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10:お楽しみください
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「"汝、その肉体を離れ――"」
頭上のアブソディラスに目配せをし、続きの呪文を促す。
俺は今、ゾンビをゴーストに進化させるという死霊術を行っている最中だ。
一発では成功しないかもしれない。それだけ簡単な魔法ではないから――とアブソディラスは言っていた。
『"魂たるその姿を曝け出せ"はいっ』
「"魂たるその姿を曝け出せ"はいっ」
『じゃから、はいはいらんて』
しまった。ついクセになってるな。
呪文を唱え終えると、件の女ゾンビの体は光り輝き、そして体が崩れおちた。
し、失敗した?
すると崩れ落ちた体から、煙のようなものがもくもくと出てくる。
それは形を成し、一人の美しい女性の姿になった。尚、半透明なのは言うまでもない。
『や、やったわぁ~! これで生前の美しい姿を取り戻したわよ!』
『おおぉぉ! 本当に美人だったっすか姉さん』
『本当とは何よ。アタシはねぇ、夜の街でもいちにを争う――いいえ、ナンバーワンと言われたコベリア様よ!』
よ、夜の町……。
生前の姿を取り戻した幽霊化した彼女は、確かに美人だった。
胸元が大きく開いたドレスのような服は、彼女の豊満な胸を強調させ……。
『あら、勇者様。もしかして女との経験がないのかしら?』
「ちょ……くっつかないでくれっ」
『やだぁ、初心ねぇ』
コベリアが屈んで俺を見てくるせいで、谷間が思いっきりクローズアップされる。
くそぉ。アンデッドのくせに。アンデッドのくせにーっ。
谷間から視線を逸らすと、目に入ったのは崩れ落ちた彼女の遺体……。
うっぷ。これはきついぞ。
原型をとどめない、腐乱した肉塊。
『さて、ではコベリアとやら。リアラの話をして――』
「いや、その前に」
俺は辺りを見渡して言う。
「掃除が先だ」
――と。
掃除の前に穴を一つ掘る。
肉塊となったコベリアの遺体を埋葬するためにだ。
元々の墓穴がどこなのかわからなかったし、本人も覚えていないと言う。
『んふふ。綺麗なお墓。嬉しいわ~』
「よ、喜んでもらえて、こっちも嬉しいよ」
そのまま成仏してくれればと思うが、それはないみたいだな。
竜牙兵に朽ちて脆くなった十字架を引き抜かせ、スケルトン軍団には新しい十字架の作成に取り掛かって貰う。
ゾンビにも手伝って貰おうと思ったが……あいつらすぐこけるし、こけると肉が削ぎ落ちてゴミを増やすだけで全然ダメだ。
そして幽霊――ゴースト軍団はもっとダメだ。
『勇者様、俺、金槌を持てないっす』
『やぁ~ん、みてみて~。釘も板もぉ、ぜぇ~んぶすり抜けちゃう~』
実体のない奴らは何の役にも立たない。
仕方ない。町の住人がやってこないか、見張りに立たせることにしよう。
そう思った矢先――。
『勇者様。誰か来るっすよ』
「え? 町の住人か!?」
『うぅん。冒険者っぽい女の子っすね。すっげー美人の』
ソディアだ!
そうか、彼女の仕事のほうが先に終わってしまったか。
こっちの掃除もあともう少しなんだけどなぁ。
彼女を出迎えるべく墓の入り口へと向かう。
「ソディア――」
『いいんかのぉ……』
「ん? なにがだよ」
『だってのー』
何かを言おうとしていたのだろうが、それよりも先にソディアがやってきた。
そして――。
「き…・・きゃああぁぁぁぁっ――」
「ソディア!?」
悲鳴を上げてその場で気を失ってしまったのだ。
急にどうしたんだ、ソディアは。
『あっちゃー。この姉さん気絶したっすか?』
『あら大変。ほら勇者様、こういう時は人工呼吸よ!』
「人口――って、お前らついて来てたのか!」
コウやコベリアの声がして振り向いたが、そこには全アンデッドが俺の後ろに!
『じゃからの、幽霊と勘違いして娘っ子が怯えるんじゃないかと、儂は思ったんじゃがのぉ』
「それを先に言えよ! 怯えるどころか、既に気絶してるだろっ」
ひとまず彼女を起こさなきゃな。
でもここで起こせばまた……。
「とりあえずお前たちは墓の奥に行っててくれっ。俺は彼女を少し離れた場所で介抱するから」
『離れた所で――』
『介抱――』
何故笑う!
『『お楽しみください』』
「何もない! 何も無いからな!!」
倒れたソディアを抱え上げ、速足でその場から遠ざかる。
ん? やけに軽いな。
ソディアは特に小柄って訳じゃない。むしろ身長はそこそこ高い方じゃないだろうか。
俺が176センチで、彼女との視線を考えても、165以上170未満ぐらいだろうか。
細身ではあるけれど、胸が……。
それを差し引いても軽い気がする。
そりゃあ、人生で女の子を抱き上げたことなんてないけど、こんなに軽々持ち上げられるとは思えない。
異世界に来て、突然とんでもパワーに目覚めるとかでもない限り……。
ない……よな?
すぐ先にある町の壁。
その日陰に彼女をそっと下ろし、隣に腰を下ろして呼びかける。
「ソディア」
『呼ぶだけじゃなく、体をゆすってみよ』
「わかったよ。ソディア――」
彼女の肩を少しだけゆすった。
「ん……」
「ソディア! 大丈夫か?」
ゆっくりと目を開いた彼女は、すぐにがばっと起き上がって辺りをきょろきょろ。
「レ、レイジくん大丈夫!?」
「え? いや、うん、大丈夫だけど……」
「よかった……あれは夢だったのね。すっごくたくさんの幽霊を背負った、レイジくんの夢を見たみたい」
あー……それは現実です。
そうなった経緯を彼女に話すと、ソディアは怒ったように俺の頭上に向かって華麗なる足蹴りを放つのだった。
その際……ちょっとだけ、見えた。
白か……いいよな。
意識を取り戻したソディアには、事の経緯を全て話してアンデッドへの理解を得た。
「大丈夫?」
「大丈夫よ! アンデッドなんでしょ? だったら平気」
アンデッドと幽霊の違いってあるのだろうか?
そう思いながら墓地に戻ると、奴らのニヤけた顔にムカつく。
何も無いって言っただろう。
しかし、人手というか死人手もあってか、昼頃には清掃作業も完了。
でこぼこだった地面を平らにならし歩きやすくした。おかげでその後はゾンビも戦力になったしな。
ボロボロだった十字架も、真新しい材木で作り立て直した。
余った材木で部分的だが柵も作り直した。
『お、終わったようじゃな。ではさっそくリアラのことを――』
「いや、その前に」
俺は自分の腹をさすりながら言う。
「昼ごはんが先だ」
――と。
『のおおおぉぉぉぉぉぉっ』
そう叫んで再びどす黒い靄を背負いだすアブソディラス。
おいおい、また怨霊化かよ!
「わ、わかったから、怨霊化するのは止めてくれ!」
『ではリアラの話を聞こうかの』
あ、こいつ。もしかしてわざとか!?
ったく、仕方ないなぁ。
「それで、リアラさんをどこで見たと?」
優雅に宙を舞うコベリアは、俺の言葉ですぅっと降りてくる。
地面に腰を下ろした俺の隣へやってくると、寄り添うようにして語りはじめた。
『アタシはこの村に温泉が湧き、賑わい始めた頃に連れて来られた奴隷娼婦よ』
「ど、奴隷……」
『んふふ。村が貧しくて生き残るために娘が売り飛ばされるなんて、別に珍しい話でもないのよ。アタシなんてほら、絶世の美女でしょ~? そりゃあもう、高く売れたんだから』
そう笑顔で話すコベリア。その笑顔が本心からなのか、俺にはそうは思えなかった。
その彼女が元々住んでいた故郷に、隣村からリアラという名の中年女性がよく来ていたようだ。
『黒髪の女だったわ。もう二十歳も若ければ、アタシといい勝負だったかしらねぇ』
『その女子じゃ! リアラは艶のある黒髪が美しい女じゃった』
女じゃったって……人間とドラゴンが、どうやって恋愛するんだよ!
『だけど彼女、十歳ぐらいの娘がいたわよ』
『はひ?』
『旦那は見たことないけど、結婚してたみたい』
その瞬間、場の空気が凍り付いた。
『えへへぇ。ドラゴン様、振られちゃったんだ~』
空気の読めないゴースト・チェルシーの一言で、アブソディラスの体から色が消えうせた。
頭上のアブソディラスに目配せをし、続きの呪文を促す。
俺は今、ゾンビをゴーストに進化させるという死霊術を行っている最中だ。
一発では成功しないかもしれない。それだけ簡単な魔法ではないから――とアブソディラスは言っていた。
『"魂たるその姿を曝け出せ"はいっ』
「"魂たるその姿を曝け出せ"はいっ」
『じゃから、はいはいらんて』
しまった。ついクセになってるな。
呪文を唱え終えると、件の女ゾンビの体は光り輝き、そして体が崩れおちた。
し、失敗した?
すると崩れ落ちた体から、煙のようなものがもくもくと出てくる。
それは形を成し、一人の美しい女性の姿になった。尚、半透明なのは言うまでもない。
『や、やったわぁ~! これで生前の美しい姿を取り戻したわよ!』
『おおぉぉ! 本当に美人だったっすか姉さん』
『本当とは何よ。アタシはねぇ、夜の街でもいちにを争う――いいえ、ナンバーワンと言われたコベリア様よ!』
よ、夜の町……。
生前の姿を取り戻した幽霊化した彼女は、確かに美人だった。
胸元が大きく開いたドレスのような服は、彼女の豊満な胸を強調させ……。
『あら、勇者様。もしかして女との経験がないのかしら?』
「ちょ……くっつかないでくれっ」
『やだぁ、初心ねぇ』
コベリアが屈んで俺を見てくるせいで、谷間が思いっきりクローズアップされる。
くそぉ。アンデッドのくせに。アンデッドのくせにーっ。
谷間から視線を逸らすと、目に入ったのは崩れ落ちた彼女の遺体……。
うっぷ。これはきついぞ。
原型をとどめない、腐乱した肉塊。
『さて、ではコベリアとやら。リアラの話をして――』
「いや、その前に」
俺は辺りを見渡して言う。
「掃除が先だ」
――と。
掃除の前に穴を一つ掘る。
肉塊となったコベリアの遺体を埋葬するためにだ。
元々の墓穴がどこなのかわからなかったし、本人も覚えていないと言う。
『んふふ。綺麗なお墓。嬉しいわ~』
「よ、喜んでもらえて、こっちも嬉しいよ」
そのまま成仏してくれればと思うが、それはないみたいだな。
竜牙兵に朽ちて脆くなった十字架を引き抜かせ、スケルトン軍団には新しい十字架の作成に取り掛かって貰う。
ゾンビにも手伝って貰おうと思ったが……あいつらすぐこけるし、こけると肉が削ぎ落ちてゴミを増やすだけで全然ダメだ。
そして幽霊――ゴースト軍団はもっとダメだ。
『勇者様、俺、金槌を持てないっす』
『やぁ~ん、みてみて~。釘も板もぉ、ぜぇ~んぶすり抜けちゃう~』
実体のない奴らは何の役にも立たない。
仕方ない。町の住人がやってこないか、見張りに立たせることにしよう。
そう思った矢先――。
『勇者様。誰か来るっすよ』
「え? 町の住人か!?」
『うぅん。冒険者っぽい女の子っすね。すっげー美人の』
ソディアだ!
そうか、彼女の仕事のほうが先に終わってしまったか。
こっちの掃除もあともう少しなんだけどなぁ。
彼女を出迎えるべく墓の入り口へと向かう。
「ソディア――」
『いいんかのぉ……』
「ん? なにがだよ」
『だってのー』
何かを言おうとしていたのだろうが、それよりも先にソディアがやってきた。
そして――。
「き…・・きゃああぁぁぁぁっ――」
「ソディア!?」
悲鳴を上げてその場で気を失ってしまったのだ。
急にどうしたんだ、ソディアは。
『あっちゃー。この姉さん気絶したっすか?』
『あら大変。ほら勇者様、こういう時は人工呼吸よ!』
「人口――って、お前らついて来てたのか!」
コウやコベリアの声がして振り向いたが、そこには全アンデッドが俺の後ろに!
『じゃからの、幽霊と勘違いして娘っ子が怯えるんじゃないかと、儂は思ったんじゃがのぉ』
「それを先に言えよ! 怯えるどころか、既に気絶してるだろっ」
ひとまず彼女を起こさなきゃな。
でもここで起こせばまた……。
「とりあえずお前たちは墓の奥に行っててくれっ。俺は彼女を少し離れた場所で介抱するから」
『離れた所で――』
『介抱――』
何故笑う!
『『お楽しみください』』
「何もない! 何も無いからな!!」
倒れたソディアを抱え上げ、速足でその場から遠ざかる。
ん? やけに軽いな。
ソディアは特に小柄って訳じゃない。むしろ身長はそこそこ高い方じゃないだろうか。
俺が176センチで、彼女との視線を考えても、165以上170未満ぐらいだろうか。
細身ではあるけれど、胸が……。
それを差し引いても軽い気がする。
そりゃあ、人生で女の子を抱き上げたことなんてないけど、こんなに軽々持ち上げられるとは思えない。
異世界に来て、突然とんでもパワーに目覚めるとかでもない限り……。
ない……よな?
すぐ先にある町の壁。
その日陰に彼女をそっと下ろし、隣に腰を下ろして呼びかける。
「ソディア」
『呼ぶだけじゃなく、体をゆすってみよ』
「わかったよ。ソディア――」
彼女の肩を少しだけゆすった。
「ん……」
「ソディア! 大丈夫か?」
ゆっくりと目を開いた彼女は、すぐにがばっと起き上がって辺りをきょろきょろ。
「レ、レイジくん大丈夫!?」
「え? いや、うん、大丈夫だけど……」
「よかった……あれは夢だったのね。すっごくたくさんの幽霊を背負った、レイジくんの夢を見たみたい」
あー……それは現実です。
そうなった経緯を彼女に話すと、ソディアは怒ったように俺の頭上に向かって華麗なる足蹴りを放つのだった。
その際……ちょっとだけ、見えた。
白か……いいよな。
意識を取り戻したソディアには、事の経緯を全て話してアンデッドへの理解を得た。
「大丈夫?」
「大丈夫よ! アンデッドなんでしょ? だったら平気」
アンデッドと幽霊の違いってあるのだろうか?
そう思いながら墓地に戻ると、奴らのニヤけた顔にムカつく。
何も無いって言っただろう。
しかし、人手というか死人手もあってか、昼頃には清掃作業も完了。
でこぼこだった地面を平らにならし歩きやすくした。おかげでその後はゾンビも戦力になったしな。
ボロボロだった十字架も、真新しい材木で作り立て直した。
余った材木で部分的だが柵も作り直した。
『お、終わったようじゃな。ではさっそくリアラのことを――』
「いや、その前に」
俺は自分の腹をさすりながら言う。
「昼ごはんが先だ」
――と。
『のおおおぉぉぉぉぉぉっ』
そう叫んで再びどす黒い靄を背負いだすアブソディラス。
おいおい、また怨霊化かよ!
「わ、わかったから、怨霊化するのは止めてくれ!」
『ではリアラの話を聞こうかの』
あ、こいつ。もしかしてわざとか!?
ったく、仕方ないなぁ。
「それで、リアラさんをどこで見たと?」
優雅に宙を舞うコベリアは、俺の言葉ですぅっと降りてくる。
地面に腰を下ろした俺の隣へやってくると、寄り添うようにして語りはじめた。
『アタシはこの村に温泉が湧き、賑わい始めた頃に連れて来られた奴隷娼婦よ』
「ど、奴隷……」
『んふふ。村が貧しくて生き残るために娘が売り飛ばされるなんて、別に珍しい話でもないのよ。アタシなんてほら、絶世の美女でしょ~? そりゃあもう、高く売れたんだから』
そう笑顔で話すコベリア。その笑顔が本心からなのか、俺にはそうは思えなかった。
その彼女が元々住んでいた故郷に、隣村からリアラという名の中年女性がよく来ていたようだ。
『黒髪の女だったわ。もう二十歳も若ければ、アタシといい勝負だったかしらねぇ』
『その女子じゃ! リアラは艶のある黒髪が美しい女じゃった』
女じゃったって……人間とドラゴンが、どうやって恋愛するんだよ!
『だけど彼女、十歳ぐらいの娘がいたわよ』
『はひ?』
『旦那は見たことないけど、結婚してたみたい』
その瞬間、場の空気が凍り付いた。
『えへへぇ。ドラゴン様、振られちゃったんだ~』
空気の読めないゴースト・チェルシーの一言で、アブソディラスの体から色が消えうせた。
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