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第五章 ゲームカウントダウン?それとも開始とか?ヤバイんですが(泣)

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うーん……。
はっきり言ってもいい?

いいよね?

このゲーム……糞ゲーじゃないかな?って思うんだよね。

ん?
だって、こんなにさあ、転生者って……馬鹿なの?って思わない?
アニメとかのクラス召喚じゃないんだからさ?

まあね?俺自体は神様は、あまり信じてもいないし……なんか声を聞いた気もしないでもないけど……俺にとって女神は妹だったしぃ?
ねえ?
というか、こんな穴だらけクソだらけなゲーム世界……もうさ、ゲームじゃないよね?
こんなに転生者いたら、ややこしや~じゃないかな?マジで!

そもそも、この世界に一人だけ転生者…ヒロインの物語であって。
なんで、モブの俺がこんなにこんなに頑張るゲームじゃない。
ただ、俺は転生しちゃったし……あんなエロエロムービー(やや体験させられたが!)を直に体験してみたくはない。
いや、そもそも詰んじゃうよね?
未来的に。
兄が好きで離れたくなんかないし。
その、中身に神石先輩までいて……お互い両思い(//////)なんだもんね。
だから、頑張ってしまったけれど。

本来はこんなに沢山の転生者はいないよね。
でも、今のボソリとした言葉から察するに……ルドガレスって、転生者だよね?
だって、『闇公爵』なんて言葉……今のスペシャルマックスな素敵兄には出てこない。
まあ、言われてもクールとか氷みたいな……的な?
だって、公爵もついでませんし?何より、家族愛はちゃんとあるのですから。
今だって、俺を抱っこして撫でていますし。
……いや、恥ずかしいけど……ほら、周りをみて?

ミーンナ ナマアタタカイメ デ ミテイルヨ?

つまり、俺が入学してから日常茶飯事な案件なのです。
なにが?って。
兄が俺を愛でるのが?
まあ、それはさておき。

兄はかなり『激おこ』よ?

「あら、さすがねえ。婚約者の危機に駆けつけるナイトですわね?」

真っ青な一人と真っ赤な一人とは対照的にクスクスと笑うレスティア様。
ですが、俺は危機にあってないですよ?レスティア様。

「からかわないでください。レスティア殿下。」

「そ、そんなことより、いったい、どっちが、サーチスを傷つけたんだよ!」

おーい!
まだ、話がわからないの?

「……ある意味、すごい。」
「…鈍感?」
「いや、空気読まない?」

周りの方が震えていますけど……。
分っていなそうだなあ、ルドガレスだけ。
さすがにサーチスは分ったみたいだけど。
うーん、脳筋なのか?
こいつは、脳筋か!
そうだ!脳筋マンだー!
と、いうことで……あまりな高貴な方々のお出ましで、さらに墓穴を掘って掘って、また掘って~、のサーチスへの怒りは、どこかにいってしまった。
まあ、元々怒りが持続しないたちだしね。
しっかし、脳筋ってマジでいるんだーーー!!

ならば、お兄さんが君に……君でもわかるようにお話しちゃうよー?

「兄様、ちょっとおろしていただいても?」

さすがに、抱っこのままは……ねえ?

「え?何故?」
「いや、あの、このまま話すのは…。」
「そう、なら。これで。」

って、椅子に座って膝抱っこ……うん、そんなオチだって知ってた。
かっこいいはずなんだけど……この頃、残念な面が沢山見えて……………………うん、だけどそれも可愛いって思うから無問題!

「え、と。……(まあいいや)。
えーっと。まあ、まだ名乗られてないけど…、マッケンくんが教えてくれたから……いいとするよ。
君と押し問答を続けるのもめんどくさくなってきちゃったから。
確かに、遠回しだと君にはつうじないみたいだから。
よく聞いてね?
サーチス様は、『姉に似ているスカーレットの髪をした女性に突き落とされた』と言ったの。
でね?姉と同じ髪色は、レスティア様しかないないって知ってる?
君たちも顔も知らないレスティア様がサーチス様を突き落としたなんて、思うの?
肯定に近いことを言って、許されると思うのかな?
王族って、証拠もないのに疑うだけで不敬罪が成り立つって……貴族じゃ常識だと思うのだけど。
まあ、例外もあるけどもね?」
「????」
「理解できた?」
「んー?じゃ、お前の姉が犯人なんだろう?」
「はあー。」

もう、この脳筋、やだ!

「だ か ら !姉は僕たちと一緒にいて、どうやったらサーチス様を突き落とすの?
いつ?って聞いてもいつかを言わないし……。
姉に似てる?僕は姉様に似てる人はレスティア様しか知らない。」
「じゃ、そのレスティアとかいう女なんだろ?」
「……君は、王女殿下に対してかなり不敬なことをいってるのわかってる?」
「は?高々女じゃないか!女は男に従うものだろうが!
まして、ゲーm…んんっ、いや、聖なる巫女の力をもったサーチスが一番偉いんだ。
それを傷つけたんだろ?
王女だろうが、なんだろうが!
女である以上、お前らの方が不敬だ!」

……みんな、茫然。
なんだ?
こいつは。
脳味噌おかしいのか?
確かにこの世界は男尊女卑だ。
しかし、それでもそれは同じ身分内でだ。
確かに王家なら、一位陛下、二位王子(第一継承者から順に)三位王女、四位王妃だ。
三位と四位は二位に男児が生まれるとさらに下がるが。
王弟と王女なら王弟のが上だ。
でも王弟の子と王女なら王女が上。
つまり、同じ身分の中での序列での男尊女卑であって。
侯爵や男爵の嫡男だろうと王女の方が断然上の身分なのだ。
コイツはやはり馬鹿……馬と鹿に謝ってもらいたいくらいの大バカらしい。


……ねえ、転生者の魂……選択するやつ、誰なんだよっ!
ちょっと物申したいんだけどっ!たくさん文句あるよ!

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