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女装と復讐 -完結編-
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このまま黙っていたら、本当に詩織がこのショートパンツを穿きそうな勢だったので…仕方なく《金魚が》穿くことに。
歩美さん…ショートパンツのお尻に、なんて目立つデザインを…。
『ダンボールの箱の中、まだ他に何か入ってるんじゃない?』
えっ?あ…確かに。まだ入ってそう。
詩織は秋良さんに許可を乞うことなく、勝手にダンボール箱を開けて顔を覗かせた。
『ん?何これー?…あっ!ポンチョだーぁ♪』
出てきたのは、黒色の普通のポン…いや、普通のじゃないな。
ポンチョの襟元に何か付いてる…って、これ…!?
『おぉ♪ポンチョなのに…ほらぁ。大っきなフードが付いてるよ!』
満面の笑顔で、黒色ポンチョを広げて見せてくれた詩織。
しかも、よく見てみれば…フードには猫の耳が。更に後ろの部分には、猫の尻尾まで付いてる…ん?
これって…猫コスプレポンチョ??
『わぁ…黒猫ポンチョ。可ぁん愛いぃぃ♪』
詩織、大喜び。
猫尻尾はポンチョに縫い付けられたボタンに、尻尾の付け根部分の紐の小さな輪っかを、引っ掛けてぶら下げられていて、付け外しが可能になっている。
…さすが歩美さん。これは洗濯するときの配慮ってこと…なのかな?ってか、猫の尻尾とか耳とか…本当に必要だったの?ポンチョに?
『ぁは♪信吾、ちょっとこの黒猫ポンチョ、着てみてよー♪』
『えっ!?…いや、それはまた今度…!』
詩織に…頭から無理やり黒猫ポンチョを被せるように着させられた…。
『あっ、これ!めっちゃかーわーゆーいー♪』
『…。』
『ね、後ろ向いてみて♪』
…詩織に言われるがままに、黙ったまま後ろを向く…。
『きゃぁ!尻尾もかーわーゆーいー♪』
…。
ダンボール箱の中には《白》と《茶》のポンチョも入っていて、白色のポンチョには長いウサ耳と尻尾が、茶色にはピンと立った狼耳と尻尾が、それぞれ付いている…。
…待てよ!
この《アニマルポンチョ》を着れば、ショートパンツの裂かれ傷…そこから見える生お尻肌が隠せる!
なるほど…もう少し暑くなくなったら着るの、考えてみよう…。
『詩織…他にも何か入ってたりする?』
『あ…うん。見てみるね』
《お尻爪裂きショーパン3色》と《専用インナーぱんつ》と《アニマルポンチョ3種》の他には…《赤と紫のチェックのシャツ》とか《白とピンクのロングカーディガン》とか…奇抜ってほどではない、割と普通なデザインの衣服とかも幾つか入っていた。
『…それで…秋良さん』
『あ?何だ?』
秋良さんが僕を見た。
『この服とかショートパンツは…いつから着ればいいんですか?』
『はぁ?お前なぁ…』
秋良さんが、残念そうな目で僕を見た…。
『今日からに決まってんだろ!さっさと着替えて、金魚に変身してこい!』
歩美さん…ショートパンツのお尻に、なんて目立つデザインを…。
『ダンボールの箱の中、まだ他に何か入ってるんじゃない?』
えっ?あ…確かに。まだ入ってそう。
詩織は秋良さんに許可を乞うことなく、勝手にダンボール箱を開けて顔を覗かせた。
『ん?何これー?…あっ!ポンチョだーぁ♪』
出てきたのは、黒色の普通のポン…いや、普通のじゃないな。
ポンチョの襟元に何か付いてる…って、これ…!?
『おぉ♪ポンチョなのに…ほらぁ。大っきなフードが付いてるよ!』
満面の笑顔で、黒色ポンチョを広げて見せてくれた詩織。
しかも、よく見てみれば…フードには猫の耳が。更に後ろの部分には、猫の尻尾まで付いてる…ん?
これって…猫コスプレポンチョ??
『わぁ…黒猫ポンチョ。可ぁん愛いぃぃ♪』
詩織、大喜び。
猫尻尾はポンチョに縫い付けられたボタンに、尻尾の付け根部分の紐の小さな輪っかを、引っ掛けてぶら下げられていて、付け外しが可能になっている。
…さすが歩美さん。これは洗濯するときの配慮ってこと…なのかな?ってか、猫の尻尾とか耳とか…本当に必要だったの?ポンチョに?
『ぁは♪信吾、ちょっとこの黒猫ポンチョ、着てみてよー♪』
『えっ!?…いや、それはまた今度…!』
詩織に…頭から無理やり黒猫ポンチョを被せるように着させられた…。
『あっ、これ!めっちゃかーわーゆーいー♪』
『…。』
『ね、後ろ向いてみて♪』
…詩織に言われるがままに、黙ったまま後ろを向く…。
『きゃぁ!尻尾もかーわーゆーいー♪』
…。
ダンボール箱の中には《白》と《茶》のポンチョも入っていて、白色のポンチョには長いウサ耳と尻尾が、茶色にはピンと立った狼耳と尻尾が、それぞれ付いている…。
…待てよ!
この《アニマルポンチョ》を着れば、ショートパンツの裂かれ傷…そこから見える生お尻肌が隠せる!
なるほど…もう少し暑くなくなったら着るの、考えてみよう…。
『詩織…他にも何か入ってたりする?』
『あ…うん。見てみるね』
《お尻爪裂きショーパン3色》と《専用インナーぱんつ》と《アニマルポンチョ3種》の他には…《赤と紫のチェックのシャツ》とか《白とピンクのロングカーディガン》とか…奇抜ってほどではない、割と普通なデザインの衣服とかも幾つか入っていた。
『…それで…秋良さん』
『あ?何だ?』
秋良さんが僕を見た。
『この服とかショートパンツは…いつから着ればいいんですか?』
『はぁ?お前なぁ…』
秋良さんが、残念そうな目で僕を見た…。
『今日からに決まってんだろ!さっさと着替えて、金魚に変身してこい!』
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