23 / 31
23:擬人化
しおりを挟む
ブラックドラゴンが立ち去ってから五日間。
戻ってくるかもってのを考えて、俺たちは砂漠に滞在した。町にいるときに襲われたら、関係ない人にまで被害が出るからなぁ。
けど、ブラックドラゴンが戻ってくる気配はない。
よく分からないけど、諦めてくれたんだろうか。
町へ戻ったのは更に二日後だ。
「ジャイアントバジリスク!? あなた方がバジリスクを倒した方だったのですね」
ギルドに素材を持って行くと、それを見た職員が立ち上がる。
「おかげでモンスターたちを町から遠ざけることが出来ました。職員一同、感謝いたしますわ」
「あー……ども。えっと、買取お願いします」
「あ、はいっ。もちろんです」
カートが拡張できたおかげで、素材の量も多い。
贅沢言えば5トントラック並みの大きさまで拡張してくれればなぁ。
「やぁ。君たちがジャイアントバジリスクを倒した冒険者か。見たところ二人のようだが、パーティーには入っているのか?」
「え?」
急に声を掛けられた。
と思ったら──
「よかったら俺たちのパーティーにっ」
「おい、先に声を掛けたのは俺だぞっ」
「ねぇ、私たちのところに来ない? 女の子連れだもの。男ばかりのパーティーじゃ彼女のことが心配でしょう?」
「そういう意味だそりゃ。逆にあんたんところだと女ばっかりだろうっ」
「ってことで、我々のパーティーはどうだい? うちは男女二人ずつでバランスもとれているよ」
「そう言うならうちだって!」
ちょっ。え?
あっという間に俺たちは囲まれてしまった。
いったいいくつのパーティーが勧誘に来てんだよ。
一方的にばんばん話しまくる冒険者たち。
でも俺、冒険者じゃなくって一般キャンパーなんだけど。しかもキャンパー歴数カ月。初心者同然だ。
それに、パーティーならもう入ってるしな。
俺のこと、銀次郎のこともある。事情を知る人間を増やす必要はない。
「あ、お待たせしまし……た……。えっと、大丈夫でしょうか?」
「あ、どうも。大丈夫です」
査定額は驚きの金貨十五枚。
ジャイアントバジリスク二頭のうち、一頭はブラックドラゴンが踏みつけてしまったのでスプラッタに。
俺が倒した一頭も、鱗が凍り付いて状態のいいものは少なかった。
それでもこの値段だ。
「もう少し体を傷つけないような倒し方がないかなぁ」
「大型モンスターでは難しいでしょうねぇ。それに、素材を傷めずに剥ぎ取れるようでしたら、買取価格はもっと下がりますよ」
「取れる数が少ないから高額、か。それもそうか」
「はい。それで……どうされます、後ろの冒険者さんたち?」
言われて振り返ると、さっきより人数が増えている気がする。
「そんなに冒険者って、人手不足なのか?」
「そういう訳ではないのですが……。えぇっと、タックさんでしたよね、お名前」
「あ、あぁ」
拓海なんだけど、アイラがタックって呼んでるの聞いたんだろう。
「タックさんは魔術師ですよね? しかもかなり腕の立つ」
「え、俺が魔術師?」
「魔法、お使いになりましたよね?」
「あぁ……はい」
「魔術師は冒険者の中で、最も少ないので。特に範囲魔法が使えるような術者は更に少ないですからね」
それでみんな必死なのか。
でも俺──
「俺、魔術師じゃないんで。そもそも冒険者じゃないし、仲間ならもういるから必要ない」
「そ、そうですか。だそうですのでみなさん、しつこく勧誘なさらないでくださいね」
ギルドの職員のお姉さんがそう言うと、集まった冒険者たちが残念そうに解散した。
が、何パーティーかは残ったままだ。
なんか獲物を狙うハイエナみたいで怖い。
お金を持って外に出ると、中を覗いていたアイラが心配そうに駆けて来た。
「なんだか大勢に囲まれてたけど、大丈夫?」
「ん、平気だ。ただのパーティー勧誘だよ。それよりさ、まとまったお金が溜まったし、山越えの準備をしようと思うんだ」
「ほんと!? よかった」
これでアイラにまともな武器を買ってやれる。
まずは防寒具を買うために店へと移動。
すると数組の冒険者パーティーが、俺を追ってやってくる。
あぁあ、こういうしつこい奴ら嫌いなんだよなぁ。
そういう行動がマイナス印象与えるって、わっかんねいのかねぇ。
すっとひとりが俺たちの前に躍り出る。
「やぁ、タック、だっけ?」
「違います」
「え、違うってさっきは──」
「しつこいのは嫌いなんで」
無視して行こうとしたが、ひとりが俺の腕を掴んだ。
「まぁ話ぐらい聞けって。俺たちはこの砂漠の町ゾッソを拠点に活動している冒険者パーティーだ」
「俺たち、山を越えて北を目指しているんで。それじゃあ」
「ちょ、だから待てって!」
男の腕に力が加えられたのが分かる。
「うっ……な、なんだ。なんでビクともしない」
「掴んでるだけなら離してくれないか。男と腕を組む趣味なんてないんだからさ」
「くっ。ま、魔術師のくせに、なんてバカ力なんだっ。この野郎!」
ぽこんっと男が俺の顔を殴った。
おいおい、パーティーに勧誘しようってのに、なんで殴るんだよ。
力で相手を支配しようってのか?
「タ、タック!?」
「やっぱりタックって名前なんじゃねーか!」
「いえ違います。タックはただ呼びやすくするためのあだ名。あんたらに気安く呼ばれたくないね」
「ぐっ……くそ! 優しくしてやってんのに、調子に乗るな!」
え、これが優しくしてるのか?
またまたご冗談を。
なんて思っていたら、ふいに背中を引っ張られた。
「こんなドラゴンモドキなんか連れやがって!」
「おいっ。突然脈絡もなく銀次郎を──」
「グギャッ!」
小人ドラゴンのフリをした銀次郎が、抗議の声を上げて男に噛みつこうとした。
だが、その前に男は吹っ飛んだ。
「下賤な雄め。その方に触れることは、わたくしが許しませんわよ」
静かに、だが反論を許さないという圧を発して立つのは、漆黒の髪に褐色肌、瞳だけが金色に輝く美少女。
冒険者だけでなく、道行く人たちも足を止めて彼女に見惚れた。
俺だけが彼女を呆れた顔を見つめる。
どこからどうみても人間にしか見えないけど、俺は確信している。
こいつは──ブラックドラゴンだ!
戻ってくるかもってのを考えて、俺たちは砂漠に滞在した。町にいるときに襲われたら、関係ない人にまで被害が出るからなぁ。
けど、ブラックドラゴンが戻ってくる気配はない。
よく分からないけど、諦めてくれたんだろうか。
町へ戻ったのは更に二日後だ。
「ジャイアントバジリスク!? あなた方がバジリスクを倒した方だったのですね」
ギルドに素材を持って行くと、それを見た職員が立ち上がる。
「おかげでモンスターたちを町から遠ざけることが出来ました。職員一同、感謝いたしますわ」
「あー……ども。えっと、買取お願いします」
「あ、はいっ。もちろんです」
カートが拡張できたおかげで、素材の量も多い。
贅沢言えば5トントラック並みの大きさまで拡張してくれればなぁ。
「やぁ。君たちがジャイアントバジリスクを倒した冒険者か。見たところ二人のようだが、パーティーには入っているのか?」
「え?」
急に声を掛けられた。
と思ったら──
「よかったら俺たちのパーティーにっ」
「おい、先に声を掛けたのは俺だぞっ」
「ねぇ、私たちのところに来ない? 女の子連れだもの。男ばかりのパーティーじゃ彼女のことが心配でしょう?」
「そういう意味だそりゃ。逆にあんたんところだと女ばっかりだろうっ」
「ってことで、我々のパーティーはどうだい? うちは男女二人ずつでバランスもとれているよ」
「そう言うならうちだって!」
ちょっ。え?
あっという間に俺たちは囲まれてしまった。
いったいいくつのパーティーが勧誘に来てんだよ。
一方的にばんばん話しまくる冒険者たち。
でも俺、冒険者じゃなくって一般キャンパーなんだけど。しかもキャンパー歴数カ月。初心者同然だ。
それに、パーティーならもう入ってるしな。
俺のこと、銀次郎のこともある。事情を知る人間を増やす必要はない。
「あ、お待たせしまし……た……。えっと、大丈夫でしょうか?」
「あ、どうも。大丈夫です」
査定額は驚きの金貨十五枚。
ジャイアントバジリスク二頭のうち、一頭はブラックドラゴンが踏みつけてしまったのでスプラッタに。
俺が倒した一頭も、鱗が凍り付いて状態のいいものは少なかった。
それでもこの値段だ。
「もう少し体を傷つけないような倒し方がないかなぁ」
「大型モンスターでは難しいでしょうねぇ。それに、素材を傷めずに剥ぎ取れるようでしたら、買取価格はもっと下がりますよ」
「取れる数が少ないから高額、か。それもそうか」
「はい。それで……どうされます、後ろの冒険者さんたち?」
言われて振り返ると、さっきより人数が増えている気がする。
「そんなに冒険者って、人手不足なのか?」
「そういう訳ではないのですが……。えぇっと、タックさんでしたよね、お名前」
「あ、あぁ」
拓海なんだけど、アイラがタックって呼んでるの聞いたんだろう。
「タックさんは魔術師ですよね? しかもかなり腕の立つ」
「え、俺が魔術師?」
「魔法、お使いになりましたよね?」
「あぁ……はい」
「魔術師は冒険者の中で、最も少ないので。特に範囲魔法が使えるような術者は更に少ないですからね」
それでみんな必死なのか。
でも俺──
「俺、魔術師じゃないんで。そもそも冒険者じゃないし、仲間ならもういるから必要ない」
「そ、そうですか。だそうですのでみなさん、しつこく勧誘なさらないでくださいね」
ギルドの職員のお姉さんがそう言うと、集まった冒険者たちが残念そうに解散した。
が、何パーティーかは残ったままだ。
なんか獲物を狙うハイエナみたいで怖い。
お金を持って外に出ると、中を覗いていたアイラが心配そうに駆けて来た。
「なんだか大勢に囲まれてたけど、大丈夫?」
「ん、平気だ。ただのパーティー勧誘だよ。それよりさ、まとまったお金が溜まったし、山越えの準備をしようと思うんだ」
「ほんと!? よかった」
これでアイラにまともな武器を買ってやれる。
まずは防寒具を買うために店へと移動。
すると数組の冒険者パーティーが、俺を追ってやってくる。
あぁあ、こういうしつこい奴ら嫌いなんだよなぁ。
そういう行動がマイナス印象与えるって、わっかんねいのかねぇ。
すっとひとりが俺たちの前に躍り出る。
「やぁ、タック、だっけ?」
「違います」
「え、違うってさっきは──」
「しつこいのは嫌いなんで」
無視して行こうとしたが、ひとりが俺の腕を掴んだ。
「まぁ話ぐらい聞けって。俺たちはこの砂漠の町ゾッソを拠点に活動している冒険者パーティーだ」
「俺たち、山を越えて北を目指しているんで。それじゃあ」
「ちょ、だから待てって!」
男の腕に力が加えられたのが分かる。
「うっ……な、なんだ。なんでビクともしない」
「掴んでるだけなら離してくれないか。男と腕を組む趣味なんてないんだからさ」
「くっ。ま、魔術師のくせに、なんてバカ力なんだっ。この野郎!」
ぽこんっと男が俺の顔を殴った。
おいおい、パーティーに勧誘しようってのに、なんで殴るんだよ。
力で相手を支配しようってのか?
「タ、タック!?」
「やっぱりタックって名前なんじゃねーか!」
「いえ違います。タックはただ呼びやすくするためのあだ名。あんたらに気安く呼ばれたくないね」
「ぐっ……くそ! 優しくしてやってんのに、調子に乗るな!」
え、これが優しくしてるのか?
またまたご冗談を。
なんて思っていたら、ふいに背中を引っ張られた。
「こんなドラゴンモドキなんか連れやがって!」
「おいっ。突然脈絡もなく銀次郎を──」
「グギャッ!」
小人ドラゴンのフリをした銀次郎が、抗議の声を上げて男に噛みつこうとした。
だが、その前に男は吹っ飛んだ。
「下賤な雄め。その方に触れることは、わたくしが許しませんわよ」
静かに、だが反論を許さないという圧を発して立つのは、漆黒の髪に褐色肌、瞳だけが金色に輝く美少女。
冒険者だけでなく、道行く人たちも足を止めて彼女に見惚れた。
俺だけが彼女を呆れた顔を見つめる。
どこからどうみても人間にしか見えないけど、俺は確信している。
こいつは──ブラックドラゴンだ!
107
お気に入りに追加
1,048
あなたにおすすめの小説

俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる
十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。

異世界でお取り寄せ生活
マーチ・メイ
ファンタジー
異世界の魔力不足を補うため、年に数人が魔法を貰い渡り人として渡っていく、そんな世界である日、日本で普通に働いていた橋沼桜が選ばれた。
突然のことに驚く桜だったが、魔法を貰えると知りすぐさま快諾。
貰った魔法は、昔食べて美味しかったチョコレートをまた食べたいがためのお取り寄せ魔法。
意気揚々と異世界へ旅立ち、そして桜の異世界生活が始まる。
貰った魔法を満喫しつつ、異世界で知り合った人達と緩く、のんびりと異世界生活を楽しんでいたら、取り寄せ魔法でとんでもないことが起こり……!?
そんな感じの話です。
のんびり緩い話が好きな人向け、恋愛要素は皆無です。
※小説家になろう、カクヨムでも同時掲載しております。

一人だけ竜が宿っていた説。~異世界召喚されてすぐに逃げました~
十本スイ
ファンタジー
ある日、異世界に召喚された主人公――大森星馬は、自身の中に何かが宿っていることに気づく。驚くことにその正体は神とも呼ばれた竜だった。そのせいか絶大な力を持つことになった星馬は、召喚した者たちに好き勝手に使われるのが嫌で、自由を求めて一人その場から逃げたのである。そうして異世界を満喫しようと、自分に憑依した竜と楽しく会話しつつ旅をする。しかし世の中は乱世を迎えており、星馬も徐々に巻き込まれていくが……。

異世界で農業をやろうとしたら雪山に放り出されました。
マーチ・メイ
ファンタジー
異世界召喚に巻き込まれたサラリーマンが異世界でスローライフ。
女神からアイテム貰って意気揚々と行った先はまさかの雪山でした。
※当分主人公以外人は出てきません。3か月は確実に出てきません。
修行パートや縛りゲーが好きな方向けです。湿度や温度管理、土のphや連作、肥料までは加味しません。
雪山設定なので害虫も病気もありません。遺伝子組み換えなんかも出てきません。完璧にご都合主義です。魔法チート有りで本格的な農業ではありません。
更新も不定期になります。
※小説家になろうと同じ内容を公開してます。
週末にまとめて更新致します。

高校からの帰り道、錬金術が使えるようになりました。
マーチ・メイ
ファンタジー
女子校に通う高校2年生の橘優奈は学校からの帰り道、突然『【職業】錬金術師になりました』と声が聞こえた。
空耳かと思い家に入り試しにステータスオープンと唱えるとステータスが表示された。
しばらく高校生活を楽しみつつ家で錬金術を試してみることに 。
すると今度はダンジョンが出現して知らない外国の人の名前が称号欄に現れた。
緩やかに日常に溶け込んでいく黎明期メインのダンジョン物です。
小説家になろう、カクヨムでも掲載しております。

世界がダンジョン化していく件について ~俺のユニークジョブ『回避術師』は不敗過ぎる~
十本スイ
ファンタジー
突如現代世界に現れたモンスターたちに世界は騒然となる。そして主人公の家がダンジョン化してしまい、そのコアを偶然にも破壊した主人公は、自分にゲームのようなステータスがあることに気づく。その中で最も気になったのは、自分のジョブ――『回避術師』であった。そこはせめて『回復術師』だろと思うものの、これはこれで極めれば凄いことになりそうだ。逃げて、隠れて、時には不意打ちをして、主人公は不敗過ぎるこの能力で改変された世界を生き抜いていく。

異世界転移ボーナス『EXPが1になる』で楽々レベルアップ!~フィールドダンジョン生成スキルで冒険もスローライフも謳歌しようと思います~
夢・風魔
ファンタジー
大学へと登校中に事故に巻き込まれて溺死したタクミは輪廻転生を司る神より「EXPが1になる」という、ハズレボーナスを貰って異世界に転移した。
が、このボーナス。実は「獲得経験値が1になる」のと同時に、「次のLVupに必要な経験値も1になる」という代物だった。
それを知ったタクミは激弱モンスターでレベルを上げ、あっさりダンジョンを突破。地上に出たが、そこは小さな小さな小島だった。
漂流していた美少女魔族のルーシェを救出し、彼女を連れてダンジョン攻略に乗り出す。そしてボスモンスターを倒して得たのは「フィールドダンジョン生成」スキルだった。
生成ダンジョンでスローライフ。既存ダンジョンで異世界冒険。
タクミが第二の人生を謳歌する、そんな物語。
*カクヨム先行公開

俺のスキルが無だった件
しょうわな人
ファンタジー
会社から帰宅中に若者に親父狩りされていた俺、神城闘史(かみしろとうじ)。
攻撃してきたのを捌いて、逃れようとしていた時に眩しい光に包まれた。
気がつけば、見知らぬ部屋にいた俺と俺を狩ろうとしていた若者五人。
偉そうな爺さんにステータスオープンと言えと言われて素直に従った。
若者五人はどうやら爺さんを満足させたらしい。が、俺のステータスは爺さんからすればゴミカスと同じだったようだ。
いきなり金貨二枚を持たされて放り出された俺。しかし、スキルの真価を知り人助け(何でも屋)をしながら異世界で生活する事になった。
【お知らせ】
カクヨムで掲載、完結済の当作品を、微修正してこちらで再掲載させて貰います。よろしくお願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる