461 / 490
女装と復讐 -完結編-
page.450
しおりを挟む
ん?…うーん。あぁ…もう朝かぁ…。
ふと壁掛け時計を見たら…午前8時を過ぎてるー!ヤバっ!!
僕は朝食を慌てて済ませ、歯磨きと洗顔と着替えも急いで済ませて、髪はくしゃくしゃ寝癖のついたまま、バタバタと部屋を出た。
…大学でのお昼休み。僕は鈴ちゃんからの早朝のLINEの書き込みを、一つ一つコピペして詩織に転送。そしてLINEの僕の書き込みを最後に送った。
【…今送った鈴ちゃんからのLINEに対する、詩織の意見や考えは土曜日に聞くよ。だからLINEでの返事とかはいいから…】
すると、すぐに詩織からLINEでの返事…?
【おっけー。了解です。じゃあ今度の土曜日にね】
土曜日…あっ!
そういえば今週の土曜日のこと、鈴ちゃんにも訊いてみないと!
…そして午後5時28分。アパートに帰宅。肩に掛けていた学生鞄を下ろし、ベッドの上にドサッと置いた。
さて…と。とりあえず今日は食材の買い出しに行かないと…って今から。
…で、午後6時38分。買い出しから帰宅。
今日はタマゴ《Mパック8個入り》が安かった…けど、今日の料理はタマゴを使った料理じゃなくて、茹で上がったパスタに先に下拵え済みの《まいたけ》と《しめじ》、それに《鷹の爪》を少量敢えて、溶かしたバターと更に敢えて胡椒をちょっと振って《超簡単きのこパスタ》にする。
じゃあ…始めよう!
パスタの麺を片手鍋でぐつぐつと茹でていたとき…僕のスマホに電話着信。
僕はガスコンロの火を止めて、スマホを確認…鈴ちゃんからだ。
『…はい。もしもし』
「もしもし。鈴です。こんばんは」
『こんばんは…』
「ごめんね。今朝の長いLINE。あんな朝早い時間に…」
『あ…いえ。LINEに気付いたのは6時過ぎの、目覚めたあとだったので。大丈夫です』
電話の内容は…ほぼ、早朝のLINEの内容と変わらなかった。
「本当に…ごめんなさい」
『いえいえ』
たぶん…鈴ちゃんが直接言いたかったのはこれ…『ごめんなさい』だったんだろう。
でも、鈴ちゃんは全然悪くない。
「…あとね、今度の…」
『今週末の土曜日は、僕らはどうしたらいいですか?』
「うん。私も今それを言おうと思ってたところだったの」
あっ!…す、すみません…。
「…今度の土曜日は、いつものように普通に会って3人で一緒にランチするの…止めにしない?」
『はい…』
…やっぱり。だよな…。
危険過ぎるもんな…。
「代わりに…アンナさんの美容室に集まらない?私もラジオの生放送が終わったら、お店に向かうから」
…ってことに決まった。
ふと壁掛け時計を見たら…午前8時を過ぎてるー!ヤバっ!!
僕は朝食を慌てて済ませ、歯磨きと洗顔と着替えも急いで済ませて、髪はくしゃくしゃ寝癖のついたまま、バタバタと部屋を出た。
…大学でのお昼休み。僕は鈴ちゃんからの早朝のLINEの書き込みを、一つ一つコピペして詩織に転送。そしてLINEの僕の書き込みを最後に送った。
【…今送った鈴ちゃんからのLINEに対する、詩織の意見や考えは土曜日に聞くよ。だからLINEでの返事とかはいいから…】
すると、すぐに詩織からLINEでの返事…?
【おっけー。了解です。じゃあ今度の土曜日にね】
土曜日…あっ!
そういえば今週の土曜日のこと、鈴ちゃんにも訊いてみないと!
…そして午後5時28分。アパートに帰宅。肩に掛けていた学生鞄を下ろし、ベッドの上にドサッと置いた。
さて…と。とりあえず今日は食材の買い出しに行かないと…って今から。
…で、午後6時38分。買い出しから帰宅。
今日はタマゴ《Mパック8個入り》が安かった…けど、今日の料理はタマゴを使った料理じゃなくて、茹で上がったパスタに先に下拵え済みの《まいたけ》と《しめじ》、それに《鷹の爪》を少量敢えて、溶かしたバターと更に敢えて胡椒をちょっと振って《超簡単きのこパスタ》にする。
じゃあ…始めよう!
パスタの麺を片手鍋でぐつぐつと茹でていたとき…僕のスマホに電話着信。
僕はガスコンロの火を止めて、スマホを確認…鈴ちゃんからだ。
『…はい。もしもし』
「もしもし。鈴です。こんばんは」
『こんばんは…』
「ごめんね。今朝の長いLINE。あんな朝早い時間に…」
『あ…いえ。LINEに気付いたのは6時過ぎの、目覚めたあとだったので。大丈夫です』
電話の内容は…ほぼ、早朝のLINEの内容と変わらなかった。
「本当に…ごめんなさい」
『いえいえ』
たぶん…鈴ちゃんが直接言いたかったのはこれ…『ごめんなさい』だったんだろう。
でも、鈴ちゃんは全然悪くない。
「…あとね、今度の…」
『今週末の土曜日は、僕らはどうしたらいいですか?』
「うん。私も今それを言おうと思ってたところだったの」
あっ!…す、すみません…。
「…今度の土曜日は、いつものように普通に会って3人で一緒にランチするの…止めにしない?」
『はい…』
…やっぱり。だよな…。
危険過ぎるもんな…。
「代わりに…アンナさんの美容室に集まらない?私もラジオの生放送が終わったら、お店に向かうから」
…ってことに決まった。
1
お気に入りに追加
23
あなたにおすすめの小説


ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。




ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる