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武芸の日

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休憩中の予定でしたがたくさんのお気に入り登録に驚きちょっとだけ時期ネタっぽく作ってみました。
現在は異世界魔獣をフリーハントというのを書いてます
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今日は年に一度の武芸の日
この日は全国から武芸自慢が集まって、己の力量を披露する日である。
本来は男の子が大人の仲間入りをする為にも行われていたのだが、男女平等の世の中で女性達が自分達にもやらせろと始まりいつしか仁義なき女性の意地の張り合いになってきてしまった。

男達はいつの世界も肩身の狭い思いをすることになるのである。

本来は鎧や兜で身を守る暗示で飾ったり、刀で間を切るから魔を切るになり悪いものや困難を断ち切るゲン担ぎだったのだが単なる披露から技自慢になりいつしか対戦形式でいかに相手より良いポイントを取れるかになってしまった。

そんな大会形式になった為に女性の参加を求められ、いつしか女性に占拠されてしまった。

今年の種目は弓の遠距離射撃、短刀投げ、刀剣などの対戦になっていた。

この中で優勝候補は普段何処にいるのかまったく足が掴めないのだがこの時だけは何処からとも無く現れて優勝を奪うといつの間にか消えているメンバーが3つとも独占されている。

その中でも短刀投げは猫女族のくノ一が独壇場で他の追随は許していない。
刀剣類の対戦は騎士系のメンバーが色々なギルドから出てくるが最終的には竜人族の薙刀使いが不動の防御カウンターで鉄壁な構えを見せこう着状態の持久戦を制していた。
ここでも参戦していた猫女族はスピードで翻弄して良いところまではいっていたのだが竜人族の防御の中には入れず持久力負けを喫していた。

1番過酷だったのは弓の遠距離射撃であった。
とにかく参加人数が多かった。
一ギルド丸ごと参加で練度も高くなかなか決着が着かない勝負ばかりだった。
結局日没順延が3日続き精神力が落ちたことによるミスで次々と脱落していった。

結局残ったのは著名なギルドの幹部と弓だけのギルドのマスターとサブマスターとダークエルフの四人であった。

ここからも決着が着くまでが長かった。
2日経ちサブマスターが脱落して、そこから3日3人でも対戦するもすでに意地のみで張り合っているようだった。
最終的には遠距離連写射撃での命中率勝負となりそれすらも決着はつかず、結局は川に浮かべた船の上の的をいかに当てられるかの勝負になり、天候に左右されて辛うじて勝利をもぎ取ったのはダークエルフであった。

これによりすべての競技で決着がつき、優勝賞金として伝説扱いされている鍛冶屋に武器防具を支給してもらえるようだ。

今回の商品は、十字の型の小型投擲用武器20枚、オーダーメイド刀剣の換装、強剛性弓であったことからいつも以上になってしまったようである。

しかしそれらもなぜか鍛冶屋の身内と呼ばれるもの達がすべて持って行ってしまっている。

これは鍛冶屋からの試練なのだろうか?

最低限この者たちを超える技量を持たないと持つにふさわしく無いということなのだろうか?

決勝で敗れた者たちほどより一層の鍛錬を誓い武芸の道を極める為に精進するのであった。

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「ご主人様~これ牽制ようにって思ってましたけど使い勝手良いのでいっぱい欲しいです」

「ヌシ殿柄を気持ち細くしてその分変わった重心を長さで対処してくれぬかの~」

「それじゃ~あたいもついでに持ち手部分の皮を固めにして弦をもう少し張りたいな~」

「お前らな~」

「そうだよ贅沢し過ぎ~わたしたちの無いんだよ~でもマスター何か作ってくれても良いんだよ?」

スパーン!スパーン!スパーン!スパーン!

会心の一撃!ハリセンは良い音を立てた。

「世間は遊んでいたのになんでこんなに仕事しなきゃいけないんだ…」

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いかがでしたでしょうか?短めですがゴールデンウィークって何?って感じの心の声を出してみました。

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