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首都で生活と資金稼ぎ
殴り込む直前です
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アバズレの酒場で一悶着ありましたが、作戦会議は無事に終わって後は夕飯を食べたら乗り込むだけとなりました。
因みに作戦は正面突破です……作戦って呼んでいいんですかこれ?
まあそれは置いといて、夕飯は何故かあたしが作る事に……いや、メイドさん達とアバズレも手伝ってくれてはいますけども。
「……まさかアバズレと戦う前に一緒に料理をする事になるとは思いませんでした」
「……それは此方の台詞ですわ、後いい加減にわたくしの事はクティとお呼びなさい」
ふと見たら何故かあたしとアバズレを見ているメイドさん達が怯えています……何故でしょう?
「そういえば先程はやけにアッサリとやられていましたが……実は大した事なかったのですか?」
まあアプさんもマリー様もかなり強いんですけど。
「前にも言った筈ですわよ、わたくしはアルラ様からのご命令で、人間にはかすり傷ですら付ける事を許されていませんのよ?」
そういえばそんな事を言ってましたね、すっかり忘れていました。
よく考えてみれば……女神の眷属やってるアバズレなら一地方の貴族ぐらい余裕で殲滅出来る実力がありますよね。
何ならモンスターを差し向けても良かった筈ですし。
「あくまでもわたくしの手では……ですからモンスターは別ですが、差し向けたりはしませんわよ」
やはりアバズレは敵でした!
まあ、余計な犠牲者が出なくてよかったと思っておきましょう。
「モンスターといえば……あのイケボなスライムはどうしたんですか?」
あの、相手を底知れぬ絶望の淵に沈めそうなイケボをしたスライムが見当たらないのは何故でしょう?
居ても今は退治してる暇がないんですけどね。
「スパウンなら今ルイエでイカ釣りをしていますわよ、この店では自家製の一夜干しが結構な人気ですから」
イカ釣りに励むスライムってかなりシュールな絵面ですね!
あ、でも想像してみるとほんのちょっとだけ可愛いかも?
スライムの癖に。
まあルイエだったのは幸いでしたね……ルルイだったらロウ達がピンチでした。
干物を量産してくれているオークの皆さんは……まあスライムを見たら逃げるでしょうから大丈夫ですよね。
1人だけ、イケボに誘われて突っ込んでしまいそうなのが居ますけど……流石にスライム相手に盛ったりはしないと信じたいですね。
「そういうそちらこそ、他の皆様はどうしたんですの?」
「ここがどういう村か知らない訳ではないでしょう?別行動中ですよ」
「え……ああ、そういう事でしたのね」
ふと思い返せばアバズレとまともに会話するのはこれが初めてですが……
成程、敵でなければ仲良くしてもいいと思えますね。
だからってロウにした事を忘れはしませんが!
「……言っておきますけど、アレはアルラ様のご命令だからしただけで、やりたくてやった訳ではありませんわよ?」
「ナチュラルにあたしの思考を読まないでくれませんかね?」
「読むまでもなく貴方、顔に出過ぎですわよ!」
それ前にも言われましたけど……そんなに解り易いですかあたし?
夕飯はイカの一夜干しと干物、メイドさん達が作ったサラダとパンで済ませていよいよカチコミです。
あの一夜干しは中々美味しかったのでまたルイエに行けたらあたしも作ってみましょう。
ただパンには合ってなかったので次はご飯と一緒に食べてみたいです。
因みにクティは地の女神の命令で人間に攻撃出来ない……らしいのでメイドさん達と酒場に残っています。
って、あたしはいつの間にクティを名前で呼んでいるんですかね?
「ロウに気がないと解ったから敵対心が削がれたんじゃないかい?」
「成程……それはありえますね」
だからって敵である事に代わりはないので油断は出来ませんけど。
「ロウと仲が良くて結構だが、あたいとしてはキュアはコカにも惚れて欲しい所だけどねぇ?」
「すいません、今は返事を保留している所なので……余り触れないでくれると助かります」
別に同性婚や多夫一妻が駄目って訳でもないから問題はないにしろ、ロウと自分の気持ちに嘘はつきたくないですからね……
ん?何であたしはコカちゃんを受け入れるのを前提に悩んでいるのでしょうか?
