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第二章
38.
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✴︎
俺とカラミラは、買い物をしていた。
必要な道具とか、武器とかを調達していた。
「料理とかできたっけ?」
「私は……ある程度は、できた気がしますが……」
「じゃ、料理は、任せる」
「は、はい」
「だって、確か俺の料理食ったことあったよな?」
「あれは……もう二度と食べたくありません……」
「だよな」
俺は、初めてカラミラと迷宮であって、食べた料理を思い出す。
あの料理は、かなり高級な肉を手に入れたのにもかかわらず。
見た目しか美味しそうに見えなかった。
というより、まずかった。
食べられないとまでは、言わない料理だった。
「というわけで、迷宮内での食事は、主に迷宮内で採れた食材でするから……」
「買う必要は、ないですね」
「フライパンとかっている?」
「入りますよ!」
「そうじゃなくて、こだわりとか、こうゆうのだったらいいなとか」
「特にないですね……あ、あのそこが丸っこい鍋があったらなんでもできるので、あれがあれば十分ですよ」
「買わなきゃな……」
「え?ないんですか?」
「す、スープを作るための鍋しか俺は、持ってない」
「えー‼︎」
カラミラがびっくりしていた。
「じゃ、買わないとですね」
「そうだな……」
俺は、そこが丸い鍋を取って、会計をする。
俺とカラミラは、買い物をしていた。
必要な道具とか、武器とかを調達していた。
「料理とかできたっけ?」
「私は……ある程度は、できた気がしますが……」
「じゃ、料理は、任せる」
「は、はい」
「だって、確か俺の料理食ったことあったよな?」
「あれは……もう二度と食べたくありません……」
「だよな」
俺は、初めてカラミラと迷宮であって、食べた料理を思い出す。
あの料理は、かなり高級な肉を手に入れたのにもかかわらず。
見た目しか美味しそうに見えなかった。
というより、まずかった。
食べられないとまでは、言わない料理だった。
「というわけで、迷宮内での食事は、主に迷宮内で採れた食材でするから……」
「買う必要は、ないですね」
「フライパンとかっている?」
「入りますよ!」
「そうじゃなくて、こだわりとか、こうゆうのだったらいいなとか」
「特にないですね……あ、あのそこが丸っこい鍋があったらなんでもできるので、あれがあれば十分ですよ」
「買わなきゃな……」
「え?ないんですか?」
「す、スープを作るための鍋しか俺は、持ってない」
「えー‼︎」
カラミラがびっくりしていた。
「じゃ、買わないとですね」
「そうだな……」
俺は、そこが丸い鍋を取って、会計をする。
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