64 / 94
武芸の日
しおりを挟む
休憩中の予定でしたがたくさんのお気に入り登録に驚きちょっとだけ時期ネタっぽく作ってみました。
現在は異世界魔獣をフリーハントというのを書いてます
======
今日は年に一度の武芸の日
この日は全国から武芸自慢が集まって、己の力量を披露する日である。
本来は男の子が大人の仲間入りをする為にも行われていたのだが、男女平等の世の中で女性達が自分達にもやらせろと始まりいつしか仁義なき女性の意地の張り合いになってきてしまった。
男達はいつの世界も肩身の狭い思いをすることになるのである。
本来は鎧や兜で身を守る暗示で飾ったり、刀で間を切るから魔を切るになり悪いものや困難を断ち切るゲン担ぎだったのだが単なる披露から技自慢になりいつしか対戦形式でいかに相手より良いポイントを取れるかになってしまった。
そんな大会形式になった為に女性の参加を求められ、いつしか女性に占拠されてしまった。
今年の種目は弓の遠距離射撃、短刀投げ、刀剣などの対戦になっていた。
この中で優勝候補は普段何処にいるのかまったく足が掴めないのだがこの時だけは何処からとも無く現れて優勝を奪うといつの間にか消えているメンバーが3つとも独占されている。
その中でも短刀投げは猫女族のくノ一が独壇場で他の追随は許していない。
刀剣類の対戦は騎士系のメンバーが色々なギルドから出てくるが最終的には竜人族の薙刀使いが不動の防御カウンターで鉄壁な構えを見せこう着状態の持久戦を制していた。
ここでも参戦していた猫女族はスピードで翻弄して良いところまではいっていたのだが竜人族の防御の中には入れず持久力負けを喫していた。
1番過酷だったのは弓の遠距離射撃であった。
とにかく参加人数が多かった。
一ギルド丸ごと参加で練度も高くなかなか決着が着かない勝負ばかりだった。
結局日没順延が3日続き精神力が落ちたことによるミスで次々と脱落していった。
結局残ったのは著名なギルドの幹部と弓だけのギルドのマスターとサブマスターとダークエルフの四人であった。
ここからも決着が着くまでが長かった。
2日経ちサブマスターが脱落して、そこから3日3人でも対戦するもすでに意地のみで張り合っているようだった。
最終的には遠距離連写射撃での命中率勝負となりそれすらも決着はつかず、結局は川に浮かべた船の上の的をいかに当てられるかの勝負になり、天候に左右されて辛うじて勝利をもぎ取ったのはダークエルフであった。
これによりすべての競技で決着がつき、優勝賞金として伝説扱いされている鍛冶屋に武器防具を支給してもらえるようだ。
今回の商品は、十字の型の小型投擲用武器20枚、オーダーメイド刀剣の換装、強剛性弓であったことからいつも以上になってしまったようである。
しかしそれらもなぜか鍛冶屋の身内と呼ばれるもの達がすべて持って行ってしまっている。
これは鍛冶屋からの試練なのだろうか?
最低限この者たちを超える技量を持たないと持つにふさわしく無いということなのだろうか?
決勝で敗れた者たちほどより一層の鍛錬を誓い武芸の道を極める為に精進するのであった。
__________
「ご主人様~これ牽制ようにって思ってましたけど使い勝手良いのでいっぱい欲しいです」
「ヌシ殿柄を気持ち細くしてその分変わった重心を長さで対処してくれぬかの~」
「それじゃ~あたいもついでに持ち手部分の皮を固めにして弦をもう少し張りたいな~」
「お前らな~」
「そうだよ贅沢し過ぎ~わたしたちの無いんだよ~でもマスター何か作ってくれても良いんだよ?」
スパーン!スパーン!スパーン!スパーン!
会心の一撃!ハリセンは良い音を立てた。
「世間は遊んでいたのになんでこんなに仕事しなきゃいけないんだ…」
======
いかがでしたでしょうか?短めですがゴールデンウィークって何?って感じの心の声を出してみました。
現在は異世界魔獣をフリーハントというのを書いてます
======
今日は年に一度の武芸の日
この日は全国から武芸自慢が集まって、己の力量を披露する日である。
本来は男の子が大人の仲間入りをする為にも行われていたのだが、男女平等の世の中で女性達が自分達にもやらせろと始まりいつしか仁義なき女性の意地の張り合いになってきてしまった。
男達はいつの世界も肩身の狭い思いをすることになるのである。
本来は鎧や兜で身を守る暗示で飾ったり、刀で間を切るから魔を切るになり悪いものや困難を断ち切るゲン担ぎだったのだが単なる披露から技自慢になりいつしか対戦形式でいかに相手より良いポイントを取れるかになってしまった。
そんな大会形式になった為に女性の参加を求められ、いつしか女性に占拠されてしまった。
今年の種目は弓の遠距離射撃、短刀投げ、刀剣などの対戦になっていた。
この中で優勝候補は普段何処にいるのかまったく足が掴めないのだがこの時だけは何処からとも無く現れて優勝を奪うといつの間にか消えているメンバーが3つとも独占されている。
その中でも短刀投げは猫女族のくノ一が独壇場で他の追随は許していない。
刀剣類の対戦は騎士系のメンバーが色々なギルドから出てくるが最終的には竜人族の薙刀使いが不動の防御カウンターで鉄壁な構えを見せこう着状態の持久戦を制していた。
ここでも参戦していた猫女族はスピードで翻弄して良いところまではいっていたのだが竜人族の防御の中には入れず持久力負けを喫していた。
1番過酷だったのは弓の遠距離射撃であった。
とにかく参加人数が多かった。
一ギルド丸ごと参加で練度も高くなかなか決着が着かない勝負ばかりだった。
結局日没順延が3日続き精神力が落ちたことによるミスで次々と脱落していった。
結局残ったのは著名なギルドの幹部と弓だけのギルドのマスターとサブマスターとダークエルフの四人であった。
ここからも決着が着くまでが長かった。
2日経ちサブマスターが脱落して、そこから3日3人でも対戦するもすでに意地のみで張り合っているようだった。
最終的には遠距離連写射撃での命中率勝負となりそれすらも決着はつかず、結局は川に浮かべた船の上の的をいかに当てられるかの勝負になり、天候に左右されて辛うじて勝利をもぎ取ったのはダークエルフであった。
これによりすべての競技で決着がつき、優勝賞金として伝説扱いされている鍛冶屋に武器防具を支給してもらえるようだ。
今回の商品は、十字の型の小型投擲用武器20枚、オーダーメイド刀剣の換装、強剛性弓であったことからいつも以上になってしまったようである。
しかしそれらもなぜか鍛冶屋の身内と呼ばれるもの達がすべて持って行ってしまっている。
これは鍛冶屋からの試練なのだろうか?
最低限この者たちを超える技量を持たないと持つにふさわしく無いということなのだろうか?
決勝で敗れた者たちほどより一層の鍛錬を誓い武芸の道を極める為に精進するのであった。
__________
「ご主人様~これ牽制ようにって思ってましたけど使い勝手良いのでいっぱい欲しいです」
「ヌシ殿柄を気持ち細くしてその分変わった重心を長さで対処してくれぬかの~」
「それじゃ~あたいもついでに持ち手部分の皮を固めにして弦をもう少し張りたいな~」
「お前らな~」
「そうだよ贅沢し過ぎ~わたしたちの無いんだよ~でもマスター何か作ってくれても良いんだよ?」
スパーン!スパーン!スパーン!スパーン!
会心の一撃!ハリセンは良い音を立てた。
「世間は遊んでいたのになんでこんなに仕事しなきゃいけないんだ…」
======
いかがでしたでしょうか?短めですがゴールデンウィークって何?って感じの心の声を出してみました。
0
お気に入りに追加
890
あなたにおすすめの小説
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
社畜だけど異世界では推し騎士の伴侶になってます⁈
めがねあざらし
BL
気がつくと、そこはゲーム『クレセント・ナイツ』の世界だった。
しかも俺は、推しキャラ・レイ=エヴァンスの“伴侶”になっていて……⁈
記憶喪失の俺に課されたのは、彼と共に“世界を救う鍵”として戦う使命。
しかし、レイとの誓いに隠された真実や、迫りくる敵の陰謀が俺たちを追い詰める――。
異世界で見つけた愛〜推し騎士との奇跡の絆!
推しとの距離が近すぎる、命懸けの異世界ラブファンタジー、ここに開幕!
貧乏冒険者で底辺配信者の生きる希望もないおっさんバズる~庭のFランク(実際はSSSランク)ダンジョンで活動すること15年、最強になりました~
喰寝丸太
ファンタジー
おっさんは経済的に、そして冒険者としても底辺だった。
庭にダンジョンができたが最初のザコがスライムということでFランクダンジョン認定された。
そして18年。
おっさんの実力が白日の下に。
FランクダンジョンはSSSランクだった。
最初のザコ敵はアイアンスライム。
特徴は大量の経験値を持っていて硬い、そして逃げる。
追い詰められると不壊と言われるダンジョンの壁すら溶かす酸を出す。
そんなダンジョンでの15年の月日はおっさんを最強にさせた。
世間から隠されていた最強の化け物がいま世に出る。
地獄の手違いで殺されてしまったが、閻魔大王が愛猫と一緒にネット環境付きで異世界転生させてくれました。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作、面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
高橋翔は地獄の官吏のミスで寿命でもないのに殺されてしまった。だが流石に地獄の十王達だった。配下の失敗にいち早く気付き、本来なら地獄の泰広王(不動明王)だけが初七日に審理する場に、十王全員が勢揃いして善後策を協議する事になった。だが、流石の十王達でも、配下の失敗に気がつくのに六日掛かっていた、高橋翔の身体は既に焼かれて灰となっていた。高橋翔は閻魔大王たちを相手に交渉した。現世で残されていた寿命を異世界で全うさせてくれる事。どのような異世界であろうと、異世界間ネットスーパーを利用して元の生活水準を保証してくれる事。死ぬまでに得ていた貯金と家屋敷、死亡保険金を保証して異世界で使えるようにする事。更には異世界に行く前に地獄で鍛錬させてもらう事まで要求し、権利を勝ち取った。そのお陰で異世界では楽々に生きる事ができた。
異世界でネットショッピングをして商いをしました。
ss
ファンタジー
異世界に飛ばされた主人公、アキラが使えたスキルは「ネットショッピング」だった。
それは、地球の物を買えるというスキルだった。アキラはこれを駆使して異世界で荒稼ぎする。
これはそんなアキラの爽快で時には苦難ありの異世界生活の一端である。(ハーレムはないよ)
よければお気に入り、感想よろしくお願いしますm(_ _)m
hotランキング23位(18日11時時点)
本当にありがとうございます
誤字指摘などありがとうございます!スキルの「作者の権限」で直していこうと思いますが、発動条件がたくさんあるので直すのに時間がかかりますので気長にお待ちください。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる