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第25話 聖騎士の秘密

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 リリアが話してくれた聖騎士への昇格の儀式はすさまじい内容だった。アザミが話してくれた忍者への昇格の儀式と合わせて考えると、昇格の儀式というのは、どうも新しい価値観を植え付けられるものらしい。しかしリリアの試練は儀式で終わるのではなく、儀式から始まったのだ。儀式から約一年。リリアは節制を守り続けていた。しかしその日、〈強化〉エンハンスを使った修行の最中に、事件が起こったらしい。

〈強化〉エンハンスは、今更言うまでもないが、霊体の杭を打ち込み、その部位を強化する魔法だ。しかしなかなか工夫し甲斐のある魔法で、〈治癒〉ヒールがとにかく傷ついた部位を目標とするのに対し、〈強化〉エンハンスは目的に応じて、打ち込む部位を細かく変える必要がある」

 リリアは語り続ける。

「聖騎士は、そのクラス能力を活かすために、自分に打ち込むのがもっぱらだが、状況に応じて味方に打ち込むことも考える必要がある。その際は、武闘家を強化するための部位や、踊り子を強化するための部位を知っていなくてはならない」

 聖騎士のクラス能力は、板金鎧プレートアーマーを身に纏っている限り、自分に掛けた〈強化〉エンハンスを維持できる。

「奇策だが、敵に打ち込む手もある。強化になってしまうが、不意に強化してやることで、バランスを崩す効果を期待できる。あくまで奇策だがな。とにかく、自分を強化するだけでなく、さまざまな部位に打ち込んだ時の効果を把握しておく必要があるんだ」

 聞いていた俺達は深く頷いた。なかなか奥深いな、〈強化〉エンハンス

「それでその日も、いろいろな部位へ杭を打ち込み、具合を確かめていたのだが、ふと、ケツの穴を締めるという言葉が頭に浮かんだ。あまり綺麗な言葉ではないが、上半身の力を発揮するには、下半身が重要なのは確かだ」

 リリアの言葉は全く間違っていない。

「それまで、お尻の周りは他のデリケートな部分と共に避けてきた。しかし他の部位はあらかた試していた。そろそろ、お尻の周りも試すべきではないかという考えが頭に浮かんだ。今思えば、やましい気持ちが全くない訳ではなかった。しかし、当時の私はそれを認めなかった。これは修行だと言い聞かせた。それで……」

 聞いていた俺達は唾を飲み込んだ。

 リリアはその日も、俺達が出会った日と同じように、訓練場の屋上で、板金鎧プレートアーマーを身に纏い、一人で修行に励んでいた。額に汗を浮かべ、身も心も薄っすらと疲れた中で、何度目かの〈強化〉エンハンスを唱えた。

 当時のリリアはレベル2。小さな杭を手にした天使が二体現れる。その内の一体には背中に打ち込むように念じる。霊体の杭が、板金鎧プレートアーマーの装甲がないかのように背中の真ん中にあてがわれ、挿し込まれる。

「ふうぅ……」

 背中の見えない穴が押し広げられ、杭が潜り込んでいく。何度も使い込んだ穴だ。問題はない。背中の筋肉が張りつめ、鎧が少し軽くなる。そして、二体目の天使に、念じた。天使がリリアの後ろに回り、杭を構える。その杭はリリアの背中を下に、腰より下がり、腰当ての下から、上向きにお尻を狙う位置に来る。杭がお尻に近づく。双丘の真ん中から会陰へ向かう途中、両脚の付け根、その一点に、挿し込まれた!

「ああああ!」

 リリアは両膝から崩れ落ちた。反射的に魔法を打ち切った。杭が直腸から消える。しかしその穴は、一年前に攻め立てられた古傷をしっかりと思い出し、ぱっくりと開いてしまった。日々の節制で少しずつ溜まっていたものが一気に噴き出してくる。

「んんんんんん!」

 リリアは無意識の内に右手で股間をまさぐろうとした。しかし、小手をはめた右手は、腰当てに遮られ、なかなか股間に届かない。もしもその時、リリアが鎧を纏っていなければ、リリアの右手は一気に股間に潜り込み、自らの純潔を奪っていたかもしれない。

「あああ……あああ……」

 とにかく、全身を駆け巡るこの衝動を、なんとか吐き出さないとおかしくなってしまう。リリアは、この状況に対処するため、再び〈強化〉エンハンスを唱えた。その時のリリアは、それが最も適切な判断だと信じて疑わなかった。正しい判断だと思って天使に念じる。天使が杭を構え、お尻の穴に挿し込む。

「んああああああ!」

 リリアがお尻を震わせる。鎧の中の鎧下がぐっしょり濡れる。二体目の天使も術者の指示に従い、杭を構え、お尻の穴に挿し込む。二本挿し! リリアの体がびくんびくんと痙攣を何度か繰り返すと、がくんと力尽きた。

 目覚めたリリアが見た天井は、見知らぬ訳ではなかったが、久しぶりの天井だった。伯母の家で寝かされていた。思考がぼんやりする中で、横を見ると伯母が椅子に座って、目を瞑っていた。その途端にはっきり目が覚めた。

 顔が青ざめていく。こんなに伯母を恐ろしいと思ったことはなかった。叱責されるのが怖いのではない。失望されるのが心の底から怖かった。完全に終わった。あれだけ信頼されていたのに。あれだけ期待されていたのに。それを裏切ってしまった。

「あ……あ……あ……あ……」

 動けない。声も巧く出せない。今まさに処刑されようとしている囚人の気持ちだった。伯母が目を開けた。リリアは目を瞑った。その途端、リリアは抱きしめられた。

「大丈夫だ。大丈夫だぞ。そなたは依然として聖騎士だ。よく頑張ったな」

 リリアは目を開けた。状況が飲み込めなかった。

「そなたは聖騎士として正しい判断をしたのだ。少し、頑張り過ぎたようだがな」

 伯母は微笑んでいた。その夜は、実に久しぶりに、伯母と一緒に寝た。

「一体、どういうことなのです?」

 翌朝、リリアは伯母と朝食を取りながら、自分の身に何が起こったのかを聞いた。伯母は丁寧に教えてくれた。

 聖騎士に昇格するに際し、当事者は蜜の味を教え込まされる。知った上で律することを求められる。しかし重要なのは、律することであって、悦楽を無視することではない。なぜなら、悦楽もまた人の営みの一部であるのだから。堪え続ければ、いずれ溢れ出す。それは人である以上仕方ないことなのだ。重要なのは、いかに節度を守って処理するか、なのだ。

 当然、みだりに悦楽に耽ってはならない。純潔を保たなくてはならない。ではどうするか。聖騎士のクラス能力は、冒険において実に有用であるが、それだけではない。昇格の儀式において、尻の穴に蜜を塗り込まれるのは、股間を攻めない優しさであり、その後の試練の布石となる厳しさでもあるが、それだけではない。ヒントは与えられていた。

 〈強化〉エンハンスの杭で尻の穴を抉り、悦楽を発散しても、それ自体は聖騎士の資格に影響しない。それが、伯母が教えてくれた聖騎士の真実だった。

 それを、このような事態になるまで教えなかったのには理由があった。始めから抜け道があることを知れば、それは堕落への抜け道にもなってしまうからだった。杭を使うこと自体は資格に影響がなくても、それに溺れてしまえば、その時点で資格を失う。

 通常は、半年に一回くらいの頻度で使うのが、節度を守る目安だという。それをリリアは一年近くも耐え忍び、ギリギリの状況の中で、自力で正解に辿り着いたのだ。伯母は顔をほころばせ、誇りに思う、とリリアを称えた。

 リリアは自信を取り戻し、再び聖騎士の道を歩み始めた。それが、リリアが語ってくれた、恥ずかしくも誇らしい話の全てだった。

「やっぱりリリアはすごいなぁ。あたしだったら一か月ももたないよ」
「聖騎士は本当に大変なんですねぇ」

 アザミとルシルは深く感心していた。

「この際だ。もう一つ言っておくことがある」

 リリアはみんなを見回し、特に俺を見た。

「前にも言ったように、私の節制をルシルやアザミに手伝ってもらうことはできない。しかし、勇者殿は違うかもしれないのだ」
「どういうこと?」

 俺のどこが違うのだろうか。むしろ男の俺が一番まずいんじゃあないのか?

「聖騎士の私でも、神の使い相手なら、心を溶かされても問題ない。そして、異世界から召喚される勇者は神の使いとして扱われると考える学説があることを、伯母上から教えられた」

 そんな考えが。

「じゃあ、あたしやルシルとはまずいけど、勇者となら契りを交わせるってこと?」
「いや、神の使い相手でも純潔を奪われる訳にはいかない」
「それでも、勇者様と体を重ねられるということですよね?」
「ああ。しかし仮説の段階で、確証が得られている訳ではないらしい」

 確認するには、聖騎士の誰かが資格を失う覚悟で試すしかないのだろう。仮説を試せるほど聖騎士は居るのだろうか。

「伯母上は、私の身を案じて、そんな説を教えてくれたのかもしれない。自身が聖騎士の孤独を知っているだけにな。私はその説に頼る気はないが、それでも、真実であってくれたら良いとは思っている」

 リリアは俺を見る。

「俺も、真実であることを願うよ」
「真実だったその時は、子作りはできなくても、そのお尻で、勇者のを存分に受け止められるんだね」
「うわ、やめてくれ。そんなことを思い描いてしまったら、節制するのが難しくなる」
「もう、駄目ですよ、アザミ」
「ああ、ごめん、ごめん」

 みんなから笑みがこぼれた。みんないろんな話を語ってくれた。おかげで疲れを感じることなく基地まで戻って来た。まだ夕方までは少し時間があるが、小鬼ゴブリンの処理場には何人か人の出入りがある。

「勇者様、今日の晩ご飯はもう決めてあるのですか?」
「いや、まだだよ。それも決めないといけないね。連日屋台というのもなんだし」
「それでしたら、あそこにしませんか?」

 ルシルは基地の事務所の前の食堂を指差した。

「そういえば、牧場獲れ立ての豚鬼オーク料理が名物なんだってね」
「採掘場で訓練し、採掘場のものを食べるというのは悪くないな」

 アザミとリリアも食堂を見る。

「晩ご飯にはまだ早いけど、持ち帰りできるものがあれば、それにしよう」
「はい」

 みんなで食堂へ向かう。朝通りがかった時は人影がまばらだったが、広場に用意された席は結構埋まっていた。奥にある食堂へ行き、メニューを見る。名物は、普通のホットオークの倍の長さがあるロングオーク。パンの大きさは普通だが、その両脇からソーセージが大きくはみ出している。他にもこの山で採れる山菜をふんだんに使った鉄板焼きや、石窯で焼いたピザまである。

「食べるのは、山を下りてからなのですか?」

 ルシルの目が訴えている。

「どれも作り立てを食べないと、もったいないんじゃない?」

 アザミも訴えてきた。

「今、食べられるだけ食べて、残りを持って帰るという手もあるぞ」

 リリアが策を授けてくれる。

「ここで食べてしまおうか」

 俺も、辺りに漂う匂いに負けた。

「「「おー!」」」

 三人娘が歓声を上げる。ならば場所を確保する必要がある。

「俺は場所を取っておこう。荷物を預かるよ」

 俺は荷物を抱えて広場に戻った。まだ席はあった。確保。テーブルの周りの四つの席の内、三つに預かった荷物を置いて、残りの席に腰を下ろし、一息つく。今、この時間に基地に居るのは、多少のことがあっても、街の門限に間に合うようにするためだ。しかし、馴れてくれば、もう少し基地に戻るのを遅らせて、晩ご飯の時間に少しでも近づけてもいいかもしれない。辺りを見回す。いや、そうすると、席が埋まってしまうかもしれない。難しいところだ。

「待たせたな」
「晩ご飯ですよー」
「まだ夕暮れ前だけどね」

 三人娘が盆に料理を載せてやって来る。ルシルが持ってきたのは、ロングオーク二つと、鉄板焼き。リリアが持ってきたのは、ロングオーク二つと、熱々の石窯ピザ。そしてアザミはジンジャーエールのジョッキを四つ運んできた。テーブルいっぱいに並べられる。みんな、料理から目を離さず席に着いた。

「「「「いただきます!」」」」

 まずはジンジャーエールを喉に流し込む。一日の疲労が洗い流される。旨い! ピザはまだ熱々だ。ならばと鉄板焼きに手を伸ばす。フォークで端を切り取り、口へ運ぶ。山菜の香りが鼻から抜ける。そしてロングオークにかぶりつく。この山の自然に育まれた豚鬼オークと、この山の自然そのものが口の中で合体。旨い! 再びジンジャエールを喉に流す。

 リリアも鉄板焼きを堪能している。アザミはロングオークを咥え込む。そしてルシルはピザに口をつける。チーズがとろっとろだ。まだ熱いらしい。しかし食べられない熱さでもないらしい。ならば俺もピザだ。手を伸ばして一切れ掴む。零れ落ちるチーズをフォークで受け止め、載せ直す。口へ運ぶ。熱っ、熱っ、熱っ。

「うまああああい!」

 気が付くと、なんとみんな食べてしまっていた。ちょっと食べ過ぎた。腹が張っている。ルシルのお腹が膨れていた。アザミのお腹も膨れている。リリアは鎧で見えないが、鎧の下は大変なことになっているみたいだ。少し腹の辺りを押さえている。

「街まで下っていけば、丁度いい腹ごなしになるよ」

 俺の言葉に、三人娘は苦笑いしながら頷いた。空の食器を食堂へ返し、荷物をまとめて下山の準備をする。下りる前に、俺とルシルは売店で矢を補充した。アザミは小刀ダガーを飛び道具としても使うが、それもここで補充できるようだ。そして街への帰途についた。
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