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31:風呂、進化
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「じゃあ、一斉に引っ張るぞ」
「オッケー」
「うむ」
「はい」
朝食を済ませた後、幸運の女神ラスリンさまからの加護を確認するべく行動に移した。
まず、テントを広げる。
張るんじゃなく、張ったテントを広げるんだ。
──テントの四隅を、同時に外側へ引っ張ってください。
「いち、にの、さん!」
俺とアイラ、クロエ、そして少し大きくなった銀次郎が、テントの四隅を掴んでお互い後ろに下がる。
するとテントがみょーんっと伸び、ぴたりと止まった時には8帖間ぐらいの大きさになっていた。
「おぉ、広くなったではないか」
「これだけ広いと、ゆっくり寛げるわね」
「凄い魔法アイテムですわ。んふふ、楽しい」
「あー、これ……魔法アイテムじゃないんだ」
クロエは未だに、俺の持ち物を魔法王朝とやらの遺産だと思っている。
俺のことを知る人間は、極力増やしたくない。
けどクロエは人間じゃないから、ま……いいかな?
「クロエ。実は俺、迷い人なんだ」
「んなっ。主、それは──」
「話しちゃっていいの?」
「まぁクロエなら、俺を利用してどうこうしようって考えはないだろうしね」
「へ? わ、わた、わたくしがタックさんを、りり、利用して銀さまとのことをどうこうだなんて、そ、そそ、そんなことありませんことよ」
……俺を利用していたのか。
ちっさい理由で利用されたもんだ。
「ま、それに関しては……俺はアドバイスも出来ないし、頑張れとしか言えないよクロエ」
「はひっ。が、頑張れだなんて……が、頑張りますわ」
「ってことで、俺のことだけど」
「はい。迷子なのでしょう?」
ん?
「いや、迷子じゃなくって」
「あら、違いますの?」
「主よ。迷い人などと人間に言うても、理解出来ぬだろう。その言葉を知るのは神と、それに等しい時を生きる我のような上位種ドラゴン。あとは極々一部の者ぐらいだぞ」
クロエはその、上位種ドラゴンなんだけどな。
「あ、あの……わ、わたくしはその……若いので、知らないことも多いのですわ」
「そう、なのか」
じゃあ、まず迷い人のことから話さなきゃいけないんだな。
「ではこのきゃんぷ道具は、魔法王朝のものではなく、元々タックさんが異世界からお持ちになった物に神の加護が?」
「うん、そういうことなんだ。あと俺がやたら頑丈なのも……だ、だから俺、正真正銘人間だからな!」
「タック……それ気にしてたのね」
うん、わりと気にしてた。
俺自身、ちょっと最近、人間離れしてきたなって思う事あったからさ。
「さ、俺の話もしたことだし、ラスリンさまから貰った風呂を試してみよう」
「タックが入るの?」
「え、いや、別に入らなくてもいいんだよ。どんな風になるのか、それを見たいだけだから」
カートの中から、ミニチュアサイズになった樽風呂《・・・》と桶を取り出す。
手のひらサイズだ。
浅い桶の中に樽を乗せ、それを床に置いて水を注ぐ。
「じゃ、引っ張るぞ」
「手伝うわ」
俺とアイラが桶を引っ張る。
テント同様、みよ~んと伸び──というか大きくなった。
注いでいた水も増えているから、継ぎ足す必要もない。
浅い桶の方は、テントの形に合わせるかのように大きく四角い形になる。
これなら多少水が跳ねても、下を濡らす心配がない。
「さらにこちら! これはシャワーノズルです!!」
「「しゃわーのずる?」」
新樽風呂にはシャワーノズルを付けて貰った。
このシャワーは風呂の水を使っている。
でもそこは神のご加護だ。風呂の中の水は常に浄化され続けているので、綺麗らしい。
人が入った風呂の水で……と思うかもしれないが、じょ、浄化されてるからいいんだ!
き、気の持ちようさ。はは。
それに水も常に補充されているので、いくら使っても大丈夫。
使用後は風呂の底にある栓を引き抜けば、すぅーっとミニチュアサイズになるという。
「これ、お湯を注げば大きくなってもお湯らしいんだ」
「す、凄いわ! テント暮らしで快適なお風呂生活なんて、どれだけ贅沢なのかしら」
「こ、これで、いつでもどこでもお風呂に入れますの? あぁ、なんて素晴らしいんでしょう」
女子二人は歓喜して、樽風呂を撫でている。
そのうち「入る!」とまで言い出したから、結局水をいったん抜くことになった。
風呂の底にある栓を抜けば、水は桶へと流れ出る。
が、ミニチュアサイズになる頃には、水の量はスプーン二、三杯に。
それを持って外へ行き、水を捨ててからテントへと戻った。
「このサイズに戻った時には、風呂の栓はされてるそうなんだ。だからこのままお湯を注げばいい」
「じゃあさっそく!」
そう言ってアイラが、クッカーで沸かしたお湯を注ごうとした。
「ちょーっと待ったぁぁ! アイラ、それ沸騰してる湯だぞ。そんなの入れたら、火傷してしまうっ」
「あ……ひ、冷やさないとね」
「うん。注いだ温度がそのまま保たれるそうだから、好みの温度で下げてね」
でもこれがなかなか難しかった。
お椀に注いだお湯に水を足し、指を付けて温度を確かめてから風呂に注ぐと──実際に腕を突っ込んでみたら温かった。
指先だけでは分かりにくいみたいだ。
給湯器みたいに、湯の温度が分かればいいんだけどなぁ。
「鑑定したらお湯の温度調べられないかな?」
ふと思い立ってやってみると──出来た。
【ぬるま湯】
たたのお湯とタダの水を足したぬるま湯。
温度38℃。
40℃にしとくかなぁ。
「オッケー」
「うむ」
「はい」
朝食を済ませた後、幸運の女神ラスリンさまからの加護を確認するべく行動に移した。
まず、テントを広げる。
張るんじゃなく、張ったテントを広げるんだ。
──テントの四隅を、同時に外側へ引っ張ってください。
「いち、にの、さん!」
俺とアイラ、クロエ、そして少し大きくなった銀次郎が、テントの四隅を掴んでお互い後ろに下がる。
するとテントがみょーんっと伸び、ぴたりと止まった時には8帖間ぐらいの大きさになっていた。
「おぉ、広くなったではないか」
「これだけ広いと、ゆっくり寛げるわね」
「凄い魔法アイテムですわ。んふふ、楽しい」
「あー、これ……魔法アイテムじゃないんだ」
クロエは未だに、俺の持ち物を魔法王朝とやらの遺産だと思っている。
俺のことを知る人間は、極力増やしたくない。
けどクロエは人間じゃないから、ま……いいかな?
「クロエ。実は俺、迷い人なんだ」
「んなっ。主、それは──」
「話しちゃっていいの?」
「まぁクロエなら、俺を利用してどうこうしようって考えはないだろうしね」
「へ? わ、わた、わたくしがタックさんを、りり、利用して銀さまとのことをどうこうだなんて、そ、そそ、そんなことありませんことよ」
……俺を利用していたのか。
ちっさい理由で利用されたもんだ。
「ま、それに関しては……俺はアドバイスも出来ないし、頑張れとしか言えないよクロエ」
「はひっ。が、頑張れだなんて……が、頑張りますわ」
「ってことで、俺のことだけど」
「はい。迷子なのでしょう?」
ん?
「いや、迷子じゃなくって」
「あら、違いますの?」
「主よ。迷い人などと人間に言うても、理解出来ぬだろう。その言葉を知るのは神と、それに等しい時を生きる我のような上位種ドラゴン。あとは極々一部の者ぐらいだぞ」
クロエはその、上位種ドラゴンなんだけどな。
「あ、あの……わ、わたくしはその……若いので、知らないことも多いのですわ」
「そう、なのか」
じゃあ、まず迷い人のことから話さなきゃいけないんだな。
「ではこのきゃんぷ道具は、魔法王朝のものではなく、元々タックさんが異世界からお持ちになった物に神の加護が?」
「うん、そういうことなんだ。あと俺がやたら頑丈なのも……だ、だから俺、正真正銘人間だからな!」
「タック……それ気にしてたのね」
うん、わりと気にしてた。
俺自身、ちょっと最近、人間離れしてきたなって思う事あったからさ。
「さ、俺の話もしたことだし、ラスリンさまから貰った風呂を試してみよう」
「タックが入るの?」
「え、いや、別に入らなくてもいいんだよ。どんな風になるのか、それを見たいだけだから」
カートの中から、ミニチュアサイズになった樽風呂《・・・》と桶を取り出す。
手のひらサイズだ。
浅い桶の中に樽を乗せ、それを床に置いて水を注ぐ。
「じゃ、引っ張るぞ」
「手伝うわ」
俺とアイラが桶を引っ張る。
テント同様、みよ~んと伸び──というか大きくなった。
注いでいた水も増えているから、継ぎ足す必要もない。
浅い桶の方は、テントの形に合わせるかのように大きく四角い形になる。
これなら多少水が跳ねても、下を濡らす心配がない。
「さらにこちら! これはシャワーノズルです!!」
「「しゃわーのずる?」」
新樽風呂にはシャワーノズルを付けて貰った。
このシャワーは風呂の水を使っている。
でもそこは神のご加護だ。風呂の中の水は常に浄化され続けているので、綺麗らしい。
人が入った風呂の水で……と思うかもしれないが、じょ、浄化されてるからいいんだ!
き、気の持ちようさ。はは。
それに水も常に補充されているので、いくら使っても大丈夫。
使用後は風呂の底にある栓を引き抜けば、すぅーっとミニチュアサイズになるという。
「これ、お湯を注げば大きくなってもお湯らしいんだ」
「す、凄いわ! テント暮らしで快適なお風呂生活なんて、どれだけ贅沢なのかしら」
「こ、これで、いつでもどこでもお風呂に入れますの? あぁ、なんて素晴らしいんでしょう」
女子二人は歓喜して、樽風呂を撫でている。
そのうち「入る!」とまで言い出したから、結局水をいったん抜くことになった。
風呂の底にある栓を抜けば、水は桶へと流れ出る。
が、ミニチュアサイズになる頃には、水の量はスプーン二、三杯に。
それを持って外へ行き、水を捨ててからテントへと戻った。
「このサイズに戻った時には、風呂の栓はされてるそうなんだ。だからこのままお湯を注げばいい」
「じゃあさっそく!」
そう言ってアイラが、クッカーで沸かしたお湯を注ごうとした。
「ちょーっと待ったぁぁ! アイラ、それ沸騰してる湯だぞ。そんなの入れたら、火傷してしまうっ」
「あ……ひ、冷やさないとね」
「うん。注いだ温度がそのまま保たれるそうだから、好みの温度で下げてね」
でもこれがなかなか難しかった。
お椀に注いだお湯に水を足し、指を付けて温度を確かめてから風呂に注ぐと──実際に腕を突っ込んでみたら温かった。
指先だけでは分かりにくいみたいだ。
給湯器みたいに、湯の温度が分かればいいんだけどなぁ。
「鑑定したらお湯の温度調べられないかな?」
ふと思い立ってやってみると──出来た。
【ぬるま湯】
たたのお湯とタダの水を足したぬるま湯。
温度38℃。
40℃にしとくかなぁ。
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