145 / 380
そして、つながっていく
しおりを挟む
100……いや、200は減ったか?)
バクバクしている心臓。
動揺からか、指先が震えている。
ゼンは、スマホを取り出して、サっと確認してみた。
(ちょうど真ん中の150くらい……か……ちょっとずつ分かってきた……)
ふぅ、ふぅ、と呼吸を整えながら、火ゴブリンから奪いとった「こんぼう」をギュっと握りしめる。
(不意打ちのクリティカルヘッドショットでその程度……MAX近いダメージの攻撃でも50発くらいは耐えられるなら、最悪でも、逃げ切るくらいはできそうだな……)
そこで、ゼンは、左目を閉じて、集中して、目の前のゴブリンを見据える。
000000000000000000000000000000000000000
『ザーノ』
『ホブゴブリン』
《レベル》 【23】
[HP] 【578/866】
[MP] 【0/0】
「攻撃力」 【21】
「魔法攻撃力」 【0】
「防御力」 【27】
「魔法防御力」 【15】
「敏捷性」 【12】
「耐性値」 【11】
111111111111111111111111111111111111111
(防御力、たけぇ……てか、全体的に、めちゃくちゃ強ぇなぁ)
ゴブリン種のステータスは基本的に弱い。
種族値が低い人間種の中でも、最下級クラス。
ホブに進化してもタカがしれていて、龍種や鬼種などの上位種と比べれば、全ての能力値が半分以下と、べらぼうに弱い。
が、レベルだけは高いという事もあり、今のゼンからすれば、『凶悪さ』を感じるほどに強い。
(ただ、魔法は使えないっぽいな。完全戦士タイプってやつか)
ゴブリンは『暗視』や『暗闇』などの最下級闇属性魔法を得意としている種族だが、当然、例外というのはどこにでもいる。
(けど、MAXダメでも150程度。俺を殺し切れるほどの火力は有していない。かといって、勝てるかと言えば、それは否。防御力が高すぎる。おそらく、こっちの攻撃は通らない。負けないだろうが、勝てない事もほぼ確定的な敵……よし、戦闘は回避しよう。えっと……どう逃げるか……えっと、えと……よし、決めた)
頭の中で、対応プランを固めると、ゼンは、ニっと不敵に笑って、
「隠れているのは気付いていたが、……進化種とは思わなかったな。会話が出来るのなら、話は別だ。取引しないか」
「……ぁ?」
「俺はフーマーの奥地出身だ。村の掟で旅に出る必要があってな。で、ジイサマの魔法でテキトーに飛ばされたんだ。というわけで、俺は、ここがどこかも知らん。なあ、ここがどこか教えてくれねぇか?」
「……」
「そう警戒するなよ。ザーノ」
「っ!!」
目を見開いたザーノに、ゼンはたたみかける。
「まあ、そういう事だ。さっきは、隠れているお前を誘い出すために弱いフリをした。狩りの基本ってヤツだよ。実際、お前はノコノコと釣られた。さあ、ここからが重要だ。思考しろよ、ザーノ。……俺はフーマーの部落出身で、高位のサードアイが使える。その意味が分かるな?」
「……」
「さあ、ザーノ。教えてくれ。ここはどこだ? ん? どうした? まさか、無粋に俺と殺し合いたいのか? 別に俺は、それでも構わないぜ。ただ、無駄な血を流したくないという当たり前の思想を持つなら、どうか、ここがどこか教えてくれねぇか? ん?」
「……セファイルの北東。フロー山」
「北東……ね。なるほど、なるほど。ちなみに、お前、コンパスか何か持ってる? なんの準備もなく放り出されて困っているんだ。……あ、もしあれだったら、ここから出る案内とかしてくれないか?」
「……」
「なあ、頼むよ、ザーノ。俺はモンスターならともかく、亜人はあまり殺したくないんだ。亜人は人間と変わらないっていう主義でね。もちろん――」
と、そこで、
ザーノが、ゼンの発言を遮るように、
