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「ここはアタシのお・み・せ。アタシはマリアンよ。よろしくね、ルーキー坊や」
「リヴァだ。坊やじゃねえ。こっちはセシリア。とりあえず──」
「いいのいいの。冒険者になりたて、武器──以外何も持ってないんでしょ。一から全部見繕ってあげるわよん」
胸板が厚く、筋骨たくましい長身の──おネエ。
男なのに着ているのはまるでチャイナドレスのような服だ。
スリットからチラりと見える逞しい足は、すね毛が綺麗に剃られている。
キッツイ。
「まずは鞄ね」
「あ、それはいい。運よく空間収納袋が手に入ったんだ」
「んまぁ! 凄い幸運ね。でもその袋の事は安易に他人には話さないことよん。それだけでも高額なうえに、それ一つで中身の物も全部盗めちゃうんだから」
た、確かにだ。
小さいからポケットにも隠しやすいけど、ドロップ品を山ほど入れた状態で盗まれたら泣くだけじゃ済まないな。
「だから荷物入れの鞄は持っておくに限るわよ。完全にダミーだけどね」
そういうとマリアンは質のいいリュックをいくつか持って来た。
大きすぎず、動く上で邪魔になりにくそうな奴だ。
「お嬢ちゃんにはこっちね。緊急用のポーションや魔石がいくつか入れられるウェストポーチ。直ぐ取り出したい物とか入れておくと便利ヨん」
「ありがとぉ~」
「坊やの鞄には軽い物を入れて膨らませておけばいいわん」
マリアンは灰色のシーツを二枚持って来た。
それを折りたたみもせず、乱雑にリュックへ突っ込んだ。
なるほど。綺麗に畳めば小スペースだが、雑に突っ込めばそれだけでリュックをパンパンに出来るか。
「これねぇ、薄っぺらいけどなかなか暖かいのよぉ。ま、流石に雪が降るような季節じゃ凍えちゃうけどぉ」
ダンジョンの中だと一定温度だ。やや肌寒い、そのぐらいか。
これ一枚で十分なら、荷物も少なくていい。鞄に荷物が入ってるっていうダミーにも持ってこいだ。
それから野宿用の寝袋、簡易調理キット、木製の食器、ランタン、着替え。他にもダンジョン攻略でよく使われるっていう便利グッズの数々を購入。
さすがにこの辺りは普通に購入できる金額だ。
「他に何かあるかしらん?」
「そう、だな……」
セシリアは何か欲しいものがないかと聞こうとしたが、自分の腕の匂いを嗅ぐのに夢中だ。
「あらん、お嬢ちゃん。石鹸気に入ったのん?」
「うん、はいっ。いい匂い。肌もきえぇ」
「んっふっふ。お嬢ちゃん、可愛いんだからお肌も綺麗にしてなきゃダメよぉん」
綺麗に、か。
ダンジョンに籠っている時は無理だが、上に上がって来た時ぐらいは──地下街だって桶でもあれば風呂が沸かせる。
石鹸と洗髪剤も買っておくか。
「んじゃあその石鹸と洗髪剤も」
「んっふ。毎度ありぃ~」
買い物を一通り終わらせると、風呂上がりに店長が言っていた依頼についてだ。
「レア素材を集めて来て欲しいのよ。武具の素材になるものをね」
「あぁ、材料調達でチャラにしようってことか」
「んふ。それもあるんだけど、最近は素材が市場に出回らなくなって困ってんのよぉ」
「市場から素材が……消えた? 誰かが買い占めたか、もしくは素材が取れにくくなったとかか」
「ま、そんなところでしょうね」
だからこの店でも新しく武具を作れない。それでは店として困るのだ。
「ギルドに素材収拾の依頼を出してるんだけど、ランクの低い素材は簡単に入荷するのよ。だけどレアとなると、ねぇん」
「それを俺たちに? けどいくらなんでも俺らルーキーにそんな──」
「大丈夫よん。レア素材っていうのは、何もちょ~強いモンスターが出すって訳じゃないわん。とりあえず、ここのダンジョンだと地下十五階相当のヤツから行って貰おうかしらん」
十五階相当?
どういう意味だ。地下十五階で狩りをすればいいんじゃないのか?
