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エルフで菜食主義だったら駄目なのかよ
弟子への依頼・ケンタンの会合添え
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さて、タコパの後片付けはマレスが手伝ってくれたお陰で早く終わった。
可愛い妹はミディと何かを話しているし、キャリはサシミに夕飯を食わせている……そしてセバスさんがマレスを送り届ける準備をしているからタイミング的に今しかないな。
「あの師匠、話って何でしょうか?」
「あー、その前に確認したいんだがマレスはロジーって奴を知っているか?」
「確かイチゴちゃんに告白したっていう孤児院に居る子ですよね……師匠がアリゲを料理しに行った時の帰りに紹介されました」
知っていたか……なら話は早い。
「奴は12になったらここに修行しに来ると言っているんだが……その前に、少なくとも2年ぐらいマレスが指導をしてやって貰いたい」
「って、私がですか!?……でも何でまた」
「奴がここに来てすぐに俺が指導をするとして……苺心がどんな反応をすると思う?」
「……何かと理由を付けて連れ回してる未来が想像できました」
マレスは物々交換の時に可愛い妹の暴走を見ているからな……俺の懸念と同じ想像が出来たらしい。
デートをするなと言うつもりはないし、ピットマスターになってからなら結婚に反対しないが、常にそんな事ばかりされたら二人の為にならん。
なので先にマレスからの指導を受けて貰おうと考えた訳だ。
まあ可愛い妹には一言すら相談せずに決めてしまったけどな、絶対に反対するから。
最初はジョニーさんの所に送る事も考えたがロジーの才能と腕前は未知だからな、下手したら何も教えて貰えない可能性がある。
あの人は自分の眼鏡に叶わない奴に手取り足取り教えてやる程優しくないんだ。
それにジョニーさんの所じゃ毎日でも通える距離だし。
「でも、本当に私でいいんですか?」
「マレスだからこそ任せるんだ……それに、やってみれば解るが誰かに教えるのもいい勉強になるぞ」
俺がそれを知ったのは巨大オクトパスでバーベキューした時だったけどな。
「……解りました、やってみます!」
よし、頼んだぞ。
出来れば魚介類だけでも俺が教える事は何もない状態にしてくれると助かる。
「それでは、お世話になりました……イチゴさんはもう少し強くなっておきましょうね」
「次に来る時はデストさんのワイヤーを用意しますので、あのサンタマリアというコンロもお願いしますよ」
サンタマリアはあのワイヤーがないと作れないからな……用意してくれるんなら幾らでも作るよ。
てな訳でセバスさん達が次の目的地に向かい、再び暇になってしまった。
次はおおよそ10日後ぐらいに来る子供達の世話と、元国王の依頼か。
とりあえず大量に消費してしまったベーコンとスモークチキンでも補充しておくかな。
特にスモークチキンは頼まれてはいない物の絶対に要求されるだろうし。
「お兄ちゃん、ちょっとスタッファーを借りてもいい?それとブタの腸の塩漬けも貰うね」
「使うのは構わんけどスタッファーにブタの腸……もしかして、ダニエルさんがハロウィンで配っていたアレを作るのか?」
「私がキャリちゃんやミディさんに教えられる、刃物を使わずに作れるお菓子のレパートリーが尽きてきたからね……ちょっと変わり種でもと思って」
成程な、アレは個人的に余り好きじゃない物なんだが……たまにはいいか。
そうと決まればケチャップに似せたイチゴソースを仕込んで、大量のコッペパンを買っておこう。
アレを夕飯にはしたくないからな……今から仕込めばオヤツの時間に間に合うだろ。
「おおウメオ、急でスマンのやが今から会合があるんや……タープとマリアを教会まで連れて来てくれへんか?」
「本当に急ですね……解りました」
まあ仕方ない、可愛い妹も俺はアレが好きじゃないと知っているし……いざとなればトーフにでも食わせてやろう。
てな訳で教会に来たんだが……会合って何を話し合うんだ?
オヤッサンとラビナさん、更にワニの時に見た下半身が蛇の美人まで……他にも何人か見知った顔が居る。
「あー、皆揃ったな……議題は他でもない、もうじきワイの任期が終わるさかい次の族長を決めようと思ってなぁ」
この世界の族長って血筋じゃなくて任期制だったのかよ……
「こんな決め方するんはケンタンだけやで、カーニズなら5年おきにやるコンテストで……ペスカタなら4年間の漁の成果で決めとるわ」
それはそれでどうなんだ?と思うが……まあいいか。
「なぁ神父はん、確かに神父はんの任期は年明けまでやが……」
「早く決めたいホンマの理由は何や?」
「おとん、んな建前よりちゃんと本音を言った方がええよ……さもなきゃまた5年はやらされるか、ウメオがやる羽目になるで」
ちょっと待て、俺が引き受けたらカーニズやペスカタでバーベキューが出来なくなってしまうじゃないか。
「大丈夫、族長は余程の事情がない限り、身内から選ばれたりはしない……これはトゥール様が決めた事だから安心していい」
成程、トゥール様が決めたんなら当分はやらされずに済みそうだな。
一族経営の企業は3代目で潰れやすいって話を聞いた事があるが……多分同じ様な理由だろう。
「ほな言わせて貰うが……ようやく孫が出来て娘の出産も控えとるっちゅーのに神父と族長の兼任なんざやっとれんわ!ワイかて孫と一緒に居たいし居る権利があるやろがい!」
予想以上に個人的な理由だった!?
「ガハハハ、そういう理由ならしゃあないなぁ!」
「ほな年内は諦めてもろて、来年から族長になる生け贄を選ぼうやないか!」
それでいいのか……本当にいい人しか居ないなケンタンは。
「とはいえ前任のオヤッサは規定で指名すら出来へんけどなぁ……となると」
……結局次の族長は新婚ホヤホヤのカーゴという、例の下半身が蛇の美人がやる事になったらしい。
本人は専業主婦が性に合わないとかで喜んで引き受けていたけど、族長って収入あるんだろうか?
「ちゅー訳でウメオ、来週はワイの任期切れとカーゴの新任祝いを兼ねた宴会をするから料理は任せたで……規定やからカーゴのリクエストを聞いたってな」
「ウチはブタ肉が好きやから、それで豪華な見た目の美味い物を頼むで……それとあのオコノミヤキっちゅーもんも頼むわ」
豪華な見た目の美味いブタ肉、それとお好み焼きか……ブタは丸焼きにでもしてやるかな。
もしくはトンカツにキャベツの千切りでも、はたまたプルドポークのハンバーガーか……とりあえずブタのベーコンを串焼きにしたのは確定だろうな。
お好み焼きも豚肉をたっぷり使ったブタ玉にしよう。
「ウメオさん、ジョニーからの伝言ですけど……【宴会は朝早くから、話を聞いてすぐに思い付いた料理を全部作れ、さもなきゃ翌朝までコンロから離れられんぞ】、だそうですよ」
既に経験済だったかジョニーさん……
なら材料を早めに用意して貰って、今回ばかりは可愛い妹にも手伝って貰わねばならんな。
流石に丸焼きとお好み焼きは同時に作れん。
可愛い妹はミディと何かを話しているし、キャリはサシミに夕飯を食わせている……そしてセバスさんがマレスを送り届ける準備をしているからタイミング的に今しかないな。
「あの師匠、話って何でしょうか?」
「あー、その前に確認したいんだがマレスはロジーって奴を知っているか?」
「確かイチゴちゃんに告白したっていう孤児院に居る子ですよね……師匠がアリゲを料理しに行った時の帰りに紹介されました」
知っていたか……なら話は早い。
「奴は12になったらここに修行しに来ると言っているんだが……その前に、少なくとも2年ぐらいマレスが指導をしてやって貰いたい」
「って、私がですか!?……でも何でまた」
「奴がここに来てすぐに俺が指導をするとして……苺心がどんな反応をすると思う?」
「……何かと理由を付けて連れ回してる未来が想像できました」
マレスは物々交換の時に可愛い妹の暴走を見ているからな……俺の懸念と同じ想像が出来たらしい。
デートをするなと言うつもりはないし、ピットマスターになってからなら結婚に反対しないが、常にそんな事ばかりされたら二人の為にならん。
なので先にマレスからの指導を受けて貰おうと考えた訳だ。
まあ可愛い妹には一言すら相談せずに決めてしまったけどな、絶対に反対するから。
最初はジョニーさんの所に送る事も考えたがロジーの才能と腕前は未知だからな、下手したら何も教えて貰えない可能性がある。
あの人は自分の眼鏡に叶わない奴に手取り足取り教えてやる程優しくないんだ。
それにジョニーさんの所じゃ毎日でも通える距離だし。
「でも、本当に私でいいんですか?」
「マレスだからこそ任せるんだ……それに、やってみれば解るが誰かに教えるのもいい勉強になるぞ」
俺がそれを知ったのは巨大オクトパスでバーベキューした時だったけどな。
「……解りました、やってみます!」
よし、頼んだぞ。
出来れば魚介類だけでも俺が教える事は何もない状態にしてくれると助かる。
「それでは、お世話になりました……イチゴさんはもう少し強くなっておきましょうね」
「次に来る時はデストさんのワイヤーを用意しますので、あのサンタマリアというコンロもお願いしますよ」
サンタマリアはあのワイヤーがないと作れないからな……用意してくれるんなら幾らでも作るよ。
てな訳でセバスさん達が次の目的地に向かい、再び暇になってしまった。
次はおおよそ10日後ぐらいに来る子供達の世話と、元国王の依頼か。
とりあえず大量に消費してしまったベーコンとスモークチキンでも補充しておくかな。
特にスモークチキンは頼まれてはいない物の絶対に要求されるだろうし。
「お兄ちゃん、ちょっとスタッファーを借りてもいい?それとブタの腸の塩漬けも貰うね」
「使うのは構わんけどスタッファーにブタの腸……もしかして、ダニエルさんがハロウィンで配っていたアレを作るのか?」
「私がキャリちゃんやミディさんに教えられる、刃物を使わずに作れるお菓子のレパートリーが尽きてきたからね……ちょっと変わり種でもと思って」
成程な、アレは個人的に余り好きじゃない物なんだが……たまにはいいか。
そうと決まればケチャップに似せたイチゴソースを仕込んで、大量のコッペパンを買っておこう。
アレを夕飯にはしたくないからな……今から仕込めばオヤツの時間に間に合うだろ。
「おおウメオ、急でスマンのやが今から会合があるんや……タープとマリアを教会まで連れて来てくれへんか?」
「本当に急ですね……解りました」
まあ仕方ない、可愛い妹も俺はアレが好きじゃないと知っているし……いざとなればトーフにでも食わせてやろう。
てな訳で教会に来たんだが……会合って何を話し合うんだ?
オヤッサンとラビナさん、更にワニの時に見た下半身が蛇の美人まで……他にも何人か見知った顔が居る。
「あー、皆揃ったな……議題は他でもない、もうじきワイの任期が終わるさかい次の族長を決めようと思ってなぁ」
この世界の族長って血筋じゃなくて任期制だったのかよ……
「こんな決め方するんはケンタンだけやで、カーニズなら5年おきにやるコンテストで……ペスカタなら4年間の漁の成果で決めとるわ」
それはそれでどうなんだ?と思うが……まあいいか。
「なぁ神父はん、確かに神父はんの任期は年明けまでやが……」
「早く決めたいホンマの理由は何や?」
「おとん、んな建前よりちゃんと本音を言った方がええよ……さもなきゃまた5年はやらされるか、ウメオがやる羽目になるで」
ちょっと待て、俺が引き受けたらカーニズやペスカタでバーベキューが出来なくなってしまうじゃないか。
「大丈夫、族長は余程の事情がない限り、身内から選ばれたりはしない……これはトゥール様が決めた事だから安心していい」
成程、トゥール様が決めたんなら当分はやらされずに済みそうだな。
一族経営の企業は3代目で潰れやすいって話を聞いた事があるが……多分同じ様な理由だろう。
「ほな言わせて貰うが……ようやく孫が出来て娘の出産も控えとるっちゅーのに神父と族長の兼任なんざやっとれんわ!ワイかて孫と一緒に居たいし居る権利があるやろがい!」
予想以上に個人的な理由だった!?
「ガハハハ、そういう理由ならしゃあないなぁ!」
「ほな年内は諦めてもろて、来年から族長になる生け贄を選ぼうやないか!」
それでいいのか……本当にいい人しか居ないなケンタンは。
「とはいえ前任のオヤッサは規定で指名すら出来へんけどなぁ……となると」
……結局次の族長は新婚ホヤホヤのカーゴという、例の下半身が蛇の美人がやる事になったらしい。
本人は専業主婦が性に合わないとかで喜んで引き受けていたけど、族長って収入あるんだろうか?
「ちゅー訳でウメオ、来週はワイの任期切れとカーゴの新任祝いを兼ねた宴会をするから料理は任せたで……規定やからカーゴのリクエストを聞いたってな」
「ウチはブタ肉が好きやから、それで豪華な見た目の美味い物を頼むで……それとあのオコノミヤキっちゅーもんも頼むわ」
豪華な見た目の美味いブタ肉、それとお好み焼きか……ブタは丸焼きにでもしてやるかな。
もしくはトンカツにキャベツの千切りでも、はたまたプルドポークのハンバーガーか……とりあえずブタのベーコンを串焼きにしたのは確定だろうな。
お好み焼きも豚肉をたっぷり使ったブタ玉にしよう。
「ウメオさん、ジョニーからの伝言ですけど……【宴会は朝早くから、話を聞いてすぐに思い付いた料理を全部作れ、さもなきゃ翌朝までコンロから離れられんぞ】、だそうですよ」
既に経験済だったかジョニーさん……
なら材料を早めに用意して貰って、今回ばかりは可愛い妹にも手伝って貰わねばならんな。
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