良さんと春華さんと…それに、少し大きなダンボール箱を抱えた啓介さんと、歩美さんが…次々と!
僕の部屋は、あっという間に6人で埋まり、狭くなってしまった…。
そして、それぞれが好きな場所、自由な場所に座る。
『なぁ詩織、《買った食材色々》幾らだった?』
『あ、えぇとね…確かレシートは私のエコバッグの中に…』
『あぁもう面倒臭ぇなー。ほら、これで足りるだろ。釣りはやるよ。けど文句は言うな』
『えっ、こんなに?いいの!?やったーぁ♪ありがとぉ♪』
秋良さんが長財布から一万円札を取り出し、詩織に手渡した。そして満面の笑みで喜ぶ詩織。
『よーし。少し落ち着いたら、さっそく始めっかー!』
秋良さんのその一言に、みんなが騒がしく盛り上がる。
『秋良さん…始めるって…なにを』
『《たこ焼きパーティー&お好み焼きパーティー》だよ!じゃあ準備始めっぞ!春華も詩織も手伝えー!』
『はーい!頑張りまーす!』
『私は小麦粉の水溶きと…あと、キャベツ切るねッ♪』
『あ、私もお手伝いします』
詩織と春華さんと歩美さんが、簡易キッチンへと向かう。
あぁ…なるほど。そういうことだったんだ…。
知らなかったのは僕だけか…あははは…。
『金魚。このゲーム機で何か遊んでみて』
…詩織がPS4の何かゲームを見たいって言うから…。
『リアルな戦闘機ゲームでもいい?』
『空飛んで敵をバンバン撃つやつだよね?リアルなの?見てみたい』
詩織はこういうゲームは、ほとんど見たことがないらしく…どうせすぐ《詰まらない》とか《3D酔いしちゃった》とか言うんだろう…って思ったら…。
『右!金魚、敵右からいっぱい来たよ!!だから右だってば!』
『うん。だから今旋回して敵の後ろ取るから…ちょっと待って』
『…ほんとに凄いリアルだね…夕空に紅く染まった雲と海がキラキラしてて…凄く綺麗。ずっと見てられる…』
『うん。今はフリーフライトモードだけどね…だから敵出ないんだけど。詩織も操作してみる?』
『うぅん…しない。金魚がやってるの、もう少し見てたい』
…結構、ただ見てただけだけど、なんだかんだ楽しんでくれたみたい…かな。
そのあとは、パソコンでまたフリーの脱出ゲームをやって、また《カラフル》を見てた…。
今もまだ増え続けてる《金魚と詩織ちゃん、瀬ヶ池に戻ってきて…》の書き込みを見て、詩織はまた泣きそうになってた…。
…時間は早く過ぎて…午後5時32分…。
『詩織、夕ご飯どうする?外に食べに行く?』
パソコンで一緒にYouTubeで、癒し系な仔猫や仔犬の動画を観てた僕と詩織。
『ごめん。6時まで待ってほしいな…』
…??
少し経って…午後5時53分。
《♪コン、コココンコン、コンコン…》
…なに?この定番リズミカルなノック音は…?
こんな時間に、誰だろう…?
《♪コン、コココン…》
『はいはいはーい、今開けるからー。ちょっと待っててー』
えっ?そう言いながら、詩織が玄関へと急ぐ…?
『はーい♪待ってましたー♪』
詩織が勝手に玄関扉を開けると、雪崩れ込むように…!
『おう!お邪魔するぜー』
『信吾くーん、お久しぶりー』
『金魚、元気に寂しくしてたか…?』
『私もお邪魔しまーす!』
えっ、えっ?…えっ!?
秋良さんと春華さんと…それに、少し大きなダンボール箱を抱えた啓介さんと、歩美さんが…次々と!
僕の部屋は、あっという間に6人で埋まり、狭くなってしまった…。
そして、それぞれが好きな場所、自由な場所に座る。
『なぁ詩織、《買った食材色々》幾らだった?』
『あ、えぇとね…確かレシートは私のエコバッグの中に…』
『あぁもう面倒臭ぇなー。ほら、これで足りるだろ。釣りはやるよ。けど文句は言うな』
『えっ、こんなに?いいの!?やったーぁ♪ありがとぉ♪』
秋良さんが長財布から一万円札を取り出し、詩織に手渡した。そして満面の笑みで喜ぶ詩織。
『よーし。少し落ち着いたら、さっそく始めっかー!』
秋良さんのその一言に、みんなが騒がしく盛り上がる。
『秋良さん…始めるって…なにを』
『《たこ焼きパーティー&お好み焼きパーティー》だよ!じゃあ準備始めっぞ!春華も詩織も手伝えー!』
『はーい!頑張りまーす!』
『私は小麦粉の水溶きと…あと、キャベツ切るねッ♪』
『あ、私もお手伝いします』
詩織と春華さんと歩美さんが、簡易キッチンへと向かう。
あぁ…なるほど。そういうことだったんだ…。
知らなかったのは僕だけか…あははは…。
1
お気に入りに追加
23
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
女ハッカーのコードネームは @takashi
一宮 沙耶
大衆娯楽
男の子に、子宮と女性の生殖器を移植するとどうなるのか?
その後、かっこよく生きる女性ハッカーの物語です。
守護霊がよく喋るので、聞いてみてください。
保健室の秘密...
とんすけ
大衆娯楽
僕のクラスには、保健室に登校している「吉田さん」という女の子がいた。
吉田さんは目が大きくてとても可愛らしく、いつも艶々な髪をなびかせていた。
吉田さんはクラスにあまりなじめておらず、朝のHRが終わると帰りの時間まで保健室で過ごしていた。
僕は吉田さんと話したことはなかったけれど、大人っぽさと綺麗な容姿を持つ吉田さんに密かに惹かれていた。
そんな吉田さんには、ある噂があった。
「授業中に保健室に行けば、性処理をしてくれる子がいる」
それが吉田さんだと、男子の間で噂になっていた。
女豹の恩讐『死闘!兄と妹。禁断のシュートマッチ』
コバひろ
大衆娯楽
前作 “雌蛇の罠『異性異種格闘技戦』男と女、宿命のシュートマッチ”
(全20話)の続編。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/329235482/129667563/episode/6150211
男子キックボクサーを倒したNOZOMIのその後は?
そんな女子格闘家NOZOMIに敗れ命まで落とした父の仇を討つべく、兄と娘の青春、家族愛。
格闘技を通して、ジェンダーフリー、ジェンダーレスとは?を描きたいと思います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる