7 / 42
7:ルナとにゃび
しおりを挟む
「じゃあ、あんたもパーティーに見捨てられたっていうの?」
「見捨てられたというか裏切られたというか……まぁ囮にされたから君たちと同じ境遇だね」
「……私は獣人で種族が違うし、しかも奴隷だから分からなくもないけど。あんたはなんで?」
「役立たず、だからかな。俺、変なユニークスキルを持ってて、ステ──あ、いや……ぼ、冒険者の職業鑑定で、適性がないって出たんだ」
階段までやって来た俺たちは、そこで休むことにした。
ステータスのことを言っても、彼女らには分からないだろう。適正職業がないという鑑定は本当のことなので、そっちの話をした。
「適性がない? じゃあどうして冒険者に」
「約束なんだ。俺を助けてくれた冒険者との」
村を襲ったのは、モンスターの大群だった。
俺の両親もその時に死んだし、むしろ村の住民で生き残ったのは俺を含めてほんの数人しかいない。
その時、たまたま近くにいたからって駆け付けた冒険者は強かった。
たった五人で、百体以上いたモンスターを一掃。
モンスターに怯えることしか出来なかった俺に対し、彼らは頭を撫で褒めてくれた。
「よく生き残ったな。偉いぞ」
って。
そん時誓ったんだ。
「俺も彼らのような冒険者になりたいって」
「でも適正にゃいにゃ?」
にゃびの容赦ない言葉に胸を抉られて項垂れる。
「でもどの職業にも適性がなかったんでしょ? それでも続けるの、あんたは?」
ぐはっ。ル、ルナまで……今ので止めを刺された気分だ。
いや、俺にはステータスボードがある。見習いとはいえ、ちゃんと職業に就けてるもん!
「続ける。俺、一流の冒険者になるまで、絶対に諦めない!」
「そう……あんたって──のね」
「ん? なにか言った?」
「別に」
ぽつりと何か言ったのは確かなんだけど。まぁしつこく聞くのは止めておこう。
それよりも聞いておきたいことがある。
「じゃあこれからのことなんだけど、まずここって何階層?」
「地下四階だけど。何階か分からなくなるほどの階層じゃないでしょ?」
「いや、あの……実は俺、下から上がって来たんだ」
二階から落ちて、そこから地上を目指していたことを隠しておく必要はない。
仲間に裏切られ、囮にされて逃げる間に地面に穴が開いて落ちた。
何日もかけてようやくここまで上がってきたことを彼女に説明すると、さすがに驚かれた。
「ここが四階層なら、俺は十階層から上がって来たってことだな」
「よくひとりで生きてここまでたどり着けたわね」
「隠密っていうスキルを持っていたから、下層ではほとんど戦闘をせずにひたすら気配を消して歩くことに専念したからね」
「さっきプチ・ファイアも使っていたじゃない!? 隠密って斥候でしょ?」
まぁ普通はおかしいって思うよな。
でも俺は基本の五職の職業訓練を受け、初期スキルを習得している。
講師だった人も驚いていたさ。職業訓練自体は登録すれば誰でも受けられる。でも講習を受けても必ず初期スキルを習得できるとは限らない。
職業との相性もあるって言っていた。
スキルを習得は出来るのに、職業の適正がないってどういう意味なんだろうな。
やっぱりステータスが全部平均だからかなぁ。
「俺はその、器用貧乏でさ」
「器用貧乏っていうけど、プチ・ファイア二発でモンスター倒してたじゃない。私を買った奴のパーティーメンバーの魔術師は、プチ・ファイア三発当ててもまったく利いてなかったのよ」
「うーにゃうーにゃ。コポトもプチ・ファイア使えるにゃけど、七発ぐらい撃たなきゃダメにゃーね」
「ま、魔力が上がったんだろうな。十階から上がってくるときに、きっと、ほら、九死に一生な体験をすると、人は変わるって言うじゃん」
「そんな言葉知らない」
「知らにゃー」
ステータスボードのこと、話してもいいものだろうか……。
地上までもう直ぐだけど、二人と一緒のほうが安全だし、道だって多少は記憶しているだろう。
隠しておくなら、暫くはステータスボードを出さない方がいいんだろうな。
「と、とにかくさ、地上まで一緒に脱出しよう。二人は通って来た道だし、少しは覚えていたりするだろ?」
「ふん、その点は大丈夫よ。兎人はこういった迷路でも、一度通った道はしっかり記憶してるから」
それは心強いな。
あと三階上がれば地上に出られる。もう少し、もう少しで……。
「にゃ、にゃ。ロイド、十階は最下層にゃったか?」
「ん? どうだろう。下に向かう階段は見てないけど、だからって最下層かどうかは分からないな。それがどうしたんだ、にゃび」
「にゃびとお話? じゃあ私は食事の支度するわね」
「あ、うん。じゃあ俺の肉使って。重いから消費して欲しいんだ」
外套に包んだ肉は生ではない。表面をプチ・ファイアで炙って、少しでも肉が長持ちするようにしてある。
「分かったわ」
ルナは自身の背負い袋から、簡易の調理キットを取り出した。
荷物持ちをしていた頃の俺も、アレ持ってたな。
「にゃ。ロイドは一番最初にダンジョンの最下層に到着した人かもしれないにゃ」
「はは、あそこが最下層なら、そうなるな」
「お宝の部屋に行ったにゃか?」
「お宝?」
「え、お宝を見つけたの!?」
小さな鍋で水を沸かそうとしていたルナが振り返る。
彼女の耳は、見た目通りかなりいいようだな。
「あ……な、なんでもないわ。ご飯の用意してるから」
「うん……えっと、お宝の部屋ってなんのことだ、にゃび」
そうは言ったけど、にゃびの言うお宝部屋ってのはあの部屋のことだろう。
「ダンジョンの最下層に、お宝部屋あるにゃ。その部屋にあるお宝は、最初に誰かが取ったらお終いにゃ」
「お終い?」
「そう、お終いにゃ。もう二度と出てこない、最初のひとりだけが貰える特別なアイテムにゃ」
ステータスボードはひとつ限りなのか。
「そのお宝って、他のダンジョンのものと同じなのか?」
「うんにゃ。ダンジョンによってアイテムは違うにゃ。世界でたった一つのユニークアイテムにゃぁよ。でも持ち主が死んだら、またどこかの新しく出来るダンジョンに出て来るって長老に聞いたにゃ」
ネコマタの長老か。
にゃびはいろいろ知ってそうだな。
「で、お宝部屋は見つけたにゃか?」
黒目を真ん丸にして俺の顔を覗き込む姿は、好奇心旺盛な子猫のようだ。
部屋を見つけた──と話せば、必然的にステータスボードの話もしなきゃいけなくなる。
どうしようか悩んでいると、にゃびが突然ルナの名前を呼んだ。
「ロイド、通訳するにゃっ」
「え、通訳?」
「おいにゃ、お肉は半生のほうがいいにゃ!」
「あー、はいはい。ルナ、にゃびがさ、肉は半生がいいって」
「分かったわ」
短く返事をしたあと、彼女は肉を切り分けてそれを鉄の串棒に刺した。
「ところで、私の名前……にゃびが話したの?」
「え、あ……うん」
そういや、直接本人から名前を聞いていないんだった。
「俺、ロイドっていうんだ」
「そう。私は……ルナ。見ての通り、兎人《うさびと》よ」
「おいにゃはにゃびにゃ。ネコマタにゃ」
「ネコマタ?」
「ネコマタっていうモンスターよ」
へぇ、ネコマタか。初めて聞いたな。
「一応レア種族なの。まぁレアだから強いって訳じゃないんだけど」
「にゃ!? 失礼にゃルナっ。にゃびは進化したら、めちゃんこ強くにゃるにゃ!」
「なんか進化したら強くなるって抗議してるよ」
「出来たら、でしょ。モンスターが進化するって、そんなにあるもんじゃないわよ」
モンスターの進化か。いったいどんなものなんだろう。
「じゃあこの三人で地上を目指すってことで、まずはよろしく」
そう言って俺は右手を差し出した。
ルナは俺の顔と手を交互に見て、それからぷいっと顔を背ける。
だがにゃびが彼女の手を取って、強引に握手をさせた。
「ちょっと、にゃびっ」
「にゃ、にゃび。こういうのは無理やり──ん?」
突然だ。突然、ステータスボードが浮かび、そこに文字が表示されていた。
【兎人ルナリアとパーティーを組みますか?】
【はい / いいえ】
「見捨てられたというか裏切られたというか……まぁ囮にされたから君たちと同じ境遇だね」
「……私は獣人で種族が違うし、しかも奴隷だから分からなくもないけど。あんたはなんで?」
「役立たず、だからかな。俺、変なユニークスキルを持ってて、ステ──あ、いや……ぼ、冒険者の職業鑑定で、適性がないって出たんだ」
階段までやって来た俺たちは、そこで休むことにした。
ステータスのことを言っても、彼女らには分からないだろう。適正職業がないという鑑定は本当のことなので、そっちの話をした。
「適性がない? じゃあどうして冒険者に」
「約束なんだ。俺を助けてくれた冒険者との」
村を襲ったのは、モンスターの大群だった。
俺の両親もその時に死んだし、むしろ村の住民で生き残ったのは俺を含めてほんの数人しかいない。
その時、たまたま近くにいたからって駆け付けた冒険者は強かった。
たった五人で、百体以上いたモンスターを一掃。
モンスターに怯えることしか出来なかった俺に対し、彼らは頭を撫で褒めてくれた。
「よく生き残ったな。偉いぞ」
って。
そん時誓ったんだ。
「俺も彼らのような冒険者になりたいって」
「でも適正にゃいにゃ?」
にゃびの容赦ない言葉に胸を抉られて項垂れる。
「でもどの職業にも適性がなかったんでしょ? それでも続けるの、あんたは?」
ぐはっ。ル、ルナまで……今ので止めを刺された気分だ。
いや、俺にはステータスボードがある。見習いとはいえ、ちゃんと職業に就けてるもん!
「続ける。俺、一流の冒険者になるまで、絶対に諦めない!」
「そう……あんたって──のね」
「ん? なにか言った?」
「別に」
ぽつりと何か言ったのは確かなんだけど。まぁしつこく聞くのは止めておこう。
それよりも聞いておきたいことがある。
「じゃあこれからのことなんだけど、まずここって何階層?」
「地下四階だけど。何階か分からなくなるほどの階層じゃないでしょ?」
「いや、あの……実は俺、下から上がって来たんだ」
二階から落ちて、そこから地上を目指していたことを隠しておく必要はない。
仲間に裏切られ、囮にされて逃げる間に地面に穴が開いて落ちた。
何日もかけてようやくここまで上がってきたことを彼女に説明すると、さすがに驚かれた。
「ここが四階層なら、俺は十階層から上がって来たってことだな」
「よくひとりで生きてここまでたどり着けたわね」
「隠密っていうスキルを持っていたから、下層ではほとんど戦闘をせずにひたすら気配を消して歩くことに専念したからね」
「さっきプチ・ファイアも使っていたじゃない!? 隠密って斥候でしょ?」
まぁ普通はおかしいって思うよな。
でも俺は基本の五職の職業訓練を受け、初期スキルを習得している。
講師だった人も驚いていたさ。職業訓練自体は登録すれば誰でも受けられる。でも講習を受けても必ず初期スキルを習得できるとは限らない。
職業との相性もあるって言っていた。
スキルを習得は出来るのに、職業の適正がないってどういう意味なんだろうな。
やっぱりステータスが全部平均だからかなぁ。
「俺はその、器用貧乏でさ」
「器用貧乏っていうけど、プチ・ファイア二発でモンスター倒してたじゃない。私を買った奴のパーティーメンバーの魔術師は、プチ・ファイア三発当ててもまったく利いてなかったのよ」
「うーにゃうーにゃ。コポトもプチ・ファイア使えるにゃけど、七発ぐらい撃たなきゃダメにゃーね」
「ま、魔力が上がったんだろうな。十階から上がってくるときに、きっと、ほら、九死に一生な体験をすると、人は変わるって言うじゃん」
「そんな言葉知らない」
「知らにゃー」
ステータスボードのこと、話してもいいものだろうか……。
地上までもう直ぐだけど、二人と一緒のほうが安全だし、道だって多少は記憶しているだろう。
隠しておくなら、暫くはステータスボードを出さない方がいいんだろうな。
「と、とにかくさ、地上まで一緒に脱出しよう。二人は通って来た道だし、少しは覚えていたりするだろ?」
「ふん、その点は大丈夫よ。兎人はこういった迷路でも、一度通った道はしっかり記憶してるから」
それは心強いな。
あと三階上がれば地上に出られる。もう少し、もう少しで……。
「にゃ、にゃ。ロイド、十階は最下層にゃったか?」
「ん? どうだろう。下に向かう階段は見てないけど、だからって最下層かどうかは分からないな。それがどうしたんだ、にゃび」
「にゃびとお話? じゃあ私は食事の支度するわね」
「あ、うん。じゃあ俺の肉使って。重いから消費して欲しいんだ」
外套に包んだ肉は生ではない。表面をプチ・ファイアで炙って、少しでも肉が長持ちするようにしてある。
「分かったわ」
ルナは自身の背負い袋から、簡易の調理キットを取り出した。
荷物持ちをしていた頃の俺も、アレ持ってたな。
「にゃ。ロイドは一番最初にダンジョンの最下層に到着した人かもしれないにゃ」
「はは、あそこが最下層なら、そうなるな」
「お宝の部屋に行ったにゃか?」
「お宝?」
「え、お宝を見つけたの!?」
小さな鍋で水を沸かそうとしていたルナが振り返る。
彼女の耳は、見た目通りかなりいいようだな。
「あ……な、なんでもないわ。ご飯の用意してるから」
「うん……えっと、お宝の部屋ってなんのことだ、にゃび」
そうは言ったけど、にゃびの言うお宝部屋ってのはあの部屋のことだろう。
「ダンジョンの最下層に、お宝部屋あるにゃ。その部屋にあるお宝は、最初に誰かが取ったらお終いにゃ」
