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二十話 甘くて甘くて甘い……(R指定)
しおりを挟む「アキラ…すまない。嬉しすぎて止まらないかもしれん。」
「え?なに?」
「35歳なら耐えられることだ。」
「ひゃんっ、あ、ま、ま、っああ。」
35歳だけども、今10歳。
最後までは、無理だよ無理。だってだってでっかいんだよ?太いんだよ。
まだ無理だよ。
「大丈夫、まだ最後まではしないから。体の方は準備ができると合図があるよ。今は……指くらいならいい?」
そんなん、答えらんないよー。
恥ずかしいもの。
「アキラ、真っ赤だね。体もピンクに染まって。ドレスの色みたいだ。」
ひゃー、バルが甘い。
甘すぎる。
で、気づいたら生まれたままの姿になってしまっていて。
相変わらずバル、早業すぎるよ。
どれだけ経験積んでるの?
でもね?私は初心者なんだよ。
「ま、まって。バル、35歳でも経験な、ないから。」
「知ってる。……男の匂いがないからな。」
バル、魔族は犬ですか?
あ、あ、待って。
バルは私のささやかな胸を揉みながら膝を立てさせる。つまりは私の恥ずかしい場所が丸見えで……。
ピチャと濡れた暖かいものが私のワレメを這う。
それはバルの舌で……舌?な、舐められてるの?
んん、やだなに?ムズムズする。
「んん、ふう。ひゃん。」
「気持ちが良さそうだな?痛かったら言って?」
お医者さんのように優しく言って、舐めていたそこに硬いものが。瞬間、体がビクリと跳ねる。
いつまでもあの記憶が体にこびりつく。
私の様子からすぐに入れたりはしない。そこに触れながらバルが私の顔を見つめる。唇がグロスを塗ったようになってるのって……私のそこを舐めて……。
体が35歳の時を覚えてるのか……幼くても濡れる。
その唇をバルがペロリと舐めて……そのいやらしさに中が濡れ出たのがわかった。
唇を塞がれ愛撫される。
体から力が徐々に抜けて、かなり力を入れていたことに気づいた。
体が脱力しきるのを見計らい、バルがクッと指を入れてきた。
一瞬だけ力が入ったが痛みは無くて、違和感が少しあるだけ。スリムタンポン並みに細いもの……多分小指なのかな?でも、すぐには動かさない。
はいっていた力がが抜けて、口付けに酔い始めるとゆっくりと動き出した。
ただ、慎重に……怖くないってわからせてくれるだけの行為なんだと思う。ある程度動かせるようになったところでゆっくりと指が抜かれた。
「アキラ、よく我慢できたな。」
そう言って、頰にキスをくれた。
私の太ももに熱くて硬いものが当たったる。それはヌルヌルしていて……。女性誌で読んだ先走りとかいうもの?つまりは私で……興奮してくれてる?
「あ、あの、バル……あの、ソレ。」
「ん?ああ、そのうちおさまる。」
「で、でもつらいよね?」
「ふふ、アキラがしてくるか?」
「えっと、触ったことないから……教えてくれたら。」
冗談だったらしく、バルが少し驚く。35歳だもん、受け身ばかりではいられない。
でも10歳の子が……って考えると犯罪だよね。
魔族では10歳はすでにレディとして扱われるけど、実際には私の見た目は魔族内では6、7歳に見えるらしい。
10歳で婚約は当たり前なんで年をかなり強調してくれての紹介だった。
でないと、バルの評判は地を這うことになりそう。
「ふふ。唇や手もいいけど……ね。ちょっと私でも躊躇してしまう。」
私にあれこれは、セーフなのに?
私があれこれするのは、アウト?
「アキラにしているのは、年上の婚約者としての当たり前のレッスンだよ。……そうだな。ここを借りようかな?」
私の……濡れた太ももを撫でられた。
太もも?
足を持ち上げられて、ももにバルの大きな熱塊が挟まれる。
……つまりこれは、噂の(誰が噂?なんて聞かないで!)素股ってものですか?
細くてむっちり感もない子供の足でも気持ちいいのかな?
でもでも、大人の女性としては、お手伝いした方がよいですよね?
という事で頑張ってって太ももを閉じるように力を込めて見ました。
「ふふ、アキラ上手だ。そのまましめて?」
「う、うん。」
上から香油をかけて、さらに滑りをよくするとバルが動き出す。初めはゆっくりだったがだんだんとスピードを増す。太ももの間で感じる熱塊は、余計に熱く大きくなる。わざとなのか、時たまワレメをこするので、私も気持ちよくなってしまう。
子供なのにと思う気持ちと大人の私。頭の中は大人な私はどうしても快感を追ってしまう。
ごめん、子供の私。
エッチな私を許して。
だって……女扱いを全くされずにきた私は、その手のことは耳年増……。
知識は人並みにあるけど、経験は皆無で。
バルのバルさんが、ひときわ大きく熱くなった瞬間、顔になにかがかかった。
……それがバルが出したものだと気づく前に、シーツでバルに拭われた。
「すまん。アキラ。口に入らなかったか?もう一度、風呂に入ろうか?」
気持ちよくて……いまいち意識がはっきりしないまま、コクリと頷いた……んだと思う。
掬い上げるように抱かれ、頭からつま先までを洗われた。
子供の体には刺激が強すぎたのか……寝巻きを着せてもらう頃には、頭が揺れて船を漕ぎ始めていた。
そーしていつのまにか眠りの中に沈みこんでいったのでした。
ーーーーーーーーーー
side バルダッサーレ
危なかった…。
つい調子にのった。誕生日を迎える前に繋がったなどと言った日には…ラファが怖い。
まだ体が小さいのだからな。
今日の儀式でようやく成長し出すだろう。魔族を……魔族の夫を迎えられる体に。
多分一年くらいで。
だが、13までは抱く気はない。
それまでに教えることはたくさんあるがね。
イケナイコトまで教えてしまいそうだよ。
精神年齢35歳だという彼女は、色気などは確かに大人の女性のソレだが。
全く男性との関わりがないせいなのか……情事に至っては子供の知識とあまり変わりがない。
耳年増だなんだという割には男というものがわかっていないのだ。
冗談で言ってみたが……まさか教えてくれるならとは。
35歳の女性というよりは……まんま遠慮がちな子供だ。
してもらったからお返しが必要とおもうのだから。
色ごとに長けたものなら、足を絡めたりで見事に誘うだろう。
だが、今回は本当に危なかった。
もうすこしで本能のままに貪るところだった。
そんなことをすれば……この子の体がもたないのはわかりきっているのに。早く成長してほしいものだね。
いったい、いくつくらいで止まるか……。
皆があれだけ子供でいてほしいと望んでいるからね……15、6には止まってしまうだろうねえ。
周りのものは皆力が強いから。
そういえば、ミカエレがボソッと言っていたが……どんな意味があるのかな?
『ふふ、二度と儀式はないと思いますけどね?』
そんなことを言う顔は優しく微笑んでいたが……あそこも似たもの夫婦であるし、アキラはミカエレが優しいと思っているが……アレは優しくて見えて……実は一番魔族らしいやつなのだがね。
まあ、私はアキラにさえ、優しくしてバレないでいてくれたらそれでいい。
ふふ、私も大概アキラにやられているな……。
おやすみ、アキラ。
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