以前のあたしなら悩むまでもなく断っている筈ですが……そういえばロウもコカちゃんなら構わないとか言ってましたね。
トゥグア様もあたしとコカちゃんの仲を応援していると仰ってしまっていますし。
「ま、若い内は目一杯悩んでおきな……だがコカを泣かせたら承知しないよ?」
アプさん怖いです……最初に会った時のクティより怖いです!
「……努力はします」
うん、戻ったら1度コカちゃんと2人きりになってみましょう……
あたしの貞操が危険ですが他に手がありませんし、代案も浮かばないですし。
あたし、この戦いが終わったらコカちゃんとデートするんです。
なんて、どう考えても死亡フラグですね。
今は考えない様にしましょう。
~クティ視点~
はぁ、まさかキュアさんがここに来てしまうとは思いませんでしたわ。
確かに王都に入ったという情報は聞いていましたけど……王族と行動してるなんて聞いていませんわよ!
そういえば2週間ぐらい前から送られてくる情報に偏りがありましたけど、あの子達に何かあったのでしょうか?
近い内に接触する必要がありますわね。
何にせよここでの目的がバレなかったのは不幸中の幸いでしたわ。
この酒場の地下はアルラ様がお創りになった世界と繋がっています。
わたくしの仕事はここに、消えても問題がない男を連れて行く事。
「た……すけ………………て……くれ」
「助けを呼ぶ元気があるなら、もっと出しなよ!」
「も……いや…………だぁ」
「ホラホラ、まだ終わらせないよ!」
まだ問題はなさそうですわね。
アルラ様の世界には男が存在しない……
例え昇神試験で不合格となっても、1度創った世界は滅びを迎える時まで管理せねばならないのです。
でもアルラ様は男嫌いを拗らせてしまっているせいか、男の創造が出来ず……トゥグアの様に同性間で子供を作らせる事も出来ませんでした。
そこで少しでも長く存続させる為に、この世界から精力の強い男を送り込む事にしたのです。
とはいえそこら中から拐っては目立ってしまいますし、アッサリ死なれても困ってしまいます。
そんな時、人間という生き物は悪事を働いている権力を持つ者ほど精力が強いと聞いて、悪事に手を染めた貴族を失脚させては運んでいましたが……
今搾られているのもわたくしがダニチで捕らえた豚とその付き人……名前は忘れてしまいましたが、中々に長く持っていますわね。
アルラ様の世界の女性は(まあ女性しか居ないのですが)男であれば見た目も性格も気にしませんから選りすぐる必要がないので助かりますわ。
今の王になってからは悪徳貴族は率先して潰してくれていますから仕事がやり易くなりました。
グヌットを拠点にしたのは男が消えても噂になり難いから、加えて雰囲気や空気がアルラ様の世界に似ているからですわ。
まあ、ここに入った男は腹上死するという噂を広めたのはわたくしなんですけれど。
実際は同性愛者が集まって出来た村にそれっぽい設定を加えてみただけですし。
真実味を出す為、一時的にアルラ様の世界から何人か派遣して男を襲わせたりもしましたけれど。
更に言えば彼女達の好みは筋肉が付いた美人、もしくはボクっ娘でしたから……
あ、もしかしてコカさんが居なかったのは前に来た事があったからでしょうか?
さて、この地の貴族は女性ですから失脚させた所で使い道がないのですが……
とはいえキュアさんが居る以上わたくしがここを離れる訳にはいきませんわね。
万が一この地下を見られたらトゥグアが介入してくるでしょうし。
「……ザトー、居ますわね?」
「うん」
「わたくしの代理としてルルイへ行きなさい……目的は解るでしょう?」
「解った」
これで良し、後はここを隠し通すだけですわ。
今回の件が終われば暇が出来ますし、久しぶりにアルラ様に会いに行こうかしら?