「お終い?」
「そう、お終いにゃ。もう二度と出てこない、最初のひとりだけが貰える特別なアイテムにゃ」
ステータスボードはひとつ限りなのか。
「そのお宝って、他のダンジョンのものと同じなのか?」
「うんにゃ。ダンジョンによってアイテムは違うにゃ。世界でたった一つのユニークアイテムにゃぁよ。でも持ち主が死んだら、またどこかの新しく出来るダンジョンに出て来るって長老に聞いたにゃ」
ネコマタの長老か。
にゃびはいろいろ知ってそうだな。
「で、お宝部屋は見つけたにゃか?」
黒目を真ん丸にして俺の顔を覗き込む姿は、好奇心旺盛な子猫のようだ。
部屋を見つけた──と話せば、必然的にステータスボードの話もしなきゃいけなくなる。
どうしようか悩んでいると、にゃびが突然ルナの名前を呼んだ。
「ロイド、通訳するにゃっ」
「え、通訳?」
「おいにゃ、お肉は半生のほうがいいにゃ!」
「あー、はいはい。ルナ、にゃびがさ、肉は半生がいいって」
「分かったわ」
短く返事をしたあと、彼女は肉を切り分けてそれを鉄の串棒に刺した。
「ところで、私の名前……にゃびが話したの?」
「え、あ……うん」
そういや、直接本人から名前を聞いていないんだった。
「俺、ロイドっていうんだ」
「そう。私は……ルナ。見ての通り、兎人《うさびと》よ」
「おいにゃはにゃびにゃ。ネコマタにゃ」
「ネコマタ?」
「ネコマタっていうモンスターよ」
へぇ、ネコマタか。初めて聞いたな。
「一応レア種族なの。まぁレアだから強いって訳じゃないんだけど」
「にゃ!? 失礼にゃルナっ。にゃびは進化したら、めちゃんこ強くにゃるにゃ!」
「なんか進化したら強くなるって抗議してるよ」
「出来たら、でしょ。モンスターが進化するって、そんなにあるもんじゃないわよ」
モンスターの進化か。いったいどんなものなんだろう。
「じゃあこの三人で地上を目指すってことで、まずはよろしく」
そう言って俺は右手を差し出した。
ルナは俺の顔と手を交互に見て、それからぷいっと顔を背ける。
だがにゃびが彼女の手を取って、強引に握手をさせた。
「ちょっと、にゃびっ」
「にゃ、にゃび。こういうのは無理やり──ん?」
突然だ。突然、ステータスボードが浮かび、そこに文字が表示されていた。
【兎人ルナリアとパーティーを組みますか?】
【はい / いいえ】
0
お気に入りに追加
989
あなたにおすすめの小説
異世界転移ボーナス『EXPが1になる』で楽々レベルアップ!~フィールドダンジョン生成スキルで冒険もスローライフも謳歌しようと思います~
夢・風魔
ファンタジー
大学へと登校中に事故に巻き込まれて溺死したタクミは輪廻転生を司る神より「EXPが1になる」という、ハズレボーナスを貰って異世界に転移した。
が、このボーナス。実は「獲得経験値が1になる」のと同時に、「次のLVupに必要な経験値も1になる」という代物だった。
それを知ったタクミは激弱モンスターでレベルを上げ、あっさりダンジョンを突破。地上に出たが、そこは小さな小さな小島だった。
漂流していた美少女魔族のルーシェを救出し、彼女を連れてダンジョン攻略に乗り出す。そしてボスモンスターを倒して得たのは「フィールドダンジョン生成」スキルだった。
生成ダンジョンでスローライフ。既存ダンジョンで異世界冒険。
タクミが第二の人生を謳歌する、そんな物語。
*カクヨム先行公開
素材ガチャで【合成マスター】スキルを獲得したので、世界最強の探索者を目指します。
名無し
ファンタジー
学園『ホライズン』でいじめられっ子の生徒、G級探索者の白石優也。いつものように不良たちに虐げられていたが、勇気を出してやり返すことに成功する。その勢いで、近隣に出没したモンスター討伐に立候補した優也。その選択が彼の運命を大きく変えていくことになるのであった。
異世界転生はどん底人生の始まり~一時停止とステータス強奪で快適な人生を掴み取る!
