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女装と復讐 -発起編-
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『信吾…結局は、私たちが心配しなきゃならないのは《金魚が実は男の子だった》ってことがバレないよう、気をつけることだけみたいね』
そう言ってくれたのは詩織…確かに。
僕には足りないこともいっぱいある。だけどその分、アンナさんや秋良さんや詩織のように、こんなに頼りになる…サポートしてくれる心強い仲間がいる。
なのに、僕は何を心配していたんだろう…そう思えてくる。
『あぁーっ…アンナさーん!!』
ゴーン…ゴーン…ゴーン…。
テレビから聞こえてくる鐘の音…そして春華さんの叫び声…。
ま…まさか…。
僕…秋良さん…詩織…アンナさん…啓介さん…春華さん…みんながみんなの顔を見合って…テレビを睨み付けた。
『《…改めまして全国の皆さま、新年明けましておめでとうございます…》』
『ねぇ…私たち…新年のカウントダウン…やれないまま…年明けちゃったよ…』
春華さんのその言葉に啓介さんが続く。
『俺たち…何のために…アンナさん家に集まったのか…』
…本当は…みんなで新年のカウントダウンやろう!って…集まったんだった…。
『おい嘘だろ…集まった意味全くねー。大間抜けじゃねーか…俺ら…』
そう言った秋良さんの次に詩織が…。
『きゃはははは。なんか、最も私たちっぽい新年の迎え方、って感じでいいんじゃない?きゃははは』
『あははは。詩織の言うとおりね。とりあえずみんな…明けましておめでとう!』
『おめでとう!』
『おめでとうございまーす♪』
『あけおめーことよろー』
『今年も宜しくお願いしまーす』
僕からも…明けましておめでとうございます。
そして、みんなでカウントダウン…って以前に…大基さん、年が明けたことさえ知り得ないまま、未だ心地良さそうに、夢の中だし…。
『んじゃアンナさん、無事に年明けも出来たことだし…俺一旦家に帰って、ちょっと寝てからまた来ますんで…』
秋良さんはそう言って立ち上がり、両手をジーパンのポケットに突っ込んだ。
『あ!秋良くん、じゃあ私も家まで送ってって!』
春華さんも立ち上がった。
『おい大基、俺ら一旦帰るけど…お前はどうする?』
『…んぁ?あー…じゃ、俺も帰るわ….』
やっと目覚めた大基さん。
『アンナさん…私たちはどうしよう…』
詩織がアンナさんと僕の顔を見る。
『詩織と信吾くんは泊まっていったら?あなた達の振袖の着付け、早起きしてやってあげなきゃならないし』
……振袖?
『秋良くん、朝10時頃に来てくれる?』
『ほいほい。アンナさん了解ー』
そう言ってくれたのは詩織…確かに。
僕には足りないこともいっぱいある。だけどその分、アンナさんや秋良さんや詩織のように、こんなに頼りになる…サポートしてくれる心強い仲間がいる。
なのに、僕は何を心配していたんだろう…そう思えてくる。
『あぁーっ…アンナさーん!!』
ゴーン…ゴーン…ゴーン…。
テレビから聞こえてくる鐘の音…そして春華さんの叫び声…。
ま…まさか…。
僕…秋良さん…詩織…アンナさん…啓介さん…春華さん…みんながみんなの顔を見合って…テレビを睨み付けた。
『《…改めまして全国の皆さま、新年明けましておめでとうございます…》』
『ねぇ…私たち…新年のカウントダウン…やれないまま…年明けちゃったよ…』
春華さんのその言葉に啓介さんが続く。
『俺たち…何のために…アンナさん家に集まったのか…』
…本当は…みんなで新年のカウントダウンやろう!って…集まったんだった…。
『おい嘘だろ…集まった意味全くねー。大間抜けじゃねーか…俺ら…』
そう言った秋良さんの次に詩織が…。
『きゃはははは。なんか、最も私たちっぽい新年の迎え方、って感じでいいんじゃない?きゃははは』
『あははは。詩織の言うとおりね。とりあえずみんな…明けましておめでとう!』
『おめでとう!』
『おめでとうございまーす♪』
『あけおめーことよろー』
『今年も宜しくお願いしまーす』
僕からも…明けましておめでとうございます。
そして、みんなでカウントダウン…って以前に…大基さん、年が明けたことさえ知り得ないまま、未だ心地良さそうに、夢の中だし…。
『んじゃアンナさん、無事に年明けも出来たことだし…俺一旦家に帰って、ちょっと寝てからまた来ますんで…』
秋良さんはそう言って立ち上がり、両手をジーパンのポケットに突っ込んだ。
『あ!秋良くん、じゃあ私も家まで送ってって!』
春華さんも立ち上がった。
『おい大基、俺ら一旦帰るけど…お前はどうする?』
『…んぁ?あー…じゃ、俺も帰るわ….』
やっと目覚めた大基さん。
『アンナさん…私たちはどうしよう…』
詩織がアンナさんと僕の顔を見る。
『詩織と信吾くんは泊まっていったら?あなた達の振袖の着付け、早起きしてやってあげなきゃならないし』
……振袖?
『秋良くん、朝10時頃に来てくれる?』
『ほいほい。アンナさん了解ー』
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