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女装と復讐 -街華編-
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宴も酣…時刻は午後11時25分を過ぎて、アンナさんが立ち上がった。
『はーい、みんな。そろそろお帰りの準備をしましょう。今、ナオが精算を済ませてきてくれたけど…会費はみんな、3,000円でいいわ』
『えっ!?それじゃ足りないんじゃ…』
そう言った春華さんのあとに…。
『だったら私も不足分出します』
『気にしないで。鈴ちゃん。不足分は私と菊江さんで出すんだから。あ、あと詩織と金魚は学生だし、今夜の主役なんだから…』
…結局、鈴ちゃんも1万円払ってた。
アンナさん、菊江さん、そして鈴ちゃん…ご馳走様でした…。
時刻は午後11時39分。僕らは高級中華料理店を出る。
『おーい…わっち、ヤマ…お疲れー…』
『秋良も、今夜ぐらいは早く寝ろよー』
『わはははは…うっせーよ』
わっちさん、やまさんは啓介さんの車で自宅まで送られることに。
『啓介ぇ』
『うん…?』
『気を付けて帰れよな』
『あぁ。了解』
僕と詩織と春華さんと…そして鈴ちゃんと、4人で固まって雑談してた。
『あ、タクシー来たんじゃない?』
『うん。来た来た』
さすがに深夜は《おばタク》は無理だから、お店にタクシーを呼んでもらった。
そのタクシーに乗り込んだ鈴ちゃん。
『ごめんね。1時間くらいしか打ち上げ会、ご一緒できなくて…』
『ううん…わざわざ駆けつけてくれて、ありがとう…鈴ちゃん』
まだ、ちょっと酔いが残ってる詩織。
『また来週、一緒にランチしようね』
『うん…バイバイ』
『ありがとう。鈴ちゃん』
点けていたハザードランプが消え、車道の脇に止まっていたタクシーが走り出す。
『アンナさん、まだかな…』
近くの有料駐車場から来るアンナさんの車を待つ僕ら。ナオさんもアンナさんとお喋りしながら付いて歩いていった。
『春華さんも秋良くんも、今日は疲れてるんだから、先に帰っても…』
『馬鹿言え。お前ら2人をここに置いてったらなぁ、お前ら…どっかのおっさん連中に拉致られるぞ…?』
『…えっ?』
僕は詩織を見た…すると詩織が大笑い。
知らないおっさんに拉致される…それは嫌だけど。
菊江さんは…というと『私は自分の車で来たの!けどお酒呑んじゃったから、今夜は代行頼んだの!ということで、ここでね。じゃあね…』って、アンナさんとは別方向の有料駐車場へと向かって歩いて帰っていった。
『あ!来た来た。アンナさんの車』
停車したアンナさんの車。助手席にはナオさんが乗っている。
僕は後部座席のドアを開けて、先に詩織を乗せさせて、そのあとに僕が乗った。
『アンナさん、今日は本当にありがとうございました』
『私は今日は大したことは何もしてないわよ。金魚のメイクはナオだったし』
『でも、あの…菊江さんを…』
アンナさんは、ただ静かに笑ってた…。
『はーい、みんな。そろそろお帰りの準備をしましょう。今、ナオが精算を済ませてきてくれたけど…会費はみんな、3,000円でいいわ』
『えっ!?それじゃ足りないんじゃ…』
そう言った春華さんのあとに…。
『だったら私も不足分出します』
『気にしないで。鈴ちゃん。不足分は私と菊江さんで出すんだから。あ、あと詩織と金魚は学生だし、今夜の主役なんだから…』
…結局、鈴ちゃんも1万円払ってた。
アンナさん、菊江さん、そして鈴ちゃん…ご馳走様でした…。
時刻は午後11時39分。僕らは高級中華料理店を出る。
『おーい…わっち、ヤマ…お疲れー…』
『秋良も、今夜ぐらいは早く寝ろよー』
『わはははは…うっせーよ』
わっちさん、やまさんは啓介さんの車で自宅まで送られることに。
『啓介ぇ』
『うん…?』
『気を付けて帰れよな』
『あぁ。了解』
僕と詩織と春華さんと…そして鈴ちゃんと、4人で固まって雑談してた。
『あ、タクシー来たんじゃない?』
『うん。来た来た』
さすがに深夜は《おばタク》は無理だから、お店にタクシーを呼んでもらった。
そのタクシーに乗り込んだ鈴ちゃん。
『ごめんね。1時間くらいしか打ち上げ会、ご一緒できなくて…』
『ううん…わざわざ駆けつけてくれて、ありがとう…鈴ちゃん』
まだ、ちょっと酔いが残ってる詩織。
『また来週、一緒にランチしようね』
『うん…バイバイ』
『ありがとう。鈴ちゃん』
点けていたハザードランプが消え、車道の脇に止まっていたタクシーが走り出す。
『アンナさん、まだかな…』
近くの有料駐車場から来るアンナさんの車を待つ僕ら。ナオさんもアンナさんとお喋りしながら付いて歩いていった。
『春華さんも秋良くんも、今日は疲れてるんだから、先に帰っても…』
『馬鹿言え。お前ら2人をここに置いてったらなぁ、お前ら…どっかのおっさん連中に拉致られるぞ…?』
『…えっ?』
僕は詩織を見た…すると詩織が大笑い。
知らないおっさんに拉致される…それは嫌だけど。
菊江さんは…というと『私は自分の車で来たの!けどお酒呑んじゃったから、今夜は代行頼んだの!ということで、ここでね。じゃあね…』って、アンナさんとは別方向の有料駐車場へと向かって歩いて帰っていった。
『あ!来た来た。アンナさんの車』
停車したアンナさんの車。助手席にはナオさんが乗っている。
僕は後部座席のドアを開けて、先に詩織を乗せさせて、そのあとに僕が乗った。
『アンナさん、今日は本当にありがとうございました』
『私は今日は大したことは何もしてないわよ。金魚のメイクはナオだったし』
『でも、あの…菊江さんを…』
アンナさんは、ただ静かに笑ってた…。
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