泡沫の欠片

ちーすけ

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業界的展開の迷走

気持ち悪い

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本日も事務所で雑用捌いていた私に、珍しい電話連絡が来る。
電話連絡って言っても、LINE通話だけど。
当然相手は限られており、本日のは、慣れ親しんだ下の娘さんからだった。
まあ、もう一人は、現在まだ、連絡制限中なので連絡は来ない。
それ以上に追い詰められ中なので、私も関わり合いたくない。
言いたいけど言えないって言うか、多分大丈夫な筈だから、遠くで見守るしか出来ない的な?
『カエちゃん。ミーがおかしいんだけど』
希更の一発目の言葉に頭を抱えたくなる。
「おかしいの定義が私にはちょっと分からないと云うか、今、ミーは難しい役をしてて、結構追い詰められているから、多少の言動の危うさは気にしなくてイイと思う」
『ミーは元々恋愛脳だから、ちょっとおかしいしね』
そこに同意を求められても困ると云うか、下の娘さん、相変わらず姉に厳しいですねと思っていたら、音合わせで籠っていた三人が寄ってきて、珍しく電話している私を見るので、仕方なしに希更に声をかける。
「今、SPHYの恋愛経験多彩な3人が出て来たけど、話聞く?」
『セイちゃんのは恋愛経験じゃないよね? ちょっと、アレな…まあ、私よりマシなのかな?』
ごめんなさい。
私にも答えようもないと思いつつ、張り付いてくる清牙に何しても無駄だとハンズフリーにする。
なにしろこの3人、無駄に耳が良いので、今の音声クリアなスマホだと、近場にいれば、当たり前に話し声を拾ってしまう。
って言うか、隠して無駄に不機嫌になられるのも面倒臭いので。
『ここの所ミーのLINEが、共演者の人の話で、気持ち悪い』
娘さん、ぶっちゃけ過ぎである。
お姉ちゃんにもっと優しくしてあげて。
あの子今、相当追い詰められて視野狭窄な精神緊迫状態だから。
精神異常への圧迫ギリギリだからね。
「気持ち悪いって、アイツ、大抵の男、一対一なら叩きのめせる筈だぞ」
清牙?
あんた、何教えてんの?
私、普通に護身術しか聞いてないよ?
だからマー君が中途半端良くないとか、恐ろしい事言いだしたのか。
これ、絶対、今の撮影終わったら、あの子をどこぞの道場に放り込まねばならない。
御園さんや筧さんにも相談だよね。
筧さんの流派とかとも共通点合った方が制御し易そうだし。
『そう言うのじゃなくて、頭に花咲いてる感じ』
「うわぁぁ、そう来たか」
舞人君の言葉に、駆郎君の目が氷だ。
「希更ちゃん。僕も詳しくないんだけどね。お芝居するでしょ? 特に恋愛絡むようなのだと、現実とお芝居の境界線無くなって、ちょっとおかしくなっちゃう事も、あるみたいだよ。今はそっとしておけば、終わったら落ち着くと思う」
『そうなの?』
突然3人が会話に参加しても動じない、強心臓の希更に、何と答えたモノか…悩む。
『カエちゃん色々出てるよね? その度に共演者の人好きになっちゃうの? あれ? そうなると、セイちゃんと色々してるから、セイちゃん好き? いや、そんな感じ、全然ないよね?』
「希更。楓は、俺のこと相当好きだからな」
『でも、ミーみたいな気持ち悪い連絡はないよ』
「……」
だからそこで、私を睨むな。
胸を鷲掴むな!!
「気持ち悪いって、ちょっと、共演者にふわふわしてるだけだろ」
そんな舞人君の苦笑いの言葉に、希更は嫌そうに言う。
『なんか、その人の事で頭も胸も一杯で、会いたくて仕方がないらしいよ』
うわぁ。
壮太やり過ぎ。
あんた、なにやってんの?
私、手加減しろって言ったじゃん。
十代の田舎育ちの小娘に仕掛けるには、畳みかけ過ぎじゃ。
「カエさん。共演者って、誰、でしたっけ?」
にこやかな駆郎君の言葉に、言葉を口にしたくなくなる。
『疾風壮太って人。今はあんまり、テレビには出てないみたい』
希更?
アンタ、壮太が最近、テレビに出てないトコまでで、調べるの、終わらせてるよね?
余計なことまで調べてないよね?
『ちょっと前に、暴力事件起こしたみたいだけど、不起訴、で、慰謝料、払ったみたいな記事は見つけた』
あんた、ホント、余計なこと調べなくていいからね?
今のネット社会、ホント余計なことが、簡単に分かり過ぎて良くない!!
「楓」
耳元で呼ばれる清牙の声に、ゾクンっと鳥肌が立つ。
「いや、壮太は、そこまで性悪じゃないし、ちゃんと分かっててやってるつーか」
あ、余計なこと、口から零れた。
『カエちゃん、知り合いなの?』
ここで嘘言うのもなぁ。
双子に聞けば、一発でバレる。
「小学校の時から」
「「「はああ?」」」
ですよねぇ。
相手は大衆演劇出身とは言え、業界ではそこそこ知名度がある。
なにしろ、巧い上に若くて使いどころは山程ある役者なのに、短気で喧嘩っ早いけど、そこには納得出来る理由もあるとかで、一応の業界信頼度もあるのだ。
先生が取り合えずでピックアップしたけど、そこはどこから引き上げるかの話でしかないくらいには、使いどころを競い合っていたのだ。
リスクを考えれば、最初にはなりたくない。
だけど、使い勝手は良いので早く出てきて欲しい的に。
「一応言っとくけど、偶然だからね」
「偶然で小学校の知り合いと共演、なんですね」
駆郎君、黒い!
「カエさん、あんた、業界に伝手、多過ぎない?」
舞人君、それは気の所為。
気が付いたら、結構いただけの話なのよ?
「んで、ミーが頭に花咲くほど、そいつと絡んでんのか? あいつ、まだガキだろうが」
清牙の低い声に溜息が出る。
「役者に恋愛絡み除くの無理だってば」
「暴力事件起こす様な男が相手で?」
いや、まあ、心配してくれるのは有難いんですが…。
「希更。心配しなくても、駆郎君の言う通り、終わって時間が過ぎればすぐに戻るから、今は広い心で聞き流したげな。アイツはまだ、未熟なんですよ」
『まあ、ミーはすぐに彼氏出来て、ちょっとしたら別れたり、揉めたり色々あるから、カエちゃんが言うなら気にしない。けど、今回、相当に気持ち悪いよ』
そこまでか。
壮太、本当にやり過ぎてないよね?
私は信じてるからな?
お前の、未成年NGの貞操観念だけは。
「ミーはね。まだ演技することを知ったばっかで、本当に、ダメダメなのね。芝居と現実の区切り付けられなくて戻ってこれないとか、ド下手の典型だから。そのうち上手くなるのを待ってやれ」
『お芝居と現実が分からなくなってるの?』
「その時点で芝居じゃないんだけど、ミーはまだ初心者って言うか、分かってないんだよね」
時々いるんだよね。
役にのめり込み過ぎてなかなか戻れないとか、平気で言う、ド素人が。
自分の芝居に酔っているというより、それ、精神疾患だから。
自分で自己陶酔入って気持ち良くなって、その気持ち良さを継続させたいだけ。
それは芝居で役を演じているんじゃなくて、自分の感情を自分のまま叩き付けているだけで、周りにそれを一方的に押し売りしているだけで、何も受けていないのだ。
自分の中にある感情を引き出すのは、役者の基本中の基本で、そこに色付けして、役を人柄を作る。
そこで出来たものを、相手と周りと受け合って初めて、芝居が出来上がる。
相手を受けて返すことが出来ないのは、演技ではない。
そこにある台詞を言えないのも、それは役ではない。
当然、自分の感情に酔って切り替えられないなんてのは、芝居ではない。
舞台などで長くやれば、その時の作り上げた癖なんかでちょっと引っ掛かることはある。
だけど、感情で降りてこない、引き摺るなんて言うのは、演技なんか出来てない、自己満足の感情さらけ出して自分に酔っている勘違いなド下手の思い込みでしかない。
ましてや、「○○は××なんて言わないと思うんですよね」とか偉い人に言っているのは、お前が言えないんであって、役が作れてないだけ。
要するに、役を作ることが出来ないド素人が、ガタガタほざくな。
監督の指示通りにまず出来なければ、役者じゃねぇ。
アドリブ出していくのはそれからにしろって話は、飲みの時には腐るほど聞く。
役者飲み会のアルアルなんだけど、これ、説明するの、難しいんだよね。
役者じゃない人には特に。
私も、最初は言われる意味分かんなかったけど、芝居だと自分で考えられる時点になって初めて、そう云う事かって分かった事だし。
受けも出来ない奴が芝居を騙るなって憤る人、結構いるしな。
叱って注意勧告されているだけ、マシだって、後になって気付くんだけどね。
本当のド下手には、巧い人程何も言わないので。
なにがなんでも、合わせてあげるだけで終わる。
相手は役者じゃないのだ。
懇切丁寧に指導してやる意味もない。
真面目に付き合ってやる時間が無駄。
さっさと終わらせて、今後が無い事を祈る。
だが哀しい事に、そういうの程、役が下りない引き摺るとか、平気で言うのだ。
恥ずかしげもなく。
接待芝居されて調子に乗ってるの見てても、痛いだけなんだけど。
これも、役者じゃないと理解出来ない。
役者じゃなくても理解出来る人はいて、でもやってみろって言われて出来ないのが、監督スタッフ関連。
いや、役者じゃないし。
なんで、そこで、ソッチにブチ切れるのかが、良く分からんのだが?
「説明、難しんだけど、まあ、舞い上がってるだけだとでも、思ってやって」
『ミーは今、その人が好きで仕方がないみたいに思えるのに、好きじゃないの?』
ああ、どうしよう?
さらに難しい問題言われても、答えられんがな。
「芝居している時は、確かに好きなんだよ。だけど、頭のどこかに冷静な自分がいないと、芝居にはならないし、そこからの切り替え展開は、その人それぞれの裁量って言うかねぇ」
実際問題、ドラマ共演が切っ掛けで恋愛結婚って、業界では珍しくない。
その反面、スピード結婚離婚と激しいのも、無茶苦茶多いけど。
「ただ、恋愛って、どんなことが切っ掛けだったとしても、起きる時は起きるし、起きない時は起きない訳で、今回はまあ、起きないわな」
壮太は仕掛けただけで、全く本気じゃない。
壮太は芝居の為に恋愛は出来るけど、恋愛の為に芝居を辞める事はない。
そこの境界線が理解出来るか出来ないかの辺りは、結構厳しい。
ミーにそこまでの覚悟があるとは思えないし、度量もなぁ。
天然だけど、アレ、結構気難しいし。
『それって、疾風壮太さんはお芝居って前提あって、今、ミーの相手してるだけ。けど、ミーはそれが分かってないって事だよね? ミー泣かない?』
なんだかんだと、仲が良い姉妹だからね。
心配なのは分かるんだけど…。
「希更。今まで、ミーが彼氏と付き合った別れたって、口出そうと思った?」
『良く、分かんなかったし』
「今口出そうとするのは何で?」
『口、出したいんじゃなくて、ミー、今、1人だから』
だよね。
今までは、苦しくて悲しくて…どうしようもない時、希更だの姉ちゃんだのに、八つ当たりは出来た。
それに友達だって普通にたくさんいて、ただ一方的な耳に優しい慰めだって、幾らでも聞けた。
だけど今、ミーは家族と離れて暮らしているし、友達らしい友達もいない。
そして今回は、私が敵対共演者なので、何も口出せない上に、終わったとしても微妙過ぎてアレな感じ。
そう云うの、希更も分かってるのかいないのか…。
「終わって泣きついてきた時に、ボロクソ叩きのめせ」
「そこで叩きのめすのは可哀想過ぎないか?」
舞人君は結構常識人だよね。
「こういう世界にいる以上、それに耐性つけないと神経死ぬし」
「そう言えるぐらいの何かが、あったんですか?」
にこやかな駆郎君の言葉に詰まっていたら、清牙に耳を噛まれて変な声が出る。
「うひゃ」
『カエちゃん? 今、セイちゃんになんかされた?』
限定的適切な突込みありがとう!!
「希更。とりあえず、今はミーの話だけ聞いてやれ。終わっておかしかったらこっちで何とかする」
『セイちゃんが?』
「俺らと楓だな」
『うん。分った。どうせ、私には、話を聴くしか出来ないし』
「希更ちゃん違うよ。絶対的な味方である希更ちゃんが、ちゃんと向き合って話を聞いてくれるだけで、安心出来る。落ち着けるんだよ。聴くしか、じゃない。聴いてくれて、嬉しいんだ。希更ちゃんが大事な時間を、僕の為だけに使って、真面目に聞いてくれることが」
『そっかな? 私、カエちゃんと一緒で、優しくないよ』
そこで私と一緒は余計です。
まあ、私は本当に、優しくはないけど。
「なんで? こうして心配して、美凉華ちゃんの事一杯考えている希更ちゃんは、とっても優しいし頼もしい、味方だよ。そうしてくれるのが分かるから、俺も嬉しい」
『そう、なのかな? 良く分かんない。分んないから、取り敢えず、今は話を聞く…聞いて、正直に答えちゃってイイのかな? 今までも、良く分からないままに、ミーが浮かれ過ぎて気持ち悪いとか言い返してたんだけど』
そこは、相変わらず辛辣なのな。
そして言い終わった後に、多少なりとも言い過ぎたかも…と不安になって、連絡してきた、と。
らしいっちゃらしいんだけど。
「それは良いよ。客観的な意見は常に必要。特に今は、ちょっと精神不安定状態だから。いつも通りが一番」
『分かった。いつも通りね。頑張ってみるけど、泣かせたらごめんね。多分、そっちに当たり散らすんじゃないかと』
それはどうかな?
今は私には向けられないだろうから、方向性は御園さんか筧さんだと思われる。
「それも大丈夫。希更はいつも通り。またなんかあったら連絡しな」
『うん。皆ありがとう。忙しいのにごめんね。駆郎君もまた、忙しくない時にね』
「うん。またね」
そのままにこやかに終わってくれれば良かったのだけど、私の身体に回った清牙の腕の力に、骨がミシミシ言ってそうな…。
「楓。今、どういう状況だ?」
いや、どうこう言われても?
その通り清牙に言ったら、怒り狂う…言えないことが山盛りなので、どうしよう、かなぁ?
「皆様もご存じの通り、初心者へのちょっと厳しい洗礼中の為、ミーは追い込まれてギリギリで、ちょっと思考が危うくなってる感じ?」
先生なんて、元からがただでさえキツめなのに、張り切って育成とか言い出してるから、ミーは大変だと思う。
先生に、新人育成は向いてないと思うよ。
見た目も言動も大らかに見えるのに、決して優しくない先生。
もっと、心底大らかで、緩い人から始めるべきだと思うと云うか、もう始まってる段階では言えないんだけど。
「つまり、なんもかんも含めて仕掛けてんだな?」
清牙の声が刺々しい。
そこまで、今の、まだ未成年でしかない美凉華に、やる必要性あるのかとか、色々、まあ、折角出来た妹分、泣かせたくない優しさなんだろうけどねぇ。
「ミーが役者やりたいなら、避けては通れない道だね」
「難儀だな」
舞人君は呆れたように呟き、駆郎君の目が氷。
「泣かせたくはないでしょうに」
「本気で泣かないと分からないこともあるしね」
そう云う追い込まれ方は、普通の生き方じゃ経験出来ないものなので、しなくてもいい経験ではあるけれど、あるのとないのとでは大違いって事でもある訳で。
「楓は」
言いかけて清牙はまた私の首に噛みつく。
「うぎゃっ」
「相変わらず色気のない声」
「変なもんを求めんな!!」
喚いていたら、舞人君がぼそりと告げる。
「今回のソレ、未成年使ってるのに、結構な設定だよな?」
普通は、未成年設定でも、演じる役者は成人越えが当たり前くらいの、内容なんですけどねぇ。
先生、細かいから。
拘りが微に入り細に入り、だから。
その上、手垢の付いた役者、あんま、好きじゃないんだよねぇ、あの人。
あっちこっちで見る役者がいくら上手くても、主演に使うの嫌がってる感じ。
だから、隙有れば清牙に役者やらせようとしている節がある。
まあ、清牙は役者は基本しないけど。
「大丈夫、なんですよね?」
何の心配かなんて細かく聞かないからね。
ブーメラン過ぎて怖いし。
「大丈夫大丈夫。朝チュンレベル」
全体的な大雑把な括りだけで言えば、多分。
先生も清牙の我が儘許容範囲は心得ているから、そこは外さない筈。
ただ、あの人夢中になっちゃうと、制限緩くなる傾向にはあるけど。
時間とかお金とか精神状態とか。
「楓は勿論だけど、ミーも、脱がすのは許さねぇからな」
脱がないとは思うけど、際どいのはあるんじゃないかと…。
「後、曲は早目に言えよ。全部はさすがにねぇだろうけど、これから忙しいから余裕なくなるからな」
ですよね?
そろそろ年末に向けてのライブ準備も必要ですよね?
アルバム準備に加えて、現曲広報に突発的なイベントやらも立ち上がった影響で、SPHY大忙しだし。
だけど、心配いらないよ?
今回、曲の依頼ないからとは、口が裂けても言えない。
っていうか先生、タテの曲依頼、誰にしたんだろう?
どこのミュージシャンも、年末営業に向けて、そこそこ準備で忙しくなってくると思うんだけど?
序に言えば、壮太がギナちゃんの所にもなんか言ってたみたいだけど、どうなったのか?
まあ、私の知るところじゃない。
だってタテに連絡とって、そっちは問題なかった感じだし。
「先生に聞いてみるね」
「おう」
ここで終わっていれば平和だったのだが、業界は狭く弱肉強食の世の中なのである。
後々ひーひー泣くことになるのを、今の私は知らない。
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