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4妖精国で大ピンチ
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えい! ゴーン手がしびれる~効いてんのかこいつ?
しょっぱなから出くわした岩猪。
硬い、早い、で飛び道具も弾かれる。地道に叩きまくってたら急所が見えた。
ピンポイントツルハシアタック!!
急所を貫いた。
岩皮、キバをゲットした。
硬いな~こいつ全然効かない。妖精の国だけあって魔法系じゃないと効かないのか?
ガンマが言うには、妖精国の関所で妖精の加護を受けられるらしいけど、王城詰所に赴いてくれってなんなんだよ?
妖精の加護をもらえれば大して苦労しないって…加護が無いから苦労しまくりだよ。
次は何?火蜥蜴?うわ火吐いてきた。ええーい!こうなったら目眩しの粉玉。ドーン!爆風で火が消えた!?なぜ爆発する?簡易な粉塵爆発か?
今のうちにアタック!
蜥蜴の尻尾ゲット。
もう次かよ。
次は水蛇!?
くそー!水の中からちょこまかと、こうなったら釣竿に針いっぱいつけて振り回せば。バチャーン !クッ!よしかかった岸に上げれば…しまった!外れた!せっかくの苦労が…あっ華麗な猫パンチがクリーンヒット
毒キバ、水蛇の鱗ゲット
ヒューン
次は何?鳥?ヤマアラシ吹き矢。外れたー。あっ!クーニャ本能で捕まえて咥えてきた。嘴、風の羽ゲット。
もーなんなんだよ。これとりあえずハンマーに岩皮巻いて。
クナイに鱗嵌めて、棒手裏剣に尻尾かぶせて、ツルハシに嘴くっつけて。
これで次来たやつに試して、さっきよりやりやすい!やっぱり属性の相性でやるしかないのか?
さっきからなんか見られてる気がする。けど、早く城にたどり着かないとこっちが持たない!
ゼーゼーぜー。なんとか町にたどり着けた。もう歩けない。クーニャもさすがに限界きてるな。
道具屋探す体力ないなぁ~もうこの宿屋入っちゃえ一。部屋ある?なんでもいいよそこで。
装備を脱ぎ捨て「クーニャ、もう寝よう」と言ってベットに倒れこみそのまま落ちた。
翌朝
眩しさで目を覚ますとすぐ目の前にクーニャがいた。
しかも人型で裸。全身で柔らかな温もりを感じながら、心地よい朝を迎えていた。
まだ起こしちゃいけないと寝顔を見ていると、何かこみ上げてくるものが…
やばいと思い体を離そうとすると起きてしまった。
両方が…(自粛)そこへ助けがやってきた腹の虫が(笑)グー~~
2人顔を見合わせて笑ってしまった。
すぐ身支度を整えて、食堂に駆け込んだ。ご飯を食べながら今後のモンスターに通用する武器をどのように作ろうか…
王城の詰所に行けば何かあるのか?わからないことだらけだ。
道具屋を探すとすぐ見つかった。窓口はクーニャときた兎人族の子(ウサ)だ。さすがにそっちの専門家(耳がいい)持ってきたか。
なぜか衣装はメイド服誰の意向だ?
ちょっと情報仕入れて、棒手裏剣を4属性対応に一本づつ細工だけしておこう。
自分のはヤマアラシ吹き矢に毒キバとかつけとこう。
そしていざ王城に。詰所に着くとなぜかお城の待合室。さっきから何か見られてる気がするけどなんなんだろう?
別室にて
「こいつが測定不能者か?」
「はい 魔力0ですが適性はクリアしています。」
「そうなるとこやつにすべてのものの中から選ばせるしかないの~」
「左様です。そうしますと彼女も入ってしまいますが」
「致し方あるまいどうなるか見守ってみよう」
「お待たせいたしました。国王様とお会い頂けます」と身なりのいい青年が呼びに来ました。
国王!?なんで国王?俺なんか悪いことしたか?
そもそもこんな時呼びに来るのはメイドじゃないのか?
しばらく歩き、ドン!鼻痛い。いつの間にか扉の前に着いたようで、立ち止まったクーニャに顔をぶつけました。
重厚な扉が開き中には、赤やら、青やらいろいろな色が揺らめいていた。
その中心の椅子に腰を下ろす人?が声をかけてきた。
「よくぞ参られた特異なるものよ」
特異ってなんだよ特異って変わり者って事か?確かにこの世界の中じゃそうだろうよ。
「この中より好きな妖精を選び加護を受けなさい」
なんでこんな偉そうにされて命令されんといかんのだ?