「常にセファイル王国を示す魔道具なら持っている。この山を根城にしているヤツで持っていないやつはいない。これがなきゃ、迷って死んで終わりだからな」
言いながら、懐から、一部分だけが光っている宝石を取り出した。
「オレを殺せば手に入るぞ。がんばれ」
そう言うと、ザーノは宝石を懐に戻す。
そして、鉄のハンマーを捨てて、腰の剣を抜いた。
「おいおい……なんで、闘おうとするんだ? 聞いてなかったのか? 俺はフーマーの――」
「お前からは、『必死に生きようとしている者の焦り』を感じた……ソレは、圧倒的な強者からは感じないものだ」
(Oh、バレテーラ)
「少なくとも、あの女のような、異常性を……お前は持ち合わせていない。圧倒的な力、ゆえの、圧倒的な余裕……」
「あの女? ……あの女って?」
「オレはとある盗賊団の一味なんだが……ついさっき、異常な召喚獣を使役しているバケモノ女に、アジトを襲われてな。……超差別主義者の帝国の敗残兵ども相手に、こびへつらいながら、これまで、どうにかこうにか、上手くやってきたってのに……あっさりと制圧されて、幹部連中は全員殺された。俺の努力は一瞬で灰になった」
よくみると、ザーノは疲れ切った顔をしていた。
悪党としての矜持だけで自分を保っている。
けれど、それを1枚はがせば、恐怖にそまった顔がべったり。
――苦い顔で、
「地獄みたいな光景だったぜ。今でも目を閉じれば、思い出す。『極悪な性能のケルベロス』を纏い優雅に空を支配しながら、『地獄から呼びだしたと思しき恐ろしく強い兵士3人』で地上を血で埋め尽くしていく死神。鬼みてぇに綺麗な顔をした、妙なイントネーションで喋る、頭ぶっちぎれた黒髪の魔女……」
バクバクしている心臓。
動揺からか、指先が震えている。
ゼンは、スマホを取り出して、サっと確認してみた。
(ちょうど真ん中の150くらい……か……ちょっとずつ分かってきた……)
ふぅ、ふぅ、と呼吸を整えながら、火ゴブリンから奪いとった「こんぼう」をギュっと握りしめる。
(不意打ちのクリティカルヘッドショットでその程度……MAX近いダメージの攻撃でも50発くらいは耐えられるなら、最悪でも、逃げ切るくらいはできそうだな……)
そこで、ゼンは、左目を閉じて、集中して、目の前のゴブリンを見据える。
000000000000000000000000000000000000000
『ザーノ』
『ホブゴブリン』
《レベル》 【23】
[HP] 【578/866】
[MP] 【0/0】
「攻撃力」 【21】
「魔法攻撃力」 【0】
「防御力」 【27】
「魔法防御力」 【15】
「敏捷性」 【12】
「耐性値」 【11】
111111111111111111111111111111111111111
(防御力、たけぇ……てか、全体的に、めちゃくちゃ強ぇなぁ)
ゴブリン種のステータスは基本的に弱い。
種族値が低い人間種の中でも、最下級クラス。
ホブに進化してもタカがしれていて、龍種や鬼種などの上位種と比べれば、全ての能力値が半分以下と、べらぼうに弱い。
が、レベルだけは高いという事もあり、今のゼンからすれば、『凶悪さ』を感じるほどに強い。
(ただ、魔法は使えないっぽいな。完全戦士タイプってやつか)
ゴブリンは『暗視』や『暗闇』などの最下級闇属性魔法を得意としている種族だが、当然、例外というのはどこにでもいる。
(けど、MAXダメでも150程度。俺を殺し切れるほどの火力は有していない。かといって、勝てるかと言えば、それは否。防御力が高すぎる。おそらく、こっちの攻撃は通らない。負けないだろうが、勝てない事もほぼ確定的な敵……よし、戦闘は回避しよう。えっと……どう逃げるか……えっと、えと……よし、決めた)
頭の中で、対応プランを固めると、ゼンは、ニっと不敵に笑って、
「隠れているのは気付いていたが、……進化種とは思わなかったな。会話が出来るのなら、話は別だ。取引しないか」
「……ぁ?」
「俺はフーマーの奥地出身だ。村の掟で旅に出る必要があってな。で、ジイサマの魔法でテキトーに飛ばされたんだ。というわけで、俺は、ここがどこかも知らん。なあ、ここがどこか教えてくれねぇか?」
「……」
「そう警戒するなよ。ザーノ」
「っ!!」
目を見開いたザーノに、ゼンはたたみかける。
「まあ、そういう事だ。さっきは、隠れているお前を誘い出すために弱いフリをした。狩りの基本ってヤツだよ。実際、お前はノコノコと釣られた。さあ、ここからが重要だ。思考しろよ、ザーノ。……俺はフーマーの部落出身で、高位のサードアイが使える。その意味が分かるな?」
「……」
「さあ、ザーノ。教えてくれ。ここはどこだ? ん? どうした? まさか、無粋に俺と殺し合いたいのか? 別に俺は、それでも構わないぜ。ただ、無駄な血を流したくないという当たり前の思想を持つなら、どうか、ここがどこか教えてくれねぇか? ん?」
「……セファイルの北東。フロー山」
「北東……ね。なるほど、なるほど。ちなみに、お前、コンパスか何か持ってる? なんの準備もなく放り出されて困っているんだ。……あ、もしあれだったら、ここから出る案内とかしてくれないか?」
「……」
「なあ、頼むよ、ザーノ。俺はモンスターならともかく、亜人はあまり殺したくないんだ。亜人は人間と変わらないっていう主義でね。もちろん――」
と、そこで、
ザーノが、ゼンの発言を遮るように、
「常にセファイル王国を示す魔道具なら持っている。この山を根城にしているヤツで持っていないやつはいない。これがなきゃ、迷って死んで終わりだからな」
言いながら、懐から、一部分だけが光っている宝石を取り出した。
「オレを殺せば手に入るぞ。がんばれ」
そう言うと、ザーノは宝石を懐に戻す。
そして、鉄のハンマーを捨てて、腰の剣を抜いた。
「おいおい……なんで、闘おうとするんだ? 聞いてなかったのか? 俺はフーマーの――」
「お前からは、『必死に生きようとしている者の焦り』を感じた……ソレは、圧倒的な強者からは感じないものだ」
(Oh、バレテーラ)
「少なくとも、あの女のような、異常性を……お前は持ち合わせていない。圧倒的な力、ゆえの、圧倒的な余裕……」
「あの女? ……あの女って?」
「オレはとある盗賊団の一味なんだが……ついさっき、異常な召喚獣を使役しているバケモノ女に、アジトを襲われてな。……超差別主義者の帝国の敗残兵ども相手に、こびへつらいながら、これまで、どうにかこうにか、上手くやってきたってのに……あっさりと制圧されて、幹部連中は全員殺された。俺の努力は一瞬で灰になった」
よくみると、ザーノは疲れ切った顔をしていた。
悪党としての矜持だけで自分を保っている。
けれど、それを1枚はがせば、恐怖にそまった顔がべったり。
――苦い顔で、
「地獄みたいな光景だったぜ。今でも目を閉じれば、思い出す。『極悪な性能のケルベロス』を纏い優雅に空を支配しながら、『地獄から呼びだしたと思しき恐ろしく強い兵士3人』で地上を血で埋め尽くしていく死神。鬼みてぇに綺麗な顔をした、妙なイントネーションで喋る、頭ぶっちぎれた黒髪の魔女……」
0
お気に入りに追加
1,559
あなたにおすすめの小説
[完結]異世界転生したら幼女になったが 速攻で村を追い出された件について ~そしていずれ最強になる幼女~
k33
ファンタジー
初めての小説です..!
ある日 主人公 マサヤがトラックに引かれ幼女で異世界転生するのだが その先には 転生者は嫌われていると知る そして別の転生者と出会い この世界はゲームの世界と知る そして、そこから 魔法専門学校に入り Aまで目指すが 果たして上がれるのか!? そして 魔王城には立ち寄った者は一人もいないと別の転生者は言うが 果たして マサヤは 魔王城に入り 魔王を倒し無事に日本に帰れるのか!?
爺さんの異世界建国記 〜荒廃した異世界を農業で立て直していきます。いきなりの土作りはうまくいかない。
秋田ノ介
ファンタジー
88歳の爺さんが、異世界に転生して農業の知識を駆使して建国をする話。
異世界では、戦乱が絶えず、土地が荒廃し、人心は乱れ、国家が崩壊している。そんな世界を司る女神から、世界を救うように懇願される。爺は、耳が遠いせいで、村長になって村人が飢えないようにしてほしいと頼まれたと勘違いする。
その願いを叶えるために、農業で村人の飢えをなくすことを目標にして、生活していく。それが、次第に輪が広がり世界の人々に希望を与え始める。戦争で成人男性が極端に少ない世界で、13歳のロッシュという若者に転生した爺の周りには、ハーレムが出来上がっていく。徐々にその地に、流浪をしている者たちや様々な種族の者たちが様々な思惑で集まり、国家が出来上がっていく。
飢えを乗り越えた『村』は、王国から狙われることとなる。強大な軍事力を誇る王国に対して、ロッシュは知恵と知識、そして魔法や仲間たちと協力して、その脅威を乗り越えていくオリジナル戦記。
完結済み。全400話、150万字程度程度になります。元は他のサイトで掲載していたものを加筆修正して、掲載します。一日、少なくとも二話は更新します。
最強の赤ん坊! 異世界に来てしまったので帰ります!
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
病弱な僕は病院で息を引き取った
お母さんに親孝行もできずに死んでしまった僕はそれが無念でたまらなかった
そんな僕は運がよかったのか、異世界に転生した
魔法の世界なら元の世界に戻ることが出来るはず、僕は絶対に地球に帰る
異世界あるある 転生物語 たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?
よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する!
土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。
自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。
『あ、やべ!』
そして・・・・
【あれ?ここは何処だ?】
気が付けば真っ白な世界。
気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ?
・・・・
・・・
・・
・
【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】
こうして剛史は新た生を異世界で受けた。
そして何も思い出す事なく10歳に。
そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。
スキルによって一生が決まるからだ。
最低1、最高でも10。平均すると概ね5。
そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。
しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。
そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで
ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。
追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。
だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。
『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』
不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。
そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。
その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。
前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな?
何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが?
俺は農家の4男だぞ?
NTRエロゲの世界に転移した俺、ヒロインの好感度は限界突破。レベルアップ出来ない俺はスキルを取得して無双する。~お前らNTRを狙いすぎだろ~
ぐうのすけ
ファンタジー
高校生で18才の【黒野 速人】はクラス転移で異世界に召喚される。
城に召喚され、ステータス確認で他の者はレア固有スキルを持つ中、速人の固有スキルは呪い扱いされ城を追い出された。
速人は気づく。
この世界、俺がやっていたエロゲ、プリンセストラップダンジョン学園・NTRと同じ世界だ!
この世界の攻略法を俺は知っている!
そして自分のステータスを見て気づく。
そうか、俺の固有スキルは大器晩成型の強スキルだ!
こうして速人は徐々に頭角を現し、ハーレムと大きな地位を築いていく。
一方速人を追放したクラスメートの勇者源氏朝陽はゲームの仕様を知らず、徐々に成長が止まり、落ちぶれていく。
そしてクラス1の美人【姫野 姫】にも逃げられ更に追い込まれる。
順調に強くなっていく中速人は気づく。
俺達が転移した事でゲームの歴史が変わっていく。
更にゲームオーバーを回避するためにヒロインを助けた事でヒロインの好感度が限界突破していく。
強くなり、ヒロインを救いつつ成り上がっていくお話。
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
カクヨムとアルファポリス同時掲載。
異世界で買った奴隷が強すぎるので説明求む!
夜間救急事務受付
ファンタジー
仕事中、気がつくと知らない世界にいた 佐藤 惣一郎(サトウ ソウイチロウ)
安く買った、視力の悪い奴隷の少女に、瓶の底の様な分厚いメガネを与えると
めちゃめちゃ強かった!
気軽に読めるので、暇つぶしに是非!
涙あり、笑いあり
シリアスなおとぼけ冒険譚!
異世界ラブ冒険ファンタジー!
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
女子力の高い僕は異世界でお菓子屋さんになりました
初昔 茶ノ介
ファンタジー
昔から低身長、童顔、お料理上手、家がお菓子屋さん、etc.と女子力満載の高校2年の冬樹 幸(ふゆき ゆき)は男子なのに周りからのヒロインのような扱いに日々悩んでいた。
ある日、学校の帰りに道に悩んでいるおばあさんを助けると、そのおばあさんはただのおばあさんではなく女神様だった。
冗談半分で言ったことを叶えると言い出し、目が覚めた先は見覚えのない森の中で…。
のんびり書いていきたいと思います。
よければ感想等お願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる