43 / 97
43:大剣を盛大に振り上げたコウが
しおりを挟む
翌朝目を覚ますと、久しぶりに倦怠感が。
これも魔力を封印したせいなのだろうか。
「おはよう」
のそのそとテントから這い出ると、既に朝食の支度を整え終えたソディアがにこやかに挨拶を返してくる。
「おはようレイジくん。体、どこか変な所とかはない?」
「あー、うん。体がダルいような気がするけど、元の世界に住んでいた時にはいつものことだったから……まぁこれが普通なんだろうな」
「そう……異変を感じたらすぐに教えてね」
「分かった」
ソディアは真剣に俺のことを心配してくれる。
そういえば、倦怠感があるということは、化け物染みた再生能力も無くなったのだろうか?
あれは生存率を極端に上げてくれる要素だったし、モンスターも存在するこの世界では有難い能力だったんだけどなぁ。
「どうしたのレイジくん? 朝ごはん、食べないの?」
「あ、いやゴメン。魔力を封印したことで、自己再生能力も無くなったのかなぁって気になって」
それを聞いたソディアもハっとなって俺の頭上を見る。
「古代竜っ、どうなの!?」
「あれ? ソディア、アブソディラスが見えてる?」
「見えないわ。見えないけどいるのは分かってるの。だってレイジくんに憑りついているんですもの。離れられないんでしょ?」
その通り。
見えてないけど、そこにいることが確定しているから、いるつもりで話しかけているだけなのか。
問われたアブソディラスも首を傾げ『どうじゃろう?』と分からない様子だ。
『確かめるしかありやせんね。今後のことも考えて、ちゃんと把握していたほうがいいですぜレイジ様』
『はぁ……僕が神聖魔法を使えれば、レイジ様が怪我をしても回復して差し上げられるのに』
「回復魔法なら、私の精霊魔法でも出来るから大丈夫だけど……でも心配ね」
「あぁ、ありがとうなトレント、それにソディアも。でもまぁ、確かに確認しておいた方がいいだろうな」
ということで、食後、俺の腕をちょっとだけ切ってくれ――と、竜牙兵に命令する。
この山道を文句のひとつも言わず荷物を運んでくれた竜牙兵。
だがここに来て首を左右に振る。
え、命令無視?
「ちょっとだけでいいんだ。その剣の切っ先でちょんっと、な?」
それでも嫌々と首を振る。
そんな竜牙兵の横から、大剣を盛大に振り上げたコウが――。
『ひゃっはーっ。行くっすよ!』
「ああああぁぁぁぁっ、俺を殺す気かあぁあぁぁぁっ!」
振り下ろされた大剣が左腕に触れ、極小さな傷をつける。
痛っー。
じんわりと血が滲み出てきたが、超回復していた時だって痛みはあったし血も出ていた。
さて、今はどうだ?
……十秒経過。
以前ならとっくに傷が塞がっている頃だ。
血を拭き取ってみる。
あ、まだ滲み出てるな。
更に十秒経過……もう十秒……塞がってる!?
「以前より傷の治りが遅いけど、それでも自己再生は健在っぽいな」
「よかった。さっきは私も回復魔法あるから大丈夫なんて言ったけど、戦闘中だと魔法が間に合わないなんてことも起こりうるし……。レイジくんにはちゃんと生きてて欲しいもの」
「はは。ありがとう、ソディア。君のためにも死なないよ」
「え!? わ、私のために?」
俺は彼女に頷いて応える。
俺が死んだら、ほんと、死人ばかりの一行だもんな。
俺だってソディアが死んだら嫌だ。だからこそ、全力で彼女のことは守りたい。
守りたいんだけど、今の俺は非力だ。
あぁあ。魔力の封印なんか、しなきゃよかった。
いや、しなかったらしなかったらで、魔法が暴発してソディアを危険な目に合わせてしまう可能性だってあったんだろう。
やっぱり、真面目に魔法の勉強でもするか。
朝食を終え、山道でもない斜面を下りきると、今度は谷間を歩く。
この谷間が山越えの本来の道であり、ヴェルジャスへと伸びている。
谷間の出口の先に、国境の検問所らしき建物が見える。
山の斜面を適当に下りていたら、違法入国だと思われて国境警備隊に追われることになる――と、先日ソディアに聞いた。
もっとも、検問所に繋がる谷間の道以外だと、斜面ではなく、断崖絶壁になっているのでどっちにしろ通れない。
「じゃあみんな、影の中で大人しくしていてくれ」
『分かりやした』
『あのぉ、ボクも入らなきゃダメですか?』
甲冑を来たコラッダが不安そうに言う。
彼と同じ、エスクェード王国の騎士たちとは、まだ合流出来ていない。
待ってやりたかったが、ヴェルジャス帝国からの暗殺者が追って来ているかもしれないというこの状況では、一か所に留まってもいられない。
せめてドーラム王国に入ってからなら、待つ時間も作れるかもしれない。
「コラッダ。ドーラムに入ったら、どこかの町で滞在しよう。そこで彼らを待てばいい」
『……いえでも、レイジ様の命を狙っている輩がいるのかもしれませんから。出来るだけ帝国から離れましょう』
コラッダは騎士らしく、今は主となった俺のことを優先してくれる。
それはそれとて――。
「コラッダ、影の中で待機してくれ。国境を通るとき、入国税を払わないといけないからさ……」
『おぉ、そういうことですか! わっかりましたっ。無賃通行ですね!』
そこだけ聞くと、まるで俺が悪い奴みたいに聞こえるじゃないか。
そもそも、死人に通行税が必要なのかって話だ。
もし必要だったら……。
現在の人口。俺やソディア、背後霊のアブソディラスも含めて六十八名。
この人数全ての通行税って言ったら、結構行くだろう。
どんだけ稼いでも、国を跨ぐといっきに貧乏とか、そんなの嫌だ。
影の中に全員が入り、竜牙兵だけを荷物持ちとして連れ歩き山道へと出る。
さっきは俺の命令を無視して剣で腕を切ることを拒絶し続けた竜牙兵。
元が人間であり、心のあるコウは嬉々として剣を振るった。
心がない、魔法で生み出された竜牙兵は、俺を傷つけることを拒んだ。
なんだろう……竜牙兵、マジ可愛い。
なんて思っていると、足元の影から甲冑がにゅっと出てくる。
「どうした?」
『レイジ様、馬車の音です。他にも馬が数頭いるようで。それもかなり急いでいる感じで……こんな道の悪い谷間の道を馬車で移動なんて、不自然じゃないですかね?』
コラッダの言葉が終わる前には、その馬車の音とやらが俺の耳にも届いた。
確かにのんびり走っているようには聞こえないな。
地面はでこぼこした道だ。下手にスピードを出しても、脱輪するかもしれないだろう。
その馬車を囲むように、馬が数頭見える。もちろん騎手付きで。
土埃を上げ、御者が激しく馬に鞭を振るうのが見えた。
俺とソディアは咄嗟に山道を外れ、馬車に道を譲り通り過ぎるのを待つ。
砂を吸い込まないようマントで口元を抑えると同時に俺は警戒する。
『出ますかい? レイジ様』
「いや、ダメだ」
ただの取り越し苦労かもしれない。
こんな所でアンデッドを出すわけにはいかない。
だけど――。
その馬車は俺たちの横を通り過ぎ、そして……止まった。
これも魔力を封印したせいなのだろうか。
「おはよう」
のそのそとテントから這い出ると、既に朝食の支度を整え終えたソディアがにこやかに挨拶を返してくる。
「おはようレイジくん。体、どこか変な所とかはない?」
「あー、うん。体がダルいような気がするけど、元の世界に住んでいた時にはいつものことだったから……まぁこれが普通なんだろうな」
「そう……異変を感じたらすぐに教えてね」
「分かった」
ソディアは真剣に俺のことを心配してくれる。
そういえば、倦怠感があるということは、化け物染みた再生能力も無くなったのだろうか?
あれは生存率を極端に上げてくれる要素だったし、モンスターも存在するこの世界では有難い能力だったんだけどなぁ。
「どうしたのレイジくん? 朝ごはん、食べないの?」
「あ、いやゴメン。魔力を封印したことで、自己再生能力も無くなったのかなぁって気になって」
それを聞いたソディアもハっとなって俺の頭上を見る。
「古代竜っ、どうなの!?」
「あれ? ソディア、アブソディラスが見えてる?」
「見えないわ。見えないけどいるのは分かってるの。だってレイジくんに憑りついているんですもの。離れられないんでしょ?」
その通り。
見えてないけど、そこにいることが確定しているから、いるつもりで話しかけているだけなのか。
問われたアブソディラスも首を傾げ『どうじゃろう?』と分からない様子だ。
『確かめるしかありやせんね。今後のことも考えて、ちゃんと把握していたほうがいいですぜレイジ様』
『はぁ……僕が神聖魔法を使えれば、レイジ様が怪我をしても回復して差し上げられるのに』
「回復魔法なら、私の精霊魔法でも出来るから大丈夫だけど……でも心配ね」
「あぁ、ありがとうなトレント、それにソディアも。でもまぁ、確かに確認しておいた方がいいだろうな」
ということで、食後、俺の腕をちょっとだけ切ってくれ――と、竜牙兵に命令する。
この山道を文句のひとつも言わず荷物を運んでくれた竜牙兵。
だがここに来て首を左右に振る。
え、命令無視?
「ちょっとだけでいいんだ。その剣の切っ先でちょんっと、な?」
それでも嫌々と首を振る。
そんな竜牙兵の横から、大剣を盛大に振り上げたコウが――。
『ひゃっはーっ。行くっすよ!』
「ああああぁぁぁぁっ、俺を殺す気かあぁあぁぁぁっ!」
振り下ろされた大剣が左腕に触れ、極小さな傷をつける。
痛っー。
じんわりと血が滲み出てきたが、超回復していた時だって痛みはあったし血も出ていた。
さて、今はどうだ?
……十秒経過。
以前ならとっくに傷が塞がっている頃だ。
血を拭き取ってみる。
あ、まだ滲み出てるな。
更に十秒経過……もう十秒……塞がってる!?
「以前より傷の治りが遅いけど、それでも自己再生は健在っぽいな」
「よかった。さっきは私も回復魔法あるから大丈夫なんて言ったけど、戦闘中だと魔法が間に合わないなんてことも起こりうるし……。レイジくんにはちゃんと生きてて欲しいもの」
「はは。ありがとう、ソディア。君のためにも死なないよ」
「え!? わ、私のために?」
俺は彼女に頷いて応える。
俺が死んだら、ほんと、死人ばかりの一行だもんな。
俺だってソディアが死んだら嫌だ。だからこそ、全力で彼女のことは守りたい。
守りたいんだけど、今の俺は非力だ。
あぁあ。魔力の封印なんか、しなきゃよかった。
いや、しなかったらしなかったらで、魔法が暴発してソディアを危険な目に合わせてしまう可能性だってあったんだろう。
やっぱり、真面目に魔法の勉強でもするか。
朝食を終え、山道でもない斜面を下りきると、今度は谷間を歩く。
この谷間が山越えの本来の道であり、ヴェルジャスへと伸びている。
谷間の出口の先に、国境の検問所らしき建物が見える。
山の斜面を適当に下りていたら、違法入国だと思われて国境警備隊に追われることになる――と、先日ソディアに聞いた。
もっとも、検問所に繋がる谷間の道以外だと、斜面ではなく、断崖絶壁になっているのでどっちにしろ通れない。
「じゃあみんな、影の中で大人しくしていてくれ」
『分かりやした』
『あのぉ、ボクも入らなきゃダメですか?』
甲冑を来たコラッダが不安そうに言う。
彼と同じ、エスクェード王国の騎士たちとは、まだ合流出来ていない。
待ってやりたかったが、ヴェルジャス帝国からの暗殺者が追って来ているかもしれないというこの状況では、一か所に留まってもいられない。
せめてドーラム王国に入ってからなら、待つ時間も作れるかもしれない。
「コラッダ。ドーラムに入ったら、どこかの町で滞在しよう。そこで彼らを待てばいい」
『……いえでも、レイジ様の命を狙っている輩がいるのかもしれませんから。出来るだけ帝国から離れましょう』
コラッダは騎士らしく、今は主となった俺のことを優先してくれる。
それはそれとて――。
「コラッダ、影の中で待機してくれ。国境を通るとき、入国税を払わないといけないからさ……」
『おぉ、そういうことですか! わっかりましたっ。無賃通行ですね!』
そこだけ聞くと、まるで俺が悪い奴みたいに聞こえるじゃないか。
そもそも、死人に通行税が必要なのかって話だ。
もし必要だったら……。
現在の人口。俺やソディア、背後霊のアブソディラスも含めて六十八名。
この人数全ての通行税って言ったら、結構行くだろう。
どんだけ稼いでも、国を跨ぐといっきに貧乏とか、そんなの嫌だ。
影の中に全員が入り、竜牙兵だけを荷物持ちとして連れ歩き山道へと出る。
さっきは俺の命令を無視して剣で腕を切ることを拒絶し続けた竜牙兵。
元が人間であり、心のあるコウは嬉々として剣を振るった。
心がない、魔法で生み出された竜牙兵は、俺を傷つけることを拒んだ。
なんだろう……竜牙兵、マジ可愛い。
なんて思っていると、足元の影から甲冑がにゅっと出てくる。
「どうした?」
『レイジ様、馬車の音です。他にも馬が数頭いるようで。それもかなり急いでいる感じで……こんな道の悪い谷間の道を馬車で移動なんて、不自然じゃないですかね?』
コラッダの言葉が終わる前には、その馬車の音とやらが俺の耳にも届いた。
確かにのんびり走っているようには聞こえないな。
地面はでこぼこした道だ。下手にスピードを出しても、脱輪するかもしれないだろう。
その馬車を囲むように、馬が数頭見える。もちろん騎手付きで。
土埃を上げ、御者が激しく馬に鞭を振るうのが見えた。
俺とソディアは咄嗟に山道を外れ、馬車に道を譲り通り過ぎるのを待つ。
砂を吸い込まないようマントで口元を抑えると同時に俺は警戒する。
『出ますかい? レイジ様』
「いや、ダメだ」
ただの取り越し苦労かもしれない。
こんな所でアンデッドを出すわけにはいかない。
だけど――。
その馬車は俺たちの横を通り過ぎ、そして……止まった。
0
お気に入りに追加
679
あなたにおすすめの小説
巻き込まれ召喚された上、性別を間違えられたのでそのまま生活することにしました。
蒼霧雪枷
恋愛
勇者として異世界に召喚されチート無双、からのハーレム落ち。ここ最近はそんな話ばっか読んでるきがする引きこもりな俺、18歳。
此度どうやら、件の異世界召喚とやらに"巻き込まれた"らしい。
召喚した彼らは「男の勇者」に用があるらしいので、俺は巻き込まれた一般人だと確信する。
だって俺、一応女だもの。
勿論元の世界に帰れないお約束も聞き、やはり性別を間違われているようなので…
ならば男として新たな人生片道切符を切ってやろうじゃねぇの?
って、ちょっと待て。俺は一般人Aでいいんだ、そんなオマケが実はチート持ってました展開は望んでねぇ!!
ついでに、恋愛フラグも要りません!!!
性別を間違われた男勝りな男装少女が、王弟殿下と友人になり、とある俺様何様騎士様を引っ掻き回し、勇者から全力逃走する話。
──────────
突発的に書きたくなって書いた産物。
会話文の量が極端だったりする。読みにくかったらすみません。
他の小説の更新まだかよこの野郎って方がいたら言ってくださいその通りですごめんなさい。
4/1 お気に入り登録数50突破記念ssを投稿してすぐに100越えるもんだからそっと笑ってる。ありがたい限りです。
4/4 通知先輩が仕事してくれずに感想来てたの知りませんでした(死滅)とても嬉しくて語彙力が消えた。突破記念はもうワケわかんなくなってる。
4/20 無事完結いたしました!気まぐれにオマケを投げることもあるかも知れませんが、ここまでお付き合いくださりありがとうございました!
4/25 オマケ、始めました。え、早い?投稿頻度は少ないからいいかなってさっき思い立ちました。突発的に始めたから、オマケも突発的でいいよね。
21.8/30 完全完結しました。今後更新することはございません。ありがとうございました!
【完結】 魔王討伐のために勇者召喚されたんだが、チートスキル【未来予知】は戦闘向きではない件〜城から追放されて始まる異世界生活〜
金色のクレヨン@釣りするWeb作家
ファンタジー
町中高校二年B組の生徒十人は勇者召喚の対象者として、異世界に転移させられた。
生徒たちはそれぞれに異なるスキルを有した状態になり、召喚の儀を行った王様に魔王討伐を懇願される。
しかし、そこで魔王の襲撃を受けて生徒たちは散り散りになる。
生徒の一人、吉永海斗は危機的状況を予測する魔眼で難を逃れるが、魔王を倒すに値しないスキルと見なされて城から放り出される。
右も左も分からない状況でギルドを頼るものの、門前払いになって途方に暮れる。
そんな彼がたどり着いたのは、深紅の旅団と呼ばれる多種族の集まりだった。
旅団の創設にはある目的があり、やがて海斗は協力するか否かを迫られる。
俺は善人にはなれない
気衒い
ファンタジー
とある過去を持つ青年が異世界へ。しかし、神様が転生させてくれた訳でも誰かが王城に召喚した訳でもない。気が付いたら、森の中にいたという状況だった。その後、青年は優秀なステータスと珍しい固有スキルを武器に異世界を渡り歩いていく。そして、道中で沢山の者と出会い、様々な経験をした青年の周りにはいつしか多くの仲間達が集っていた。これはそんな青年が異世界で誰も成し得なかった偉業を達成する物語。
俺だけに効くエリクサー。飲んで戦って気が付けば異世界最強に⁉
まるせい
ファンタジー
異世界に召喚された熱海 湊(あたみ みなと)が得たのは(自分だけにしか効果のない)エリクサーを作り出す能力だった。『外れ異世界人』認定された湊は神殿から追放されてしまう。
貰った手切れ金を元手に装備を整え、湊はこの世界で生きることを決意する。
巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
神様との賭けに勝ったので異世界で無双したいと思います。
猫丸
ファンタジー
ある日の放課後。
突然足元に魔法陣が現れる。
そして、気付けば神様が異世界に送るからスキルを1つ選べと言ってくる。
もっとスキルが欲しいと欲をかいた悠斗は神様に賭けをしないかと提案した。
神様とゲームをすることになった悠斗はその結果―――
※チートな主人公が異世界無双する話です。小説家になろう、ノベルバの方にも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる