29 / 97
29:迷宮でやすぜ
しおりを挟む
昼食は屋台で済ませ、それから非常食を三日分買い足す。
ここでカルネの生活魔法講座の出番だ。
『食料の腐敗速度を遅らせる魔法ですぅ。では――食材の鮮度維持、ですぅ』
「食材の鮮度維持、です――はっ、危うくつられるところだった」
魔法がかかった食材は、普段の三倍日持ちするという。
手持ちの食料と合わせて、これで五日ほどダンジョンに篭れるな。
町を出てすぐ――。
「町の隣に別の町? いや、遺跡か?」
「ううん。あれが迷宮なの。私も入るのは初めてだけど、有名な迷宮だから噂だけは知っているわ。あの町は――」
『はいは~い。カルネちゃんの出番ですぅ』
足元の影からカルネがうんちくを語り出す。
『神々の大戦の折、敗退した冥府の女神が地底に逃げ込んだことによって出来たのが、ここの迷宮ですぅ。その後、人がこの地を支配するようになってから、この地を納めていた国王が、地底に逃げ込んだ冥府の女神を討ち取るため、迷宮に騎士団を送り込んだですぅ』
王国の騎士団は周辺諸国に名を轟かせるほど、当時は最強を誇ったという。
そんな騎士団を有していた国王は、敬虔な光の神の信徒だった。
国王は騎士団を迷宮に向かわせ、自らの神に代わって冥府の女神を打ち取ろうとしたのだと。
もちろん、自国にそんな不吉な迷宮があったのでは、国民も安心して生活が送れないだろうからというのもあった。
当時の迷宮は今の何十倍もの広さがあったといい、また誰も足を踏み入れていなかったというのもあってひとつ下の階層へと続く階段を見つけるのも数日かかり。
そこで国王は迷宮の上に町を築き、迷宮を出れば即休息が取れるような環境を築いた。
そうして数十年かかってようやく最下層までたどり着いたのだが――。
『王国軍も騎士団も全滅。そして町も廃墟と化したのですぅ』
なるほど、ね。
冥府の女神の怒りによって、地下百階以上あったという迷宮は、今の地下五十階から下が崩落。
結果的に、初級から中級冒険者にとって、手ごろな迷宮に仕上がった、と。
破壊された町の中を練り歩き、たどり着いたのは巨大な穴。
地面にぽっかり口を開いたその穴は、何もかも――光さえも飲み込むかのように漆黒の闇に包まれていた。
そんな穴の縁に階段があり、ほかの冒険者がその階段を下りていくのが見える。
が、何段か下りたところで忽然と消えた。
「迷宮と呼ばれるもののほとんどはね、大昔にどこかの神様が何かしらをやらかしたせいで出来上がった、空間の割れ目みたいなものなの」
だからこちら側とあちら側とでは、完全に別空間になっている――とソディアが言う。
何をやらかせばそんなことになるのか。
で、この迷宮でやらかしたのが、冥府の女神ってことだな。
階段を下りる前からランタンに明かりを灯し、それからソディアと並んで下りていく。
二人が並んでも十分過ぎるほど広い階段は、やがて漆黒に包まれ何も見えなくなる。
思わず立ち止まると、俺の手に何かが触れ、そして引っ張る。
「気にせずもう一段下りて。そこがちょうど境界線なの」
「わ、わかった」
言われてもう一段下りると、すぐ目の前にソディアが立っていた。
「見えるようになった」
「えぇ。そこだけはどんな光も通さないのよ。ほら」
振り返るとすぐ後ろは漆黒の闇。何も見えない。
こちら側も暗いが、でもランタンの明かりに照らされてごく狭い範囲だがしっかり見える。
試しにランタンを漆黒の闇に突っ込んでみると――。
「やだっ。こっちまで真っ暗になっちゃうじゃない」
ソディアがそう叫び俺にしがみ付く。
「あ、ごめん」
闇からランタンを引き抜けば明るくなる。
ふぅん。変わった仕組みだな。
後から入ってくる人とぶつかる恐れもあるからっていうんで、その場を移動。
階段は五十段ほどあっただろうか。
ようやく階段を降り切った俺は、辺りを見渡して絶句した。
ここは穴の中――地下のはず。
なのに何故ここは草原なのか。
しかも微妙に明るい。
「ランタンの火、消しちゃってもよさそうね」
「そ、そうだな……おい、なんで地下に草原があるんだ?」
と足元に尋ねると、にゅっと出てくるチャック。
『草原というほど広くはありやせん。ただ地面に草が生えている。その程度ですぜ』
「とはいえ、地下に草だぞ? やっぱ不自然だろ」
『はぁ、そう言われても、迷宮なんて常識の通用しない場所でやすから』
『明るいのはほら、天井や壁に生えた光り苔のせいですぅ』
見上げた空――ではなく天井は、確かにキラキラしている。
にしても、随分と高い天井だな。戸建ての家の屋根ほどもある。
そして壁――と言っても、階段から左右に伸びた壁の先端は、さすがに暗くて見えない。
つまり、迷宮といいつつ、迷路のような壁が見当たらない。
ただただ広い空間のようだ。
「ずっと続いているのか?」
『この先に森がありやす』
「迷宮じゃないのか!?」
『迷宮でやすぜ』
さも当然と言った顔のチャックは、このエリアは草地と木々で覆われた二種類のゾーンに分かれていると。
草地ではウルフやアントといったモンスターが。
森ではゴブリンやバットといったモンスターが生息する、と。
『地下二階に下りる階段は、その森の真ん中にありやす』
「チャックさんはその階段の位置を知っているの?」
『真っ直ぐ行くかい? 案内なら任せな』
ゴブリンとは戦った。数が多くてもアンデッド軍団には関係無い。
しかも今回は人数が増えているんだ。その上、新しく加わったのは、手練れの冒険者だ。
「道案内は任せた」
『了解しやした。行くぞ、野郎ども!』
『『おーっ!』』
こうしてアンデッド軍団の行進が始まった。
……他の冒険者に見られないことを祈ろう。
そう、ばく進していくアンデッド軍団を見て思う。
「間違ってもその辺の冒険者を触ったりするなよ~」
『心得てやす』
『そんなヘマしないっすよ。てぃ!』
軽い掛け声とともにコウが両手剣を薙ぎ払う。
バウバウと吠えながら駆け寄った狼が真っ二つに。
『いやっほーっ! 斬れたっす。斬れたっすよレイジ様っ』
「あぁ……よかったな」
『はい!』
武器が使える。
それだけでコウは嬉しいようだ。
それはラッカも同じようで、一矢放っては弓に頬ずりし、また放っては頬ずり。ほほ骨が擦り減らないか心配だ。
あとはあれだな……。
『お~っほっほっほ。アタシを飾る毛皮にしてあげるわ。お~っほっほっほ』
『ギャインギャイン』
やっぱり……似合いすぎるだろ。
ここでカルネの生活魔法講座の出番だ。
『食料の腐敗速度を遅らせる魔法ですぅ。では――食材の鮮度維持、ですぅ』
「食材の鮮度維持、です――はっ、危うくつられるところだった」
魔法がかかった食材は、普段の三倍日持ちするという。
手持ちの食料と合わせて、これで五日ほどダンジョンに篭れるな。
町を出てすぐ――。
「町の隣に別の町? いや、遺跡か?」
「ううん。あれが迷宮なの。私も入るのは初めてだけど、有名な迷宮だから噂だけは知っているわ。あの町は――」
『はいは~い。カルネちゃんの出番ですぅ』
足元の影からカルネがうんちくを語り出す。
『神々の大戦の折、敗退した冥府の女神が地底に逃げ込んだことによって出来たのが、ここの迷宮ですぅ。その後、人がこの地を支配するようになってから、この地を納めていた国王が、地底に逃げ込んだ冥府の女神を討ち取るため、迷宮に騎士団を送り込んだですぅ』
王国の騎士団は周辺諸国に名を轟かせるほど、当時は最強を誇ったという。
そんな騎士団を有していた国王は、敬虔な光の神の信徒だった。
国王は騎士団を迷宮に向かわせ、自らの神に代わって冥府の女神を打ち取ろうとしたのだと。
もちろん、自国にそんな不吉な迷宮があったのでは、国民も安心して生活が送れないだろうからというのもあった。
当時の迷宮は今の何十倍もの広さがあったといい、また誰も足を踏み入れていなかったというのもあってひとつ下の階層へと続く階段を見つけるのも数日かかり。
そこで国王は迷宮の上に町を築き、迷宮を出れば即休息が取れるような環境を築いた。
そうして数十年かかってようやく最下層までたどり着いたのだが――。
『王国軍も騎士団も全滅。そして町も廃墟と化したのですぅ』
なるほど、ね。
冥府の女神の怒りによって、地下百階以上あったという迷宮は、今の地下五十階から下が崩落。
結果的に、初級から中級冒険者にとって、手ごろな迷宮に仕上がった、と。
破壊された町の中を練り歩き、たどり着いたのは巨大な穴。
地面にぽっかり口を開いたその穴は、何もかも――光さえも飲み込むかのように漆黒の闇に包まれていた。
そんな穴の縁に階段があり、ほかの冒険者がその階段を下りていくのが見える。
が、何段か下りたところで忽然と消えた。
「迷宮と呼ばれるもののほとんどはね、大昔にどこかの神様が何かしらをやらかしたせいで出来上がった、空間の割れ目みたいなものなの」
だからこちら側とあちら側とでは、完全に別空間になっている――とソディアが言う。
何をやらかせばそんなことになるのか。
で、この迷宮でやらかしたのが、冥府の女神ってことだな。
階段を下りる前からランタンに明かりを灯し、それからソディアと並んで下りていく。
二人が並んでも十分過ぎるほど広い階段は、やがて漆黒に包まれ何も見えなくなる。
思わず立ち止まると、俺の手に何かが触れ、そして引っ張る。
「気にせずもう一段下りて。そこがちょうど境界線なの」
「わ、わかった」
言われてもう一段下りると、すぐ目の前にソディアが立っていた。
「見えるようになった」
「えぇ。そこだけはどんな光も通さないのよ。ほら」
振り返るとすぐ後ろは漆黒の闇。何も見えない。
こちら側も暗いが、でもランタンの明かりに照らされてごく狭い範囲だがしっかり見える。
試しにランタンを漆黒の闇に突っ込んでみると――。
「やだっ。こっちまで真っ暗になっちゃうじゃない」
ソディアがそう叫び俺にしがみ付く。
「あ、ごめん」
闇からランタンを引き抜けば明るくなる。
ふぅん。変わった仕組みだな。
後から入ってくる人とぶつかる恐れもあるからっていうんで、その場を移動。
階段は五十段ほどあっただろうか。
ようやく階段を降り切った俺は、辺りを見渡して絶句した。
ここは穴の中――地下のはず。
なのに何故ここは草原なのか。
しかも微妙に明るい。
「ランタンの火、消しちゃってもよさそうね」
「そ、そうだな……おい、なんで地下に草原があるんだ?」
と足元に尋ねると、にゅっと出てくるチャック。
『草原というほど広くはありやせん。ただ地面に草が生えている。その程度ですぜ』
「とはいえ、地下に草だぞ? やっぱ不自然だろ」
『はぁ、そう言われても、迷宮なんて常識の通用しない場所でやすから』
『明るいのはほら、天井や壁に生えた光り苔のせいですぅ』
見上げた空――ではなく天井は、確かにキラキラしている。
にしても、随分と高い天井だな。戸建ての家の屋根ほどもある。
そして壁――と言っても、階段から左右に伸びた壁の先端は、さすがに暗くて見えない。
つまり、迷宮といいつつ、迷路のような壁が見当たらない。
ただただ広い空間のようだ。
「ずっと続いているのか?」
『この先に森がありやす』
「迷宮じゃないのか!?」
『迷宮でやすぜ』
さも当然と言った顔のチャックは、このエリアは草地と木々で覆われた二種類のゾーンに分かれていると。
草地ではウルフやアントといったモンスターが。
森ではゴブリンやバットといったモンスターが生息する、と。
『地下二階に下りる階段は、その森の真ん中にありやす』
「チャックさんはその階段の位置を知っているの?」
『真っ直ぐ行くかい? 案内なら任せな』
ゴブリンとは戦った。数が多くてもアンデッド軍団には関係無い。
しかも今回は人数が増えているんだ。その上、新しく加わったのは、手練れの冒険者だ。
「道案内は任せた」
『了解しやした。行くぞ、野郎ども!』
『『おーっ!』』
こうしてアンデッド軍団の行進が始まった。
……他の冒険者に見られないことを祈ろう。
そう、ばく進していくアンデッド軍団を見て思う。
「間違ってもその辺の冒険者を触ったりするなよ~」
『心得てやす』
『そんなヘマしないっすよ。てぃ!』
軽い掛け声とともにコウが両手剣を薙ぎ払う。
バウバウと吠えながら駆け寄った狼が真っ二つに。
『いやっほーっ! 斬れたっす。斬れたっすよレイジ様っ』
「あぁ……よかったな」
『はい!』
武器が使える。
それだけでコウは嬉しいようだ。
それはラッカも同じようで、一矢放っては弓に頬ずりし、また放っては頬ずり。ほほ骨が擦り減らないか心配だ。
あとはあれだな……。
『お~っほっほっほ。アタシを飾る毛皮にしてあげるわ。お~っほっほっほ』
『ギャインギャイン』
やっぱり……似合いすぎるだろ。
0
お気に入りに追加
679
あなたにおすすめの小説
巻き込まれ召喚された上、性別を間違えられたのでそのまま生活することにしました。
蒼霧雪枷
恋愛
勇者として異世界に召喚されチート無双、からのハーレム落ち。ここ最近はそんな話ばっか読んでるきがする引きこもりな俺、18歳。
此度どうやら、件の異世界召喚とやらに"巻き込まれた"らしい。
召喚した彼らは「男の勇者」に用があるらしいので、俺は巻き込まれた一般人だと確信する。
だって俺、一応女だもの。
勿論元の世界に帰れないお約束も聞き、やはり性別を間違われているようなので…
ならば男として新たな人生片道切符を切ってやろうじゃねぇの?
って、ちょっと待て。俺は一般人Aでいいんだ、そんなオマケが実はチート持ってました展開は望んでねぇ!!
ついでに、恋愛フラグも要りません!!!
性別を間違われた男勝りな男装少女が、王弟殿下と友人になり、とある俺様何様騎士様を引っ掻き回し、勇者から全力逃走する話。
──────────
突発的に書きたくなって書いた産物。
会話文の量が極端だったりする。読みにくかったらすみません。
他の小説の更新まだかよこの野郎って方がいたら言ってくださいその通りですごめんなさい。
4/1 お気に入り登録数50突破記念ssを投稿してすぐに100越えるもんだからそっと笑ってる。ありがたい限りです。
4/4 通知先輩が仕事してくれずに感想来てたの知りませんでした(死滅)とても嬉しくて語彙力が消えた。突破記念はもうワケわかんなくなってる。
4/20 無事完結いたしました!気まぐれにオマケを投げることもあるかも知れませんが、ここまでお付き合いくださりありがとうございました!
4/25 オマケ、始めました。え、早い?投稿頻度は少ないからいいかなってさっき思い立ちました。突発的に始めたから、オマケも突発的でいいよね。
21.8/30 完全完結しました。今後更新することはございません。ありがとうございました!
【完結】 魔王討伐のために勇者召喚されたんだが、チートスキル【未来予知】は戦闘向きではない件〜城から追放されて始まる異世界生活〜
金色のクレヨン@釣りするWeb作家
ファンタジー
町中高校二年B組の生徒十人は勇者召喚の対象者として、異世界に転移させられた。
生徒たちはそれぞれに異なるスキルを有した状態になり、召喚の儀を行った王様に魔王討伐を懇願される。
しかし、そこで魔王の襲撃を受けて生徒たちは散り散りになる。
生徒の一人、吉永海斗は危機的状況を予測する魔眼で難を逃れるが、魔王を倒すに値しないスキルと見なされて城から放り出される。
右も左も分からない状況でギルドを頼るものの、門前払いになって途方に暮れる。
そんな彼がたどり着いたのは、深紅の旅団と呼ばれる多種族の集まりだった。
旅団の創設にはある目的があり、やがて海斗は協力するか否かを迫られる。
俺は善人にはなれない
気衒い
ファンタジー
とある過去を持つ青年が異世界へ。しかし、神様が転生させてくれた訳でも誰かが王城に召喚した訳でもない。気が付いたら、森の中にいたという状況だった。その後、青年は優秀なステータスと珍しい固有スキルを武器に異世界を渡り歩いていく。そして、道中で沢山の者と出会い、様々な経験をした青年の周りにはいつしか多くの仲間達が集っていた。これはそんな青年が異世界で誰も成し得なかった偉業を達成する物語。
巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。
俺だけに効くエリクサー。飲んで戦って気が付けば異世界最強に⁉
まるせい
ファンタジー
異世界に召喚された熱海 湊(あたみ みなと)が得たのは(自分だけにしか効果のない)エリクサーを作り出す能力だった。『外れ異世界人』認定された湊は神殿から追放されてしまう。
貰った手切れ金を元手に装備を整え、湊はこの世界で生きることを決意する。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
神様との賭けに勝ったので異世界で無双したいと思います。
猫丸
ファンタジー
ある日の放課後。
突然足元に魔法陣が現れる。
そして、気付けば神様が異世界に送るからスキルを1つ選べと言ってくる。
もっとスキルが欲しいと欲をかいた悠斗は神様に賭けをしないかと提案した。
神様とゲームをすることになった悠斗はその結果―――
※チートな主人公が異世界無双する話です。小説家になろう、ノベルバの方にも投稿しています。
うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる