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(野菜狂信者の)口を割って食わそう
先輩との初対面・BLTサンド添え
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ようやくベーコンのストックが溜まった。
教会の地下室や非常時の食料庫、新居の地下室までベーコンで埋まったから来月の取引も無事に済む筈だ。
とはいえストック作りに20日も掛けてしまったからな……1週間は休んで、それからペスカタに向かおう。
それとタコが苦手なタープは留守番すると決まっているが、ベーコンのつまみ食いはレクタさんが阻止してくれるそうなので有難く頼らせて貰う。
これで可愛い妹もマレスに会いに行けるな。
「ウメオ、またカーニズ領から手紙やで」
「またか……今度は何があった?」
「えっとな、【例のヴィガン族が脱走した、ウメオを狙う可能性が高いから注意してくれ】……やって」
あのマットさんが率いるマッチョ軍団から逃げ切ったのか?
しかもイノブタを食ってパワーアップしたマットさん達を巻くとは……どうやら逃げ足だけは早いらしい。
確かにあの野菜狂信者にちょっと固い肉を食わせたのは俺だが恨まれる謂れはないぞ。
……いや、あれはちょっと所じゃなかったか。
何せスジ肉や赤身のベリーウェルダンで、しかもベーコンやレモンジャムを使わず味付けは塩だけだったからな。
うん、俺だったら確実にキレてたわ。
「まあコッチはおとんがおれば何とかなるし、ペスカタはサーマがおれば大丈夫やろ」
そりゃレクタさんも強いんだろうが病み上がりだから無理はさせたくないんだよなぁ。
キャリもレクタさんになついてるし、何よりつまみ食いを阻止して貰う為には無事に、かつ健康でいてくれなくては。
……あ、そうだ。
「晩飯は焼きそばにするから、また小麦粉の用意と……オヤッサンからキャベツを貰って来てくれ」
「りょーかいや!」
「で、兄ちゃん達がペスカタ行っとる間の用心棒にキュアちゃん……やなかった桃花ちゃんの力を借りたいっちゅー訳やな」
「端的に言えばそうなります、ってかもう呼びやすい方でいいですよ?」
もしくは時間に融通の効く誰かを紹介して欲しい。
ってかトゥール様よ……誰も盗ったりしないから食いながら喋るのは止めてくれ。
「まあ一応聞いといたるけど……桃花ちゃんの子供はまだ手の掛かる歳やから、って時間に融通効く奴ならおったわ」
ダメ元だったんだが居るのか……有難い。
で、晩飯が終ってから1人の中年男と可愛い女の子を連れて来たが……
「ウチの眷属とその奥さんや、実力的にも問題はあらへんよ」
眷属は直属の部下みたいな物らしいから複数居るだろうとは思っていたがマジで居たんだな。
それに奥さんって……中年と中学生にしか見えんのだが?
端から見た絵面はマットさんとロリババアよりはマシではあるけど。
「初めまして、自分はトゥール様の眷属をしているイグと申します……聞いた所ウメオさんは自分の後輩となるそうですね?」
眷属と書いてしつじって読むのかよ!?
確かに後輩……って扱いにはなるんだろうけど。
それにしても久しぶりにマッチョではない男を見たな……全く鍛えていない訳ではなさそうだけど。
「とはいえイグという名は余り呼ばれたくはないので、仕事中はともかくプライベートではセバスチャンとでも呼んで下さい」
まあ執事ならそっちの方がしっくりするか。
それと奥さんの方は……パッと見た感じだと歳は可愛い妹と大差なさそうなんだが?
「私はヒュドラと申します、主人とは20年ズレて受肉したのでそうは見えないかもしれませんが……これでも46歳なんですよ?」
あ、ロリババアと同類なお方でしたか。
受肉って確か精神体が人間みたいになるってアレだった筈だから実際の年齢は見た目通りじゃないかと思うが……何か怖いから触れないでおこう。
「因みにヒュドラは今キュアちゃんから空手を習っとってな、元々の身体能力もあってかなり強いで」
「あ、そうでした……滞在中はそのキュアさんからの言伝によりイチゴさんを鍛えさせて頂きます」
「ちょっと、モモちゃんから何を頼まれたの?」
「えっと、キュアさんから【ベリーちゃんはこれからも異世界で生活するなら詰めの甘さを治さないと痛い目に合いますよ】と伝えてくれ……と言われました」
そういや前に来た時もそんな事を言ってたな……
詰めの甘さが命取りになる場合がないとは言えないし、この家族で戦闘技能を持つのは可愛い妹しか居ないとなれば鍛える必要はあるか。
怪我はして欲しくないが俺じゃ鹿を仕留めるのが精々だし。
「因みにキュアちゃんは10年ぐらい前にウチが【師範代】って称号を与えてな、そっからも色々あって……多分やけど今なら留美子とほぼ互角やろな」
「あの師範と互角!?」
物凄く驚いてるが俺はその師範を知らんからよく解らん。
トゥール様の分体とか言ってたしライオンとも戦えそうではあるけど。
「という訳ですので、イチゴさんも一緒に留守番して頂きますからね?」
「まあ、仕方ないか……」
結局可愛い妹は留守番か……マレスの相手はキャリに任せるしかないな。
とりあえず魔鉄製のコンロは置いて行った方が良さそうだ……新居の厨房でも充分だろうが可愛い妹が料理するのにあった方がいいだろう。
例のタコは水の魔物である可能性が低くなったとはいえいつ現れるか解らんし、異界の……日本から持ってきたコンロは俺が使った方がいいだろうしな。
同じく異界の聖剣も俺が使わないと効果がないし。
「所でウメオさん、何か食べさせては貰えませんか?呼ばれたのが丁度稽古が終った頃だったからお腹空いちゃって」
トゥール様、せめて飯ぐらい食わせてから呼んでやってはくれないか?
別に作るのは構わんが……あるのはベーコンにコッペパン、それとオヤッサンからベーコンと交換して貰ったレタスとトマトぐらいか。
よし、コッペパンを開いて炙ったらバターとマヨネーズを塗って、ベーコンステーキを焼いて、厚めにスライスしたトマトにレタスを一緒に挟んで、と。
手軽に作れて栄養バランスもバッチリ、しかも美味い朝飯の定番……BLTサンドだ。
これは熱々の内に食うのが美味いんだ。
「ジューシーなトマトとお肉に炙ったパンがサクサクで美味しいですね、マヨネーズの量も丁度いいです」
そうだろう、それはダニエルさんが毎朝食っていたBLTサンドだからな。
流石に毎朝は飽きないかと思った事もあったが、食パンの次はコッペパン、その次がバンズ、といった具合にバリエーションは豊富だった。
揚げパンだけは一回しか使わなかったらしいけど、個人的にロールパンで作ってくれたのが一番美味かった気がする。
だがな、ベーコンは調味料だぞ。
「ウメオ、私もアレを食べたい」
「ウメオ、ウチにも作ってな」
おっと、食いしん坊な嫁達まで食い付いて来たな。
ってあんなに焼きそば食っておきながらまだ食うか?
「ウメオ、ワイにも頼むわ」
「ウチも食うで」
「キャリも食べるー!」
「折角ですから自分も」
レクタさんにキャリ、セバスさんにトゥール様まで食うのかよ!
セバスさんはまだしも他は合計で小麦粉4キロ分の焼きそば食っただろ!
食うと言うなら作るけどな!
「……苺心、スマンがコッペパンの追加を買って来てくれ」
「はーい」
結局このBLTサンドを合計27個も作る羽目になったよチクショウ。
こりゃ明日もベーコン作りだな。
教会の地下室や非常時の食料庫、新居の地下室までベーコンで埋まったから来月の取引も無事に済む筈だ。
とはいえストック作りに20日も掛けてしまったからな……1週間は休んで、それからペスカタに向かおう。
それとタコが苦手なタープは留守番すると決まっているが、ベーコンのつまみ食いはレクタさんが阻止してくれるそうなので有難く頼らせて貰う。
これで可愛い妹もマレスに会いに行けるな。
「ウメオ、またカーニズ領から手紙やで」
「またか……今度は何があった?」
「えっとな、【例のヴィガン族が脱走した、ウメオを狙う可能性が高いから注意してくれ】……やって」
あのマットさんが率いるマッチョ軍団から逃げ切ったのか?
しかもイノブタを食ってパワーアップしたマットさん達を巻くとは……どうやら逃げ足だけは早いらしい。
確かにあの野菜狂信者にちょっと固い肉を食わせたのは俺だが恨まれる謂れはないぞ。
……いや、あれはちょっと所じゃなかったか。
何せスジ肉や赤身のベリーウェルダンで、しかもベーコンやレモンジャムを使わず味付けは塩だけだったからな。
うん、俺だったら確実にキレてたわ。
「まあコッチはおとんがおれば何とかなるし、ペスカタはサーマがおれば大丈夫やろ」
そりゃレクタさんも強いんだろうが病み上がりだから無理はさせたくないんだよなぁ。
キャリもレクタさんになついてるし、何よりつまみ食いを阻止して貰う為には無事に、かつ健康でいてくれなくては。
……あ、そうだ。
「晩飯は焼きそばにするから、また小麦粉の用意と……オヤッサンからキャベツを貰って来てくれ」
「りょーかいや!」
「で、兄ちゃん達がペスカタ行っとる間の用心棒にキュアちゃん……やなかった桃花ちゃんの力を借りたいっちゅー訳やな」
「端的に言えばそうなります、ってかもう呼びやすい方でいいですよ?」
もしくは時間に融通の効く誰かを紹介して欲しい。
ってかトゥール様よ……誰も盗ったりしないから食いながら喋るのは止めてくれ。
「まあ一応聞いといたるけど……桃花ちゃんの子供はまだ手の掛かる歳やから、って時間に融通効く奴ならおったわ」
ダメ元だったんだが居るのか……有難い。
で、晩飯が終ってから1人の中年男と可愛い女の子を連れて来たが……
「ウチの眷属とその奥さんや、実力的にも問題はあらへんよ」
眷属は直属の部下みたいな物らしいから複数居るだろうとは思っていたがマジで居たんだな。
それに奥さんって……中年と中学生にしか見えんのだが?
端から見た絵面はマットさんとロリババアよりはマシではあるけど。
「初めまして、自分はトゥール様の眷属をしているイグと申します……聞いた所ウメオさんは自分の後輩となるそうですね?」
眷属と書いてしつじって読むのかよ!?
確かに後輩……って扱いにはなるんだろうけど。
それにしても久しぶりにマッチョではない男を見たな……全く鍛えていない訳ではなさそうだけど。
「とはいえイグという名は余り呼ばれたくはないので、仕事中はともかくプライベートではセバスチャンとでも呼んで下さい」
まあ執事ならそっちの方がしっくりするか。
それと奥さんの方は……パッと見た感じだと歳は可愛い妹と大差なさそうなんだが?
「私はヒュドラと申します、主人とは20年ズレて受肉したのでそうは見えないかもしれませんが……これでも46歳なんですよ?」
あ、ロリババアと同類なお方でしたか。
受肉って確か精神体が人間みたいになるってアレだった筈だから実際の年齢は見た目通りじゃないかと思うが……何か怖いから触れないでおこう。
「因みにヒュドラは今キュアちゃんから空手を習っとってな、元々の身体能力もあってかなり強いで」
「あ、そうでした……滞在中はそのキュアさんからの言伝によりイチゴさんを鍛えさせて頂きます」
「ちょっと、モモちゃんから何を頼まれたの?」
「えっと、キュアさんから【ベリーちゃんはこれからも異世界で生活するなら詰めの甘さを治さないと痛い目に合いますよ】と伝えてくれ……と言われました」
そういや前に来た時もそんな事を言ってたな……
詰めの甘さが命取りになる場合がないとは言えないし、この家族で戦闘技能を持つのは可愛い妹しか居ないとなれば鍛える必要はあるか。
怪我はして欲しくないが俺じゃ鹿を仕留めるのが精々だし。
「因みにキュアちゃんは10年ぐらい前にウチが【師範代】って称号を与えてな、そっからも色々あって……多分やけど今なら留美子とほぼ互角やろな」
「あの師範と互角!?」
物凄く驚いてるが俺はその師範を知らんからよく解らん。
トゥール様の分体とか言ってたしライオンとも戦えそうではあるけど。
「という訳ですので、イチゴさんも一緒に留守番して頂きますからね?」
「まあ、仕方ないか……」
結局可愛い妹は留守番か……マレスの相手はキャリに任せるしかないな。
とりあえず魔鉄製のコンロは置いて行った方が良さそうだ……新居の厨房でも充分だろうが可愛い妹が料理するのにあった方がいいだろう。
例のタコは水の魔物である可能性が低くなったとはいえいつ現れるか解らんし、異界の……日本から持ってきたコンロは俺が使った方がいいだろうしな。
同じく異界の聖剣も俺が使わないと効果がないし。
「所でウメオさん、何か食べさせては貰えませんか?呼ばれたのが丁度稽古が終った頃だったからお腹空いちゃって」
トゥール様、せめて飯ぐらい食わせてから呼んでやってはくれないか?
別に作るのは構わんが……あるのはベーコンにコッペパン、それとオヤッサンからベーコンと交換して貰ったレタスとトマトぐらいか。
よし、コッペパンを開いて炙ったらバターとマヨネーズを塗って、ベーコンステーキを焼いて、厚めにスライスしたトマトにレタスを一緒に挟んで、と。
手軽に作れて栄養バランスもバッチリ、しかも美味い朝飯の定番……BLTサンドだ。
これは熱々の内に食うのが美味いんだ。
「ジューシーなトマトとお肉に炙ったパンがサクサクで美味しいですね、マヨネーズの量も丁度いいです」
そうだろう、それはダニエルさんが毎朝食っていたBLTサンドだからな。
流石に毎朝は飽きないかと思った事もあったが、食パンの次はコッペパン、その次がバンズ、といった具合にバリエーションは豊富だった。
揚げパンだけは一回しか使わなかったらしいけど、個人的にロールパンで作ってくれたのが一番美味かった気がする。
だがな、ベーコンは調味料だぞ。
「ウメオ、私もアレを食べたい」
「ウメオ、ウチにも作ってな」
おっと、食いしん坊な嫁達まで食い付いて来たな。
ってあんなに焼きそば食っておきながらまだ食うか?
「ウメオ、ワイにも頼むわ」
「ウチも食うで」
「キャリも食べるー!」
「折角ですから自分も」
レクタさんにキャリ、セバスさんにトゥール様まで食うのかよ!
セバスさんはまだしも他は合計で小麦粉4キロ分の焼きそば食っただろ!
食うと言うなら作るけどな!
「……苺心、スマンがコッペパンの追加を買って来てくれ」
「はーい」
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