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女装と復讐 -発起編-
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【うん。わたしも見た。えーって思った。このふたり、もしかしたらアイドルとか芸能人とかの、なにかの卵だったりしないかなぁ。だってほんとに可愛いもん】
【本当に何処かの芸能事務所に所属する子達?かもね。写真を見る限り。だって見てよ。この子達の服装やメイク、これ絶対プロの手が入ってる】
【えーっ!?ほんとに芸能関係なの!?すごーい!!】
…プロの手…確かに。
写真一つでこんな的確に分析できる女の子もいるんだ…凄い。
『なんか私たち…芸能事務所所属とか…あらぬ誤解をされてるっぽいんだけど…』
『あっはははは』
詩織のその言葉に、春華さんは大笑い。
【芸能事務所?なに言ってんの?右の子は知らないけど、左の子は岡本詩織だよ。G.F.の常連モデルだし】
【ほんとだ、この子岡本詩織ちゃんだ!なんかどこかで見たことある子だなぁって思ってたら確かに】
【だったらこのメイクや髪型はあの美容院の杏菜さんのメイクだよね☆】
【じゃあ右の子は?誰?】
へぇ。アンナさんも瀬ヶ池の女の子たちのあいだでは有名なのか。
詩織は黙って、目はノートパソコンに釘付けになっている。
『なによこの…私を気軽に呼び捨てしてる書き込みは…』
『ま…まぁまぁ詩織。落ち着いて、落ち着いて…』
心配そうな僕に、詩織は優しく応えた。
『うん。大丈夫よ。私は落ち着いてるわ』
【私もこの子たち、アンプリエにあるカフェ・スィーツ店のフィユタージュで目撃してたんで報告。。。なんかイケメン店員らと仲良くおしゃべりしてたよ。ナンパされてたっぽいかな】
【あのイケメン店員たちからナンパ!?えーっ!いいなー!】
【あ、ちなみにコレが証拠の写真。あんまり可愛くて目立ってたから、ついつい隠し撮りしちゃった】
あの時…ちょうどケーキを食べ始めた頃に、確かにイケメンだった店員さんが来て、金魚に『お名前教えてください』ってやり取りしてたときの写真だ…!
『詩織…また僕らを盗撮…ってか、写真撮られてるよ…』
『うん。そりゃ仕方ないわよ。だって私たち、ほんとに可愛いんだもん。黙ってても目立っちゃうんだから』
詩織の顔が、ニコリと楽しそうに微笑む。
そういや…詩織は《人に見られるって刺激的》って言ってたくらいだもんな…。
『…で!そんな可愛い2人は、今この瞬間だけは私の独り占めなんだからねッ♪』
そう言って春華さんも楽しそうに、僕と詩織の肩をまたぐいっと引き寄せる。僕と詩織と春華さん…3人なぜか盛り上がって大笑い。
『!!?』
『えっ?』
『なに!?』
【本当に何処かの芸能事務所に所属する子達?かもね。写真を見る限り。だって見てよ。この子達の服装やメイク、これ絶対プロの手が入ってる】
【えーっ!?ほんとに芸能関係なの!?すごーい!!】
…プロの手…確かに。
写真一つでこんな的確に分析できる女の子もいるんだ…凄い。
『なんか私たち…芸能事務所所属とか…あらぬ誤解をされてるっぽいんだけど…』
『あっはははは』
詩織のその言葉に、春華さんは大笑い。
【芸能事務所?なに言ってんの?右の子は知らないけど、左の子は岡本詩織だよ。G.F.の常連モデルだし】
【ほんとだ、この子岡本詩織ちゃんだ!なんかどこかで見たことある子だなぁって思ってたら確かに】
【だったらこのメイクや髪型はあの美容院の杏菜さんのメイクだよね☆】
【じゃあ右の子は?誰?】
へぇ。アンナさんも瀬ヶ池の女の子たちのあいだでは有名なのか。
詩織は黙って、目はノートパソコンに釘付けになっている。
『なによこの…私を気軽に呼び捨てしてる書き込みは…』
『ま…まぁまぁ詩織。落ち着いて、落ち着いて…』
心配そうな僕に、詩織は優しく応えた。
『うん。大丈夫よ。私は落ち着いてるわ』
【私もこの子たち、アンプリエにあるカフェ・スィーツ店のフィユタージュで目撃してたんで報告。。。なんかイケメン店員らと仲良くおしゃべりしてたよ。ナンパされてたっぽいかな】
【あのイケメン店員たちからナンパ!?えーっ!いいなー!】
【あ、ちなみにコレが証拠の写真。あんまり可愛くて目立ってたから、ついつい隠し撮りしちゃった】
あの時…ちょうどケーキを食べ始めた頃に、確かにイケメンだった店員さんが来て、金魚に『お名前教えてください』ってやり取りしてたときの写真だ…!
『詩織…また僕らを盗撮…ってか、写真撮られてるよ…』
『うん。そりゃ仕方ないわよ。だって私たち、ほんとに可愛いんだもん。黙ってても目立っちゃうんだから』
詩織の顔が、ニコリと楽しそうに微笑む。
そういや…詩織は《人に見られるって刺激的》って言ってたくらいだもんな…。
『…で!そんな可愛い2人は、今この瞬間だけは私の独り占めなんだからねッ♪』
そう言って春華さんも楽しそうに、僕と詩織の肩をまたぐいっと引き寄せる。僕と詩織と春華さん…3人なぜか盛り上がって大笑い。
『!!?』
『えっ?』
『なに!?』
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