あたし、料理をする為に転生した訳ではないのですが?

ウサクマ

文字の大きさ
上 下
79 / 122
森とイノシシと奴隷商人

差し入れしました

しおりを挟む
梅酒と梅干しを作った翌日……明日からはンガイを立って次の町に向かうので、アプさんと食料の買い出しをします。

次に向かうのはコカちゃんの希望で勉学の町セラエ、目的はこのフォーマルハウト国の中では3ヵ所にしかない図書館に行く事だそうです。

因みに残り2ヵ所はボリアとムリアにあるらしいですが……あたしは行った事がありません。

まあセラエには神殿がないらしいので、あたしは屋台に集中しましょう。

……決してあたしは勉強が苦手だからではありませんよ、ええ。

「そうだ、キュアには先に言っといた方がいいねぇ」

おや?

アプさんがあたしに話……何故か怖いのですが?

「キュアは【主義者】ってのを知ってるかい?」

「野菜を中心になるべく肉や魚を食べない菜食主義者ベジタリアンとか、平等がモットーな博愛主義者フィランソロピストとかなら知っていますが……」

因みにあたしはトゥグア様至上主義です。

「まあ似た様な物だが、セラエに住んでる連中は大半が貴族出のプロフェッサーで、しかも純種族主義者って奴でねぇ……コカの様なハーフを混じり者って呼んでやがるのさ」

ほう……あたしの嫁(予定)をそんな風に呼ぶ輩が存在していたのですか。

何かの映画だったかドラマだかで見た気がする純血主義者みたいな物ですかね?

神殿がないから屋台しかやる事がないと思っていましたが、そいつらは纏めてトゥグア様の信者にしてやりましょう。

「当然、コカへの風当たりも強いだろうし……王様に雇われてるとはいえ通り魔に襲われる可能性もある……だがそれで怪我をしたってセラエに居る限りはそいつ等が罪になる事がない、だからなるべく注意しとくれよ」

「解りました……ですが、それなら何でセラエ行きに賛成したのですか?」

「コカが初めて自分から行きたいって言ったんだ……あたいにはそれを止められはしないさ」

つまりコカちゃんの成長の為、ですか……

それならあたしの役目は決まっています。

そういえばコカちゃんは図書館で何を調べようとしているのでしょうか?




買い出しを終わらせて昼食を食べて……後は明日に備えてゆっくり休むだけになったのですが、領主のエリオ様に甘い物を差し入れしようと考えていたのをすっかり忘れていたのを思い出しました。

で、材料を仕入れる為にジャム屋に行ったら出立の準備をしていたクロマ君とイブを見掛けたので連行しつつ領主邸へ向かいます。

「という訳で今からクロマ君とイブにも手伝って貰います」

「……せめて連れてくる前に説明して欲しかったです」

そこは申し訳なかったのですが緊急事態だったんですよ。

ですが今から作る甘い物は2人の今後の参考になる筈です。

材料は大量の牛乳と卵黄、オレンジのジャム……それとあのオジサンのオリジナル、アマミズの粉です。

領主に差し入れを作りに行くと言ったら再び無料タダでくれましたが……ちゃんと生活出来るんでしょうか?

「まず牛乳をガラスの容器に移してジャンプを、成分が底に沈むまで掛けるのです」

「は、はい!」

「そしたらこの上澄みは捨てて、ボウルに砕いた氷を入れて、その上に容器ごと乗せたらアマミズの粉を加えて撹拌……これはあたしがやりましょう」

ある程度角が立てばそれでよし。

「その間にイブ、卵黄にアマミズの粉を加えて白っぽくなるまで撹拌して下さい」

「はい!」

「クロマ君は氷を、出来るだけ細かく沢山作っておいて下さい」

「わ、解りました」

さて、この生クリームに牛乳を加えて弱火に掛けて……沸々してきたら下ろして、イブが撹拌していた卵黄に少しずつ加えて混ぜて、と。

ここでオレンジのジャムも加えておきます。

混ぜたら蓋の付いた金属の容器(デスト作)に移して、クロマ君の作った氷に水を張って、そこに浮かせて粗熱を取ったら蓋をして……よし。

「ではクロマ君、この容器を氷らせてしまって下さい」

「え……いいんですか?」

大丈夫です、あたしを信じなさい。

本当なら冷凍庫に入れたい所ですがないんだから仕方ありません。

氷らせたらまたジャンプを掛けて、中身を混ぜたらまた氷らせて……大体4回繰り返せば出来上がりです。

近くに居たメイドさんに差し入れとレシピを渡して早めに食べて貰う様にお願いして、クロマ君が宿泊している宿に戻って2人に食べさせましょう。

「甘い……冷たくて甘いです!」

「……美味しい」

「因みにこれはアイスクリームという物で、作るのに大量の氷が必要ですが……暑い時期は飛ぶ様に売れますよ」

何せ夏の風物詩ですからね。

氷はクロマ君が居れば魔力が持つ限り作れるし、レンとンガイはさほど離れてないからアマミズやジャムの仕入れも楽に出来るでしょう。

「これが詳しいレシピです」

「あ、ありがとうございます」

「……でも、いいんですか?」

「あたし自身は氷を作る事が出来ませんし、コカちゃんも氷魔法は使えませんからね……」

ロウとトウカなら氷を作れますがクロマ君みたいな調節が効きませんし……何より氷を作る度に1本100ハウトもする矢を消費するのは懐が痛いのですよ。

何せ日本円にすれば1本五千円ですからね。

それにやたらと固いから削るのも難しいですし。

氷屋という存在も居ますが1キロ30ハウトもしますから……どうやっても採算が合いません。

「これはいわゆる婚約祝いという奴です、遠慮はいりませんよ」

ついでに予備の金属容器も差し上げます。

頑張って稼ぐのですよ。




神殿の前を通りかかったついでにラスカさんにも挨拶して、今度こそ終わったと思いきや帰る途中で世界が真っ白に……

最近よく遭遇しますねこの空間!

「あー、あー……うん、声が出るという事はトゥール様の仕業ですか」

「正解や!」

「まさか本当に呼べるとは……私の苦労は一体何だったと」

「まあまあ、ですが本体ごと呼ぶのはどうかと思います……」

トゥール様とハイドラ様、それにトゥグア様まで!?

え……一体どういう事なんです?

「そうでした、単刀直入に言いますが……」

あ、相変わらずトゥグア様にはあたしの思考が筒抜けなんですね。

「「「アイスクリームが食べたいから作って下さい!」」」

……ってあたしはアイスクリームの為だけに呼び出されたんですか!?

というかトゥール様は標準語になるぐらい食べたいんですか!

別に作るのは構わないんですけど。

「……ワシもご相伴に預からせて貰えんかの?」

神様(?)が増えたぁ!?

ってどなたですか?

「「「よ、ヨグソ様!?」」」

ヨグソ様……って確かトゥグア様が言ってた最高神の?

「いかにもワシが最高神のヨグソ、こやつらの上司で【時】と【命】を司っておる……キュアよ、曾孫がお主の世話になったのう」

曾孫……ってヨグソ様は随分長生きですね、というかそれ誰なんですか?

「イブの事じゃよ」

え……イブ!?

あ、そういえばイブって名前……あの神話にも這いよる混沌の娘とか言われてるイブ・スティトルという神が居ました!

