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8救出エルフの森

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プスプスプスプスプスプスプスプス

音が締まらんな~

結局ガトリング砲って言いたいけど、連発式の吹き矢だからね。
吹いてるのが妖精だから連発が可能であって…
フェル顔真っ赤!そもそもそれ口から息吹く必要ないから。
風の召喚魔法でいいだけなんだけど…
もしやこの子天然?もしくはドジっ子?俺には判断つけられない…

「親方…あんたって人はクックック」
聞かなかったことにしよう。

向こうの3人は再集結して3番目の村に向かい始めたようだ。
こっちもシルとノーミのサンドブラストが、強風の中の石飛礫って感じでだいぶ威力が出てそうだ。
連発吹き矢(フェル専用)も結構威力出してくれてます。空気の圧力がそのまま威力だからね。
撃ち漏らしもサラの火炎放射器とディネの高圧洗浄機って感じで蹴散らしてくれてます。
護衛で来てくれた傭兵(プレイヤー)さん達仕事がない。
着いてからが大変かもしれないから休んでてもらおう。

プスプスプスプスふーーーーー
針切れた。
「フェルありがとう。よく頑張ったな。助かったよ」頭なでなで
「こっこれくらい大した事ないですわ」
と言って顔赤らめながら、サラの火に風足してすげー勢いついてる。
ディネの水にも小石か?混ぜて威力あげてるな~
こいつのキャラが読めん…ツンデレの一種になるのか?
今後も研究が必要だな。

そんなフェルの活躍もあり?と言うか妖精達の力だけで突破してないか?
無事に4番目の村前に到着。中の人に合図のためわざと炸裂玉を使いました。

護衛で着いてきた人達を防衛と交換させ、その隙に防衛してた人を下げ回復薬を飲ませ交代させていきました。
こっちを頭に任せ重傷者エリアに向かいます。
フェルも着いて来そうだったので4妖精の監視という名の休憩を言い渡しました。
次もすぐ無茶なお願いするから休んでてとお願いして。

重傷者エリアに着くとなんと満身創痍のエルフが大量。こっちをウサに任せた。
1番激戦の場所にはやっぱりハーレーメンバーいました。みんな傷だらけ。
回復薬を持ってきたと言っても、まだいいと言いやがりましたよこの馬鹿ガンマ!
クーに無理やり引っこぬくから穴をカバーしてもらうようにして、ガンマに向かってハンマーフルスイング。
見事吹っ飛び列から抜けさせ、メグとナタリーに付き添いで薬飲まさせ、ガンマの頭冷やさせて、まともになったら他のメンバーと変わるように言った。

全員変わらせても良かったけどリーダーのガンマが、1番冷静さを失ってたからあえて疲労の出てる3人残して今の状況見させました。
程なくしてナタリー復帰メグはまだ魔力が戻らない。携帯食料食べて少し戻すみたいだ。
ガンマは一部始終見てたエルフに話しかけられてます。
そこで残り3人を回復に下がらせた。

程なくして増援に来たメンバーと倒れてたエルフが参戦してきた。
ここで一度前を任せガンマの元に。
「頭冷えたか?」「いくらなんでもハンマーはやりすぎだろ」「斧の方が良かったか?」「そこはスリッパだろ~」
やっといつもの状態に戻ったかな?責任感強いのはいいけど回りも見れないとな。

「まだうちのメンバーは休ませたいが何か打開策あるか?」
「やっとリーダーらしい事言えるじゃないか」
そこで先頭をガンマに任せ、後方をエルフの弓部隊を率いるナタリーに任せ先発させて、弓の攻撃範囲で進むようにさせた。
村回りはあっという間に掃討されガンマの部隊に引きずられ離れていった。

「クーそろそろ行くよ。炸裂玉用意しといて」
その声を聞いてハーレーメンバーも動き出しました。
またガンマ暴走したら困るって。いい奴らに恵まれたね~

そしてここに出来る女?が休んどけって言ったのに針いっぱい集めてあるよー
ん~怒っていいのか褒めていいのか対応に困る…
こっちがツンデレしてやるか?
まー素直にありがとうと言っておこう。

後続部隊は戦闘にならず前進でき、無事にガンマ部隊に合流。そのまま回復休憩で入れ替わり、そこからは全部をガンマに任せ再出発。
エルフさん達も自分たちの手で村取り戻すって張り切ってます。

やっぱりガンマって人を使うの上手いな面倒見がいい。
弱いとこのサポートが早い。よく回りが見えている。さっきのは一体なんだったんだ?
まー黒歴史としてしばらく突っつくネタにさせてもらおう。

「ガンマ向こうの部隊見えてきたぞ。突破力に物言わせて突き進んでるぞ」
「こっちは堅実に行こう。いざとなったらゼットが囮になるんだろ?リア充の宿命で(笑)」
「このやろう(笑)」
「て事で連絡役行きたいかい?」

なんの?と思ったら冗談だった。
おそらく同じ方向に向いてそうだから挟撃出来るから必要なさそうって。
へーそこまで見渡せてんのこの人。

まーあれだけデカイの見えればそりゃそうか。
今回のボスらしい普通の20倍くらいありそうな毛虫がウネウネしてます。

「ガンマ移動速度上げるから前立つよ。その分あれ任すから。」
ズドーン!ズドーン!
無理やりこじ開けて空いた空間になだれ込み、移動速度が上がって挟撃の形でボスの前にたどり着いた。

みんながボスに夢中になる間、後方のちびすけ達を掃討する事にしました。
意外とこいつら侮れない。
遠隔攻撃部隊を地味に削ってくれます。

長い事ボスも耐えていたがこれだけのメンツに切り刻まれついに沈黙した。
ボスの断末魔と共にニードルワームは森の奥に帰って行った。
ニードルバードもいつの間にか害を成さなくなり、何処かへ消えていった。

結局エルフ達は数を半分に減らしてしまい再建まで長い年月が必要になった。
エルフの長老も、助けてもらったのにお礼も何も出来ないのだが、村の再建まで少し手伝って欲しいとお願いされ、
警備を中心とした治安維持活動と住居建築、治療など皆が手伝えるものをする事になった。

そーなんですよ。1番面倒臭い仕事が押し付けられましたよ。
エルフの選んだ木を切って加工して家作ってますよ。
その代わり運ぶのは力自慢に任せてますけどね。
一度森が荒れてしまうとモンスターの気が立っていて、本来いた種族も戻って来ていたが縄張りを広げに来たのもいて、危険な状態が続いていた。

みんななんだかんだとこのエルフの村で入り浸ってます。
中にはエルフを本気で口説いてる人もいるけど、そこはみんな酒の肴にしてからかって楽しんでます。
俺的にはエルフの弓を見せてもらっていい勉強してます。

エルフの森の古木は魔力でも宿しているのかなんとも言えない力を感じる。
家建てた廃材の使えるところを使って弓を作ってみたらそれだけでそこそこの能力を持っていた。
森の中だとね火が使えなくて木の加工系しか出来ないの…

しばらくしてモンスター退治で指揮したメンツが集まる事になった。
ゴール、ムサシ、なぎさ、ガンマ、なぜか俺…
ゴ「目の前の敵を切りまくればいいのかと思ってたがあれは死ぬかと思ったな」
ム「ほんとだな後ろがあるのとないのでは効率が全然違うな」
な「弓がこんなに集団戦で重要だとは思わなかったわ」
ガ「そうだよね。きつい時こそ回りを見ないといけなかったしね」
ゴ「それを1人でこなしちゃうんだもんな」
ム「盗賊を1人であれだけ出来るやり方知ってればこの結果も納得だよね」
な「指示受けただけじゃわからなかったもの動いてるの見て初めてわかったわ」
ガ「俺なんかハンマーで殴られて最前線から強制退場させられたぜ」
みんなの視線が俺に集まる…

俺「何をおっしゃいます。皆さんきっかけ掴んだら凄かったじゃないですか」
ゴ「確かにコツ掴んだら、ムサシとなぎさがそばに居て安心して動けたがな」
ム「そうだね隣がいるのといないのでは違いでたね」
な「前に壁がいるだけで支援に力を入れられたからね」
ガ「交代要員のありがたみは良くわかったよ」
うんうんと頷く皆さん なんか居心地悪いんですけど…帰りたいよー

俺「そもそも皆さんのメールなかったら俺、エルフの森居ませんよ?増援要請と回復薬をって来たから手配して行ったんですよ」
ゴ「だからって道具屋ごと持ってくるとは恐れ入ったぜ」
ム「ほんとだよ。爆弾まで持ってくるんだから」
な「しかも素材まで用意させたんだってじゃん」
ガ「しかもそれの代金誰も払ってないんだぞ」
あーなるほど!そこが今回の招集か意外とみんな義理堅いじゃん

俺「そこは大丈夫だよ。エルフの村で営業許可権入手出来たって言ってたから充分元取ったってよ」
ゴ「でもそれじゃ~借り作ったままでしっくりこないんだよな」
ム「確かにハンデもらってるみたいで気分いいもんではないな」
な「次に何か起きたら頼みにくくなっちゃうし」
ガ「お前とは貸借り無く居たいんだが」
皆さん結構義理堅いね。これは俺が何かみんなに頼るようにしないといけないよね。

俺「そしたら一個困ってる事があるんだけどさ~」
全員「「何?」」
早いしハモったし4人で打ち合わせしてたな?

「俺も道具屋も、材料の入手がこないだの盗賊で脅かされて以来、一般的なのしか入手が出来ないから、レア度の高いのでも買い取りたいんだ、もし珍しいので要らないのあったら売って欲しい。みんなの実力ならより凄いアイテム手に入りそうだし新商品作れそうだから。」
ゴ「なるほど」
ム「行けないとこの素材集めか」
な「団体でしか行けないとこもあるしね」
ガ「今、村に縛られちゃってるからちょうどいいかもね」
こうしてみんなの暇潰しも兼ねてアイテム集めをお願いする事になりました。


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連発式吹き矢 妖精無駄遣いアイテム。継続的に空気を送り込んで続けて針を飛ばせるってことで
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