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生贄の聖女は生まれ変わっても魔王様に愛を捧ぐ
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ナティスを抱きかかえたまま階段を上り、再び魔力を使って何なく外へと繋がる重たい扉を開けて、ロイトが向かった先は、魔王城の屋上。
今日は、魔王の結婚式という大きな儀式が行われた日でもある。
城下の皆にお披露目するのは、明日の夜になってからだ。
新たな王妃を一目見ようと、各地から城下町へ魔族達が続々と集まってきているらしい。
その後、数日から一ヶ月程は、お祝いムードは続くという。
「ナティスさんは、もう既に魔族達皆に受け入れられているから、きっとお祝いは長くなりますよ」と、教えてくれたのは、フォーグだった。
忙しくなる日々を控えて、魔王城内だけでなく国中のほとんどの魔族が、今日は休暇を取っていると聞いていた。
それに加えて、東の空が少し白み始めているこの時間帯は、魔族にとっては休息が始まる時間帯でもあり、活動者が少ないのだろう。
魔王城から見下ろす城下に、灯る明かりは数える程しかなく、辺りは静寂に包まれていた。
「寒くないか?」
「平気です」
突然マントに包まれたのは、薄着のままナティスを外気に晒すわけにはいかないという、ロイトの配慮からだったのだろう。
こくりと頷くと、ロイトはほっとしたようにナティスを抱き上げる腕に、少し力を込めた。
どうやら目的地に辿り着いても尚、腕の中から降ろすつもりはないらしい。
ロイトは、太陽の昇る気配を感じさせる魔族の国の果てにある東の空を確認した後、そのままくるりと背を向け、真っ暗な暗雲が垂れ込める西の空へ視線を移した。
その先にあるのは、ロイトの嘆きによって太陽を奪われて久しい、人間の国。
本来ならば、このまま魔族の国の頭上に太陽が昇ったとしても、その先に光は差さない。
それは、ティアを喪ったロイトの悲しみと怒りの証拠でもあった。
(ロイトの悲しみや寂しさを癒やすのは、私でありたい)
真っ直ぐ西の空を見つめるロイトの横顔に、また暗い色が宿ってしまう様な気がして、ナティスはその頬へそっと手を伸ばした。
柔らかく触れたナティスの手の温もりに、ロイトがじっと見つめていた空から視線を落とす。
泣きそうな瞳をしている様に思ったけれど、ナティスを瞳に捕らえたロイトに、辛そうな雰囲気は少しもなかった。
ナティスが心配している事に気付いたのか、「大丈夫だ」と告げる様に、ロイトが優しく微笑む。
「ナティスの望みを、叶えたい」
「私の、望み?」
「ナティスの故郷に、太陽を返す」
言葉と共に、ぶわりとロイトから強大な魔力が吹き出る。
魔力を魔力として感じ取れる様になったのが、ナティスが体内に魔石を受け入れた影響なのか、ロイトの魔力だから特別なのかはわからない。
けれどそうでなかったとしても、この巨大な力の前に立てばきっと、ただの人間にだって何か大きな力が動いている事が、感じ取れただろう。
その位、ロイトの纏う魔力は凄まじかったし、世界を変えるほどの力を持ち恐れられる、魔王と呼ばれる所以がそこにあった。
人間だけでなく魔族達でさえ、この場に立っていることさえ出来ないのではないかと思える、その大きすぎる力。
けれどナティスは、少しも恐ろしくは感じなかった。
(私を大切そうに抱きしめてくれているこの温かい手を、怖がる理由なんてないもの)
唯一無二で有り、他を寄せ付けない闇の魔力。
その力をロイトが操っている限り、ナティスを傷付けるはずがないと知っているからという理由だけではない。
まるで、闇の魔力が自分の一部であるような気がする。
それは魔石を体内に取り込んだ事により、ロイトの闇の魔力が既に身体中に染み渡っている証拠であり、ナティスにとって闇の魔力というものが畏怖の対象ではなく、守護してくれる力なのだと心だけではなく身体が理解している証でもあった。
どんなに王として慕われようとも、誰にも理解出来ない力を持つが故に一人きりだったロイトに、寄り添える立場になれた事が、何よりも嬉しい。
ロイトから吹き出た魔力が空へ放たれ、人間の国全てを覆い尽くしていた真っ黒な闇を飲み込んで行く。
まるで、更に闇が深くなるのかと錯覚する様な光景が、目の前に広がっている。
やがてロイトの放った力は、ゆっくりと全ての悲しみを優しく抱き込むと、一気に弾けた。
「空が……」
残ったのは闇に遮られる前の、本来の姿。
今、ナティスの頭上にある魔族の国と繋がる広い広い空が、そこにはあった。
まるで解放を待っていたかのように、東の空から太陽が昇り始める。
月と星々の輝きは薄れ、朝焼けが眩しく地上を照らし始めた。
そしてそれは、遙か彼方の西の空へも伝わって行く。
幻想的なその風景こそ、ロイトがナティスへ贈りたいと言ってくれた景色に違いなかった。
ナティスを抱きかかえたまま立ち尽くすロイトの横顔に、もう憂いの影はない。
ティアを喪った悲しみも、人間への憎しみも、完全に消えはしないだろう。
それでもロイトは、忘れる事は出来なくても、そっと心の隅に置いて、ナティスと共に前を向くと決心してくれた。
それがどれだけナティスにとって、そして心の片隅に今も居るティアにとっても、嬉しくて幸せな事か。
言葉にするのは難しくて、ナティスはロイトの首に両手を回して、ただ思い切り抱きついた。
「ナティス?」
「最高の、贈り物です」
人間の国に太陽が戻った事以上に、闇に囚われてしまっていたロイトの心を救えたというその事実こそが、最高の贈り物。
笑って見上げたはずのロイトの表情が、滲む。
ナティスの瞳にそっと指を沿わせ、ロイトが涙を拭ってくれるまで、ナティスは自分が泣いている事に気付かなかった。
だけどそれは、悲しみの涙じゃない。
これから先の、幸せな未来を信じられる、希望の雫だ。
(もう私は、聖女でも生贄でもないけれど……。私の全てを、愛する魔王様に捧げるわ)
柔らかな日差しの下で、見つめ合い口付けを交わすロイトとナティスを、太陽の返還を見届ける為に集まっていたヴァルターと四魔天達が、遠くから優しく見守っていた。
魔王ロイト・ヴィリーヴァの治世は、代替わりすることなく数千年の時を刻み、繁栄を極めた。
魔王と勇者の妹の間に交わされた愛ある結婚と、それに付随した人間の国への太陽返還の効果は大きく、やがて長く続いた人間と魔族との戦いは、完全に終息の日を迎える。
魔王と元人間である王妃は、長い時を経ても誰もが羨むほどの仲睦まじさが変わる事なく、愛し合う二人の姿は種族の壁を壊す大きな一手となった。
また、魔王と勇者の親交はその後も続き、その協力関係は子々孫々に渡って続いたと言う。
東と西に別たれていた世界が一つとなり、全ての垣根が消失した事は、偉大なる魔王ロイト・ヴィリーヴァの数ある実績の中でも、最大の功績だと伝えられている────。
END
最後までお付き合い下さり、本当にありがとうございました。
お気に入り・感想・エール等頂けましたら、今後の励みになります。
よろしくお願い致します。
今日は、魔王の結婚式という大きな儀式が行われた日でもある。
城下の皆にお披露目するのは、明日の夜になってからだ。
新たな王妃を一目見ようと、各地から城下町へ魔族達が続々と集まってきているらしい。
その後、数日から一ヶ月程は、お祝いムードは続くという。
「ナティスさんは、もう既に魔族達皆に受け入れられているから、きっとお祝いは長くなりますよ」と、教えてくれたのは、フォーグだった。
忙しくなる日々を控えて、魔王城内だけでなく国中のほとんどの魔族が、今日は休暇を取っていると聞いていた。
それに加えて、東の空が少し白み始めているこの時間帯は、魔族にとっては休息が始まる時間帯でもあり、活動者が少ないのだろう。
魔王城から見下ろす城下に、灯る明かりは数える程しかなく、辺りは静寂に包まれていた。
「寒くないか?」
「平気です」
突然マントに包まれたのは、薄着のままナティスを外気に晒すわけにはいかないという、ロイトの配慮からだったのだろう。
こくりと頷くと、ロイトはほっとしたようにナティスを抱き上げる腕に、少し力を込めた。
どうやら目的地に辿り着いても尚、腕の中から降ろすつもりはないらしい。
ロイトは、太陽の昇る気配を感じさせる魔族の国の果てにある東の空を確認した後、そのままくるりと背を向け、真っ暗な暗雲が垂れ込める西の空へ視線を移した。
その先にあるのは、ロイトの嘆きによって太陽を奪われて久しい、人間の国。
本来ならば、このまま魔族の国の頭上に太陽が昇ったとしても、その先に光は差さない。
それは、ティアを喪ったロイトの悲しみと怒りの証拠でもあった。
(ロイトの悲しみや寂しさを癒やすのは、私でありたい)
真っ直ぐ西の空を見つめるロイトの横顔に、また暗い色が宿ってしまう様な気がして、ナティスはその頬へそっと手を伸ばした。
柔らかく触れたナティスの手の温もりに、ロイトがじっと見つめていた空から視線を落とす。
泣きそうな瞳をしている様に思ったけれど、ナティスを瞳に捕らえたロイトに、辛そうな雰囲気は少しもなかった。
ナティスが心配している事に気付いたのか、「大丈夫だ」と告げる様に、ロイトが優しく微笑む。
「ナティスの望みを、叶えたい」
「私の、望み?」
「ナティスの故郷に、太陽を返す」
言葉と共に、ぶわりとロイトから強大な魔力が吹き出る。
魔力を魔力として感じ取れる様になったのが、ナティスが体内に魔石を受け入れた影響なのか、ロイトの魔力だから特別なのかはわからない。
けれどそうでなかったとしても、この巨大な力の前に立てばきっと、ただの人間にだって何か大きな力が動いている事が、感じ取れただろう。
その位、ロイトの纏う魔力は凄まじかったし、世界を変えるほどの力を持ち恐れられる、魔王と呼ばれる所以がそこにあった。
人間だけでなく魔族達でさえ、この場に立っていることさえ出来ないのではないかと思える、その大きすぎる力。
けれどナティスは、少しも恐ろしくは感じなかった。
(私を大切そうに抱きしめてくれているこの温かい手を、怖がる理由なんてないもの)
唯一無二で有り、他を寄せ付けない闇の魔力。
その力をロイトが操っている限り、ナティスを傷付けるはずがないと知っているからという理由だけではない。
まるで、闇の魔力が自分の一部であるような気がする。
それは魔石を体内に取り込んだ事により、ロイトの闇の魔力が既に身体中に染み渡っている証拠であり、ナティスにとって闇の魔力というものが畏怖の対象ではなく、守護してくれる力なのだと心だけではなく身体が理解している証でもあった。
どんなに王として慕われようとも、誰にも理解出来ない力を持つが故に一人きりだったロイトに、寄り添える立場になれた事が、何よりも嬉しい。
ロイトから吹き出た魔力が空へ放たれ、人間の国全てを覆い尽くしていた真っ黒な闇を飲み込んで行く。
まるで、更に闇が深くなるのかと錯覚する様な光景が、目の前に広がっている。
やがてロイトの放った力は、ゆっくりと全ての悲しみを優しく抱き込むと、一気に弾けた。
「空が……」
残ったのは闇に遮られる前の、本来の姿。
今、ナティスの頭上にある魔族の国と繋がる広い広い空が、そこにはあった。
まるで解放を待っていたかのように、東の空から太陽が昇り始める。
月と星々の輝きは薄れ、朝焼けが眩しく地上を照らし始めた。
そしてそれは、遙か彼方の西の空へも伝わって行く。
幻想的なその風景こそ、ロイトがナティスへ贈りたいと言ってくれた景色に違いなかった。
ナティスを抱きかかえたまま立ち尽くすロイトの横顔に、もう憂いの影はない。
ティアを喪った悲しみも、人間への憎しみも、完全に消えはしないだろう。
それでもロイトは、忘れる事は出来なくても、そっと心の隅に置いて、ナティスと共に前を向くと決心してくれた。
それがどれだけナティスにとって、そして心の片隅に今も居るティアにとっても、嬉しくて幸せな事か。
言葉にするのは難しくて、ナティスはロイトの首に両手を回して、ただ思い切り抱きついた。
「ナティス?」
「最高の、贈り物です」
人間の国に太陽が戻った事以上に、闇に囚われてしまっていたロイトの心を救えたというその事実こそが、最高の贈り物。
笑って見上げたはずのロイトの表情が、滲む。
ナティスの瞳にそっと指を沿わせ、ロイトが涙を拭ってくれるまで、ナティスは自分が泣いている事に気付かなかった。
だけどそれは、悲しみの涙じゃない。
これから先の、幸せな未来を信じられる、希望の雫だ。
(もう私は、聖女でも生贄でもないけれど……。私の全てを、愛する魔王様に捧げるわ)
柔らかな日差しの下で、見つめ合い口付けを交わすロイトとナティスを、太陽の返還を見届ける為に集まっていたヴァルターと四魔天達が、遠くから優しく見守っていた。
魔王ロイト・ヴィリーヴァの治世は、代替わりすることなく数千年の時を刻み、繁栄を極めた。
魔王と勇者の妹の間に交わされた愛ある結婚と、それに付随した人間の国への太陽返還の効果は大きく、やがて長く続いた人間と魔族との戦いは、完全に終息の日を迎える。
魔王と元人間である王妃は、長い時を経ても誰もが羨むほどの仲睦まじさが変わる事なく、愛し合う二人の姿は種族の壁を壊す大きな一手となった。
また、魔王と勇者の親交はその後も続き、その協力関係は子々孫々に渡って続いたと言う。
東と西に別たれていた世界が一つとなり、全ての垣根が消失した事は、偉大なる魔王ロイト・ヴィリーヴァの数ある実績の中でも、最大の功績だと伝えられている────。
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完結おめでとうございます!そして、お疲れ様でした!
最後まで、ドキドキしながら楽しませてもらいました。
名残惜しくて、また最初から何度も読み返しています。
最終話が、タイトルと同じというのも、感慨深いものがありました。
2人のその後も、ぜひ読んでみたいです!
ありがとうございました❗️
感想ありがとうございます。
楽しんで頂けたなら、嬉しいです。
二人のその後まで気にして下さって、ありがとうござざいます。
いつも丁寧に読んで下さっているのがわかる感想に、とても励まされていました。
最後まで見届けて下さり、本当にありがとうございました!
まだお目にかかれたら、とても嬉しいです。
遅くなりましたが、新年明けましておめでとうございます。
今年も、素敵なお話を楽しみにしています。
そして、この急展開!
まさか勇者様が兄様だったとは…
でも、人間の国の方にも幸せになってもらいたいなぁと思っていたので、とても安心しました。
改めて、今までのお話を読み返したくなりました。
私、ヴァルター兄様の人柄にやられました⭐️
魔王様よりも好みかも😆
明けましておめでとうございます。
本年も、お付き合いの程どうぞよろしくお願い致します。
勇者様の正体に驚いて頂けた様で、良かったです(笑)
やはり魔王の最大の敵は勇者でなくては…という事で、満を持しての登場でした。
気に入って貰えたなら、とても嬉しいです。
敵国の真っ只中で物怖じせず、引っかき回してくるお兄ちゃんですが、ナティスを大切に思っての事ですので、ロイトにはもう少し頑張って頂きたいと思います。
最後まで見届けて頂けたら嬉しいです。
こんばんは。
ついに…!ですね。
早く明らかになってほしい気持ちと、お互いを不器用に気遣う2人を見ていたい気持ちがあいまって、もうドキドキです!
ちょっと前のお話ですが、リファナさんとセイルさんの絡みも、微笑ましくてとても好きです。
好きなシーンを読み返したりするのですが、情景や心情の描写がとても繊細で、映像が見えるようです。
読むのはあっという間だけど、作者様は大変だと思います。大切に読ませていただきます。
感想ありがとうございます。
ようやくここまで来ました。
読み返して頂いているだけでなく、映像が見えると言って貰えて、最大の賛辞です!
ついに…というシーンに差し掛かっていますが、お話はもう少し続きます。
最後までお付き合い頂けると、幸いです。