「わたくしでも構いませんことよ」
お前なんぞもっといらん。
「あなたが国王様で?」
「この中から妖精を選んだ後に案内するわ」
選ばないと会えないのか…なんか腹たった
「クーごめん迷惑かける」「いえ、ご主人様のやりたいように」
「そろそろ決めておくれ 。わたく…」
「いらん帰る」
勝手に部屋を出て、王様にも会わず宿に帰って来ました。
そして今はクーに膝枕してもらいながら考え事中。
後どうするか何か使えるアイテム探すか?
「クー」「それで構いませんよご主人様」「ごめんその言葉に甘える」
「頭に妖精国で取れるアイテム情報あったら聞いといて」
「かしこまりました。ご主人様」
「あっそれと昨日から視線のようなもの感じないか?」
「微細な気配は感じておりますが同一ではありませんし、気にする必要はないかもしれません」
やはりそうか何かの試験を受けているようだ。
翌日リストを元にアイテム収集
炸裂草 水袋 浮き袋 助燃粉
この辺用意しといて、いつも出る鉱石の粉を集めて、中には炸裂草を入れて導火線通して、それと試しに小さい水袋を炸裂草にくっつけてと
これが上手く行けば、粉を濃密な状態で舞わせて、導火線の残り火で着火。水袋は粉と水の化学反応で可燃気体出るの期待して…
まずは一発目テスト…ズドーンやべー思った以上に上手く出来すぎた…こりゃ集団用だなそんじゃこれを小さくすれば…
ドーン意外と上手く出来すぎちゃった…たまたまこの世界のものが計算通りに行ったって事にしておこう…そのうち火薬が作れるようになるだろうからつなぎとして使っとこう。
炸裂玉小、炸裂玉大
まずは実戦で使ってみるか。着火からの時間計っとかないとな。
ドーン ズドーン ズドーン ドーンドーン
意外と使えるぞ小で5秒 大で10秒
時間調整可能だし何より強くぶつかった衝撃で炸裂草が破裂して時間守る必要も少なくて済むこれでいいな。
なんかいつもより視線が多い気がする…
断られたのが気になって見に来てるってところか?
なぜに一介の鍛冶屋に執着するんだ?
ん?こんなもん作り出すから魔法が不要になるかもって不安なのか?
現に加護無しでなんとかしちゃったし悪いことしちゃったかな…
「クー妖精欲しいか?」
「自分の知らないものは見てみたいと思います。それにあの人私に似てるかも。」
「似てる?」
「はい。努力を強いられ実績出そうになると、必要とされない。挙句の果てには捨てられ…」
クーお前の過去には何があった!?
「今はこうして必要とされることに幸せを感じております」
お前はいい子に育ったな~おじさんは嬉しいぞ。
「よしクーが必要って事でもう一度行こう。俺が交渉していいか?」
「構いませんがご主人様の分は?」
「それは入ってから決める」
国王執務室
「国王様またこちらに戻っていただけるようです」
「本当か?」
「はい。連れの方が選ぶとのことで、くるようです。男の方はまだわかりません」
「それだけでも良しとしよう。果たして誰を選ぶのやら」
「お待たせいたしました。ではこちらに」
「なんでこんなこと必要なの?」
「それは私にもわかりません。着きました。」
また以前と同じ部屋、同じ景色。さすがに例の彼女は隅に引っ込んでいた。
まずは説明を聞くと、妖精の協力がないと生き残れない人が多く、国境で自動的に振り分けられる。
しかし一定基準を満たしたものは、好きな妖精を選ぶことが出来る。
この場に居るのは、現在フリーの妖精で、中には4属性扱えるものもいるという。
前回の彼女はそのうちの1人、どうやら売れ残り記録更新中らしい…
そしてこっちの隅は落ちこぼれ組…ん?こいつら…たぶんいつも感じてた視線こいつらだ。
俺が立ち止まった事で肩寄せ合って怯えてる。苦手属性居ても気にせず…
こいつらならいろいろ出来そうだな。
「選ぶの1つじゃないといけないの?」
「特には決まっておりませんが通常皆さま一体選ばれるのが通例でして」
「じゃー選んでもいいんだね。そしたらこいつらにする。それとまだ実力ないから、教官役にお前こい。お前はクーにつけ」
「ここにいることになる全ての妖精の協力体制用意しとけ。他の奴らもここにいて腐るよりは、たまに出てきて実戦訓練した方がいいだろう?この条件飲めないなら妖精は要らない。帰る」
帰るそぶりを見せたら教官役に指名した以前の彼女が、皆と話す時間を欲しいと言うので控室に下がった。
国王執務室
「なかなか面白いことを言ってくれるの~妖精たちの様子は?」
「はい。まさか落ちこぼれ組がと動揺はありますが、彼女はやる気で取りまとめております」
「これもこやつが来たおかげかの~」
しばらくして話し合いが終わり、言った通りにすると言ってきた。
クーに教官と、四匹?は俺に。しかも教官の指揮権も俺が持っていいことになった。
そこで国王の元に行く
ありきたりの挨拶をして、この異様な組み合わせを今後の参考にしていいか?と聞かれるので、もちろんOKした。
妖精に名前をつけてもいいか聞くとOK出た。
なかなか異例づくしの提案しているようで、全部飲んでくれていることに驚愕している。
後でとんでもないことやらされないよな…
妖精達の棲家としてブレスレットをもらった。ここからいつでも呼び出せるそうだ。
それで肝心の教官なぜかクーの妹キャラになっちまった…お姉様って…
しごきをやるときは女教師になってもらわないと。
姿は自由に変わるらしいし、しばらくはやること伝えて教育しといてもらわないと。
さて名前か…俺ってこう言うのセンスないんだよな~クーは決めてくれないし困った。
かと言って決めないと普段なんて呼んで良いのやら…
あいつは教官でいいだろうけど、こいつらか四元素だからそのまま呼ぶか?
とりあえず名前を仮につけることにして、納得出来る実力を見れたらちゃんとしたのつけることにしよう。
こうして教官と火、水、風、土と仮の呼び名が決まり早速鍛冶に協力させます。
火に炭を起こさせ、風で火力を上げさせ、土に鉱石を制御させ、水で冷やすってのをやりたかったのだが…
こいつら全力でしか出来ないっぽい…
あっ!炎の竜巻が天井焼いてる…鉱石が飛び回って壁に穴空いてる…水があふれて床上浸水だ…
こうしてしばらく工房は閉鎖されました。
次にやる時まで練習させてやる。その前に教官に見本でやらせよう。
しかし教官、顔が引きつって冷や汗流れてる…ダメかもしれない。
俺ってもしかして大変な奴ら引き取ってきちゃったか?
しばらくは俺が鬼になるしかないか?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
炸裂玉 炸裂草で金属の粉が舞うその粉塵爆発の予定がアルミの粉が水付くと水素でるみたいで軽い水素爆発のイメージです
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ご意見ご感想お待ちしてます
しょっぱなから出くわした岩猪。
硬い、早い、で飛び道具も弾かれる。地道に叩きまくってたら急所が見えた。
ピンポイントツルハシアタック!!
急所を貫いた。
岩皮、キバをゲットした。
硬いな~こいつ全然効かない。妖精の国だけあって魔法系じゃないと効かないのか?
ガンマが言うには、妖精国の関所で妖精の加護を受けられるらしいけど、王城詰所に赴いてくれってなんなんだよ?
妖精の加護をもらえれば大して苦労しないって…加護が無いから苦労しまくりだよ。
次は何?火蜥蜴?うわ火吐いてきた。ええーい!こうなったら目眩しの粉玉。ドーン!爆風で火が消えた!?なぜ爆発する?簡易な粉塵爆発か?
今のうちにアタック!
蜥蜴の尻尾ゲット。
もう次かよ。
次は水蛇!?
くそー!水の中からちょこまかと、こうなったら釣竿に針いっぱいつけて振り回せば。バチャーン !クッ!よしかかった岸に上げれば…しまった!外れた!せっかくの苦労が…あっ華麗な猫パンチがクリーンヒット
毒キバ、水蛇の鱗ゲット
ヒューン
次は何?鳥?ヤマアラシ吹き矢。外れたー。あっ!クーニャ本能で捕まえて咥えてきた。嘴、風の羽ゲット。
もーなんなんだよ。これとりあえずハンマーに岩皮巻いて。
クナイに鱗嵌めて、棒手裏剣に尻尾かぶせて、ツルハシに嘴くっつけて。
これで次来たやつに試して、さっきよりやりやすい!やっぱり属性の相性でやるしかないのか?
さっきからなんか見られてる気がする。けど、早く城にたどり着かないとこっちが持たない!
ゼーゼーぜー。なんとか町にたどり着けた。もう歩けない。クーニャもさすがに限界きてるな。
道具屋探す体力ないなぁ~もうこの宿屋入っちゃえ一。部屋ある?なんでもいいよそこで。
装備を脱ぎ捨て「クーニャ、もう寝よう」と言ってベットに倒れこみそのまま落ちた。
翌朝
眩しさで目を覚ますとすぐ目の前にクーニャがいた。
しかも人型で裸。全身で柔らかな温もりを感じながら、心地よい朝を迎えていた。
まだ起こしちゃいけないと寝顔を見ていると、何かこみ上げてくるものが…
やばいと思い体を離そうとすると起きてしまった。
両方が…(自粛)そこへ助けがやってきた腹の虫が(笑)グー~~
2人顔を見合わせて笑ってしまった。
すぐ身支度を整えて、食堂に駆け込んだ。ご飯を食べながら今後のモンスターに通用する武器をどのように作ろうか…
王城の詰所に行けば何かあるのか?わからないことだらけだ。
道具屋を探すとすぐ見つかった。窓口はクーニャときた兎人族の子(ウサ)だ。さすがにそっちの専門家(耳がいい)持ってきたか。
なぜか衣装はメイド服誰の意向だ?
ちょっと情報仕入れて、棒手裏剣を4属性対応に一本づつ細工だけしておこう。
自分のはヤマアラシ吹き矢に毒キバとかつけとこう。
そしていざ王城に。詰所に着くとなぜかお城の待合室。さっきから何か見られてる気がするけどなんなんだろう?
別室にて
「こいつが測定不能者か?」
「はい 魔力0ですが適性はクリアしています。」
「そうなるとこやつにすべてのものの中から選ばせるしかないの~」
「左様です。そうしますと彼女も入ってしまいますが」
「致し方あるまいどうなるか見守ってみよう」
「お待たせいたしました。国王様とお会い頂けます」と身なりのいい青年が呼びに来ました。
国王!?なんで国王?俺なんか悪いことしたか?
そもそもこんな時呼びに来るのはメイドじゃないのか?
しばらく歩き、ドン!鼻痛い。いつの間にか扉の前に着いたようで、立ち止まったクーニャに顔をぶつけました。
重厚な扉が開き中には、赤やら、青やらいろいろな色が揺らめいていた。
その中心の椅子に腰を下ろす人?が声をかけてきた。
「よくぞ参られた特異なるものよ」
特異ってなんだよ特異って変わり者って事か?確かにこの世界の中じゃそうだろうよ。
「この中より好きな妖精を選び加護を受けなさい」
なんでこんな偉そうにされて命令されんといかんのだ?
「わたくしでも構いませんことよ」
お前なんぞもっといらん。
「あなたが国王様で?」
「この中から妖精を選んだ後に案内するわ」
選ばないと会えないのか…なんか腹たった
「クーごめん迷惑かける」「いえ、ご主人様のやりたいように」
「そろそろ決めておくれ 。わたく…」
「いらん帰る」
勝手に部屋を出て、王様にも会わず宿に帰って来ました。
そして今はクーに膝枕してもらいながら考え事中。
後どうするか何か使えるアイテム探すか?
「クー」「それで構いませんよご主人様」「ごめんその言葉に甘える」
「頭に妖精国で取れるアイテム情報あったら聞いといて」
「かしこまりました。ご主人様」
「あっそれと昨日から視線のようなもの感じないか?」
「微細な気配は感じておりますが同一ではありませんし、気にする必要はないかもしれません」
やはりそうか何かの試験を受けているようだ。
翌日リストを元にアイテム収集
炸裂草 水袋 浮き袋 助燃粉
この辺用意しといて、いつも出る鉱石の粉を集めて、中には炸裂草を入れて導火線通して、それと試しに小さい水袋を炸裂草にくっつけてと
これが上手く行けば、粉を濃密な状態で舞わせて、導火線の残り火で着火。水袋は粉と水の化学反応で可燃気体出るの期待して…
まずは一発目テスト…ズドーンやべー思った以上に上手く出来すぎた…こりゃ集団用だなそんじゃこれを小さくすれば…
ドーン意外と上手く出来すぎちゃった…たまたまこの世界のものが計算通りに行ったって事にしておこう…そのうち火薬が作れるようになるだろうからつなぎとして使っとこう。
炸裂玉小、炸裂玉大
まずは実戦で使ってみるか。着火からの時間計っとかないとな。
ドーン ズドーン ズドーン ドーンドーン
意外と使えるぞ小で5秒 大で10秒
時間調整可能だし何より強くぶつかった衝撃で炸裂草が破裂して時間守る必要も少なくて済むこれでいいな。
なんかいつもより視線が多い気がする…
断られたのが気になって見に来てるってところか?
なぜに一介の鍛冶屋に執着するんだ?
ん?こんなもん作り出すから魔法が不要になるかもって不安なのか?
現に加護無しでなんとかしちゃったし悪いことしちゃったかな…
「クー妖精欲しいか?」
「自分の知らないものは見てみたいと思います。それにあの人私に似てるかも。」
「似てる?」
「はい。努力を強いられ実績出そうになると、必要とされない。挙句の果てには捨てられ…」
クーお前の過去には何があった!?
「今はこうして必要とされることに幸せを感じております」
お前はいい子に育ったな~おじさんは嬉しいぞ。
「よしクーが必要って事でもう一度行こう。俺が交渉していいか?」
「構いませんがご主人様の分は?」
「それは入ってから決める」
国王執務室
「国王様またこちらに戻っていただけるようです」
「本当か?」
「はい。連れの方が選ぶとのことで、くるようです。男の方はまだわかりません」
「それだけでも良しとしよう。果たして誰を選ぶのやら」
「お待たせいたしました。ではこちらに」
「なんでこんなこと必要なの?」
「それは私にもわかりません。着きました。」
また以前と同じ部屋、同じ景色。さすがに例の彼女は隅に引っ込んでいた。
まずは説明を聞くと、妖精の協力がないと生き残れない人が多く、国境で自動的に振り分けられる。
しかし一定基準を満たしたものは、好きな妖精を選ぶことが出来る。
この場に居るのは、現在フリーの妖精で、中には4属性扱えるものもいるという。
前回の彼女はそのうちの1人、どうやら売れ残り記録更新中らしい…
そしてこっちの隅は落ちこぼれ組…ん?こいつら…たぶんいつも感じてた視線こいつらだ。
俺が立ち止まった事で肩寄せ合って怯えてる。苦手属性居ても気にせず…
こいつらならいろいろ出来そうだな。
「選ぶの1つじゃないといけないの?」
「特には決まっておりませんが通常皆さま一体選ばれるのが通例でして」
「じゃー選んでもいいんだね。そしたらこいつらにする。それとまだ実力ないから、教官役にお前こい。お前はクーにつけ」
「ここにいることになる全ての妖精の協力体制用意しとけ。他の奴らもここにいて腐るよりは、たまに出てきて実戦訓練した方がいいだろう?この条件飲めないなら妖精は要らない。帰る」
帰るそぶりを見せたら教官役に指名した以前の彼女が、皆と話す時間を欲しいと言うので控室に下がった。
国王執務室
「なかなか面白いことを言ってくれるの~妖精たちの様子は?」
「はい。まさか落ちこぼれ組がと動揺はありますが、彼女はやる気で取りまとめております」
「これもこやつが来たおかげかの~」
しばらくして話し合いが終わり、言った通りにすると言ってきた。
クーに教官と、四匹?は俺に。しかも教官の指揮権も俺が持っていいことになった。
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妖精に名前をつけてもいいか聞くとOK出た。
なかなか異例づくしの提案しているようで、全部飲んでくれていることに驚愕している。
後でとんでもないことやらされないよな…
妖精達の棲家としてブレスレットをもらった。ここからいつでも呼び出せるそうだ。
それで肝心の教官なぜかクーの妹キャラになっちまった…お姉様って…
しごきをやるときは女教師になってもらわないと。
姿は自由に変わるらしいし、しばらくはやること伝えて教育しといてもらわないと。
さて名前か…俺ってこう言うのセンスないんだよな~クーは決めてくれないし困った。
かと言って決めないと普段なんて呼んで良いのやら…
あいつは教官でいいだろうけど、こいつらか四元素だからそのまま呼ぶか?
とりあえず名前を仮につけることにして、納得出来る実力を見れたらちゃんとしたのつけることにしよう。
こうして教官と火、水、風、土と仮の呼び名が決まり早速鍛冶に協力させます。
火に炭を起こさせ、風で火力を上げさせ、土に鉱石を制御させ、水で冷やすってのをやりたかったのだが…
こいつら全力でしか出来ないっぽい…
あっ!炎の竜巻が天井焼いてる…鉱石が飛び回って壁に穴空いてる…水があふれて床上浸水だ…
こうしてしばらく工房は閉鎖されました。
次にやる時まで練習させてやる。その前に教官に見本でやらせよう。
しかし教官、顔が引きつって冷や汗流れてる…ダメかもしれない。
俺ってもしかして大変な奴ら引き取ってきちゃったか?
しばらくは俺が鬼になるしかないか?
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炸裂玉 炸裂草で金属の粉が舞うその粉塵爆発の予定がアルミの粉が水付くと水素でるみたいで軽い水素爆発のイメージです
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