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森とイノシシと奴隷商人
無慈悲系魔法少女の誕生です
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はて……あたしはラスカさんと戦って、夕飯を食べて、デストさんのノロケ(?)を聞いて眠りについた筈ですが?
しかしこの真っ白い空間は間違いなく女神様の住まう空間。
「 」
ふむ、声が出ないという事はトゥール様の仕業ではありませんね。
つまりこれはトゥグア様の……
『残念ですが、今回は私が呼ばせて頂きました』
現れたのはクティの様な青い髪に蒼い瞳、ソックリな顔立ち……桃を摘めている様な胸。
成程、貴女がハイドラ様ですね。
何やらロウがお世話になった様で、ありがとうございます。
そしてあたしは炎水風地の女神全員に会った事になりますね……何気にこれって凄い事なのでは?
『私達に加えて全員の眷属にまで会った人物はキュアさんが初めてでしょう』
そういえば皆さんの眷属にも会っていて、サーグァ様にはご飯をねだられていますね……
『余り時間がないので手短に話しますが……トゥールからの情報を元に調査した結果、アルラの狙いが浮かび上がりました』
おお、トゥール様はちゃんと仕事してくれたのですね。
まだ2日しか経ってないのに……
『貴女の影響だと思いますが……まさかトゥールが私に頭を下げるとは思いませんでしたよ』
トゥール様とハイドラ様はお互いを滅茶苦茶嫌っていると聞いたのですが……あたしの為にそこまでして下さるとは。
今度セバスチャンさんに好きな食べ物でも聞いて贈っておきましょう。
『それでアルラの狙いですが……やはりトゥグアの世界と自分の世界を融合させる事が目的で間違いないでしょう、これはトゥールからも聞いていますね?』
バッチリ聞いています。
『その手段ですが……クティのモンスターの核となっている黒の水晶にはアルラのメッセージの他にハズレという物が混ざっていまして』
それ……引いたら凄く頭に来そうですね。
『思わず暴れたくなる程にはイライラさせられましたよ……だからこそ気付けなかったのですが』
他にも何かがあったと?
『トゥグアが下界の様子を見る為の泉の底に書きかけの魔方陣がありました……恐らくアルラの狙いはハズレの中に仕込んだ魔方陣を完成させる事』
つまり……そのハズレの中の魔方陣が世界を融合させる手段!
『今ある魔方陣を消そうとはしましたが強力な結界があり、私やトゥグアの力では破壊出来ませんでした』
つまり地の女神の企みを阻止するにはクティのモンスターを倒さずに無力化させる必要があると……
『クティがロウさんを殺そうと決めたのもそれが原因でしょう……幻獣使いが契約さえすれば、倒さずに無力化出来ますから』
成程……ようやく繋がって来ましたね。
確かにそれならロウを殺そうとする理由、幻獣使いが邪魔になるという話も説明が付きます。
ですがロウが契約出来るのは残り2体、クティのモンスターは残り4体……
どうやっても全部は無理ですが?
『様は魔方陣を完成させなければ良いだけです……4体中2体と契約すれば、それで完成だけは阻止出来ます』
これであたし達がやるべき事はハッキリしました……
ロウを守りつつ、クティのモンスターを最低2体は契約させれば此方の勝ち、と。
『……私がロウさんに力添えをしなければ命を狙われる事はなかったでしょうが』
ですがその場合、地の女神の企みが達成されてしまっていたかもしれませんし……
何よりアトラさんとナクアちゃんを救う事は出来ませんでした。
感謝こそすれ恨みはしませんよ。
『……そう言って頂けると救われます』
『ではキュアさん……私から貴女に【求道者】の称号を与えましょう』
また新しい称号が増えた……
今度はどんな補正が?
『この称号には筋力、知力の上昇……それと魔力の伝達を補助する効果があります』
確かにあたしの魔力の操作は未熟と言われていますから有り難くはありますが……
既に2つも貰っているのに、ホイホイと付けて良い物なのでしょうか?
『条件は満たしていますから問題ありません、異世界で1から故郷の調味料を作り出したキュアさんはこの称号を受けとる資格が充分にありますよ』
って、付けた理由は料理なんですか!?
あたし、この世界に来てから料理以外ではまともな評価がされてないんですけれど!?
気が付いたら朝……トウカとピーニャがあたしの額と喉に乗っていました。
「……夢、ではなさそうですね」
うー……血が足りないせいか頭が痛いですね。
まさか4女神の内3神から称号を頂いてしまうとは……しかも内2つは料理絡みで頂いた称号ですし。
補正は合計すると筋力上昇2、瞬発力上昇2、知力上昇2……加えて料理と魔力操作の上達ですか。
魔力が増えるから知力上昇は嬉しいんですが……
「あ、起きた?」
「翡翠さん……おはようございます」
「ご苦労だったねピーニャ……疲れたでしょ?」
「グルッヒャァ……」
「ミャアア……」
何で寝ていたのに疲れているのでしょうか?
「トウカちゃんとピーニャにはいざという時にハイドラ様と面会する為の能力があってね……トゥグア様からの加護を強く受けてるキュアちゃんの場合2匹掛かりで、それも本人が弱ってる時じゃないと出来なかったんだよ」
あー……あたし自身は貧血でダウンしていたからですか。
つまりこの2匹は気まぐれで来たのではなく、ハイドラ様の指示で来たんですね……大変良いモフモフでした。
それでも余り時間はないとか言われたのは……それだけトゥグア様の加護が強かったという事でしょう。
「普通ならどっちかだけで済むし、今まではキュアちゃんの狂信が強過ぎたから出来なかったんだけどね?」
失礼な……あたしは狂信者ではありませんよ!
「とりあえずハイドラ様のお話は私から皆に説明しておくから、早く治してね」
もう少し寝てれば治りますが解りました。
後、あたしは狂信者ではないという事を理解させたいのでゆっくりとOHANASIしましょう。
お昼を食べて再び安静にして……夕方には元気になれました。
念のために明日まで大人しくしておきますが身体を動かさないのは落ち着きませんね。
とりあえずデストさんに貰った手甲に魔力を通して何時でも試せる様にしておきましょう。
「キュアちゃん……夕方、出来たけど……ご飯、食べれる?」
「食べます」
貧血を治すには睡眠と、ご飯を食べるのが効果的ですからね。
それにしても鼻血以外の出血はなかったのに……どんだけ流れてしまったんですか?
で、食卓に向かって見た物が……
「キュアお姉ちゃん、これ見て、可愛いでしょ!」
猫耳と猫尻尾、鳥の羽を生やしたナクアちゃんがパタパタと浮いておりました……
確かに可愛いですね、これが天使という存在ですか?
って、何がどうしてそうなったのですか!?
「ナクアの新しい技能だよ……どうもアトラさん以外にも、ナクアが仲良くなった動物と融合出来る様になったらしい」
つまり猫耳と鳥の羽から察するに今のナクアちゃんは……トウカとリコッタが融合しているのですか。
クティの話を聞いた限りじゃナクアちゃんはまた大蜘蛛になるんじゃないかと不安でしたが……杞憂に終わって良かった。
「さっき試したけど、ピーニャと融合した場合は腕が鳥の羽になった人魚みたいになった」
それセイレーンって奴ではないですか?
確かピーニャの種族がそうだと聞いてますし、融合して見た目がそうなるのも納得ですね。
「因みにあの状態のナクアはトウカの技能を使う事が出来て、何故か風魔法まで使えたぞ」
風魔法は多分リコッタと融合したからでしょう。
動物と融合して戦う、魔法少女ナクアちゃん……アリですね。
今度デストさんにそれっぽい装いを作って貰いましょう。
あたしは裁縫が苦手なので。
「所でナクアちゃんの戦いっぷりはどうでしたか?」
「水で溺死させて、風で首を切断して、糸で仕事人みたいに吊って……といった具合だったな」
ちょっ、戦法がえげつない!?
しかしナクアちゃん、もしかしたらあたしより強くなったんじゃ?
