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13決戦黒龍
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「いつでも掛かって来い」
「随分余裕だな」
「なんだおぬし口が聞けるのか フン」
はじめはテオに機械弓で顔を狙わせボウガンは温存。リンドウさんは間合いを詰め俺はハンマーにアイテムをセットする。
まだこちらを侮っているうちにデカイ一撃を叩き込んでやる。
フェアリーズもここに簡単な魔法を使わせ目隠しさせる。
その隙にリンドウさんが右前脚に斬りつける。しかし鱗に少し傷をつけただけだった。
黒龍もダメージはないが鬱陶しいようで右前脚を振るって払いのけようとしていた。
早速チャンス到来。陽動でクーに手裏剣で左目を狙わせ死角になった左前脚にハンマーを叩きつけた。
ハンマーの威力で多少傷をつけるが割れるほどではない。ところがハンマーにつけたアイテムが追加効果を発揮。
ノイマン効果でメタルジェットが発生、見事に前脚関節部の鱗に穴を開けることに成功した。
「ガゴォーーーーーー」
突如襲って来た左前脚の痛みにさすがの黒龍も絶叫した。
どうやら自重を支えるのも困難なほどのダメージを与えることに成功したらしい。
ここでリンドウさんと左右を変わる。空いた鱗に斬撃を加える。
フェアリーズもウォーターカッターで追撃。見事鱗を剥がすことに成功。
まだ攻撃に移ってこれない黒龍にさらに追撃。
フェルがシルとサンドブラストその風にテオさんも矢を乗せてくる。
黒龍も目を細めて凌ぐが側面からクーのクナイが左目を傷付けた。
この作ってもらったチャンスに二発目を腹に叩き込んだ。
今度はだいぶ効いたようで身体を震えさせた。
しかし俺たちが攻撃出来たのもここまでだった…
キレた黒龍は痛む脚も気にせず振り回し始めた。
リンドウさんは薙刀のリーチでなんとか凌いでいる。
みんなの攻撃はこれだけ激しく動かれるとせっかく開けた傷には当たらなくなった。
最初に捕まったのはフェアリーズだった。目の前の虫を払うように脚を振ったのに巻き込まれた。
空かさずフェルが救助に向かうが妨害される。
そして力任せな一撃がリンドウさんを捉えてしまった。勢いよく壁に叩きつけられ崩れ落ちた。
攻撃を引きつけていてくれたリンドウさんが抜けた途端に俺は回避しか出来なくなった。
テオさんもボウガンに変えて打っているが鱗の貫通は認められるが効果が薄いし耐久度が持って数発。
クーも手裏剣に毒や麻痺を仕込んで傷口に刺してはいるが状態異常は認められない。
いきなり半壊攻撃手段が激減これはまずい。
これは捕まる覚悟で右前脚いくしかない。両脚ダメージ受ければ動きも遅くなるはず。
よし。右前脚に向かって走り出す。ところがその前にクーが頭に取り付き小太刀を左目に突き立てていた。
黒龍はクーを乗せたまま壁に激しく激突させた。クーは瓦礫とともに崩れていった。
その貴重なチャンスに右前脚に特大の穴を開け鱗も数枚剥がれ落ちた。
黒龍は倒れこまずにまだ耐えていた。
そして後脚で立ち上がると身体を回転させ尻尾で俺を吹き飛ばした。
身体の骨が何本かいったようだ。なんとか立ち上がるが武器は黒龍の前に落としてしまったようだ。
みんなも傷付きながら立ち上がっている。
今まともに動けるのはテオのみ。黒龍もテオ1人では何も出来ないと思っているようだ。
万策尽きたか。
ん?黒龍に走り寄る人がいる。テオだ綱鞭剣で切っているが効いてない。黒龍もやりたいようにやらせてるだけだ。
何か拾ったぞ?メタルジェット!?最後の1つあれに賭けるしかない。
黒龍も顔色変わった。
あの怖さをわかってるからな。なんとかチャンスを作って叩き込んでもらわないと…
「マスター大丈夫ですか?」
「お前無事だったのか?」
「フェアリーズもなんとか動けます」
なんと!?まだ一手打てるかもしれない。
「フェルあれいけるか?」
「まだ調整は出来てませんが打つ分には」
「それで構わん。足止めもあれでコンビでいけるか?」
「もちろんです」
「準備してくれ。合図出す」
「わかりました」
「テオ!チャンスを作る一度退避しろ」
テオが下がるのを確認してフェルに合図を送る
突如黒龍の足元が揺れる
「はん。地揺れごときがわしに効くもんか」
ところが突如水が噴き出し足元がぬかるみ脚を取られる
そして黒龍の胸元に赤く焼けた塊が出現
黒龍はその異様さに怯え足掻き逃げようとする。
「テオ爆発させるから伏せとけ」そう声をかけ黒龍の前に足を引きずりながら立ち塞がった。
手持ちは炸裂玉2つあれが臨界に達するまでは時間稼いでやる。
そろそろ足元が抜けそうだな脚の傷に1発突っ込んでやる。
ズドーン
「グォーーーーーー」
こっちも抜けてか。こっちにも。
ズドーン
「グァッ」
まだか!クソッ!後ろ脚抜けたら飛んで逃げる気か!もう1発妨害したいが何も手がない。
カーン
なんだ?薙刀飛んできた!?リンドウさんか!?
ズドーン
炸裂玉!?今度はクーか!?
「マスターいけます。逃げてください。」
「構わんやれ」
………
「フェル!フェアリーズ!」
ズゴーーーーーーン
後はテオ任せた。
テオと球体の間に立ち爆発の盾に少しでもなり、テオは黒龍の胸元に走り込み胸に空いた穴にメタルジェットを叩きつけた。
そして黒龍は倒れた。
その後は爆風に巻き込まれた俺、リンドウ、クーニャをフェルとテオが介抱してくれていた。
そのうち爆音を聞いて、様子を見にきたダークエルフが、村まで運んでくれた。
村では俺たちは5日間も寝たままだったらしい。
回復薬も効いていそうだが目を開けることはなかったようだ。
身体を起こしてみると全身筋肉痛のような感じで自由には動かなかった。
隣ではまだクーニャとリンドウさんが寝ていた。
あの時2人が身を挺して時間を稼いでくれたから勝つことができた。
逆に言えば俺が二人を犠牲にしてしまった。
そう思うと俺は居た堪れなくなり部屋を後にして庭に出た。
庭で座っていると黒髪ロングの青年が隣に座った。
「おぬし傷だらけじゃの~ワシなんてもう動き回れるぞ」
なぬ!?振り向くと爽やかに微笑んでいた。
「もしや黒龍の爺さんか?」
「そうじゃ他におるまい」
「その姿詐欺だな」
「いたいけな爺さん捕まえて詐欺とは酷いの~」
「で?なんのようだ?あれ食らってケロッとしてる姿見るともうどーでもいいや」
「おぬし四人のうち誰を選ぶんじゃ?妻のようなリンドウか?姉のようなテオか?それとも妹のようなフェルか?本命は娘のようなクーニャか」
「…」
「一層のこと全員選んでしまえ。この国じゃ当たり前だぞ」
「なぜそんなに構う?お前には関係ないだろ?」
「いや~ほら~ワシもメンツって物があるんじゃ負けて嫁候補を失ったとなればいろいろ聞かれるじゃろ?それが有名な戦士に負けたのなら良いのじゃがおぬし鍛冶屋じゃろ?ワシの格好がつかんのじゃ」
「それ俺関係なくないか?」
「いやいや関係大ありじゃ他ならぬテオのことじゃ単刀直入に言うあの子を抱いてやってくれ」
「ブゥ~ッ!なっなっなんでそうなる!?」
「あの子は娘のように見てきたからの~幸せそうにしてるの見て嫉妬したのじゃよ。それが今、おぬしを犠牲にしてワシにトドメを刺したから落ち込んでおるんじゃ。自分のわがままに付き合わせて、犠牲にして、手に入れた勝利に虚しさを感じておるんじゃ。頼む婿殿あの子の悲しむ姿は見たくないのじゃよ」
「婿殿って…」
「おぬしに他に好いた子が居てもあの子に夢を見させてやってくれ。」
「今テオは贖罪の気持ちでいっぱいだろう。それを褒美のような事しても余計に傷付くだろう」
「しかし…」
「だから体が動かない間はいろいろやってもらうさ。当分この村に居ないといけないからな。爺さんあそこの鉱石とって良いんだろ」
「それは構わぬぞ」
「今度はテオ1人であのぐらい痛めつけられるような武器作ってやるよ」
「いやあれは勘弁してくれさすがに老体には堪えるのじゃ」
「何を言う俺より若々しい姿じゃないか」
「あれだけ質の低いもん使ってあれじゃろ?ワシのところのでやったらさすがにワシも死ぬぞ」
「だから殺す気でテオにやらせるよ」
「婿殿勘弁してくれ~」
二人の話す壁の裏で
「ヒック。ヒック。」
「ねーテオ言った通りでしょう。マスターはこういう人だから心配いらないわ」
「時に最後のあの赤い玉はなんだったのじゃ?随分不安定そうに感じたぞ」
「あれまだ練習中の技で俺も今回初めて見た」
「婿殿の指示ではなかったのか?」
「やれと言っただけだけどな。出来る女は仕事が早いよ妖精4種統率するからな」
「て事はあれもパワーアップするのか!?」
「フェル教え上手だからなフェアリーズまとめて強力にしていくだろう」
「底知れぬ奴じゃの~わかった全てワシが負けじゃ。婿殿に全面的に協力する。その方が面白いもん観れるじゃろ」
「俺は爺さんの道楽じゃないぞ」
「婿殿の嫁たちは娘のような孫のようでの見守りたいのじゃ」
「じゃ~爺さん丈夫な糸か布知らないか?あいつら衣装を変えたがらないんだ。丈夫な布で同じように作ればあいつら傷付かずに済むんだ。なんかあったら教えてくれ」
「婿殿の強さの秘密はそれかの~ますます気に入った。ワシも娘達を守るのに全面的に協力するぞい」
「随分余裕だな」
「なんだおぬし口が聞けるのか フン」
はじめはテオに機械弓で顔を狙わせボウガンは温存。リンドウさんは間合いを詰め俺はハンマーにアイテムをセットする。
まだこちらを侮っているうちにデカイ一撃を叩き込んでやる。
フェアリーズもここに簡単な魔法を使わせ目隠しさせる。
その隙にリンドウさんが右前脚に斬りつける。しかし鱗に少し傷をつけただけだった。
黒龍もダメージはないが鬱陶しいようで右前脚を振るって払いのけようとしていた。
早速チャンス到来。陽動でクーに手裏剣で左目を狙わせ死角になった左前脚にハンマーを叩きつけた。
ハンマーの威力で多少傷をつけるが割れるほどではない。ところがハンマーにつけたアイテムが追加効果を発揮。
ノイマン効果でメタルジェットが発生、見事に前脚関節部の鱗に穴を開けることに成功した。
「ガゴォーーーーーー」
突如襲って来た左前脚の痛みにさすがの黒龍も絶叫した。
どうやら自重を支えるのも困難なほどのダメージを与えることに成功したらしい。
ここでリンドウさんと左右を変わる。空いた鱗に斬撃を加える。
フェアリーズもウォーターカッターで追撃。見事鱗を剥がすことに成功。
まだ攻撃に移ってこれない黒龍にさらに追撃。
フェルがシルとサンドブラストその風にテオさんも矢を乗せてくる。
黒龍も目を細めて凌ぐが側面からクーのクナイが左目を傷付けた。
この作ってもらったチャンスに二発目を腹に叩き込んだ。
今度はだいぶ効いたようで身体を震えさせた。
しかし俺たちが攻撃出来たのもここまでだった…
キレた黒龍は痛む脚も気にせず振り回し始めた。
リンドウさんは薙刀のリーチでなんとか凌いでいる。
みんなの攻撃はこれだけ激しく動かれるとせっかく開けた傷には当たらなくなった。
最初に捕まったのはフェアリーズだった。目の前の虫を払うように脚を振ったのに巻き込まれた。
空かさずフェルが救助に向かうが妨害される。
そして力任せな一撃がリンドウさんを捉えてしまった。勢いよく壁に叩きつけられ崩れ落ちた。
攻撃を引きつけていてくれたリンドウさんが抜けた途端に俺は回避しか出来なくなった。
テオさんもボウガンに変えて打っているが鱗の貫通は認められるが効果が薄いし耐久度が持って数発。
クーも手裏剣に毒や麻痺を仕込んで傷口に刺してはいるが状態異常は認められない。
いきなり半壊攻撃手段が激減これはまずい。
これは捕まる覚悟で右前脚いくしかない。両脚ダメージ受ければ動きも遅くなるはず。
よし。右前脚に向かって走り出す。ところがその前にクーが頭に取り付き小太刀を左目に突き立てていた。
黒龍はクーを乗せたまま壁に激しく激突させた。クーは瓦礫とともに崩れていった。
その貴重なチャンスに右前脚に特大の穴を開け鱗も数枚剥がれ落ちた。
黒龍は倒れこまずにまだ耐えていた。
そして後脚で立ち上がると身体を回転させ尻尾で俺を吹き飛ばした。
身体の骨が何本かいったようだ。なんとか立ち上がるが武器は黒龍の前に落としてしまったようだ。
みんなも傷付きながら立ち上がっている。
今まともに動けるのはテオのみ。黒龍もテオ1人では何も出来ないと思っているようだ。
万策尽きたか。
ん?黒龍に走り寄る人がいる。テオだ綱鞭剣で切っているが効いてない。黒龍もやりたいようにやらせてるだけだ。
何か拾ったぞ?メタルジェット!?最後の1つあれに賭けるしかない。
黒龍も顔色変わった。
あの怖さをわかってるからな。なんとかチャンスを作って叩き込んでもらわないと…
「マスター大丈夫ですか?」
「お前無事だったのか?」
「フェアリーズもなんとか動けます」
なんと!?まだ一手打てるかもしれない。
「フェルあれいけるか?」
「まだ調整は出来てませんが打つ分には」
「それで構わん。足止めもあれでコンビでいけるか?」
「もちろんです」
「準備してくれ。合図出す」
「わかりました」
「テオ!チャンスを作る一度退避しろ」
テオが下がるのを確認してフェルに合図を送る
突如黒龍の足元が揺れる
「はん。地揺れごときがわしに効くもんか」
ところが突如水が噴き出し足元がぬかるみ脚を取られる
そして黒龍の胸元に赤く焼けた塊が出現
黒龍はその異様さに怯え足掻き逃げようとする。
「テオ爆発させるから伏せとけ」そう声をかけ黒龍の前に足を引きずりながら立ち塞がった。
手持ちは炸裂玉2つあれが臨界に達するまでは時間稼いでやる。
そろそろ足元が抜けそうだな脚の傷に1発突っ込んでやる。
ズドーン
「グォーーーーーー」
こっちも抜けてか。こっちにも。
ズドーン
「グァッ」
まだか!クソッ!後ろ脚抜けたら飛んで逃げる気か!もう1発妨害したいが何も手がない。
カーン
なんだ?薙刀飛んできた!?リンドウさんか!?
ズドーン
炸裂玉!?今度はクーか!?
「マスターいけます。逃げてください。」
「構わんやれ」
………
「フェル!フェアリーズ!」
ズゴーーーーーーン
後はテオ任せた。
テオと球体の間に立ち爆発の盾に少しでもなり、テオは黒龍の胸元に走り込み胸に空いた穴にメタルジェットを叩きつけた。
そして黒龍は倒れた。
その後は爆風に巻き込まれた俺、リンドウ、クーニャをフェルとテオが介抱してくれていた。
そのうち爆音を聞いて、様子を見にきたダークエルフが、村まで運んでくれた。
村では俺たちは5日間も寝たままだったらしい。
回復薬も効いていそうだが目を開けることはなかったようだ。
身体を起こしてみると全身筋肉痛のような感じで自由には動かなかった。
隣ではまだクーニャとリンドウさんが寝ていた。
あの時2人が身を挺して時間を稼いでくれたから勝つことができた。
逆に言えば俺が二人を犠牲にしてしまった。
そう思うと俺は居た堪れなくなり部屋を後にして庭に出た。
庭で座っていると黒髪ロングの青年が隣に座った。
「おぬし傷だらけじゃの~ワシなんてもう動き回れるぞ」
なぬ!?振り向くと爽やかに微笑んでいた。
「もしや黒龍の爺さんか?」
「そうじゃ他におるまい」
「その姿詐欺だな」
「いたいけな爺さん捕まえて詐欺とは酷いの~」
「で?なんのようだ?あれ食らってケロッとしてる姿見るともうどーでもいいや」
「おぬし四人のうち誰を選ぶんじゃ?妻のようなリンドウか?姉のようなテオか?それとも妹のようなフェルか?本命は娘のようなクーニャか」
「…」
「一層のこと全員選んでしまえ。この国じゃ当たり前だぞ」
「なぜそんなに構う?お前には関係ないだろ?」
「いや~ほら~ワシもメンツって物があるんじゃ負けて嫁候補を失ったとなればいろいろ聞かれるじゃろ?それが有名な戦士に負けたのなら良いのじゃがおぬし鍛冶屋じゃろ?ワシの格好がつかんのじゃ」
「それ俺関係なくないか?」
「いやいや関係大ありじゃ他ならぬテオのことじゃ単刀直入に言うあの子を抱いてやってくれ」
「ブゥ~ッ!なっなっなんでそうなる!?」
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「婿殿って…」
「おぬしに他に好いた子が居てもあの子に夢を見させてやってくれ。」
「今テオは贖罪の気持ちでいっぱいだろう。それを褒美のような事しても余計に傷付くだろう」
「しかし…」
「だから体が動かない間はいろいろやってもらうさ。当分この村に居ないといけないからな。爺さんあそこの鉱石とって良いんだろ」
「それは構わぬぞ」
「今度はテオ1人であのぐらい痛めつけられるような武器作ってやるよ」
「いやあれは勘弁してくれさすがに老体には堪えるのじゃ」
「何を言う俺より若々しい姿じゃないか」
「あれだけ質の低いもん使ってあれじゃろ?ワシのところのでやったらさすがにワシも死ぬぞ」
「だから殺す気でテオにやらせるよ」
「婿殿勘弁してくれ~」
二人の話す壁の裏で
「ヒック。ヒック。」
「ねーテオ言った通りでしょう。マスターはこういう人だから心配いらないわ」
「時に最後のあの赤い玉はなんだったのじゃ?随分不安定そうに感じたぞ」
「あれまだ練習中の技で俺も今回初めて見た」
「婿殿の指示ではなかったのか?」
「やれと言っただけだけどな。出来る女は仕事が早いよ妖精4種統率するからな」
「て事はあれもパワーアップするのか!?」
「フェル教え上手だからなフェアリーズまとめて強力にしていくだろう」
「底知れぬ奴じゃの~わかった全てワシが負けじゃ。婿殿に全面的に協力する。その方が面白いもん観れるじゃろ」
「俺は爺さんの道楽じゃないぞ」
「婿殿の嫁たちは娘のような孫のようでの見守りたいのじゃ」
「じゃ~爺さん丈夫な糸か布知らないか?あいつら衣装を変えたがらないんだ。丈夫な布で同じように作ればあいつら傷付かずに済むんだ。なんかあったら教えてくれ」
「婿殿の強さの秘密はそれかの~ますます気に入った。ワシも娘達を守るのに全面的に協力するぞい」
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