緊急! 超獣鋼猟 ウイークエンダー・ラビット ~パーフェクト朱墨の山~

リューガ

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25.そして、出撃は続く

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――◆――◆――◆――◆――◆――◆――◆――◆――◆――


 翌日。
「それで、どうなったの?!」
 休み時間、私は安菜に問い詰められていた。
 その表情は真剣そのもの。
 こういう友達は、ありがたいよ。
 
 ちなみに、コンサートは大盛況!
 安菜の熱唱は、部隊を盛り上げた。
 ボルケーナ先輩とはノリノリで、シッポをつかんで分銅のように振り回したと聞く。
 ……誇らしいと思っていいよね?

 ハテノ市立ハテノ中学校の教室は、美しくない。
 古くて傷ついたフローリング床と、椅子と机。
 掃除はしたけど未だにホコリがあるような気がする、見るからにミスボラシイ。
 窓から見える海の景色が、美しいといえるかな。
 その向こうには、朱墨ちゃんが誇りとするキリリとした山脈が。
「シロドロンド騎士団、ロボルケーナを作ってるところは、装備の生産スケジュールを見直すって、言ってたよ。
 異能力を使えるパイロットもいるから、まずはそれ向けの装備を優先するって。
 通常人向けの装備は、設計から見直すから、後回し」
「それで、あんた自身はどうなの。
 まさか、く、クビに」
 恐る恐る、という感じで安菜が聞いてくる。
 珍しい! 安菜のこういう表情!
「お咎めとか、降格とかは誰もない。
 そもそも、あっちのせいで地球側の計画が狂いまくったんだから」
 ああ、どうやっても抑えきれない怒りが、全身をかけめぐる。
 机においた手を、思わず握りこむ。
 ツメが板をひっかく音が、やけに耳についた。
 ススーっと、それだけの音が、なんだか八つ当たりしてるのを責めているような気がした。
 弟妹や朱墨ちゃんにしたことも、今は後悔とともに思いだされるだけだよ。
「そう、よかった」
 安菜はそう言ったけど、納得しきってるとは思えなかった。

 また罪悪感がわいてくる。
 友達が私を納得してない姿を見たくなかったから、窓の外を見た。
 晴れの海は、本当にきれいだから。
 その時、スマホが短くなった。
(ああ、なんでこのタイミングで)
 ここからは見えない海で、光が生まれた。
 ポルタの光。
 ここから違う場所へつなげる次元の門。
 ショックダイルも、それと同じものをくぐってやってきた。
 スマホを見る。
(やっぱり)
 ポルタ社が治安維持のための出撃した合図だ。
 ぺネトが。
 宇宙戦艦ファイドリティ・ペネトレーターが純白の姿をポルタに滑り込ませたんだ。
(ああ、また)
 怖い。体が震える。
(結局、私の発表に意味はあったの?)
 私が述べたことを、暗号世界人は信じていなかった。
 そもそも、私が産まれる前からそうだった。
 これからも、そうなの?

 数少ない、怪獣と互角に戦える人たちへの負担が、減ることはない
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