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61黄竜参上
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トカゲの追撃振り切り黄竜の住む最寄りの村にたどり着いた。
そこもトカゲはいたが前の村ほどではなかった。
村長と相談すると一気に突撃して持ってきた梯子で登り中に入りたいって言い出した。
密集して無いとはいえそれなりに数はいる…
年配の人20人連れて行くのはちょっとキツイよな。
かといって豪爆弾は1発しか無いし、爆裂玉を全員に持たせ近場で爆発させながら行くか?
正面をリンドウ頼りで切り開いてもらい、たまも、フェルをサポートで動いてもらって側面をクーニャ、アラクネで村人警護。
後ろでテオと俺で受け持てば、爆裂玉投げまくればなんとかなるか。
塀に着いてしまえば側面警護で村人先に登らせればいけるだろう。
村長に提案すると、全員の前で説明をさせられた。
村人の役割は梯子運搬と爆裂玉投擲。
村長に分担を決めてもらい準備が出来次第出発することにした。
梯子は全部で4つ体力のあるものから二人で1つ持たせることになった。
また肩の良い者4人が爆裂玉を投げる役。
他が運搬と着火に別れて役割を決めたようだ。
役割も決まり準備が整い、進軍開始。
見た目はコモドドラゴンなのだが動きは遅い。ノソノソっと近付いてくる。無理に体力を使うことなく、こちらも歩く速度で近付いていった。
壁まで50mいよいよトカゲに接触した。
リンドウが青龍偃月刀の射程内に入ったのを縦横無尽に切り裂いていった。
村人達も爆裂玉を投擲して、側面に寄ってきたのを吹き飛ばし始めた。その爆発を突破したのをクーニャ、アラクネが対処しフェルが左、たまもが右を接近してきたトカゲを監視指示していた。
後ろからテオが対処しきれないのを射抜いていき、テオの警護に俺がいる。後ろは移動速度が遅いから詰められる事は無いが爆裂玉を適度にまいて数を減らしておいた。
もっと密集状態を経験していたせいか今回は全然楽に感じる。
まもなくリンドウが壁にたどり着く。村人が中央に集まり始めた。
テオがやや中央に向かい始め俺は後ろを向き追撃部隊に対処を始めた。
梯子がかかりテオとフェルが先に登り梯子の脇に展開をした。
上からテオとフェルの精霊による支援でリンドウ、クーニャ、アラクネと俺で半円形に展開。村人達が全員登ったところで上から爆裂玉が一斉に投げられて、俺たちの前面に一旦空白が生まれた。そのチャンスを活用し全員で一気に梯子を登り、トカゲの追撃を逃れることに成功した。
乗り越えるとそこには住民が集まっていた。ここはまだ拠点になってるようで人もそこそこいるようだ。
村長がこちらの村長と話をして、20人の受け入れは無事に済んだようだ。
ついでに俺たちの事も説明したようで、村にあるもので必要な物をもって黄竜の龍脈に助けに行ってくれとお願いされてしまった。
村長は俺たちを籠城ように蓄えた倉庫に連れて行った。ここから好きなものを持って行けと。
黄竜が助かれば再起が出来る。村民が犠牲になろうとも構わないって言ってくる…
しかしこの人達を犠牲に進む事は俺には出来そうに無い。
補給と称して村民に爆裂玉の製造を手伝ってもらう事にした。幸い材料は全部ありそうだ。
ある程度できたら俺は豪爆弾の製造をする。20個ほど作ったら今度は回復ドリンク。
その頃には村民も手が空いてきたので回復ドリンクも作ってもらう。
これで出来上がった物を半分だけ受け取り出発準備をした。
村民にはこれ作っとけば、いざという時に使えるから作り続けるのをお願いして。
こちらのメンバーはあまり疲れを残していないが村民が好意で用意してくれた食べ物をいただき栄養剤を飲ませ即出発する事にした。
どういう訳か俺たちを狙って動いている様なので、すぐに動けばこの村の被害は軽減できる。
黄竜のいる場所まで最短になる北壁に集まり、爆裂玉で足元を吹き飛ばし、できた空間にリンドウが先に降り徐々に広げアラクネ、クーニャとだんだん広げ全員の降りる場所を確保した。
俺、たまも、フェルと降り、最後にテオが降りたところで移動を始めた。
さっきより全然数が少なくあっという間に突破できた。そのまま黄竜がいると言う峠を目指して進んだ。
10分ほど進むとだんだんと上り坂に変わっていった。そこから30分かけて山道に変わり、さらに30分進むと開けた場所に出た。
そこにはたくさんのトカゲやゾンビの様に動く人達、二足歩行の動物など様々なものが集まっていた。
その向こうには人が3人も並ぶと通れないだろう崖の道の先に金に輝く竜がいた。
黒龍とちょっと違うのは蛇みたいな細長いタイプで常に空を飛んでいる感じだった。火炎を吐き尻尾を振るって撃退しているが数が多い。竜人族と思われる人の集団もいるが多勢に無勢徐々に脱落者を出し回復作業も間に合ってない様だ。
俺たちが進むにはこの集団を蹴散らすしかない様なので、何も指示しなくてもみんな武器の手入れを始めていた。
俺は豪爆弾を飛ばすボウガンの組み立てに入った。今回も2機もう1つはもちろんテオに操作してもらう。
こいつを撃ち尽くしてから突入予定で万が一を考え他の者には前後を警戒してもらう。
最後に栄養剤を補給していよいよ戦闘開始である。
そこもトカゲはいたが前の村ほどではなかった。
村長と相談すると一気に突撃して持ってきた梯子で登り中に入りたいって言い出した。
密集して無いとはいえそれなりに数はいる…
年配の人20人連れて行くのはちょっとキツイよな。
かといって豪爆弾は1発しか無いし、爆裂玉を全員に持たせ近場で爆発させながら行くか?
正面をリンドウ頼りで切り開いてもらい、たまも、フェルをサポートで動いてもらって側面をクーニャ、アラクネで村人警護。
後ろでテオと俺で受け持てば、爆裂玉投げまくればなんとかなるか。
塀に着いてしまえば側面警護で村人先に登らせればいけるだろう。
村長に提案すると、全員の前で説明をさせられた。
村人の役割は梯子運搬と爆裂玉投擲。
村長に分担を決めてもらい準備が出来次第出発することにした。
梯子は全部で4つ体力のあるものから二人で1つ持たせることになった。
また肩の良い者4人が爆裂玉を投げる役。
他が運搬と着火に別れて役割を決めたようだ。
役割も決まり準備が整い、進軍開始。
見た目はコモドドラゴンなのだが動きは遅い。ノソノソっと近付いてくる。無理に体力を使うことなく、こちらも歩く速度で近付いていった。
壁まで50mいよいよトカゲに接触した。
リンドウが青龍偃月刀の射程内に入ったのを縦横無尽に切り裂いていった。
村人達も爆裂玉を投擲して、側面に寄ってきたのを吹き飛ばし始めた。その爆発を突破したのをクーニャ、アラクネが対処しフェルが左、たまもが右を接近してきたトカゲを監視指示していた。
後ろからテオが対処しきれないのを射抜いていき、テオの警護に俺がいる。後ろは移動速度が遅いから詰められる事は無いが爆裂玉を適度にまいて数を減らしておいた。
もっと密集状態を経験していたせいか今回は全然楽に感じる。
まもなくリンドウが壁にたどり着く。村人が中央に集まり始めた。
テオがやや中央に向かい始め俺は後ろを向き追撃部隊に対処を始めた。
梯子がかかりテオとフェルが先に登り梯子の脇に展開をした。
上からテオとフェルの精霊による支援でリンドウ、クーニャ、アラクネと俺で半円形に展開。村人達が全員登ったところで上から爆裂玉が一斉に投げられて、俺たちの前面に一旦空白が生まれた。そのチャンスを活用し全員で一気に梯子を登り、トカゲの追撃を逃れることに成功した。
乗り越えるとそこには住民が集まっていた。ここはまだ拠点になってるようで人もそこそこいるようだ。
村長がこちらの村長と話をして、20人の受け入れは無事に済んだようだ。
ついでに俺たちの事も説明したようで、村にあるもので必要な物をもって黄竜の龍脈に助けに行ってくれとお願いされてしまった。
村長は俺たちを籠城ように蓄えた倉庫に連れて行った。ここから好きなものを持って行けと。
黄竜が助かれば再起が出来る。村民が犠牲になろうとも構わないって言ってくる…
しかしこの人達を犠牲に進む事は俺には出来そうに無い。
補給と称して村民に爆裂玉の製造を手伝ってもらう事にした。幸い材料は全部ありそうだ。
ある程度できたら俺は豪爆弾の製造をする。20個ほど作ったら今度は回復ドリンク。
その頃には村民も手が空いてきたので回復ドリンクも作ってもらう。
これで出来上がった物を半分だけ受け取り出発準備をした。
村民にはこれ作っとけば、いざという時に使えるから作り続けるのをお願いして。
こちらのメンバーはあまり疲れを残していないが村民が好意で用意してくれた食べ物をいただき栄養剤を飲ませ即出発する事にした。
どういう訳か俺たちを狙って動いている様なので、すぐに動けばこの村の被害は軽減できる。
黄竜のいる場所まで最短になる北壁に集まり、爆裂玉で足元を吹き飛ばし、できた空間にリンドウが先に降り徐々に広げアラクネ、クーニャとだんだん広げ全員の降りる場所を確保した。
俺、たまも、フェルと降り、最後にテオが降りたところで移動を始めた。
さっきより全然数が少なくあっという間に突破できた。そのまま黄竜がいると言う峠を目指して進んだ。
10分ほど進むとだんだんと上り坂に変わっていった。そこから30分かけて山道に変わり、さらに30分進むと開けた場所に出た。
そこにはたくさんのトカゲやゾンビの様に動く人達、二足歩行の動物など様々なものが集まっていた。
その向こうには人が3人も並ぶと通れないだろう崖の道の先に金に輝く竜がいた。
黒龍とちょっと違うのは蛇みたいな細長いタイプで常に空を飛んでいる感じだった。火炎を吐き尻尾を振るって撃退しているが数が多い。竜人族と思われる人の集団もいるが多勢に無勢徐々に脱落者を出し回復作業も間に合ってない様だ。
俺たちが進むにはこの集団を蹴散らすしかない様なので、何も指示しなくてもみんな武器の手入れを始めていた。
俺は豪爆弾を飛ばすボウガンの組み立てに入った。今回も2機もう1つはもちろんテオに操作してもらう。
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