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レポ2〜明成と魔法〜
ラジオ体操ってすごくない?
しおりを挟む「アキ。それより、起きてすぐに何をしているんだ?」
「ん?柔軟体操。いつも寝る前と起きた時にやってるの。アキの子供の頃からの日課。」
「そうなのか。」
「うん、日課といえばラジオ体操もすごくいいんだよ?6分程度だけど……毎日やるのはおススメ。」
「らじおたいそうとは?」
「ん、まあ、ないよね?一緒にやってみる?」
神様、アキの大事なアプリ消したんだからっ、ラジオ体操の音源くらいちょーだいよ!
《……え?》
え?じゃないの。
アレは、やっぱり音源ないと掴めない。
なぜか、音楽聴くと勝手に体がその運動を思い出すんだけど……何もなくやろうとしたら、あれ?ってなるんだよね?
なんと恐ろしい……って、アイツと笑った覚えがある。
ナイナイしていたスマホを出すと、体操マーク?なんか非常口のマークが体操してるマークが追加されていた。たぶん、これだよね?
と、それを押した。
あっ、え?歌からなの?
仕方ないので、歌った。
そう、あったらしい♪♪ってやつ。
「アキ、素敵だ。」
ちょっと、鼻高々で歌いきった。
で、始まりました。
チャンチャチャチャーン、ちゃんちゃちゃちゃ、チャチャチャちゃ……、腕を…………背伸びの運動から♪♪って。
アキがやっていたら、見よう見まねでセディとフーリもギクシャクやってくれた。
ラジオ体操は、見よう見まねでもできちゃうことが素晴らしいね。
今は、お客に聞いたけど……夏休み毎日じゃないんだってね?
アキは毎日行ったのに……最終日に全部行ってるとお菓子にプラスでノートと鉛筆もらったなあ。
第2までしっかりやって、最後の深呼吸を終えた。
本気でやるとなかなかいいのです。
筋肉に良い刺激なのですよ。
体力のない方にもおススメ!
「ふむ、不思議な運動だが、効率がいい運動だ。」
「ああ、眠っていた体がさらにスッキリする感じがよい。」
「でしょう?これがずっっとなくならない理由だと思う。」
「これは、新兵たちに鍛錬前と鍛錬後にやるにはちょうどいいのではないか?」
「うむ、私もいいと思うぞ。」
二人は何やら考え込んで……。
「アキ、一週間後の披露目の後に、この運動を兵たちに教えるという仕事をしてみないか?」
「え?いいの?」
「ああ、私たちが側につくし。最低でもリアムに守らせる。しかし、披露目が終わった後にだ。
それまでは……リアムと……ミカエルが一緒ならば、庭と書庫とサロンまでなら自由を許す。
で、どうだろう。」
「うん、アキはそんなにアウトドア派じゃないから、書庫とお庭で十分。お庭で魔法とかも練習していいんだよね?」
「ああ、今日は難しいが、明日からは私か、姉上が交代で剣と魔法を教えよう。」
「うん。」
「午後の茶は、なるべく一緒に。」
「うん。」
「そのあとは、ミカエルが勉強を教えてくれる筈だ。」
「ほんと!楽しみ。あの、ミカエルさんとリアムくんなら、少し触っていい?」
「う、うう。あまりたくさんは。」
「んー、リアムくんは足くらい。ミカエルさんは肩かなあ。」
ミカエルさん肩が張って見えたんだよね。少しだけ高さも違ってたし。
「ん、まあ。ミカエルは、仕方ないが、リアムか……。」
「あの気持ちが良いことを?」
「ん?違うよ。リアムくんのはね、ちょっとお仕置きも兼ねてるから……。ふふふ。大丈夫。悪いことにはならないから。やってる時と終わった後が地獄と天国の差があるだけ~。ミカエルさんのは、気持ちがいいと思うけど。ソファでできるから大丈夫。」
「なら、まあ。よい。この部屋ではダメだ。サロンでなら、よい。」
「わかった。」
やったね。ミカエルさんの触ってみたかったんだ。
リアムくんには、ちょっと泣いてもらうよ?
くすくすくすくす……。
そのあとは、ミカエルさんが三人用の部屋に用意してくれた朝ごはんを食べて、お着替えをしたよ。
もう少ししたら、リアムくんが来るので、セディとフーリは公務に向かうそうです。
まあ、アキのお披露目のせいもあって、予定が目白押しになっちゃったみたいなとこもあるんだって。
リアムくんが来たらサロンに行きます。
したら、ふふふ。
「アキ様、リアムが参りました。」
「はーい。」
「お、アキ様、お待たせしました。」
「ぶふっ、普通でいいよ。リアムくんに畏れるとか、笑っちゃうから。」
「……アキ様、ひどくね?」
「アキでいいよ?」
「いや、無理。二人に殺されるわ。」
「まあ、いっかあ。じゃ、行こう。」
「おう。」
「……リアム、くれぐれも、アキ様を。」
「わ、わかってるって!」
ということでリアムくんとサロンに向かうのでした。
そうそう、ミカエルさんはアキたち三人の執事さんにかわったの。
なんか、信用がどうのって。
一番はアキの勉強が見やすいようにみたい。
なんかいたれり、尽せりだね。
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