因みに作戦は正面突破です……作戦って呼んでいいんですかこれ?
まあそれは置いといて、夕飯は何故かあたしが作る事に……いや、メイドさん達とアバズレも手伝ってくれてはいますけども。
「……まさかアバズレと戦う前に一緒に料理をする事になるとは思いませんでした」
「……それは此方の台詞ですわ、後いい加減にわたくしの事はクティとお呼びなさい」
ふと見たら何故かあたしとアバズレを見ているメイドさん達が怯えています……何故でしょう?
「そういえば先程はやけにアッサリとやられていましたが……実は大した事なかったのですか?」
まあアプさんもマリー様もかなり強いんですけど。
「前にも言った筈ですわよ、わたくしはアルラ様からのご命令で、人間にはかすり傷ですら付ける事を許されていませんのよ?」
そういえばそんな事を言ってましたね、すっかり忘れていました。
よく考えてみれば……女神の眷属やってるアバズレなら一地方の貴族ぐらい余裕で殲滅出来る実力がありますよね。
何ならモンスターを差し向けても良かった筈ですし。
「あくまでもわたくしの手では……ですからモンスターは別ですが、差し向けたりはしませんわよ」
やはりアバズレは敵でした!
まあ、余計な犠牲者が出なくてよかったと思っておきましょう。
「モンスターといえば……あのイケボなスライムはどうしたんですか?」
あの、相手を底知れぬ絶望の淵に沈めそうなイケボをしたスライムが見当たらないのは何故でしょう?
居ても今は退治してる暇がないんですけどね。
「スパウンなら今ルイエでイカ釣りをしていますわよ、この店では自家製の一夜干しが結構な人気ですから」
イカ釣りに励むスライムってかなりシュールな絵面ですね!
あ、でも想像してみるとほんのちょっとだけ可愛いかも?
スライムの癖に。
まあルイエだったのは幸いでしたね……ルルイだったらロウ達がピンチでした。
干物を量産してくれているオークの皆さんは……まあスライムを見たら逃げるでしょうから大丈夫ですよね。
1人だけ、イケボに誘われて突っ込んでしまいそうなのが居ますけど……流石にスライム相手に盛ったりはしないと信じたいですね。
「そういうそちらこそ、他の皆様はどうしたんですの?」
「ここがどういう村か知らない訳ではないでしょう?別行動中ですよ」
「え……ああ、そういう事でしたのね」
ふと思い返せばアバズレとまともに会話するのはこれが初めてですが……
成程、敵でなければ仲良くしてもいいと思えますね。
だからってロウにした事を忘れはしませんが!
「……言っておきますけど、アレはアルラ様のご命令だからしただけで、やりたくてやった訳ではありませんわよ?」
「ナチュラルにあたしの思考を読まないでくれませんかね?」
「読むまでもなく貴方、顔に出過ぎですわよ!」
それ前にも言われましたけど……そんなに解り易いですかあたし?
夕飯はイカの一夜干しと干物、メイドさん達が作ったサラダとパンで済ませていよいよカチコミです。
あの一夜干しは中々美味しかったのでまたルイエに行けたらあたしも作ってみましょう。
ただパンには合ってなかったので次はご飯と一緒に食べてみたいです。
因みにクティは地の女神の命令で人間に攻撃出来ない……らしいのでメイドさん達と酒場に残っています。
って、あたしはいつの間にクティを名前で呼んでいるんですかね?
「ロウに気がないと解ったから敵対心が削がれたんじゃないかい?」
「成程……それはありえますね」
だからって敵である事に代わりはないので油断は出来ませんけど。
「ロウと仲が良くて結構だが、あたいとしてはキュアはコカにも惚れて欲しい所だけどねぇ?」
「すいません、今は返事を保留している所なので……余り触れないでくれると助かります」
別に同性婚や多夫一妻が駄目って訳でもないから問題はないにしろ、ロウと自分の気持ちに嘘はつきたくないですからね……
ん?何であたしはコカちゃんを受け入れるのを前提に悩んでいるのでしょうか?
以前のあたしなら悩むまでもなく断っている筈ですが……そういえばロウもコカちゃんなら構わないとか言ってましたね。
トゥグア様もあたしとコカちゃんの仲を応援していると仰ってしまっていますし。
「ま、若い内は目一杯悩んでおきな……だがコカを泣かせたら承知しないよ?」
アプさん怖いです……最初に会った時のクティより怖いです!
「……努力はします」
うん、戻ったら1度コカちゃんと2人きりになってみましょう……
あたしの貞操が危険ですが他に手がありませんし、代案も浮かばないですし。
あたし、この戦いが終わったらコカちゃんとデートするんです。
なんて、どう考えても死亡フラグですね。
今は考えない様にしましょう。
~クティ視点~
はぁ、まさかキュアさんがここに来てしまうとは思いませんでしたわ。
確かに王都に入ったという情報は聞いていましたけど……王族と行動してるなんて聞いていませんわよ!
そういえば2週間ぐらい前から送られてくる情報に偏りがありましたけど、あの子達に何かあったのでしょうか?
近い内に接触する必要がありますわね。
何にせよここでの目的がバレなかったのは不幸中の幸いでしたわ。
この酒場の地下はアルラ様がお創りになった世界と繋がっています。
わたくしの仕事はここに、消えても問題がない男を連れて行く事。
「た……すけ………………て……くれ」
「助けを呼ぶ元気があるなら、もっと出しなよ!」
「も……いや…………だぁ」
「ホラホラ、まだ終わらせないよ!」
まだ問題はなさそうですわね。
アルラ様の世界には男が存在しない……
例え昇神試験で不合格となっても、1度創った世界は滅びを迎える時まで管理せねばならないのです。
でもアルラ様は男嫌いを拗らせてしまっているせいか、男の創造が出来ず……トゥグアの様に同性間で子供を作らせる事も出来ませんでした。
そこで少しでも長く存続させる為に、この世界から精力の強い男を送り込む事にしたのです。
とはいえそこら中から拐っては目立ってしまいますし、アッサリ死なれても困ってしまいます。
そんな時、人間という生き物は悪事を働いている権力を持つ者ほど精力が強いと聞いて、悪事に手を染めた貴族を失脚させては運んでいましたが……
今搾られているのもわたくしがダニチで捕らえた豚とその付き人……名前は忘れてしまいましたが、中々に長く持っていますわね。
アルラ様の世界の女性は(まあ女性しか居ないのですが)男であれば見た目も性格も気にしませんから選りすぐる必要がないので助かりますわ。
今の王になってからは悪徳貴族は率先して潰してくれていますから仕事がやり易くなりました。
グヌットを拠点にしたのは男が消えても噂になり難いから、加えて雰囲気や空気がアルラ様の世界に似ているからですわ。
まあ、ここに入った男は腹上死するという噂を広めたのはわたくしなんですけれど。
実際は同性愛者が集まって出来た村にそれっぽい設定を加えてみただけですし。
真実味を出す為、一時的にアルラ様の世界から何人か派遣して男を襲わせたりもしましたけれど。
更に言えば彼女達の好みは筋肉が付いた美人、もしくはボクっ娘でしたから……
あ、もしかしてコカさんが居なかったのは前に来た事があったからでしょうか?
さて、この地の貴族は女性ですから失脚させた所で使い道がないのですが……
とはいえキュアさんが居る以上わたくしがここを離れる訳にはいきませんわね。
万が一この地下を見られたらトゥグアが介入してくるでしょうし。
「……ザトー、居ますわね?」
「うん」
「わたくしの代理としてルルイへ行きなさい……目的は解るでしょう?」
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