「おっと、そろそろ飯だから元に戻ろうな」
「はーい!」
あ、ナクアちゃんの意志で戻れるんですか……
そしてトウカはロウの頭、リコッタはナクアちゃんの頭に……もうそこが定位置なんですね。
さて、明日はこの手甲を試すとして……その後は少年とイブの様子でも見に行きますか。
しかしこの真っ白い空間は間違いなく女神様の住まう空間。
「 」
ふむ、声が出ないという事はトゥール様の仕業ではありませんね。
つまりこれはトゥグア様の……
『残念ですが、今回は私が呼ばせて頂きました』
現れたのはクティの様な青い髪に蒼い瞳、ソックリな顔立ち……桃を摘めている様な胸。
成程、貴女がハイドラ様ですね。
何やらロウがお世話になった様で、ありがとうございます。
そしてあたしは炎水風地の女神全員に会った事になりますね……何気にこれって凄い事なのでは?
『私達に加えて全員の眷属にまで会った人物はキュアさんが初めてでしょう』
そういえば皆さんの眷属にも会っていて、サーグァ様にはご飯をねだられていますね……
『余り時間がないので手短に話しますが……トゥールからの情報を元に調査した結果、アルラの狙いが浮かび上がりました』
おお、トゥール様はちゃんと仕事してくれたのですね。
まだ2日しか経ってないのに……
『貴女の影響だと思いますが……まさかトゥールが私に頭を下げるとは思いませんでしたよ』
トゥール様とハイドラ様はお互いを滅茶苦茶嫌っていると聞いたのですが……あたしの為にそこまでして下さるとは。
今度セバスチャンさんに好きな食べ物でも聞いて贈っておきましょう。
『それでアルラの狙いですが……やはりトゥグアの世界と自分の世界を融合させる事が目的で間違いないでしょう、これはトゥールからも聞いていますね?』
バッチリ聞いています。
『その手段ですが……クティのモンスターの核となっている黒の水晶にはアルラのメッセージの他にハズレという物が混ざっていまして』
それ……引いたら凄く頭に来そうですね。
『思わず暴れたくなる程にはイライラさせられましたよ……だからこそ気付けなかったのですが』
他にも何かがあったと?
『トゥグアが下界の様子を見る為の泉の底に書きかけの魔方陣がありました……恐らくアルラの狙いはハズレの中に仕込んだ魔方陣を完成させる事』
つまり……そのハズレの中の魔方陣が世界を融合させる手段!
『今ある魔方陣を消そうとはしましたが強力な結界があり、私やトゥグアの力では破壊出来ませんでした』
つまり地の女神の企みを阻止するにはクティのモンスターを倒さずに無力化させる必要があると……
『クティがロウさんを殺そうと決めたのもそれが原因でしょう……幻獣使いが契約さえすれば、倒さずに無力化出来ますから』
成程……ようやく繋がって来ましたね。
確かにそれならロウを殺そうとする理由、幻獣使いが邪魔になるという話も説明が付きます。
ですがロウが契約出来るのは残り2体、クティのモンスターは残り4体……
どうやっても全部は無理ですが?
『様は魔方陣を完成させなければ良いだけです……4体中2体と契約すれば、それで完成だけは阻止出来ます』
これであたし達がやるべき事はハッキリしました……
ロウを守りつつ、クティのモンスターを最低2体は契約させれば此方の勝ち、と。
『……私がロウさんに力添えをしなければ命を狙われる事はなかったでしょうが』
ですがその場合、地の女神の企みが達成されてしまっていたかもしれませんし……
何よりアトラさんとナクアちゃんを救う事は出来ませんでした。
感謝こそすれ恨みはしませんよ。
『……そう言って頂けると救われます』
『ではキュアさん……私から貴女に【求道者】の称号を与えましょう』
また新しい称号が増えた……
今度はどんな補正が?
『この称号には筋力、知力の上昇……それと魔力の伝達を補助する効果があります』
確かにあたしの魔力の操作は未熟と言われていますから有り難くはありますが……
既に2つも貰っているのに、ホイホイと付けて良い物なのでしょうか?
『条件は満たしていますから問題ありません、異世界で1から故郷の調味料を作り出したキュアさんはこの称号を受けとる資格が充分にありますよ』
って、付けた理由は料理なんですか!?
あたし、この世界に来てから料理以外ではまともな評価がされてないんですけれど!?
気が付いたら朝……トウカとピーニャがあたしの額と喉に乗っていました。
「……夢、ではなさそうですね」
うー……血が足りないせいか頭が痛いですね。
まさか4女神の内3神から称号を頂いてしまうとは……しかも内2つは料理絡みで頂いた称号ですし。
補正は合計すると筋力上昇2、瞬発力上昇2、知力上昇2……加えて料理と魔力操作の上達ですか。
魔力が増えるから知力上昇は嬉しいんですが……
「あ、起きた?」
「翡翠さん……おはようございます」
「ご苦労だったねピーニャ……疲れたでしょ?」
「グルッヒャァ……」
「ミャアア……」
何で寝ていたのに疲れているのでしょうか?
「トウカちゃんとピーニャにはいざという時にハイドラ様と面会する為の能力があってね……トゥグア様からの加護を強く受けてるキュアちゃんの場合2匹掛かりで、それも本人が弱ってる時じゃないと出来なかったんだよ」
あー……あたし自身は貧血でダウンしていたからですか。
つまりこの2匹は気まぐれで来たのではなく、ハイドラ様の指示で来たんですね……大変良いモフモフでした。
それでも余り時間はないとか言われたのは……それだけトゥグア様の加護が強かったという事でしょう。
「普通ならどっちかだけで済むし、今まではキュアちゃんの狂信が強過ぎたから出来なかったんだけどね?」
失礼な……あたしは狂信者ではありませんよ!
「とりあえずハイドラ様のお話は私から皆に説明しておくから、早く治してね」
もう少し寝てれば治りますが解りました。
後、あたしは狂信者ではないという事を理解させたいのでゆっくりとOHANASIしましょう。
お昼を食べて再び安静にして……夕方には元気になれました。
念のために明日まで大人しくしておきますが身体を動かさないのは落ち着きませんね。
とりあえずデストさんに貰った手甲に魔力を通して何時でも試せる様にしておきましょう。
「キュアちゃん……夕方、出来たけど……ご飯、食べれる?」
「食べます」
貧血を治すには睡眠と、ご飯を食べるのが効果的ですからね。
それにしても鼻血以外の出血はなかったのに……どんだけ流れてしまったんですか?
で、食卓に向かって見た物が……
「キュアお姉ちゃん、これ見て、可愛いでしょ!」
猫耳と猫尻尾、鳥の羽を生やしたナクアちゃんがパタパタと浮いておりました……
確かに可愛いですね、これが天使という存在ですか?
って、何がどうしてそうなったのですか!?
「ナクアの新しい技能だよ……どうもアトラさん以外にも、ナクアが仲良くなった動物と融合出来る様になったらしい」
つまり猫耳と鳥の羽から察するに今のナクアちゃんは……トウカとリコッタが融合しているのですか。
クティの話を聞いた限りじゃナクアちゃんはまた大蜘蛛になるんじゃないかと不安でしたが……杞憂に終わって良かった。
「さっき試したけど、ピーニャと融合した場合は腕が鳥の羽になった人魚みたいになった」
それセイレーンって奴ではないですか?
確かピーニャの種族がそうだと聞いてますし、融合して見た目がそうなるのも納得ですね。
「因みにあの状態のナクアはトウカの技能を使う事が出来て、何故か風魔法まで使えたぞ」
風魔法は多分リコッタと融合したからでしょう。
動物と融合して戦う、魔法少女ナクアちゃん……アリですね。
今度デストさんにそれっぽい装いを作って貰いましょう。
あたしは裁縫が苦手なので。
「所でナクアちゃんの戦いっぷりはどうでしたか?」
「水で溺死させて、風で首を切断して、糸で仕事人みたいに吊って……といった具合だったな」
ちょっ、戦法がえげつない!?
しかしナクアちゃん、もしかしたらあたしより強くなったんじゃ?
「おっと、そろそろ飯だから元に戻ろうな」
「はーい!」
あ、ナクアちゃんの意志で戻れるんですか……
そしてトウカはロウの頭、リコッタはナクアちゃんの頭に……もうそこが定位置なんですね。
さて、明日はこの手甲を試すとして……その後は少年とイブの様子でも見に行きますか。
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