夢・風魔
ファンタジー
若くして死んだ男は、異世界に転生した。恵まれた環境とは程遠い、ダンジョンの上層部に作られた居住区画で孤児として暮らしていた。
ある日、ダンジョンモンスターが暴走するスタンピードが発生し、彼──リヴァは死の縁に立たされていた。
そこで前世の記憶を思い出し、同時に転生特典のスキルに目覚める。
視界に映る者全ての動きを停止させる『一時停止』。任意のステータスを一日に1だけ奪い取れる『ステータス強奪』。
二つのスキルを駆使し、リヴァは地上での暮らしを夢見て今日もダンジョンへと潜る。
*カクヨムでも先行更新しております。
やっと買ったマイホームの半分だけ異世界に転移してしまった
ぽてゆき
ファンタジー
涼坂直樹は可愛い妻と2人の子供のため、頑張って働いた結果ついにマイホームを手に入れた。
しかし、まさかその半分が異世界に転移してしまうとは……。
リビングの窓を開けて外に飛び出せば、そこはもう魔法やダンジョンが存在するファンタジーな異世界。
現代のごくありふれた4人(+猫1匹)家族と、異世界の住人との交流を描いたハートフルアドベンチャー物語!
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
タブレット片手に異世界転移!〜元社畜、ダウンロード→インストールでチート強化しつつ温泉巡り始めます〜
夢・風魔
ファンタジー
一か月の平均残業時間130時間。残業代ゼロ。そんなブラック企業で働いていた葉月悠斗は、巨漢上司が眩暈を起こし倒れた所に居たため圧死した。
不真面目な天使のせいでデスルーラを繰り返すハメになった彼は、輪廻の女神によって1001回目にようやくまともな異世界転移を果たす。
その際、便利アイテムとしてタブレットを貰った。検索機能、収納機能を持ったタブレットで『ダウンロード』『インストール』で徐々に強化されていく悠斗。
彼を「勇者殿」と呼び慕うどうみても美少女な男装エルフと共に、彼は社畜時代に夢見た「温泉巡り」を異世界ですることにした。
異世界の温泉事情もあり、温泉地でいろいろな事件に巻き込まれつつも、彼は社畜時代には無かったポジティブ思考で事件を解決していく!?
*小説家になろうでも公開しております。
お気楽、極楽⁉︎ ポンコツ女神に巻き込まれた俺は、お詫びスキルで異世界を食べ歩く!
にのまえ
ファンタジー
目が覚めたら、女性が土下座をしていた。
その女性に話を聞くと、自分を女神だと言った。そしてこの女神のミス(くしゃみ)で、俺、鈴村凛太郎(27)は勇者召喚に巻き込まれたらしい。
俺は女神のミスで巻き込まれで、勇者ではないとして勇者特有のスキルを持たないし、元の世界には帰れないようだ。
「……すみません」
巻き込みのお詫びとして、女神は異世界で生きていくためのスキルと、自分で選んだスキルをくれた。
これは趣味の食べ歩きを、異世界でするしかない、
俺、凛太郎の異世界での生活が始まった。
ゴミスキル『空気清浄』で異世界浄化の旅~捨てられたけど、とてもおいしいです(意味深)~
夢・風魔
ファンタジー
高校二年生最後の日。由樹空(ゆうきそら)は同じクラスの男子生徒と共に異世界へと召喚された。
全員の適正職業とスキルが鑑定され、空は「空気師」という職業と「空気清浄」というスキルがあると判明。
花粉症だった空は歓喜。
しかし召喚主やクラスメイトから笑いものにされ、彼はひとり森の中へ置いてけぼりに。
(アレルギー成分から)生き残るため、スキルを唱え続ける空。
モンスターに襲われ樹の上に逃げた彼を、美しい二人のエルフが救う。
命を救って貰ったお礼にと、森に漂う瘴気を浄化することになった空。
スキルを使い続けるうちにレベルはカンストし、そして新たに「空気操作」のスキルを得る。
*作者は賢くありません。作者は賢くありません。だいじなことなのでもう一度。作者は賢くありません。バカです。
*小説家になろう・カクヨムでも公開しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる