16 / 40
16-お前の傍にいてやる
しおりを挟む
「という訳で、東の森に住むダークエルフたちと友好関係を築けることになりました」
ダークエルフの里で一晩休ませてもらい、翌朝になってすぐ村へと帰って来た。
何故かクローディアも一緒だ。
「友好関係を結ぶ証として、お前さんが嫁を貰って来たのか……」
「いやいや、待ってくださいオッズさん」
「よ、嫁だと!? こ、このボクがこいつの嫁だというのか!」
「そうだ、言ってやれ。違うと──」
不機嫌そうに叫んだクローディアは、俺の隣で頬を染めもじもじしていた。
「そ、そういうことにしてやらんことも、ないぞ?」
「俺に聞くな」
なんでそうなるんだ、まったく。
「ううぅぅぅ。クロちゃんは早くお家に帰りなさいっ」
「ふんっ。だが断るっ」
「むうぅぅぅ」
「はっはっは。ケンジはモテモテだな」
「からかわないでくださいよオッズさん」
やれやれと頭を抱え睨み合う二人を見た。
白く透き通った肌に金髪碧眼の美少女セレナ。まぁ少女と呼ぶには微妙な年齢だが。
それでも外見は17、8歳と言ったところ。
対するクローディアは褐色の肌に銀髪緑目。外見的な年齢は20歳ぐらいの美女だ。
一人称がボクなため、喋っているときは若干幼くも見える。
二人は肌の色も髪の色も対照的だ。
しかもセレナはグラマラスなボディラインの持ち主だが、クローディアはよく言えばスレンダー。悪く言えば幼児体形。グラマーとは無縁のラインの持ち主だ。
種族という意味でも、仲は悪くなってしまうのかねぇ。
「それでクローディア。お前、このままこっちの村にいるつもりなのか?」
「お前の傍にいてやる」
「遠慮します。どうぞお帰りください」
「なぜだ! ボクがいてやるって言っているんだぞっ」
いて貰う必要性が、まずない。
そう素直に話すと、クローディアは自分で「がーんっ」と言いながら項垂れた。
彼女のことは横に置いて、オッズさんとこれからのことを話し合う。
まずダークエルフから提示された内容を伝え、それに同意してもらう必要があった。
「むやみに木の伐採をするな、か。むしろ今は木が増えてるところだがな」
「ま、まぁそれはそれ、これはこれということで」
「獲物の乱獲の禁止。んなこたぁ当たり前だ。取り過ぎて絶滅でもされたら、それこそ肉が食えなくなる」
ダークエルフから提示された内容の同意には、それぞれの代表者によって誓約を交わすことになっていた。
オッズさんにはその代表として出て貰わなきゃならないのだが、その前に知りたいことがある。
「オッズさん。この村は何村と言うんです?」
「何村ってのは、どういう意味だ?」
「いやだから、村の名前ですよ」
誓約はただの口約束ではなく、紙面でとり行われる。そこに村の名前を記載することになっているが、ダークエルフの長老は「形式的なものだから、適当でいい」と言ってはくれた。
だけどこの際だ、名前が決まっていないのなら、決めるのもありじゃないかと思って。
「なるほど。村の名前か。うん、ねーな」
「あぁやっぱり。じゃあ、決めませんか? こうして人が増えたことですし」
もともと30人だった村の人口は、東の集落から16人加わって今は46人。俺も入れて47人だ。
決して多くはないが、これからのことを考えれば名前はあっていいと思う。
「そうだな。食料問題もじょじょに回復しているし、ここらで村らしくなってみるか。それで、どうやって決める?」
こういうことを言うってことは、何も考えがないってことだな。
まぁそういうことなら……。
「クローディア。君は文字の読み書きはできる……よな?」
「あ、当たり前だ! ダークエルフを見くびるなっ」
「よし。なら手伝って欲しいことがある」
彼女にもし犬耳と尻尾があったなら──きっと耳はピンと立ち、尻尾はぶんぶん振っているだろう。
そんな顔を見せた。
反対にセレナはしゅんとしている。
「わ、私じゃダメなんですか?」
「うん。セレナはこの村の住民だから、村の名前を考えて貰う立場だからね」
「え? わ、私も村の名前を考えるんですか!?」
「そう。ここの村人全員でね」
まず村人全員に木片を配った。
紙がよかったのだが、それはこの村には無い。そのうち錬成魔法で大量生産しておかなきゃな。
自分で考えた村の名前を、その木片に炭で書いて提出。
名前が思い浮かばなければ何も書かなくてもいいから、提出だけはする。
誰が何を書いたのか分からないようにするために、俺の家に村人がひとりずつ入って、家の中で書いて箱の中に入れて貰うようにした。
全員が提出し終えたら、木片に書かれた村の名前案をクローディアが看板に書き写す。
あとは村人全員で、これがいいと思う名前に投票して、もっとも票の多かった名前に決定する。
「──という感じにやろうと思っているんだ」
「なるほど。投票制なら、そりゃあ誰も文句を言わねえだろう」
「クローディアは木片提出の場にも立ち会って欲しい。複数の木片を入れたり、他の人の木片を見たり捨てたりしないか、見張っていて欲しいんだ」
「ヨシ、任せろ!」
では準備だ。
まず木片だ。
建築資材の残りがいくらでもある。もちろん無駄に残しているのではなく、冬に備えた暖炉用の薪にするためだ。
その一部を貰って、かまぼこ板のようなものを村人の数だけ作る。
「"風切り"──もういっちょ"風切り"」
風の魔法でシュパパパパと木材を切り刻む。
そしてあっという間に47枚のかまぼこ板が完成。
それを村人全員に配って回り、提出は明日のお昼過ぎから夕食までの間とする。
明後日の朝からクローディアに書きだして貰った村の名前案の一覧を家の前に置いて、昼から投票開始だ。
「ケンジさんも何か考えるんのですか?」
「貴様が考えた名前を目立つところに書いてやるぞ」
「それがズルになるから、止めてくれ。というか、誰にも教えない」
かまぼこ板を一枚持って、俺は家へと帰った。
そこにクローディアが着いてくる。
「ク、クロちゃんはダメぇっ」
「くっ、何故だ! 何故邪魔をするっ」
「邪魔をしているのはクロちゃんの方でしょ」
「貴様のほうこそ邪魔なのだーっ」
うん、仲良さそうだからセレナに任せよう。
ひとりで自宅へと戻って、かまぼこ板と向かい合う。
名前……自分であんな案を出しておいてなんだが、村の名前なんてさっぱり思い浮かばない。
こういう時は、日本の記憶に頼ろう。
何かのゲームにあった村の名前とか、思い出せないか?
思い出すならRPGだな。MMOでもいい。
うぅん……うぅ……ん?
そういえば、こんなのあったな。
人々が行きかい、交差する絆の物語──とか、そんな感じのゲームだったはず。
ゲームのタイトルは、クロイス物語──だっけか。
クロスを捩ったものだとかなんとか、開発スタッフのコメントで見た気がする。
人々が行きかい、交差する……か。
よし!
竈に行って炭を──炭──うん。この家で料理なんてしたことないもんな。ある訳ない。
それならばとセレナの家で貰おうと尋ねていくと──
「ふふふ。彼が初めて出会ったのは、私なのですっ」
「くっ。で、出会いが早いほうが勝ちではない! 先に愛された方が勝ちなのだ!」
「うっ、そ、それはそうだけどぉ」
なんの勝負をしているのだ、いったい。
ダークエルフの里で一晩休ませてもらい、翌朝になってすぐ村へと帰って来た。
何故かクローディアも一緒だ。
「友好関係を結ぶ証として、お前さんが嫁を貰って来たのか……」
「いやいや、待ってくださいオッズさん」
「よ、嫁だと!? こ、このボクがこいつの嫁だというのか!」
「そうだ、言ってやれ。違うと──」
不機嫌そうに叫んだクローディアは、俺の隣で頬を染めもじもじしていた。
「そ、そういうことにしてやらんことも、ないぞ?」
「俺に聞くな」
なんでそうなるんだ、まったく。
「ううぅぅぅ。クロちゃんは早くお家に帰りなさいっ」
「ふんっ。だが断るっ」
「むうぅぅぅ」
「はっはっは。ケンジはモテモテだな」
「からかわないでくださいよオッズさん」
やれやれと頭を抱え睨み合う二人を見た。
白く透き通った肌に金髪碧眼の美少女セレナ。まぁ少女と呼ぶには微妙な年齢だが。
それでも外見は17、8歳と言ったところ。
対するクローディアは褐色の肌に銀髪緑目。外見的な年齢は20歳ぐらいの美女だ。
一人称がボクなため、喋っているときは若干幼くも見える。
二人は肌の色も髪の色も対照的だ。
しかもセレナはグラマラスなボディラインの持ち主だが、クローディアはよく言えばスレンダー。悪く言えば幼児体形。グラマーとは無縁のラインの持ち主だ。
種族という意味でも、仲は悪くなってしまうのかねぇ。
「それでクローディア。お前、このままこっちの村にいるつもりなのか?」
「お前の傍にいてやる」
「遠慮します。どうぞお帰りください」
「なぜだ! ボクがいてやるって言っているんだぞっ」
いて貰う必要性が、まずない。
そう素直に話すと、クローディアは自分で「がーんっ」と言いながら項垂れた。
彼女のことは横に置いて、オッズさんとこれからのことを話し合う。
まずダークエルフから提示された内容を伝え、それに同意してもらう必要があった。
「むやみに木の伐採をするな、か。むしろ今は木が増えてるところだがな」
「ま、まぁそれはそれ、これはこれということで」
「獲物の乱獲の禁止。んなこたぁ当たり前だ。取り過ぎて絶滅でもされたら、それこそ肉が食えなくなる」
ダークエルフから提示された内容の同意には、それぞれの代表者によって誓約を交わすことになっていた。
オッズさんにはその代表として出て貰わなきゃならないのだが、その前に知りたいことがある。
「オッズさん。この村は何村と言うんです?」
「何村ってのは、どういう意味だ?」
「いやだから、村の名前ですよ」
誓約はただの口約束ではなく、紙面でとり行われる。そこに村の名前を記載することになっているが、ダークエルフの長老は「形式的なものだから、適当でいい」と言ってはくれた。
だけどこの際だ、名前が決まっていないのなら、決めるのもありじゃないかと思って。
「なるほど。村の名前か。うん、ねーな」
「あぁやっぱり。じゃあ、決めませんか? こうして人が増えたことですし」
もともと30人だった村の人口は、東の集落から16人加わって今は46人。俺も入れて47人だ。
決して多くはないが、これからのことを考えれば名前はあっていいと思う。
「そうだな。食料問題もじょじょに回復しているし、ここらで村らしくなってみるか。それで、どうやって決める?」
こういうことを言うってことは、何も考えがないってことだな。
まぁそういうことなら……。
「クローディア。君は文字の読み書きはできる……よな?」
「あ、当たり前だ! ダークエルフを見くびるなっ」
「よし。なら手伝って欲しいことがある」
彼女にもし犬耳と尻尾があったなら──きっと耳はピンと立ち、尻尾はぶんぶん振っているだろう。
そんな顔を見せた。
反対にセレナはしゅんとしている。
「わ、私じゃダメなんですか?」
「うん。セレナはこの村の住民だから、村の名前を考えて貰う立場だからね」
「え? わ、私も村の名前を考えるんですか!?」
「そう。ここの村人全員でね」
まず村人全員に木片を配った。
紙がよかったのだが、それはこの村には無い。そのうち錬成魔法で大量生産しておかなきゃな。
自分で考えた村の名前を、その木片に炭で書いて提出。
名前が思い浮かばなければ何も書かなくてもいいから、提出だけはする。
誰が何を書いたのか分からないようにするために、俺の家に村人がひとりずつ入って、家の中で書いて箱の中に入れて貰うようにした。
全員が提出し終えたら、木片に書かれた村の名前案をクローディアが看板に書き写す。
あとは村人全員で、これがいいと思う名前に投票して、もっとも票の多かった名前に決定する。
「──という感じにやろうと思っているんだ」
「なるほど。投票制なら、そりゃあ誰も文句を言わねえだろう」
「クローディアは木片提出の場にも立ち会って欲しい。複数の木片を入れたり、他の人の木片を見たり捨てたりしないか、見張っていて欲しいんだ」
「ヨシ、任せろ!」
では準備だ。
まず木片だ。
建築資材の残りがいくらでもある。もちろん無駄に残しているのではなく、冬に備えた暖炉用の薪にするためだ。
その一部を貰って、かまぼこ板のようなものを村人の数だけ作る。
「"風切り"──もういっちょ"風切り"」
風の魔法でシュパパパパと木材を切り刻む。
そしてあっという間に47枚のかまぼこ板が完成。
それを村人全員に配って回り、提出は明日のお昼過ぎから夕食までの間とする。
明後日の朝からクローディアに書きだして貰った村の名前案の一覧を家の前に置いて、昼から投票開始だ。
「ケンジさんも何か考えるんのですか?」
「貴様が考えた名前を目立つところに書いてやるぞ」
「それがズルになるから、止めてくれ。というか、誰にも教えない」
かまぼこ板を一枚持って、俺は家へと帰った。
そこにクローディアが着いてくる。
「ク、クロちゃんはダメぇっ」
「くっ、何故だ! 何故邪魔をするっ」
「邪魔をしているのはクロちゃんの方でしょ」
「貴様のほうこそ邪魔なのだーっ」
うん、仲良さそうだからセレナに任せよう。
ひとりで自宅へと戻って、かまぼこ板と向かい合う。
名前……自分であんな案を出しておいてなんだが、村の名前なんてさっぱり思い浮かばない。
こういう時は、日本の記憶に頼ろう。
何かのゲームにあった村の名前とか、思い出せないか?
思い出すならRPGだな。MMOでもいい。
うぅん……うぅ……ん?
そういえば、こんなのあったな。
人々が行きかい、交差する絆の物語──とか、そんな感じのゲームだったはず。
ゲームのタイトルは、クロイス物語──だっけか。
クロスを捩ったものだとかなんとか、開発スタッフのコメントで見た気がする。
人々が行きかい、交差する……か。
よし!
竈に行って炭を──炭──うん。この家で料理なんてしたことないもんな。ある訳ない。
それならばとセレナの家で貰おうと尋ねていくと──
「ふふふ。彼が初めて出会ったのは、私なのですっ」
「くっ。で、出会いが早いほうが勝ちではない! 先に愛された方が勝ちなのだ!」
「うっ、そ、それはそうだけどぉ」
なんの勝負をしているのだ、いったい。
20
お気に入りに追加
907
あなたにおすすめの小説
異世界の片隅で引き篭りたい少女。
月芝
ファンタジー
玄関開けたら一分で異世界!
見知らぬオッサンに雑に扱われただけでも腹立たしいのに
初っ端から詰んでいる状況下に放り出されて、
さすがにこれは無理じゃないかな? という出オチ感漂う能力で過ごす新生活。
生態系の最下層から成り上がらずに、こっそりと世界の片隅で心穏やかに過ごしたい。
世界が私を見捨てるのならば、私も世界を見捨ててやろうと森の奥に引き篭った少女。
なのに世界が私を放っておいてくれない。
自分にかまうな、近寄るな、勝手に幻想を押しつけるな。
それから私を聖女と呼ぶんじゃねぇ!
己の平穏のために、ふざけた能力でわりと真面目に頑張る少女の物語。
※本作主人公は極端に他者との関わりを避けます。あとトキメキLOVEもハーレムもありません。
ですので濃厚なヒューマンドラマとか、心の葛藤とか、胸の成長なんかは期待しないで下さい。
狼の子 ~教えてもらった常識はかなり古い!?~
一片
ファンタジー
バイト帰りに何かに引っ張られた俺は、次の瞬間突然山の中に放り出された。
しかも体をピクリとも動かせない様な瀕死の状態でだ。
流石に諦めかけていたのだけど、そんな俺を白い狼が救ってくれた。
その狼は天狼という神獣で、今俺がいるのは今までいた世界とは異なる世界だという。
右も左も分からないどころか、右も左も向けなかった俺は天狼さんに魔法で癒され、ついでに色々な知識を教えてもらう。
この世界の事、生き延び方、戦う術、そして魔法。
数年後、俺は天狼さんの庇護下から離れ新しい世界へと飛び出した。
元の世界に戻ることは無理かもしれない……でも両親に連絡くらいはしておきたい。
根拠は特にないけど、魔法がある世界なんだし……連絡くらいは出来るよね?
そんな些細な目標と、天狼さん以外の神獣様へとお使いを頼まれた俺はこの世界を東奔西走することになる。
色々な仲間に出会い、ダンジョンや遺跡を探索したり、何故か謎の組織の陰謀を防いだり……。
……これは、現代では失われた強大な魔法を使い、小さな目標とお使いの為に大陸をまたにかける小市民の冒険譚!
タブレット片手に異世界転移!〜元社畜、ダウンロード→インストールでチート強化しつつ温泉巡り始めます〜
夢・風魔
ファンタジー
一か月の平均残業時間130時間。残業代ゼロ。そんなブラック企業で働いていた葉月悠斗は、巨漢上司が眩暈を起こし倒れた所に居たため圧死した。
不真面目な天使のせいでデスルーラを繰り返すハメになった彼は、輪廻の女神によって1001回目にようやくまともな異世界転移を果たす。
その際、便利アイテムとしてタブレットを貰った。検索機能、収納機能を持ったタブレットで『ダウンロード』『インストール』で徐々に強化されていく悠斗。
彼を「勇者殿」と呼び慕うどうみても美少女な男装エルフと共に、彼は社畜時代に夢見た「温泉巡り」を異世界ですることにした。
異世界の温泉事情もあり、温泉地でいろいろな事件に巻き込まれつつも、彼は社畜時代には無かったポジティブ思考で事件を解決していく!?
*小説家になろうでも公開しております。
深遠の先へ ~20XX年の終わりと始まり。その娘、傍若無人なり~
杵築しゅん
ファンタジー
20XX年、本当にその瞬間がやってきた。私は宇宙の管理者に1番目の魂の扉に入るよう指示され、扉を開け一歩踏み出したところで、宇宙の理の渦(深遠)の中に落ちていった。気付けば幼女に・・・これはもう立派な宇宙人として、この新しい星で使命を果たすしかない・・・と思っていたこともありました。だけど使命を果たせるなら、自由に生きてもいいわよね? この知識や経験を役立てられるなら、ちょっとくらい傍若無人でいいってことよね? 暗殺者や陰謀なんて無関係に生きてきたのに、貴族の事情なんて知ったこっちゃないわ。早く産業革命してラブロマンスを書くのよ!
【本編完結】異世界再建に召喚されたはずなのにいつのまにか溺愛ルートに入りそうです⁉︎
sutera
恋愛
仕事に疲れたボロボロアラサーOLの悠里。
遠くへ行きたい…ふと、現実逃避を口にしてみたら
自分の世界を建て直す人間を探していたという女神に
スカウトされて異世界召喚に応じる。
その結果、なぜか10歳の少女姿にされた上に
第二王子や護衛騎士、魔導士団長など周囲の人達に
かまい倒されながら癒し子任務をする話。
時々ほんのり色っぽい要素が入るのを目指してます。
初投稿、ゆるふわファンタジー設定で気のむくまま更新。
2023年8月、本編完結しました!以降はゆるゆると番外編を更新していきますのでよろしくお願いします。
竜帝と番ではない妃
ひとみん
恋愛
水野江里は異世界の二柱の神様に魂を創られた、神の愛し子だった。
別の世界に産まれ、死ぬはずだった江里は本来生まれる世界へ転移される。
そこで出会う獣人や竜人達との縁を結びながらも、スローライフを満喫する予定が・・・
ほのぼの日常系なお話です。設定ゆるゆるですので、許せる方のみどうぞ!
目立ちたくない召喚勇者の、スローライフな(こっそり)恩返し
gari
ファンタジー
突然、異世界の村に転移したカズキは、村長父娘に保護された。
知らない間に脳内に寄生していた自称大魔法使いから、自分が召喚勇者であることを知るが、庶民の彼は勇者として生きるつもりはない。
正体がバレないようギルドには登録せず一般人としてひっそり生活を始めたら、固有スキル『蚊奪取』で得た規格外の能力と(この世界の)常識に疎い行動で逆に目立ったり、村長の娘と徐々に親しくなったり。
過疎化に悩む村の窮状を知り、恩返しのために温泉を開発すると見事大当たり! でも、その弊害で恩人父娘が窮地に陥ってしまう。
一方、とある国では、召喚した勇者(カズキ)の捜索が密かに行われていた。
父娘と村を守るため、武闘大会に出場しよう!
地域限定土産の開発や冒険者ギルドの誘致等々、召喚勇者の村おこしは、従魔や息子(?)や役人や騎士や冒険者も加わり順調に進んでいたが……
ついに、居場所が特定されて大ピンチ!!
どうする? どうなる? 召喚勇者。
※ 基本は主人公視点。時折、第三者視点が入ります。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる