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今日もまた、彼女の目の前で密会の約束する
嫉妬なんてしないことくらいわかっているのに、笑顔で食事を続けている彼女を見て落胆する
女がいなくなり、謝罪をすると巻き込まないでくれと怒られた
僕が婚約者だから難しいんじゃないかと言えば、お互い二人が婚約者である必要はないから婚約解消してくれと言ってきた
あぁ、君はわかってない
体制も政略も今じゃ関係ない
僕が君じゃないとダメなんだ
僕が君である必要があるんだよ
それを伝えれば、僕だけはごめんだと言って先に行ってしまった
当たり前のことを言われたのだとわかっていても、彼女に直接言われると堪える
急いで食事を終わらせ彼女の後を追うと、彼女が誰かと話しているのが見えた
嫌な予感がしたが、案の定その予感は的中した
彼女は幼馴染のあいつと話していた
それも、僕の前では見せなくなった貼りつけただけの笑顔ではなく心からの笑顔で
怒りを何とか鎮めて、彼女の名前を呼びながら駆け寄る
それからあいつにも一応挨拶してから、またレティと軽口を叩くと、レティはブラッドに劇場に行こうと誘いだした
それも幼馴染の婚約者も一緒にだけれど、、
僕は彼女に誘われたこともないのに、、
彼の思い人を誘ってまで、そいつといたいの、、?
まぁそんなこと言えるはずもなく、口に出そうになったのを誤魔化した
そして、ない予定を理由にその場から離れた
でも離れてすぐ彼女に舞踏会の話をするのを忘れていることを思い出し、きた道を戻った
まだ二人は話ているようでしばらく離れているとレティが取り乱してるのがわかった
「好きなんですもの!」
前にも同じようなことが、、
少し離れたところにいるため、それ以外はよく聞こえないけれど途切れ途切れで話が聞こえてくる
なんだか少し揉めているようで、「どうしたら私を見てくれるの?」とまで聞こえてきた
泣いている彼女にあいつが触れようとして、怒りが頂点に達してしまった
僕は彼女抱き寄せ、目の前にいる男を牽制する
それから彼女に今日はもう一緒帰ろうと伝えると、彼女はそれを拒絶した
先約があるのだからそっちに行ってと、、
先約なんてないし、あったとしても彼女より優先するべきものなんて僕にはないのに、、、
何とか説得しようと思い、口を開くと彼女はそれに被せるように前に見た演劇を思い出しただけだから気にするなと言ってきた
それもポポロ涙を流して、いつも完璧に笑顔を貼りつけているのにそれさえも出来ていないくせにだ
それを言えば、彼女はハッとしたように急いで顔を隠すように俯いた
もうすでに見ているから遅いというのに、、
レティはどこまでも愛らしい
手遅れだということを言いながら彼女に言い聞かせるように、彼女の目を見て帰ろうと言うと何故か彼女は気絶してしまった
慌てて病気か何かかと確認するとそうではないようで、とりあえず落ち着き彼女を横抱きにしながら馬車があるところまで行こうと歩みを進めた
だけど途中でブラッドに呼び止められる
何を言うのかと思えば「もっとレティシアを見てあげてほしい」と言われた
お前にだけは言われたくない
レティにあんなに愛されているくせに
気持ちに応えられないのであれば彼女と関わるのはやめるべきだろ
今日だってそれで泣かせたんだろう??
そう考えるとさらに怒りが込み上がってくる
その後は言いたいことを言って、馬車へと向かった
__________________
本日もお読みくださりありがとうございました😊
うーん、なんとも言えない状況ですね。
ちなみに次かその次くらい💭からクリスは逃げるのはやめて主人公と向き合おうと奮闘し始めます。
*この物語で、不快感を抱かせてしまいましたら申し訳ございません。
その場合は読むのを中断していただけると幸いです。
もう少しだけなら読んでもいいかなと思っていただけましたら、引き続き次回もお読みくださると嬉しく思います。
次回更新日は、まだ未定です💧🙇♀️
嫉妬なんてしないことくらいわかっているのに、笑顔で食事を続けている彼女を見て落胆する
女がいなくなり、謝罪をすると巻き込まないでくれと怒られた
僕が婚約者だから難しいんじゃないかと言えば、お互い二人が婚約者である必要はないから婚約解消してくれと言ってきた
あぁ、君はわかってない
体制も政略も今じゃ関係ない
僕が君じゃないとダメなんだ
僕が君である必要があるんだよ
それを伝えれば、僕だけはごめんだと言って先に行ってしまった
当たり前のことを言われたのだとわかっていても、彼女に直接言われると堪える
急いで食事を終わらせ彼女の後を追うと、彼女が誰かと話しているのが見えた
嫌な予感がしたが、案の定その予感は的中した
彼女は幼馴染のあいつと話していた
それも、僕の前では見せなくなった貼りつけただけの笑顔ではなく心からの笑顔で
怒りを何とか鎮めて、彼女の名前を呼びながら駆け寄る
それからあいつにも一応挨拶してから、またレティと軽口を叩くと、レティはブラッドに劇場に行こうと誘いだした
それも幼馴染の婚約者も一緒にだけれど、、
僕は彼女に誘われたこともないのに、、
彼の思い人を誘ってまで、そいつといたいの、、?
まぁそんなこと言えるはずもなく、口に出そうになったのを誤魔化した
そして、ない予定を理由にその場から離れた
でも離れてすぐ彼女に舞踏会の話をするのを忘れていることを思い出し、きた道を戻った
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少し離れたところにいるため、それ以外はよく聞こえないけれど途切れ途切れで話が聞こえてくる
なんだか少し揉めているようで、「どうしたら私を見てくれるの?」とまで聞こえてきた
泣いている彼女にあいつが触れようとして、怒りが頂点に達してしまった
僕は彼女抱き寄せ、目の前にいる男を牽制する
それから彼女に今日はもう一緒帰ろうと伝えると、彼女はそれを拒絶した
先約があるのだからそっちに行ってと、、
先約なんてないし、あったとしても彼女より優先するべきものなんて僕にはないのに、、、
何とか説得しようと思い、口を開くと彼女はそれに被せるように前に見た演劇を思い出しただけだから気にするなと言ってきた
それもポポロ涙を流して、いつも完璧に笑顔を貼りつけているのにそれさえも出来ていないくせにだ
それを言えば、彼女はハッとしたように急いで顔を隠すように俯いた
もうすでに見ているから遅いというのに、、
レティはどこまでも愛らしい
手遅れだということを言いながら彼女に言い聞かせるように、彼女の目を見て帰ろうと言うと何故か彼女は気絶してしまった
慌てて病気か何かかと確認するとそうではないようで、とりあえず落ち着き彼女を横抱きにしながら馬車があるところまで行こうと歩みを進めた
だけど途中でブラッドに呼び止められる
何を言うのかと思えば「もっとレティシアを見てあげてほしい」と言われた
お前にだけは言われたくない
レティにあんなに愛されているくせに
気持ちに応えられないのであれば彼女と関わるのはやめるべきだろ
今日だってそれで泣かせたんだろう??
そう考えるとさらに怒りが込み上がってくる
その後は言いたいことを言って、馬車へと向かった
__________________
本日もお読みくださりありがとうございました😊
うーん、なんとも言えない状況ですね。
ちなみに次かその次くらい💭からクリスは逃げるのはやめて主人公と向き合おうと奮闘し始めます。
*この物語で、不快感を抱かせてしまいましたら申し訳ございません。
その場合は読むのを中断していただけると幸いです。
もう少しだけなら読んでもいいかなと思っていただけましたら、引き続き次回もお読みくださると嬉しく思います。
次回更新日は、まだ未定です💧🙇♀️
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