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第四章 あれ?ヒロインは何人いるの?
137 ☆
しおりを挟む「はぅ、は、は……。」
息が弾んで恥ずかしい……。
なんだか、スイッチが入ってて俺は自分で自分が抑えられない。
でも、なぜか?
一部冷静な俺がいて……。
なんなの?
これ。
俺をわざわざ……羞恥に羞恥に羞恥に……埋めて埋め立てようとしてます?
なんで?
なんで冷静な『俺』がいるんだーーー!
「んん、にぃ、ちゃっ、あ、ん。」
「気持ちいい?ハル、可愛い声をもっと、ん、はあ、聞かせて?」
「ん、れ、ぃ、れぃ、もっちょー。」
「ああ、名前をもっと呼んで、はる。」
甘く、どこまでも甘い兄の……神石先輩の神ボイス!
……耳に、耳に甘いよー。
俺の声も、俺の体も……いうことをきかない……って言うか、俺だけがエロいムービー……AVを見せられてる感じ。
でも、誰がみたいのよ!
自分主演のエロいムービーを。
あ、うん。
みたい人もいるよね。
でも、俺はみたくないのっ!
それもショタだよ?
「あんっ、れぃ、もっとぉー。」
はうっ!
「んー、…っちゃうぅ。あん、ひゃ、ぅ。」
はうっ!
はうっ!
受けるダメージが半端ねえ。
「はぁ、ハル、もっといい?」
「ん、も、っとぉ、ちょーらい?あん、ちょこは、らめなのぉ。」
殺せ!
今すぐ俺を殺してクレェ!
……どうせなら、全てをエロい頭に浸してよ……。
でも、快感はこの『俺』にも伝わるの。それが、また羞恥心に火をつける。
はっきり言えば気持ちがいい。
乳首をコリコリとされるとイケナイのに……そのおちんちん(///////)がね、硬くなって……出したくて……でも出なくて……あーーーーーーー!ってなるんだよ。
はっきり言って気持ちいいけど、やるせない。
精子がなくてもイキタイです。
あれ?いけるんだよね?いつかは。
兄のあのでっかい逸物で……中をグリグリが……はあ……。
気持ちいい。
「ひゃっ、――――――――――――!」
あーーーーーーーーーーーーーっ!
……ん、体が痙攣する、なんだ、これ、止まらない……、だめ、兄、今は、うごないっ、でーーー!
って、俺が思っても兄には届かない。
つまり、兄は止まらない!
つまり、神石先輩は止まらない!
中が蠕動して、痙攣して、過敏になっているところに兄の熱いものが叩きつけられて……ダブルで『俺』は、目の奥でハレーションを起こしている。
そして、それに含まれる魔力がからの奥に……気持ちいい。
このまま酔ってしまいたい。
そして、冷静な『俺』よ、さらばしておくれ。
何が悲しくて、冷静に分析せにゃならんのよ。
うう、気持ちがよくて……腹も膨らむほどに兄のは量が多いのに、一瞬だけ解き放って萎んだ、アレが中からまた主張し出しているんですけど!
「あ、ぅ、まってぇ、に、ぃ。」
「はある?なんていうの?」
「ん、れぃ、も、ま、あ、んーーーーー、んん。」
よく出来ましたとばかりに、キスで口を塞がれる。
体の全てが敏感で、まって!まって、そこはだめっ!
だめですっ!
兄は執拗に羽を触りながら、乳首をグリグリ、カリカリ……って、それだけでもだめなのにぃ、さらに口の中も蹂躙して、奥に刺さったままの兄のナニ様が、あ、あ、あ、あ、まって、さらにでっかいって!
俺の中のエッチな俺でも壊れちゃうよー、って。言ってルゥ。
言わせてくれないって、確信犯ですよね?
って、神石先輩ってこんなだったの!
エッチなんて……って硬派に見えたのにっ!こんな激しいなんて……ん?兄はいつ『転生者』だと気付いたのかな?
エッチし初めから知ってたなら、アレ全て神石先輩?
うそー、嘘だ。
『お前が尊敬してるアイツはただのムッツリなんだからなっ?』
……あ、嵩根先輩に壁ドンされた時に言われた気がする。
う、今、身を持って知った気がします。
「あ、あんっ。」
アンアンと鳴くしか出来なくなった『俺』を『俺』は、ただ、快感を共有するしかなかった。
なんなんだよ、俺の意識!
もう、やめて!
俺の意識全てをエロに染めてー。
あ、兄の目が……。
これ、まだまだ愛されるよね?
だって、ホラ。
何故か、ローション増えてるし。
……まって、そのよこのって……セバス、なんで用意したの?
ふぇーん、使われる未来しか見えない。
だって、快感に酔ってる俺は、兄のお願いはなんだってしちゃうんだから……。
でも、ソレって……。
兄にならいいけど……おちんちん壊れたりしない?
さりげなく用意されたのは、かなりエロいCDでやらされた役にされていたヤツだった。
細いけど……前のモニョモニョに入れるヤツでしょ?
なんで、用意するの?
あ、そうだった。この世界のエッチは『ハード』らしいんだった。
玩具もね……子供の頃から使うらしいから。
えーん。兄様が気付きませんように!
唯一の救いは、胎の子が凄く喜んでる気がすること。
でも、果たしてコレは胎教にいいのだろうか?
―――まあま、ぱあぱ、おいちいね
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