「ふっふっふ。今ちょーっと混乱しているわねん」
店長がにんまりと笑う。
「とにかくギルドを通してちゃーんと依頼するから、明日──またここに来れるかしらん?」
「あぁ、それは問題ない」
「じゃあ明日もう一度来てくれるかしらん」
頷いて、俺とセシリアが店を出た。
「さぁて、これからどうする?」
「んー、リヴァどうすう?」
「いや、俺が聞いてんだよ……まぁいいや。とりあえず町の中歩いてみようぜ」
「はーい」
そういや朝飯だけ食って、あれよあれよと地上に上がって来たな。
ひと段落したと思ったら、急に腹が減ってきた。
「どっかで何か食うか」
「うんうん。んんー……あっち、いい匂いすうよ」
「お前、鼻が利くのか」
「ううん。違うの。せいえいが教えてくれぅから」
精霊って便利だな。
セシリアの案内で向かったのは、道の両端に食い物の屋台がずらぁーっと立ち並ぶ通りだ。
確かにいい匂いがする。
あれもこれも、すべてが美味そうだ。
「美味そうなものが多すぎて目移りするな」
「じゃあね、私と半分すう?」
「半分? そうだな。半分にしようぜ」
串焼きなんかは一本の量は少ない。いくつか種類を買って、それをセシリアと半分にした。
屋台通りにはそこかしこに椅子とテーブルが置いてある。自由に使っていいらしい。
そこに座って買ったばかりの串焼きを口に含んだ。
「くぅー、肉が柔らかいな。味も濃いし」
「んー、美味しい。リヴァのは、美味しい?」
「あぁ、美味いぞ。食うか?」
「うん」
差し出した串焼きをパクり。
「んふぅ、おいひぃ~。リヴァも、ん」
今度は自分が食っていた串焼きを差し出してきた。
俺の串焼きは牛肉だったが、セシリアの方はチキンだ。味付けもタレメインだった俺のに対し、セシリアの方はスパイスで整えたものだ。
一口かぶりつくと、口に広がるスパイスの香りが溜まんねえ。
それでいて辛すぎず、どこか甘味すら感じる。
「んー、美味いな」
「ね。半分してよかったね」
あれこもれもとお互いの持つ串焼きを食べ合っていると──通りを歩く奴らの視線が集まっていることに気づいた。
その眼は何故か
「リア充爆ぜろ」
と言っている気がして、どこか怖い。
「リヴァだ。坊やじゃねえ。こっちはセシリア。とりあえず──」
「いいのいいの。冒険者になりたて、武器──以外何も持ってないんでしょ。一から全部見繕ってあげるわよん」
胸板が厚く、筋骨たくましい長身の──おネエ。
男なのに着ているのはまるでチャイナドレスのような服だ。
スリットからチラりと見える逞しい足は、すね毛が綺麗に剃られている。
キッツイ。
「まずは鞄ね」
「あ、それはいい。運よく空間収納袋が手に入ったんだ」
「んまぁ! 凄い幸運ね。でもその袋の事は安易に他人には話さないことよん。それだけでも高額なうえに、それ一つで中身の物も全部盗めちゃうんだから」
た、確かにだ。
小さいからポケットにも隠しやすいけど、ドロップ品を山ほど入れた状態で盗まれたら泣くだけじゃ済まないな。
「だから荷物入れの鞄は持っておくに限るわよ。完全にダミーだけどね」
そういうとマリアンは質のいいリュックをいくつか持って来た。
大きすぎず、動く上で邪魔になりにくそうな奴だ。
「お嬢ちゃんにはこっちね。緊急用のポーションや魔石がいくつか入れられるウェストポーチ。直ぐ取り出したい物とか入れておくと便利ヨん」
「ありがとぉ~」
「坊やの鞄には軽い物を入れて膨らませておけばいいわん」
マリアンは灰色のシーツを二枚持って来た。
それを折りたたみもせず、乱雑にリュックへ突っ込んだ。
なるほど。綺麗に畳めば小スペースだが、雑に突っ込めばそれだけでリュックをパンパンに出来るか。
「これねぇ、薄っぺらいけどなかなか暖かいのよぉ。ま、流石に雪が降るような季節じゃ凍えちゃうけどぉ」
ダンジョンの中だと一定温度だ。やや肌寒い、そのぐらいか。
これ一枚で十分なら、荷物も少なくていい。鞄に荷物が入ってるっていうダミーにも持ってこいだ。
それから野宿用の寝袋、簡易調理キット、木製の食器、ランタン、着替え。他にもダンジョン攻略でよく使われるっていう便利グッズの数々を購入。
さすがにこの辺りは普通に購入できる金額だ。
「他に何かあるかしらん?」
「そう、だな……」
セシリアは何か欲しいものがないかと聞こうとしたが、自分の腕の匂いを嗅ぐのに夢中だ。
「あらん、お嬢ちゃん。石鹸気に入ったのん?」
「うん、はいっ。いい匂い。肌もきえぇ」
「んっふっふ。お嬢ちゃん、可愛いんだからお肌も綺麗にしてなきゃダメよぉん」
綺麗に、か。
ダンジョンに籠っている時は無理だが、上に上がって来た時ぐらいは──地下街だって桶でもあれば風呂が沸かせる。
石鹸と洗髪剤も買っておくか。
「んじゃあその石鹸と洗髪剤も」
「んっふ。毎度ありぃ~」
買い物を一通り終わらせると、風呂上がりに店長が言っていた依頼についてだ。
「レア素材を集めて来て欲しいのよ。武具の素材になるものをね」
「あぁ、材料調達でチャラにしようってことか」
「んふ。それもあるんだけど、最近は素材が市場に出回らなくなって困ってんのよぉ」
「市場から素材が……消えた? 誰かが買い占めたか、もしくは素材が取れにくくなったとかか」
「ま、そんなところでしょうね」
だからこの店でも新しく武具を作れない。それでは店として困るのだ。
「ギルドに素材収拾の依頼を出してるんだけど、ランクの低い素材は簡単に入荷するのよ。だけどレアとなると、ねぇん」
「それを俺たちに? けどいくらなんでも俺らルーキーにそんな──」
「大丈夫よん。レア素材っていうのは、何もちょ~強いモンスターが出すって訳じゃないわん。とりあえず、ここのダンジョンだと地下十五階相当のヤツから行って貰おうかしらん」
十五階相当?
どういう意味だ。地下十五階で狩りをすればいいんじゃないのか?
「ふっふっふ。今ちょーっと混乱しているわねん」
店長がにんまりと笑う。
「とにかくギルドを通してちゃーんと依頼するから、明日──またここに来れるかしらん?」
「あぁ、それは問題ない」
「じゃあ明日もう一度来てくれるかしらん」
頷いて、俺とセシリアが店を出た。
「さぁて、これからどうする?」
「んー、リヴァどうすう?」
「いや、俺が聞いてんだよ……まぁいいや。とりあえず町の中歩いてみようぜ」
「はーい」
そういや朝飯だけ食って、あれよあれよと地上に上がって来たな。
ひと段落したと思ったら、急に腹が減ってきた。
「どっかで何か食うか」
「うんうん。んんー……あっち、いい匂いすうよ」
「お前、鼻が利くのか」
「ううん。違うの。せいえいが教えてくれぅから」
精霊って便利だな。
セシリアの案内で向かったのは、道の両端に食い物の屋台がずらぁーっと立ち並ぶ通りだ。
確かにいい匂いがする。
あれもこれも、すべてが美味そうだ。
「美味そうなものが多すぎて目移りするな」
「じゃあね、私と半分すう?」
「半分? そうだな。半分にしようぜ」
串焼きなんかは一本の量は少ない。いくつか種類を買って、それをセシリアと半分にした。
屋台通りにはそこかしこに椅子とテーブルが置いてある。自由に使っていいらしい。
そこに座って買ったばかりの串焼きを口に含んだ。
「くぅー、肉が柔らかいな。味も濃いし」
「んー、美味しい。リヴァのは、美味しい?」
「あぁ、美味いぞ。食うか?」
「うん」
差し出した串焼きをパクり。
「んふぅ、おいひぃ~。リヴァも、ん」
今度は自分が食っていた串焼きを差し出してきた。
俺の串焼きは牛肉だったが、セシリアの方はチキンだ。味付けもタレメインだった俺のに対し、セシリアの方はスパイスで整えたものだ。
一口かぶりつくと、口に広がるスパイスの香りが溜まんねえ。
それでいて辛すぎず、どこか甘味すら感じる。
「んー、美味いな」
「ね。半分してよかったね」
あれこもれもとお互いの持つ串焼きを食べ合っていると──通りを歩く奴らの視線が集まっていることに気づいた。
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