「ああ、そういやお主が元居た世界じゃとワシ等は邪神なんて呼ばれておったのう……言っておくがイブとアルラに血縁関係は一切ないぞい」

やはりヨグソ様もあの神話をご存知だったんですね……そして違った様で安心しました。

「あの……神話とか邪神とか、どういう事ですか?」

そういえばトゥグア様はあの神話を知らないんでした……

あ、トゥール様が説明してくれるみたいですから遠慮なく丸投げさせて頂きます。

「因みにじゃが、イブ自身にはワシや他の身内の記憶はないんじゃよ……というのも人間としての寿命を向かえてこの天界に戻った時にようやく思い出す様になっておるからの」

成程……つまりイブは今、眷属が神になる試験の様な物の最中という事ですね。

「イブはお主を特に尊敬しとる様じゃからの……今後も仲良くしてやっとくれ」

あ、はい。

まあ……記憶がないんなら今まで通りに接すればいいですよね。

ちょっと信頼が重たいんですけど。



「さて、ワシがここに来たのはアイスクリームとやらもじゃが、もう2つある」

アイスクリームは食べるんですね……

「まずハイドラ、試験を辞退したからって特定の誰かに協力するのはイカンじゃろうが!何の為の試験だと思っとる!」

「も、申し訳ありません!」

女神の皆さんに説教する為でしたか……

これはあたしには止められません。

「次にトゥール、どんな悪影響があるか知れんのに普通の人間?を肉体ごと呼ぶでないわ!」

「ス、スンマセン!」

悪影響あるんですか!?

というか個人的にその?が気になって仕方がないのですが?

「安心せい、影響は出ない様に結界を張っておるわい……ワシもアイスクリームは食べたいからのう」

もうあたしがアイスクリームを作るのは確定なんですね……精々美味しく作らせて頂きます。

「そしてトゥグアよ……確かに5人までなら許すとは言ったが、10年足らずの内に4人も転生させるとはどういう事じゃ?」

「それは……内1人はツァトゥが勝手に送ってしまっただけで……」

ツァトゥ……デストさんの事ですね。

「も、もう1人は私がトゥグアに頼んで期限付きで送って貰っただけで」

ハイドラ様が……あ、翡翠さんの事ですか。

トゥグア様の転生枠を使って来たとは知りませんでした。

「まあ良い、ツァトゥは後で改めて説教するとして……各自その件については反省文を書く様に」

「「「は、はい!」」」

公務員の始末書みたいな物でしょうか?

あたしに手伝える事はなさそうなのでせめて応援しておきます。

「それにしてもアルラの奴は……少しは落ち着いたかと思えば面倒な事をしおって」

ヨグソ様の掌から光の玉が、それが泉に……

「むう……これはワシの力でも消すのは無理じゃな」

それが2つ目の目的ですか……

「ヨグソ様でも無理、という事は……」

「アルラ自身に消させるしかないじゃろ……その為にはアルラの眷属が作った幻獣もどきと契約させるしかないのう」

やはりそうなりますか……

此方のやる事は変わらないので構いませんけど、もどきって何ですか?

「クティは未熟ですから……作るモンスターは完全ではないのです」

あ、そういう……

まあ神様基準の未熟ですから人間として見れば強者なんでしょうね。




トゥール様に材料を用意して貰って、ハイドラ様に氷を出して貰って、トゥグア様が火をつけてくれて、よし。

はい、今回はイチゴジャムを混ぜたストロベリーアイスを作りましたよ。

「ほう、確かに冷たく甘い……それに果物の味もしっかり感じるぞい」

「「「あぁ……美味しい」」」

まさか1日で2回も作る事になるとは……

まあトゥール様が用意したのはアマミズではなく砂糖だったので多少は楽でしたが。

「ふぅ……馳走になったの、礼としてお主に技能を1つ与えよう」

まさかの最高神様からのお礼!?

有り難く受け取りたい所ではありますが、どんな技能を下さるのですか?

「そうじゃな……お主が今、最も強いと思う存在を頭に浮かべてみい」

あたしが最も強いと思う存在……

アプさんやミラさん、デュロックさんにラスカさんも強いですが……真っ先に頭に浮かぶのはやはり師範でしょうか。

「……よし、付与したぞい」

「もうですか?」

あ、頭に【身体強化】って……何ですかこれ?

「それは【疎通】と同様、常時発動しているタイプの技能じゃよ……効果は戦闘能力や格闘技術の上昇じゃ」

成程……あたしにとっては嬉しい技能ですね。

「てっきり必殺技になり得る派手な技を選ぶと思ったんじゃがのう……」

必殺技なら魔拳がありますし、あたしはあたし自身が鍛えた技で強くなりたいのです。

そうでなければ勝っても意味がありませんから。

「成程のう……イブが憧れる訳じゃわい、トゥグアやトゥールが気にかける理由もよく解る」

イブと出会ったのは料理というか醤油が切っ掛けだった様な気が……まあいいです。

料理は聞かれれば幾らでも教えるし、戦闘はともかく魔法は……やっぱり勉強するしかないですかね。

「……ワシも後10万年若ければ放っておかなかったんじゃが」

……最後のは聞こえなかった事にします。





ようやく戻ってこれました……って既に日が暮れてるし。

ンガイに来てから称号が2つ増えて、更に新しい技能まで授かるとは思いませんでした……

ですがこれでクティを迎え撃つ準備は出来ましたね。

後はその日まで鍛練を重ねるだけ……目標は右拳でも魔拳を発動させる事です。

ですがその前にセラエでコカちゃんを守らなくてはいけませんね。

尚、帰りが遅れたせいで再びアプさんに叱られました……解せぬ。





『キュアさんのあの詠唱……そういう事だったんですね…………はぁ』

『ウチ、何か余計な事言ってもうた?』

『気にしなくていいですよ……遅かれ早かれこうなってましたから』
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

ダークナイトはやめました

天宮暁
ファンタジー
七剣の都セブンスソード。魔剣士たちの集うその街で、最強にして最凶と恐れられるダークナイトがいた。 その名を、ナイン。畏怖とともにその名を呼ばれる青年は、しかし、ダークナイトをやめようとしていた。 「本当に……いいんですね?」 そう慰留するダークナイト拝剣殿の代表リィンに、ナインは固い決意とともにうなずきを返す。 「守るものができたからな」 闇の魔剣は守るには不向きだ。 自らが討った聖竜ハルディヤ。彼女から託された彼女の「仔」。竜の仔として育てられた少女ルディアを守るため、ナインは闇の魔剣を手放した。 新たに握るのは、誰かを守るのに適した光の魔剣。 ナインは、ホーリーナイトに転職しようとしていた。 「でも、ナインさんはダークナイトの適正がSSSです。その分ホーリーナイトの適正は低いんじゃ?」 そう尋ねるリィンに、ナインは平然と答えた。 「Cだな」 「し、C!? そんな、もったいなさすぎます!」 「だよな。適正SSSを捨ててCなんてどうかしてる」 だが、ナインの決意は変わらない。 ――最強と謳われたダークナイトは、いかにして「守る強さ」を手に入れるのか? 強さのみを求めてきた青年と、竜の仔として育てられた娘の、奇妙な共同生活が始まった。 (※ この作品はスマホでの表示に最適化しています。文中で改行が生じるかたは、ピンチインで表示を若干小さくしていただくと型崩れしないと思います。)

野生児少女の生存日記

花見酒
ファンタジー
とある村に住んでいた少女、とある鑑定式にて自身の適性が無属性だった事で危険な森に置き去りにされ、その森で生き延びた少女の物語

私のお父様とパパ様

ファンタジー
非常に過保護で愛情深い二人の父親から愛される娘メアリー。 婚約者の皇太子と毎月あるお茶会で顔を合わせるも、彼の隣には幼馴染の女性がいて。 大好きなお父様とパパ様がいれば、皇太子との婚約は白紙になっても何も問題はない。 ※箱入り娘な主人公と娘溺愛過保護な父親コンビのとある日のお話。 追記(2021/10/7) お茶会の後を追加します。 更に追記(2022/3/9) 連載として再開します。

出来損ないと呼ばれた伯爵令嬢は出来損ないを望む

家具屋ふふみに
ファンタジー
 この世界には魔法が存在する。  そして生まれ持つ適性がある属性しか使えない。  その属性は主に6つ。  火・水・風・土・雷・そして……無。    クーリアは伯爵令嬢として生まれた。  貴族は生まれながらに魔力、そして属性の適性が多いとされている。  そんな中で、クーリアは無属性の適性しかなかった。    無属性しか扱えない者は『白』と呼ばれる。  その呼び名は貴族にとって屈辱でしかない。      だからクーリアは出来損ないと呼ばれた。    そして彼女はその通りの出来損ない……ではなかった。    これは彼女の本気を引き出したい彼女の周りの人達と、絶対に本気を出したくない彼女との攻防を描いた、そんな物語。  そしてクーリアは、自身に隠された秘密を知る……そんなお話。 設定揺らぎまくりで安定しないかもしれませんが、そういうものだと納得してくださいm(_ _)m ※←このマークがある話は大体一人称。

異世界リナトリオン〜平凡な田舎娘だと思った私、実は転生者でした?!〜

青山喜太
ファンタジー
ある日、母が死んだ 孤独に暮らす少女、エイダは今日も1人分の食器を片付ける、1人で食べる朝食も慣れたものだ。 そしてそれは母が死んでからいつもと変わらない日常だった、ドアがノックされるその時までは。 これは1人の少女が世界を巻き込む巨大な秘密に立ち向かうお話。 小説家になろう様からの転載です!

[完結] 邪魔をするなら潰すわよ?

シマ
ファンタジー
私はギルドが運営する治療院で働く治療師の一人、名前はルーシー。 クエストで大怪我したハンター達の治療に毎日、忙しい。そんなある日、騎士の格好をした一人の男が運び込まれた。 貴族のお偉いさんを魔物から護った騎士団の団長さんらしいけど、その場に置いていかれたの?でも、この傷は魔物にヤられたモノじゃないわよ? 魔法のある世界で亡くなった両親の代わりに兄妹を育てるルーシー。彼女は兄妹と静かに暮らしたいけど何やら回りが放ってくれない。 ルーシーが気になる団長さんに振り回されたり振り回したり。 私の生活を邪魔をするなら潰すわよ? 1月5日 誤字脱字修正 54話 ★━戦闘シーンや猟奇的発言あり 流血シーンあり。 魔法・魔物あり。 ざぁま薄め。 恋愛要素あり。

美少女に転生して料理して生きてくことになりました。

ゆーぞー
ファンタジー
田中真理子32歳、独身、失業中。 飲めないお酒を飲んでぶったおれた。 気がついたらマリアンヌという12歳の美少女になっていた。 その世界は加護を受けた人間しか料理をすることができない世界だった

RD令嬢のまかないごはん

雨愁軒経
ファンタジー
辺境都市ケレスの片隅で食堂を営む少女・エリカ――またの名を、小日向絵梨花。 都市を治める伯爵家の令嬢として転生していた彼女だったが、性に合わないという理由で家を飛び出し、野望のために突き進んでいた。 そんなある日、家が勝手に決めた婚約の報せが届く。 相手は、最近ケレスに移住してきてシアリーズ家の預かりとなった子爵・ヒース。 彼は呪われているために追放されたという噂で有名だった。 礼儀として一度は会っておこうとヒースの下を訪れたエリカは、そこで彼の『呪い』の正体に気が付いた。 「――たとえ天が見放しても、私は絶対に見放さないわ」 元管理栄養士の伯爵令嬢は、今日も誰かの笑顔のためにフライパンを握る。 大さじの願いに、夢と希望をひとつまみ。お悩み解決異世界ごはんファンタジー!

処理中です...